1. おしゃれの呪いを解くラジオ
  2. 289.その欠けている感覚はどこ..
2021-06-28 12:00

289.その欠けている感覚はどこから来るもの? from Radiotalk

第215回でお悩みに回答したリスナーさんからご感想メールを頂きました。こだわりが強すぎてファッションに悩んでいたリスナーさんの結論は「好き勝手やる」。その結論に至った経緯とは・・・?

◆ご感想全文はこちら
https://marshmallow-qa.com/messages/fd0a57ed-b433-4545-95d8-1bbb18ef1b48

◆顔パーツ・体型・カラー診断で、あなたに似合うものがセルフ診断できる書籍「最高にしっくり似合う服選び」好評発売中! https://www.amazon.co.jp/dp/4058012390/

◆既に第12期もお席が埋まりはじめています。もれなく特典がつく先行入学期間は6/30まで!for*styleパーソナルスタイリストスクール https://www.forstyle.biz/personalstylist-school/


ご質問募集中!
https://marshmallow-qa.com/risahisano?utm_medium=url_text&;utm_source=promotion

#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:00
このラジオ、YouTubeチャンネルもありまして、過去のアーカイブをそちらで流しているんですよ。
結構、音声レベルとかもスタッフに調整してもらって、だいぶ聞きやすい感じで編集し直して、アーカイブのものをどんどんアップしていっているんですけどもね。
その編集をしているスタッフに、この間言われたんですよ。
久野さん、これ音楽いりますかねって。今さら?嘘でしょっていう。しかもその音楽作ったのもあなたですよねっていう。
すごくないですか。自分の作った音楽を無駄だったら切ってもいいといううちのスタッフは、非常に私より合理的なんじゃないかと思うんですけど。
どうですかね。いらない?もしかして。私一生懸命ラジオっぽくしようと思って流していたんだけど。
ポッドキャストってそういうもんじゃないのかしら。どうなのかしら。ご感想お待ちしております。
ということで、今日は流さずに行ってみたいと思います。おしゃれの呪いとくラジオ、本日で289回目の配信でございます。
なんか寂しくない?やっぱり。まあいいか今日はね。
はい、おしゃれの呪いとくラジオでございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
本日もよろしくお願いいたします。今週もですね、よろしくお願いいたします。
なんか、最近の人気のポッドキャストはちょっと低めの声でゆったりゆるっと音楽なんかつけて、肩の力を入れずにね、意気込まずにゆるっとやるらしいんですよ。
ほら、私の仕事上での、私の辞書にリラックスするとか肩の力を抜くっていう文字がないじゃないですか。
常に肩の力を入れ、意気込んで生きてきたので、仕事では。
なかなかゆるっと配信しろって言われても難しいんですけど、極力12分で有益なおやけ出しの情報を追って思っちゃうからさ。
すごい早口になっちゃうしね。ちょっと頑張ってみようかな。聞いてる人疲れちゃうかなと思うので、たまにはちょっとゆるっと言ってみましょうか。
こんな感じでちょっとゆるっとで恐縮ですが、また今日もマシュマロにいただいたメッセージをちょっと読んでいきたいと思います。
読みます。久野さんこんばんは。3ヶ月ほど前の第215回でメッセージを取り上げていただいたものです。
ちなみにここで注意しながら読みますね。215回はタイトルお便り発達障害のある男性です。
こだわりの強さで服選びに疲れてしまっていますというタイトルで配信した回でして、男性でここにタイトルの通り発達障害があって、
ちょっと前まではおしゃれを自由に楽しめてたんだけど、ある時からこだわりがおしゃれジャンルにまで発動しちゃったんでしょうね。
いろいろノートに持っているアイテムとか書き出したりして、結構こだわらないとおしゃれをするのにこだわるようになってしまって、
03:06
ちょっと疲れちゃいますみたいなね、そういうお悩みをくださった方です。詳しくは215回の配信をお聞きください。
じゃあ続きを読みますね。その際はとても丁寧なご回答ありがとうございました。
その後どうしていたかというと、何かアイテムが大きく入れ替わったり目に見える変化は少なかったように思います。
いただいた一つ目のアドバイスの、こだわりを持ったままブランドなどをもっと絞り込む方向にはなんとなく行き詰まりを感じていて、
二つ目のアドバイスの、何が引っかかって思ったまま服を選べなくなっているのかを考えてみるというのがずっと頭の片隅にありました。
そしてここ最近心境の変化がありました。ふとしたきっかけで西洋先生術の一部で言われている、月は欠けている能力であるという概念を知りました。
自分の月星座は天秤座で、かっこ占いでよく言われる星座は太陽星座のことで、月星座というのは生まれた時刻や場所から調べると出てくるものです。
美的センス、人間関係、生活、すべてにおいてのバランス感覚が欠けているらしいのです。静かな衝撃を受けました。
自分はファッションセンスやバランス感覚があると思っていました。もしくはその能力が欠けていることをどこかで認めたくなかったのかもしれません。
わからないからこそ、美しくあらねばバランスをとらねばと努力して執着していた気がします。
センスのある人はエクセルでアイテム一覧表とか作らないですよね。
この欠点を解決するには、反対側の星座のおひつじ座の特徴を取り入れることだそうです。
人に好かれようとせず、自分の好き勝手にやるという、まさに自分でも頭でわかっていたし、久野さんもおっしゃっていたあっけないものでした。
ただ占いに感化された話になってしまいましたが、とにかく自分にはバランス感覚がないということを認めて、自分のペースで思ったままに服選びをしていきたいです。
ということで、いろいろ考察されたんですね。ありがとうございます。
そうですね。占いを信じる信じないは人それぞれいろいろあると思うんですけども、何にせよ考えるきっかけ、気づくきっかけにはなると思うんですよね。
たまたまきっかけが占いだったというだけで、いろいろ考えてきた結果、ここまでいろいろ考えてきたからこそ占いでハッとなった。
占いは本当にきっかけに過ぎなくて、ある程度質問者さんの中で結構熟成されてきた考察というか思いがあったからこその気づきなんじゃないでしょうかね。
欠けているっていうキーワードからいくと、ファッションに限らず美術、アートの世界でも何でもそうだと思うんですけど、
バランスの取れた欠けのない美しさもあれば、アンバランス欠けている美しさもあると思うんですよね。
月がすごく太古の昔から人を魅了してきたのも、欠けている美しさっていうのもあると思うんですよ。
06:07
どうしようもなく欠けているものに惹かれてしまうというか、見過ごせないというか、そういう美しさもあると思うしね。
あとはもう一方で凹凸っていう言い方もあると思うんですけど、凹凸があるからこそ、凹んでいるところがあるから伸びているところも生きるっていうのもあると思うんですよね。
だからファッションでもやっぱりバランスの取れた、調和の取れた美しさもあるし、アンバランスの美しさもあると思うので、
あまりバランスっていうのにこだわりすぎなくてもいいのかなっていうのも、もしかしたらもう一つの気づきとしては、考え方としてはあってもいいのかなというふうに私からは思いますね。
あとは欠けているっていうのは、何らかの基準があって生まれる感覚、知覚じゃないですか。
例えば月って本来丸いよねっていう基準があってのを欠けているんですよね。三日月だね、欠けてるねですよね。
この質問者さんのファッションの場合には、自分の中にあるファッションの理想に対しての欠けを感じているんだと思うんですよ。
でもそれって周りからは見えないんですよね、その理想って。
例えばすごく三角形になりたい図形がいたとします。
すごいわかりづらいかな、こうやって。
三角形になりたい。三角形になりたいと思っているんだけど、その三角形になりたい人は三角形にあるべき頂点が欠けてしまって台形なんですよ。台形だとしますよね。
三角形になりたい台形君は、僕は三角形じゃないとこの頂点が欠けてしまっているせいで三角形になれないんだ。
なんとかこの欠けを取り戻さなければと思っているとしましょうか。
でもその隣にいる人は四角で、四角ベストじゃんって思ってたとしますよね。
その四角ベストじゃんと思っている隣人から見ると、その台形君は君の四角形そういう形だもんね、かっこいいじゃん、以上なんですよね。
わかりますかね。
その三角形が理想だというのはその台形君の中だけの話であって、周りからはそうとは限らない。
自分の思っている理想が人の理想と一緒であるとは限らない以上ですよ。
自分の思っている欠けている部分というのが、人にとっても欠けていると映っているとは限らないわけですよ。
そういうことも含めての好き勝手にやろうぜということなんじゃないかなというふうに思います。
欠けは欠けじゃないかも含めて、欠けが欠けじゃないかもしれないし、
欠けは欠けじゃないかもしれないし、
欠けじゃないところが欠けかもしれないとかって考えだしたら他社から、
ああってもうわかんなくなりません。
わかんないやーってなるから、いいじゃん好き勝手でっていうそういう結論でいいんじゃないかなって私は思うんですよね。
09:05
例えばそうですね、私も一応心理職の端くれなので
発達障害はどういう基準で、どういうテストで判明するかというのはある程度わかっていると思うんですけど、
やっぱり発達障害も欠けているとか凹凸があるという表現がよくされたりしますけども、
それも今のこの社会における、今のこの社会で必要とされる能力を平均とした時の欠けじゃないですか。
あくまで今の社会が基準であって、これ社会が変わっちゃったらどんなのか全然わかんないわけですよね。
で、ただやっぱりそういう認識があるから質問者さんの中にもしかして
なんかこう絶対的な欠けっていうのがあるんじゃないかっていう認識になっちゃってるのかなっていう気もするんですけど、
ファッションはやっぱり絶対的な正解ってないので、
人間の発達みたいなことのように今の社会ではこれが基準ですっていうのはないんですよ、ファッションは。
だからその点でももう少しラフに考えてもいいのかなっていう気はするんですよね。
ただやっぱりほら、イメコンとか、私が同じような仕事をやっている手前ですけど、
絶対的な正解を作らないといけない、ビジネス的にいけないっていうところもあるから煽っているだけで、
やっぱり私自身はお客様のファッションを作る時にやっぱりお客様自身の理想を知ることだし、
それに対してもし自分自身の理想に対して欠けているって感じるんだったらそこは手伝いしたいなって思うんだけど、
でももしこの質問者さんが他社と比べて何か自分で欠けているって考えちゃって、
欠けているところを埋めようと思っているんだったら、それは多分もし私のところに来たとしたら、
そうじゃなくて質問者さんの理想とか好きっていうところを追求しましょうよって多分言うと思うんですよ。
もし欠けを追求するのであっても、他社を意識した理想に対しての欠けている部分じゃなくて、
自分の好きに対しての欠けている部分を追求するのであれば、その方がまだ楽しいし残れるんじゃないかなって。
だって正解が自分の中にあるからね、残れるんじゃないかなっていうふうに思うので、
そういうことも含めて好き勝手やりましょうって。
スタイリストとかは本来そのお客さんの好き勝手をサポートする立場だと私は思っているので、
もし機会があったらそういうことを考えているスタイリスト、私とか、
うちの卒業生、FPSSというスクールの卒業生のスタイリストであれば理解できると思うので、
ぜひ手を借りることも考えてみてくれると嬉しいです。
ということで、この番組ではこの質問もだいぶ前にいただいたんです。ありがとうございました。
この番組ではまだまだ質問をお待ちしていますので、番組概要欄にあるマシュマロからお送りください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
12:00

コメント

スクロール