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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。
本日で653回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコール、おしゃれの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師の木澤のりさです。本日もよろしくお願いいたします。
昨日からとうとう始めたんです。
すぎ花粉のゼッカ免疫療法、シダキワってやつ。
そしてなんかね、のどがピリピリするんですよね。
初めは結構のどがかゆくなったりするらしいんですけどね。
なので今日ちょっとね、聞き苦しかったら申し訳ないんですが、
ちょっとね、コツコツ続けたい。私が一番苦手なコツコツ続ける。
続けてね、ちょっと来年の春は楽になるといいな、なんて思ってるんですけども。
さてさて、そんなことで、声の問題ではなく、
一生懸命話しているのに、話している内容の問題で伝わらないことってありますよね、
っていう話を今日はしたいんですけど。
例えば、私がよく出会うケースで言うと、
アパレルショップ、洋服のお店でショップ店員さんが、
ほらこれ可愛いでしょ、これ見てくださいよ、バーンみたいな伝え方をして、
すごい可愛いって相手に伝わることもあれば、
はてどこが可愛いのやらってなっちゃうこともあれば、
これ別に服の好みが違ったからとかそういうことじゃなくって、
伝え方の問題で全然伝わらないことっていうのがあったりするわけですよ。
あとは、パーソナルスタイリングでお客様と一緒にお買い物同行でお店に行ったときに、
すごくよく聞かれるのが、
例えば店員さんが洋服を見てると、声かけてくるときに、
これすごい素敵ですよね、実は私も持ってるんですって言ってくるんですけど、
あれって何なんですかねっていう質問をすごいよくもらうんですよ。
これも店員さんはそれで良さが伝わると思って言ってるんだけど、
全然それが何かって思ってしまうぐらい伝わらないお客様がいるっていうね、
そういうこともよくあるんですよね。
やっぱり人って相手に伝えたい、何かを伝えたい、分かってほしいって思ってしまうときほど、
自分ならこう言われたら伝わりやすいなとか、
自分ならこう言われたら分かるなっていう言い方をしてしまうものなんですよね。
けど残念ながら目の前にいる相手は自分ではないわけで、
自分と同じ感覚を持ってると限らないので、
自分だったらこう伝わるなっていう言い方が全然伝わらないことがあるわけですよ。
やっぱり人への思いやりと確かに原則、基本としては、
自分がやってほしいことをやりなさい、自分がやられて嫌なことをやめなさいなんだけど、
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かといって自分がやってほしいこと、自分なら分かりやすいことを相手にやったからといって、
それが伝わるとは限らないっていうね、ここが難奇なところでございますよ。
今日なんでこの話をしているかというと、
そんな話を今日もうちのサロンで私のお客様に話し方レッスンをしてもらうためにですね、
FPSSの卒業生で元NHKキャスターの近藤直子さんに来てもらって、
レッスンを今日もしてもらってたんですよ。
伝え方みたいな話をつらつらとレッスンが終わってお客様が帰った後にしていて、
結構NHKでどういう研修をやってたのかとか、興味深いんですよ。
私も推している立場として、いろいろ聞いたんですけど。
NHKの方はもちろんキャスターの方はテレビとかラジオとかメディアに出るために話し方の練習をするわけなんですけど、
テレビとラジオでの話し方の違いってどういうふうに教わるのかみたいな話を聞いたときに、
テレビでは映っているものは見てる方は分かっているから、わざわざ言わなくていいと。
それ以外のことを話しなさいっていうふうに教わると。
逆にラジオでは見えてないわけなので、何か目の前にあるものを伝えなきゃいけないときには、
どう見えてるかっていうのをいかに細かく話せるかっていうところが大事なんだよっていうふうに教わりますと。
確かになと。私もラジオ結構出てきて、ラジオ好きが極まってポッドキャストやってるわけですけど、
NHKラジオでもレギュラーで出てましたけども、一番初めに確かにラジオ出るときにスタッフさんからそんな注意を受けた記憶はあるんです。
私がラジオに出るときっていうのはファッションの話をするときなので、
ファッションの話なんて難しいとは思うんですが、目の前にファッションの資料とか紹介したい商品があるときにもパーソナリティに
これがですねっていうような話を言い方をするなとしないでほしいと。
パーソナリティとつい会話してる感じになっちゃうのはわかるんだけれども、それを聞いてるリスナーはそこの映像が見えてないわけなので、
そのパーソナリティに何か話すときにでもパーソナリティもそれが見えてないというような気持ちで、
洋服についてだったら洋服についてどんな見た目をしてるのかっていうのを細かく話してほしいし、っていうようなことを言われたんですよ。
で、ああ確かにねと。でも私それ言われんでもできるわって思ったんですよ。
何かというとこれはファッション知覚分類っていうのがね、私がやっている服装心理学協会でそういう分類をしてるんですけれども、
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これファッションに限らずなんですけど実はね、知覚の分類の問題なんです。
人間って右利きと左利きが人によって違うように、知覚、その世界をどう認識するか。
よく五感ってありますよね。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚って五感ありますけど、この五感のどれが強いかっていうのも人それぞれ違うよと。
その中でファッションに関係するものとして視覚、目から入ってくる情報に強い人、それに頼りがちな人か。
聴覚、耳から入ってくる音とかあとは言葉に強い人、それらの情報に頼りがちな人か。
もしくは体感覚、これは触覚、嗅覚、味覚を合わせたものですけども、
これらの情報に依存しがちな人かっていうのが人によってあるんですよ。
聞き感覚的なものがね。
それによって冒頭からお話ししてるような伝え方がついつい自分の聞き感覚に合わせて相手にも伝えちゃうんだけど、
自分は右利きだから右手で持つようにハサミを渡しちゃうんだけど、相手は左利きかもしれないですよねって話ですよ。
自分が視覚情報が一番伝わりやすいから写真見せればわかると思ったら、
相手は聴覚優位で全然写真見せても伝わらなかったっていうことがよくあるように、
やっぱり伝え方って相手の視覚が、相手が世界をどういうふうに認識してるか、
どういうふうに認識する癖があるかを知った上で伝えないと全然伝わらないってことがあるんですよね。
なので、私は実は聴覚がすごく強い、言語に強いタイプなんですね。
なのでラジオに出るときにスタッフさんからそういう注意をされなかったとしても、
目の前にあるものを視覚に頼らず全部言語化するっていう癖がついているし、
仕事柄、視覚があまり強くない人、オシャレが苦手な人って視覚が強くない人が多いので、
そういう人を相手にすることが多いから、なおさら言語化はすごく得意なんですね。
でもこの話って実はNHKでも聞かないらしいんですよ。
ただテレビっていうメディアはビジュアルは伝わるからビジュアル以外のことの話しましょう。
ラジオはビジュアルがないからビジュアルのことについて話しましょうっていう経験則的にやってるだけで、
その人個人個人が具体的にどの視覚が強くて、どういう表現をする癖があるかまでは入り込んではやらないらしいんですよね。
なのでこの辺と元NHKキャスターの近藤直子さんの持っている話し方の発生だったりとか、
プロのテクニックを組み合わせたら、すごい最強の伝え方、
声もちゃんと出るし、言葉としても伝わるし、そして伝える内容としてもいろんな感覚を持った人に伝えられる内容が考えられるっていう、
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すごい最強のカリキュラムになるんじゃないかなと思って、
これを9月ぐらいに総合的な伝え方のレッスンということでやってみようかなと思ってるんですよね。
これはいろんな人にもちろん使えるんだけど、特に4スタイル、パーソナルスタイルスクールを通っているようなスタイリストにもすごくいいと思うし、
先生業、教える仕事をやっている人は全員聞いておいた方がいいと思うんですよね。
うちのFPSSに通っているスタイリストを目指している子たちは、さっき言ったファッション、視覚分類の話は開業講座で学んでいるんですよ。
なので、自分はついつい視覚優位だから、視覚に頼った説明の仕方をしちゃうから、そうじゃない人にも説明できるようになろうみたいな、
そういう勉強はするんですけど、改めておさらいしてもいいし、そこにそれを声で、言葉で表現するとしたら、
ちゃんと発声方法とか喋り方とかもちゃんとプロっぽく聞きやすくなっているかなみたいなことも含めて学ぶと、
より伝わるスタリストになれるんじゃないかなと思いますし、教える仕事の方全般に生きると思うので、
そんなレッスンを9月にやってみようかなと思っています。
なので、興味ある方は番組概要欄に公式LINEアカウントへのリンクを貼っておきますので、
ぜひ登録していただけましたら、こういうレッスンの情報なんかもいち早くお届けできますので、ぜひ登録の方お願いします。
まず皆さん伝え方悩んでいる人は、自分が視覚優位なのか聴覚優位なのか体感覚優位なのかそれを意識して、
相手はどうなのかなということも意識して伝えてみると、だいぶ伝わり方が変わると思うので、
ぜひやってみていただきたいというふうに思います。
ということで、まだまだ皆さんからのお悩みご質問をお待ちしております。
明日からまた質問をいろいろ取り上げていきたいと思いますが、意外とまたストックが減ってきていますので、
今送っていただければ企画的早めに取り上げられると思いますので、
ぜひマシュマロの方からお気軽に投げていただければと思います。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。