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はい、今日はマシュマロにお寄せいただいたお悩みを取り上げていきたいと思います。今日はね、心理系のお悩みでございますよ。はい、では読んでいきたいと思います。
石田の先生、こんにちは。いつも仕事の運転中にポッドキャストでラジオを聞いています。ファッションの話はなるほどなぁと思う知識がたくさんで、心理の話は聞いていてなんだか泣きそうになる時があります。
今日は心理分野の相談をさせてください。私は相手に頼み事をして向けにされた時や、仕事で提案をした時に少し強めにNOという答えを出されると、自分自身を否定された気分になります。
頭では、相手にも事情もあるし仕方ないとは分かっているものの、もう少しこっちの気持ちを汲んでくれてもいいじゃん、とか、なんでそんな強く言うの、という気持ちになります。
特に真っ向から拒否されると、悔しさと悲しさと不安、イライラなど、いろいろな負の感情が混ざった感情に襲われます。その後、どうせ私なんて、と思い、言葉として死にたいと口にしてしまいます。
他人に期待しすぎなんだとは思うんですが、どうやって他人への期待値と無駄なプライドの高さを下げればいいのか、またどうやってこの気持ちを消化すればいいのでしょうか。
ちなみに、他人からのアドバイスや単なる事実の指摘も、私へのヒットへと捉えてしまうことがあります。
ご質問ありがとうございます。この件に実は、以前配信した回の内容もちょっと絡んでくるので、その辺もおさらいしつつ、考え方のヒントとしていろいろお伝えできればと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれの呪いとくラジオ。本日で499回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをわざわざと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
今年はこの時期になってもずっとお買い物同行のご依頼が結構途切れずに続いてまして、
例年だと結構夏は一回落ち着くんですけど、今年はずっとコロナ禍でご依頼控えてた方がずっと続いてて、このまま秋に突入したいそうな感じですけどね。
今日もすごい久々のお客様とのお買い物同行で、お会いしてなかった間にあったこととかお伺いして、
いやーすごい長くやってると面白いなってこの仕事つくづく思いますね。
それにしても今日は本当にちょっと涼しかったので助かりましたね。
もう本当先週暑くてバーテダーなんで、これぐらいの気温だとまだいいんですけどね。
皆さん体調ちょっと気をつけていきましょうね。
ということでご質問いただきましてありがとうございます。
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提案を否定されたりとかした時は誰でもお金少なからちょっとへこんでしまったりとかね、
その嫌な気持ちが湧き上がってきたりということはあると思うんですけども、
それにしても毎回ちょっとこの負の感情がたくさん湧き上がってきてしまうっていうのは、
仕事をするにあたってもストレスが強すぎて困っちゃいますよね。
良い考え方を見つけられればいいのかなって思うんですけど、
この質問者さんの内容を読んでて、
一つ考えられるのはもちろんこれが原因かどうかははっきりはね、
このご質問だけではもちろん推測にしか過ぎないんですけど、
一つ考えられるのはプライドが高いって書いてらっしゃったんですけど、
なんとか自分のプライドを下げたいって書いてあったんですけど、
プライドが高いっていうわけじゃなくて、
こういうふうに相手から指摘された時にすごくそれを重く受け止めすぎてしまったり、
重く受け止めれば受け止めるほど、当然負の感情も湧かんでくるわけじゃないですか。
重く受け止めすぎてしまう人ってプライドが高いっていうよりは、
相手と自分が違う人間だっていう線を引けていないケースも結構あるなって思うんですよ。
これどういうことかっていうと、
以前のちょうど1ヶ月ぐらい前の配信なんですけど、
第485回でタイトルはあなたも私と同じ考えのはず、
そんな自他境界の曖昧さが悩みを持っている回で少しお話ししたんですけど、
自他境界、自分と他人との境界線っていうことですね。
これがしっかり引けてないが故に、
つまり自分と相手の距離をすごく近く感じてしまってるというか、
自分と他人をごっちゃに考えてしまっている人ほど、
相手からの指摘に動揺しすぎてしまったりとか、
逆に指摘を強く拒絶したくなってしまう、
受け入れられないっていう現象が結構起こるんですよね。
これなぜかっていうと、
本来は相手と自分は違う人間なんですよ。
なので、相手から自分の何かに対して指摘を受けたり、
自分の提案を相手が受け入れてくれなかったり、
拒否したりしたときに、
まあ相手は違う人間だからね。
まあまあしょうがないかあかんがとは違うしねって思えれば、
そこまで悲しくなったり、負の感情に大きく襲われることはない。
少しは悲しいよ。少しは悲しいけど、
こんな拒否されてたら私なんてもうダメなんだ、
ほど強く負の感情が分け起こってくることはないと思うんですよ。
なんですが、相手と自分の距離がゼロっていうふうな状態に
自分がなってしまっていると、
相手からの拒否とか相手からの指摘を、
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自分の気持ちと同じくらい重く受け止めてしまうんですよね。
だってその相手の指摘って、
まあ所詮相手は他人なので他人の考え方なわけですよね。
他人が他人の考え方において、
あなたここを直した方がいいよって例えば言ってるわけですよね。
別にそれはまああなたの考え方だよねっていうことで、
聞く必要ないわけですよ。
あの極論を言えば。聞かなくてもいいんですよ。
聞く聞かないは自分の自由に委ねられているわけですよね。
あくまでそれは相手の考え方において、
こっちの方がいいよだったり、
あなたの提案を述べないというだけであって、
まあそれはあなたの話ですよね。
私は素晴らしい絵だと思っているけど、
私はこれのやり方がいいと思っているけど、
っていう風に線が引けていれば、
あなたはそういう考え方なんだ。残念だね。
縁がなかったねとか、考え方が違うんだね。
まあそれももしかしたら一理あるかもしれないから
と多少は聞いておくわぐらいの
余裕を持った態度で聞けるはずなんですけども、
自分と他人の境界線が低いが故に、
相手からの指摘が、
例えて言うなら、
お前、かわれ!みたいな感じで
刃を突きつけられているぐらいに
重く受け止めちゃうっていうのかな。
人間、さすがに刃物を突きつけられたら
防御態勢を取りますよね。
そんな危険なことになったらガードしますよね。
防衛本能っていうのが
巻き起こってくる負の感情なんじゃないかと
思うんですよ。
所詮、他人が…
さっきから他者のアドバイスについて
だいぶ冷たい態度を取っていますが、
それぐらいの気持ちだということね。
所詮、他人が言っていることだ!
というふうに思えないと。
これは聞かねばならないアドバイスなんだ。
っていうふうにね。
自分の提案が本当にダメなもので、
絶対聞かなきゃいけないアドバイスなんだ
っていうふうに思っちゃうからこそ
自分の心が耐えられなくて
ついつい拒否してしまったり
そのアドバイスを拒絶してしまったりとか
ものすごい負の感情が浮かんだりとか
してきちゃうわけなんですよ。
なので、相手の批判とか
相手の拒否、拒否反応って
相手の否定とか相手の批判っていうのは
あくまで違う他人の考え方
違う世界線での話だぐらいに
遠くに思っておいたほうがいいと思うんですよね。
あなたはそう思うのね。
私は違うけどでいいわけですよ。
で、向こうもたぶん
その程度でしか言ってない可能性のほうが
高いわけですよ。
あなたはわかんないけど
私はこう思うよっていうね。
わかりますかね。
なので、ちょっとこの相手の行動
相手と自分の距離が取れてないがゆえに
相手の行動とか相手の言動を
強く受け止めすぎてしまっている
結果なのかなと。
プライドが高いとか
そういうことよりもね、かなと思うんですね。
だから一回この練習をしてみて
今から言うことを練習してみて
楽になったら
たぶん相手との距離が近すぎたってことになるので
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ちょっとやってみていただきたいのは
相手の批判は相手の自己紹介だ
って思った方がいいですよ。
相手が言う批判っていうのは
相手の自己紹介に過ぎない。
よく悪口は所詮自己紹介だってことは知りません?
誰かのことを悪口言うのって
所詮はその人が
自分はこう思うよっていう意見を
あからさまに公開しちゃったように
過ぎないんですよ。
あの人本当に
例えば会社で
あの人廊下ですれ違っても
いつも自分から挨拶しないのよね。
私から挨拶して
本当に感じ悪いよねっていう悪口
悪口かな。悪口は
その人が挨拶をすごく大事にしていて
相手から挨拶されたい人だっていう
自己紹介に過ぎないっていう
考え方もあるわけですよ。
なのでその相手が質問者さんに対して
批判してきたり拒否してきたってことは
あくまで相手の自己紹介に過ぎないんですよね。
私はこういうのが好きだ。
私はこういうのが嫌いだって
言ってるに過ぎないんだなって。
なので相手が批判したこととか
相手が拒否してきたっていうことに対して
今質問者さんは自分の行動を変えりみて
自分の言動を変えなきゃっていう風に
矢印を自分に向けたってるんですけど
相手が言った批判、相手がしたきた否定で
矢印を向こうに向けて
その内容から相手を知ろうっていう風に
矢印を向こうに向けてみてほしいんですよ。
そうするとその相手のことを
知ることに繋がるんですよね。
相手の批判を聞くことって。
これって多分営業にも生きてくると思うんですよね。
自分が否定されたんじゃなくて
この人はこういうのが好きじゃないんだな。
この人はこういうのが好きなんだなっていう
相手を理解することに使うっていう風に考えると
矢印が自分に向かない相手に向くので
相手のことを考えることになるから
自分の心が辛くなることがあんまりないと思うんですよね。
そうすると相手の批判とか
相手の否定から相手の好きなものが分かって
逆に新しい提案が浮かんできたりする。
そうすると結構仕事うまく回っていくんじゃないかと
思うんですよね。
なのでその相手がしてきた自分への批判とか
自分に対する拒否というのは
あくまで相手が自分の気持ちを自分で話している。
相手が自己紹介してくれるんだって思ってみてください。
もしこれで気持ちが明るくなったら
多分あまりに自分に対する否定を
自分ごととして受け止めすぎていることが原因だと思うので
だいぶ楽になるんじゃないかと思いますよ。
ぜひやってみてね。
結果、感想とかあればまた教えていただけると嬉しいです。
ということでこの番組ではまだまだ皆さんからの
お悩みご質問をお待ちしております。
ファッション関連でも心理関連でも何でも結構です。
お気軽に番組概要欄のマシュマロからお送りください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。