志田知子の自己紹介
高見知英
まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の内部をお伝えする、SBCast. Ch2。
今回は、志田知子さんにお越しいただきまして、お話を伺えればと思います。
志田さんどうぞよろしくお願いいたします。
志田 知子
よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いいたします。
それではまず、簡単な自己紹介ということで、伺えればと思います。
志田 知子
私は、薬剤師として、都内の薬局で今勤務しておりますが、それ以外に、
もともとは、神奈川県内の学校薬剤師として15年間、東京都内の学校薬剤師として2年間活動してまいりました。
その際に、小学校が、やはり時代の流れで少子高齢化のために、
小中一貫校を作るために合併をしてしまうため、今年から、
介続していた小学校が、2校とも並行になってしまったんです。
これで、何か今までせっかく続けてまいりました経験を生かせればと思い、
小学校で行っていた薬物乱用教室での経験を、市民レベルで対応できる内容だと感じていたので、
地域向けの薬物乱用教室を、東京都内で今年から始めている次第です。
現在、東京都では、薬物専門講師という独自の講師派遣制度を実施しておりまして、
これは東京都内だけなんですが、講習会を受けて決められた期間内に、講習会を3回実施した者が申請を行うことで、
薬物専門講師の資格を得ることができます。
この資格を来年度中に取得し、活動の範囲を広げられればなと今、模索しております。
薬物乱用教室の実施
高見知英
ありがとうございます。学校薬剤師としてまず活動を始めていて、
そこから薬物乱用教室の活動を今回されているということなんですね。
ありがとうございます。
それでは、こちらの薬物乱用教室など現在取り組んでいる課題について、
伺えればと思いますけれども、具体的にどういうような形での活動を行っているのでしょうか。
志田 知子
先日、高見さんも参加していただいた、慶応大学と港区の共同運営施設である芝の家にて、
住民の人たちなどが参加できる薬物乱用教室を実施いたしました。
サードプレイスのような地域の人たちの行いの場所で、
子どもたちのちょっとした悩みやきっかけに触れることもやっぱりあるのかなと思い、
その際に子どもたちと接する側の大人たちが、どのように子どもたちが出しているサインを受け取って接していけばいいか、
かつその際にどのように対応すればいいかなど、基本的な啓蒙活動とオーバードーズをする子どもたちの環境や状況を理解して対応できるような
地域社会を作るお手伝いをできればいいなと思い、日々小さなことですが活動しております。
基本的に学校薬剤師というのはダメ、絶対という立場で話をするので、
基本はちょっとでも使うことはしてはいけないことという立場でお話ししています。
ただ万が一薬を乱用してしまった場合に、子どもたちはどうしていいかわからなくなってしまいますよね。
そうしますと次の段階になって、オーバードーズや違法薬物を使った場合、病院や保健所など地域の精神保健福祉センターなどに専門の相談場所があるため、
そちらに相談に行ってもらうことや、警察などには連絡がいかないので、安心して相談することができる場所などの対応について地域の人たちが理解してもらえるように活動しています。
基本的に警察は、違法薬物を使う人たち向けの対応をいたしますので、また異なった立場での対応となるため、なかなか相談に行きづらい状況ではあります。
ですので、気軽に相談ができる場所や情報が子どもたちや親に届かないため、この問題は子ども自身で考えたり、
この問題は子どもと親が孤立して考えてしまう状況になってしまうので、できれば地域や社会が気軽に相談し合えたり支えられる世の中になればいいなと思って地域活動を始めました。
地域社会への提言
高見知英
ありがとうございます。
本当に大人たちがどう子どもたちのサインを受け取るかっていうのは非常に重要だなというふうに思います。
やはり何より大人の理解が、そういうような活動やどういうような悩みがというのが必要で、気軽に相談できる場所がないと。
なかなか子どもが何かちょっと困ったなと。
薬物に手を出す手前のサインを発しているのにそこで誰も受信できないと。
そういうようなことになってしまいがちというのがあるかなと思います。
志田 知子
おっしゃるとおりだと思います。
高見知英
そして何より、親のネットワークに依存してしまうので、子どもの交友関係って。
なので、親が知らないことを子どもが知るってすごく難しい。
だからこそ親のネットワークに依存しない何かって、今の時代に特に必要になってきているのかなというふうに思います。
志田 知子
ありがとうございます。
高見知英
ありがとうございます。
だからこそやっぱりそういうような地域の居場所。
本当に芝の家さんもそうですけれども、横浜にも本当に多数のコミュニティカフェと言えるような場所ですとか、
地域の居場所と言えるような場所っていうのはたくさんありますし、
コミュニティハウスとかそのような場所まで含めると、
本当に一つの自治体に大体一つぐらいはあるのではないかぐらい数が多い場所もあったりします。
だからこそそういうような場所に気軽に話しかけに行けるような関係性づくり。
それは子どもたちだけでなんとかできるって問題ではないので、
大人もそういうのを知って、じゃあそのために自分たちはどうすればいいんだろうっていうふうに考えていってほしいなっていうのはありますよね。
志田 知子
どうしても共働きだったり離婚だったり、
今ある家庭の形っていうのが昭和や平成のそれとも変わってきてますので、
やっぱり多様化しており、子どもたちがどうしても相談して話を聞いてもらいたいときに、
その場に聞いてもらえる親だったり家族だったりがいなかったときに、
子どもたちの孤独感はひとしおだと思うんですね。
その際にやっぱりどうしても親はやはりみなさん忙しいのでお仕事もされていらっしゃいますし、
そうすると話を聞けなかったり、どうしても面倒くさくなっちゃってお説教してしまうケースっていうのもあると思うんですよね。
そうしますと子どもたちはますます孤立していっちゃうのかなって感じています。
なのでできたらやっぱり先生にも言えない、友達にも言えないことを関係のない大人に言ってしまう傾向がYouTuberだったりとかあることもありますよね。
高見知英
ですのでやっぱり誰かに話を聞いてもらいたいのは確かなのかなというふうに感じています。
そうですね。それこそSBCast.本編の方でもお話のあった縦のつながりでもなく横のつながりでもない斜めの関係。
こちらが本当に今って子どもにもすごく必要となっているんじゃないのかなというふうに思います。
ただその斜めの関係の重要性に大人って結構コミュニティスペースなり何なりでそういうのを聞く機会って増えたのかもしれませんが、
子どもがそれを知る機会ってあんまりないので、だからこそやっぱりそういう場所がもっと増えることを気軽に話せるような関係があちこちにあることっていうのが重要だなというふうに思いますね。
志田 知子
ありがとうございます。
高見知英
それでは、志田さんがこれからやろうとしていること、考えていること、まとめて一言で何かございますでしょうか。
志田 知子
はい。今後、横浜などにも専門講師の資格を取った後に広げていければいいかなというふうに思っておりまして、
人間の関わり合いをもし持てたらなと思ってSBC.に入って活動しております。
高見知英
ありがとうございます。
それではそちらなどについて詳しくはまた後ほど別の機会でお話ができればと思います。
それでは今回は、志田知子さんに活動の内容等を含めて自己紹介をお願いいたしました。
志田さんどうもありがとうございました。
志田 知子
ありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。