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はい、79回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
前回、昨日ね、告知しておりました通り、本日からしばらくお返事祭りということで、秋が来ましたよ。衣替えということでね、
たくさん、こういう時期はやっぱりおしゃれのお悩みが再燃しやすいとか、ぶつかり、新しいものに出やすいお悩みね。
なので、ご相談を増える傾向にあるんですけれども、こちらのRadiotalkのアプリでもそうですし、マシュマロからもね、結構お悩みいただいてるんですよ。ありがとうございます。
ということで、今日からですね、何回か連続して、ちょっとお悩みへの回答編ということで、お届けしていきたいと思います。
では早速ですね、今日取り上げるお悩みは、マシュマロからいただいたお悩みでございます。読みます。
私は選べないことに悩んでいます。もともとファッションにこだわりがある方ではなく、服を選ぶことに苦手意識があります。
お店に行っても買えずに帰ってくることもあります。欲しいと思う商品があっても似合わないんじゃないか、とか、他にもっといい商品があるんじゃないか、とか、変に思われないか、と考えてしまい、結局何も買えません。
自分にお金をかけることに罪悪感も感じます。シンプルでベーシックな服が好きという漠然とした好みはあるものの、結局自分がどうしたいのかわからず、もやもやしています。
服装心理診断ライトの結果では、ファストファッションの売れ筋愛用タイプと出ました。合理性と一般性が高く、愛着性が中で、規律性と独創性が低かったです。
ということで、今日はこの悩みに回答していきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで始まりました。79回目の配信、おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバッサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
今日もよろしくお願いいたします。
ということで、お悩みですね。ありがとうございます。選べないというお悩みが多いんですよ。
私のお客様には特に多い。
でもこれもまた過去のお悩みの回答でも何度も言っている通り、同じ悩みに見えても原因が人それぞれ違ったりするんです。
この方はありがとうございます。過去の配信を聞いてくださっていたと思うんですが、
服装心理診断といって、私が代表している日本服装心理学協会が開発した洋服に対する価値観を測る心理テストがあるんですけども、
こちらの簡易版がウェブ上にありまして、こちらを受けるだけでも傾向がわかるので、
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ぜひ受けてねなんてことをお話しすることが配信で多かったので、あらかじめ受けてくださったということで素晴らしいですね。ありがとうございます。
この結果からいくと、いろんな選べないということに対する原因っていろいろ考えられるんですが、
合理性と一般性が多いと選べない、いわゆる優柔不断的な行動が出やすいというのはあるわけです。
合理性と一般性、どっちかだけでも選びにくくはなるんですけど、両方あると要件選びにくい。
それぞれに選べない理由が違うんです。これがこのお悩みの文章の随所に出ているので、
ちょっと先に解説していくと、合理性の方は損得感情、損得計算に厳しいんですよ。
なので合理性の方の選べないというのは損したくないという感情です。
何か買って失敗したら損するじゃないですか。でも少なくても買わなかったら損はしないですよね。
って思いますよね。なので、買うことが損につながるんじゃないかという恐怖心から買うことを決められない、決断できない。
なので、お悩みの中に他にもっといい商品があるんじゃないかっていう自分がそう思っちゃうっていう自分があったんですけど、
ここはまさに合理性が現れているところなんですよね。
もう一方、一般性が高くてもやっぱり決められない。これはどういうことかというと、一般性の方って自分軸がないんですよ。
自分の基準で自分の気持ちでご利用しするっていう行動をしないんですね。
常に周りに合わせる協調性がすごく高い人なので、周りに合わせて周りの空気を読んで行動しているので、
自分の意思で決めるっていうことを普段あまりしていないので、それがなかなかできないっていうところ。
人の目を気にしてしまうので、やっぱりこれは変に思われないかとか似合わないんじゃないかって思っちゃうっていうところによく現れてますよね。
あと、自分にお金をかけることに罪悪感を感じる。こういうことも一般性が高い人は感じがちです。
でもね、自己評価が若干低くなる傾向にもあるんですよ。
なので、合理性と一般性それぞれに決められない理由は違うんですけど、これが両方高くなっちゃうと、双方の理由が押し寄せてきて決められないということになります。
てことはつまり、この質問者様にとって何かを買うこと、決断することっていうのはすごくエネルギーがいることなんです。
実はね、これも見逃しがちなんですけど、どんな性格であれ、決断するってすごくエネルギーがいるんですよ。
なので、まず疲れてたらできないです。疲れてません?質問者さん。
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他で確か多分、一人中の中の決断エネルギーって多分人によって個人差ありますけど、自分の決断エネルギーって決まってると思うんです。
なので、洋服買う以外に毎日決めることがたくさんある人は、洋服の方までその決断エネルギーを残しておけないんですよね。
なので、性格がどうあれ決めることが多いお仕事の方は、洋服決めるところまで頭が回らないという方が多くて、
なので、うちのお客様なんかではそういう場合はもう買い物も、毎日の服決めるのも全部私任せ。スタリストさん任せ。
もうその辺丸投げ。で、自分が決めなきゃいけない決断エネルギーだけを温存するっていうやり方をしてる人もいるぐらいで、
私も経営者なので、決めることが仕事みたいなもんなんですよ。そうするとやっぱり、午前中とかに決断しなきゃいけないもの、
それこそ費用をかける決断なんかもあるのでね、結構ヒリヒリする決断が続くことも多いわけですよ。
そうすると、お昼何食べるかさえ決められないです。それもね、きつい。誰か決めてくれって思っちゃう。
なので、同時にね、特に決断が苦手な方は他の人以上に決断エネルギーがいると思うので、
まずは疲れてないかどうか、エネルギーあるかなっていうことも確認してほしいんです。
その上で、まずはこの質問者さんの対策としては、まず一般性の方の対策として、
つまりどうしても他人基準で考える癖がついてしまっていて、自分基準、自分の気持ちで決断する、自分の感情のままで決断するっていうことができないっていうことに関しては、
これね、自分の心の声を聞くとか、自分の感情を知るっていうことにも、実はね、訓練が必要なんですよ。
自分の気持ちなんて自分が一番わかってるとかって言う言葉ってよくあるじゃないですか。あれ嘘ですからね。
自分の心も聞く訓練してないと、すぐにわかんなくなっちゃう。自分が本当は何考えてるのかなって。
自分が本当に欲しいものは何か、自分が得たいことは何かっていうのを、常に自分の声を聞いてあげて、それをある程度実現させてあげ続けないと、
簡単に自分の心は嘘をつくようになるし、本当の気持ちを押し隠すようになるんです。
なので、漠然とした好みがあるけど、実行に移そうと思うと、それが手のひらからすり抜けてしまうというか、具体性を、具体的に、具体性を帯びないっていうのかな。
なんかモヤーンとしたまま終わっちゃうっていうのは、自分の好みを具体化するまず練習をしていかなきゃいけないんです。
なので、私がやってるオンラインサロン、服装審議ラボでもね、会員さんからこういう悩みが多いので、
ラボでやったワークとしては、欲しいもの、これいいなと思うものを、感情のままにファッション雑誌とかを使って切り抜いて、
ノートとか紙に貼り付けて集めていく。その練習をしていく。
はじめはね、雑誌見くってもいいなって思うものがないかもしれない、見つかんないかもしれない。
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いいなって思う、その気持ちを、いいなって思うことにも訓練が必要なんですよ。
なので普段、私は何がいいのかって考えてこなかったら、なかなか思い浮かばないんですね。
その練習をしてください。
そうすると、これが根本的な解決なので、時間はかかるんですけど、
人の手を借りずに、自分で選べるようになりたいんだったら、根本解決が大事なので、この練習をしてください。
その上で、それをだんだん集めていくと、だんだんいいなと思うものを選ぶまでの時間が短くなっていく。
そして、その集めたものを振り返っていくと、自分なりに傾向が見えてくる。
そうすると、自分の心の中を取り出して、目で見ることにつながるので、
自分の好きなものってこういうものなんだって再認識できます。
自分の気持ちを見れるようになるっていうのかな。
そうすると、より自分が欲しいもの、なりたい方向性っていうのが思い浮かびやすくなる。
それをまた目にする。
それが、その気持ちが強化されるっていうことで、だんだん自分の欲しいものがよりリアルに、具体的に思い浮かべられるようになると思いますので、
これファッションコラージュの特訓なんですけど、ファッションコラージュやってみてください。
プラス、合理性ですね。損したくないっていう気持ちとの付き合い方については、
これね、食料法じゃないんですけど、逆の発想というかね。
この洋服を買わなかった時に生じる損も考えてみてください。
買わなかったら、このまま洋服を買わずに、今の古びた洋服を着たままだったら、自分が得るだろう損っていうのかな。
自分が得るであろう損害。
これ前の、どなたかのご質問でも話したと思うんですけども、このまま決定しないことによる損害を考えるっていうことなんです。
これも結構効きますので、それを考えて、合理性が高い人はどうしても完璧主義になりやすいので、
ベストなものを買いたいって思い出すんですが、
ベターなものを買う。そして選択肢が多すぎると選べないので、
とりあえず自分が買う店だけを絞る。この店のどこかでとりあえず当面買っていこう。
で、その中で一番ベターなものを買おう。
選択肢絞る。そしてベストではなく、今より良いものを買おうっていう感覚で買っていくと、
ちょっと決めやすいんじゃないかと思いますので、この合理性対策、一般性対策、ちょっと両方ぜひやってみてください。
長期的な取り組みになると思うので、ぜひやってみた結果も随時ご報告いただけるととても嬉しいです。よろしくお願いします。
ということで、次回もまたお返事祭りやっていきますが、まだまだご質問募集してますので、
マシュマロもしくはラジオトークのお便り機能でお寄せください。
それでは次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。