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2023-06-18 11:28

654.おたより「リネンシャツとサテンスカートを合わせたら変…艶あり素材とマットな素材は合わない?」 from Radiotalk

リスナーさんのお悩みに回答!コーディネートしたら合わないように感じたアイテムがあったとき、その理由を目立つ要素に求めがちですが、ほとんどの場合には複数の要因があるわけで…。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで今日はまた久々にYouTubeとの同時収録でお届けしております。
早速、リスナーさんからいただいたお悩みを読んでいきたいと思います。
こんにちは。いつも楽しく聞いています。
早速ですが質問です。
リネンのスタンダードな襟付きシャツとサテンのツルツルしたスカートを合わせた時、なんだか変な感じがしました。
リネンかっこ艶のない素材とサテンかっこ艶のある素材は合わないのでしょうか?
解説いただきたいです。よろしくお願いします。
ということでありがとうございます。
この素材同士合わせて何か違和感が出ることって結構あると思うんですけど、
これは外しと調和のバランスの問題なんですよね。
今日はこの辺りをしっかり解説していきたいと思います。
ということで始まりましたおしゃれの呪い特ラジオ。
本日で654回目久々のYouTube同時収録でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨彩です。
本日もよろしくお願いいたします。
今日は久々にガッツリファッションの質問ということで、
早速お答えしていきたいと思うんですけれども、
この質問者さんがおっしゃっていた理念、朝ですよね、朝素材。
ちょっと触るとシャリシャリしていて、わりとシワがつきやすくて、
夏によく出る素材ですよね。
全くツヤがないサラサラしている素材。
一方、サテンというのは、いろんなサテンが実はあるんですけれども、
この場合質問者さんがおっしゃっているサテンは、
本当にシルクに近い、シルクのサテンと言われて思い浮かべるような、
かなりつるっとした素材、光沢があるような素材のことを指しているのではないかと思いますが、
ツヤのある素材とない素材ということで、
いわば質感の面では対極にあるものを合わせようとしたということになります。
ここで洋服には今申し上げた質感、どういう生地の質感なのかということに加えて、
実は要素がもう2つあるんですね。
洋服の形、デザインという要素、そして色という要素。
この3つがどんなふうに調和していて、どこが外れているのかによって、
コーディネートしたときに合っているように見えるのか、
オシャレに見えるのか、それとも全然ちぐはぐに見えちゃうのかというのが変わってくるわけなんですが、
この3つの要素のうち、少なくとも2つは同じ系統でまとめないと、
ちぐはぐに見えてしまうということがまず結論としてはあるわけです。
ですから今回の場合には、質感という面において、
ツヤが全くないものとすごくツヤがあるものと、
ある種対極のものを組み合わせたことになるので、
それ以外の部分、具体的には色、もしくはデザインや形というところで、
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同じ種類のものにして調和をとっていかないと、
コーディネートしたときにちぐはぐになっちゃうということになるわけですね。
質問者さんが来たときに違和感を感じた理念のスタンダードな襟付きシャツと、
サテンのツルツルしたスカート。
このスカートとスタンダードな襟付きシャツというのの形が、
調和が取れていたのかということになりますよね、まずはね。
そうするとこの2つって多分、なかなか調和が取りづらい形だったんじゃないかなと思います。
まず襟付きシャツという部分で、直線的な要素が多いデザインであること。
あと一般的に理念のシャツということになると、
普通のビジネスシーンで着るようなカッチリしたシャツに比べて、
ちょっと襟周りが緩いような、抜けるようなリラックス感のあるシルエットであることも多いですよね。
それに対して一般的なサテンのスカートって、結構ドレッシーで裾が広がっていて、
というものが多いと思うんですね。
もしこういうスカートとそういう理念のシャツだった場合には、
一方はリラックス感のある直線的なアイテムで、
一方はスカートなので曲線的にドレッシーという意味では、
形の面でもかなり対極になっちゃっているということなんですね。
なので単純に艶のない素材と艶のある素材を組み合わせたからチグハグだった、
ということじゃなくて、質感に加えて形も対極だったから、
結果チグハグになっちゃったというところが正確なところかなというふうに思います。
なので逆に言えば、質感が対極だったとしても、
形の面で調和が取れていたら、そんなにチグハグには感じなかったんじゃないかなと思うんです。
ただ洋服ってデザインされるときに、
その質感に合わせた形を選ばれることの方が一般的には多いわけですよ。
やっぱり理念の良さというのはサラッとしていて、
ちょっと中性的な魅力があって、そしてリラックス感もあって、
なのでいわゆるスタンダードな襟付きシャツにされることが多いわけですよね。
一方サテンというのは光沢感があって、テロンとしているので女性らしさもあって、
ドレッシーな雰囲気、高級感もあって、なのでドレッシーなスカートとして製品にされることが多いわけです。
そうなってくるとやっぱり質感が対極にあるということは、
その結果デザインも対極になってしまうアイテムが多いということになるわけですね。
なのであまり何も考えずに普通に一般的な理念のアイテムと
サテンのアイテムを手に取ったときに組み合わせづらいというのは、
形の面でも対極になりやすいからということが言えるわけなんです。
ただこの辺りをしっかり理解しておけば、理念とサテンを合わせたい。
だからデザインはちゃんと調和するものを選ぼうという観点で合わせれば、
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理念とサテンのアイテムの組み合わせというのは必ずしもうまくいかないわけではないということになるわけですね。
具体的に言えば、例えば同じ理念でもジャケットを選んで、
サテンの方をセンタープレスなどが入ったちょっとすっきりめのパンツに変えれば、
両方とも直線的でちょっとカチッとしたアイテムになりますから、
組み合わせたときに調和が取れるわけです。
その2つの組み合わせであれば、やっぱり理念とサテンって質感逆だから合わないなという感想にはならなかったと思うんですよね。
ですから色、形、質感のうち2つの要素で調和が取れるように。
ですからこの場合には質感が真逆であれば、色と形はしっかり合うもの、調和が取れるものを選ぶというふうにすればきっと合わせることができるんじゃないかというふうに思います。
さらにもう1つテクニックをお伝えすると、
その質感が対極な2つのアイテムの間にニュートラルな質感を挟むと、より組み合わせがしやすくなります。
やはりつるっとした素材のすぐ上に重ねて艶のない素材を合わせてしまうと、その素材の対比がより目立ちやすくなるので、
他の要素でかなり慎重に調和を取っていかないと合いづらくなるわけですね。
でもその間にニュートラルなすごく艶があるわけでもないし、すごいサラサラザラザラなわけでもないっていうような素材を合わせていくと、
それがクッションになってくれてその対比を和らげてくれるわけです。
ですから先ほどのリネンジャケットとサテンのパンツという例であれば、
その間に艶があるともないとも言えない普通のカット層なんかを挟んであげれば、
より対比が緩和されて自然なコーディネートに見えるということになります。
3つの要素のうち1つだけ対極なものにして残り2つの調和を取ると、
全部の3つの要素で調和を取っているコーディネートよりも少し外しの要素が生まれて、
おしゃれ感が出やすくなるというメリットはあるんですね。
なのでぜひ積極的に挑戦していただきたいと思いますので、
色・質感・形のうち2つで調和を取るということだけ忘れないで、
ぜひ上級向けのコーディネートに挑戦してみていただければなというふうに思います。
洋服というのは全部が全部調和を取ればいいというものではありませんので、
少し外し、対極なものを加えて外しをしておしゃれに見せるというテクニックもあるわけなんですよね。
これって服と人の調和にも同じことが言えるんですよね。
人の外見要素と服の色・形・質感の要素も調和する部分が多ければ多いほど似合うということになりますが、
必ずしも色・質感・形全部がその人に似合わなければ着れないというわけではなくて、
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そのうち1つは似合わなくても2つが似合っていれば十分に着こなせる洋服にはなるんですよね。
なのでこれがいわゆるイメコン診断というような似合う服を選ぶための診断。
1個だけでは完全に似合う服、着こなせる服がわからないということの原因でもあるわけです。
例えばパーソナルカラーというのは自分にとって似合う色がわかる診断ですけれども、
色だけではどんな形、どんな質感のものが自分に似合うかわからないわけで、
逆に似合う形、似合う質感で選んでおけば似合わない色も着こなすことはできるんですよね。
ですから似合う服を知りたいという時には、色・形・質感のすべてにおいて自分に何が似合うのか、
それを知るためにはやはり顔立ちと体型とパーソナルカラー、全部を知らなければいけないんですよね。
うちの4スタイルパーソナルスタイルスクールの基礎講座で、
この3つの診断、診断3つも教えているというのはその辺に理由があるわけで、
どれか1つの要素だけでは完全に似合うものも、絶対に着こなせないもの、着こなしづらいものも、
どちらもわからないということになりますので、
やはり診断をこれから受けようと思われる場合には、顔と体型とカラーと全部を調べてほしいですし、
これからそういったことを仕事にしようと思われる方は、
ぜひ全部の診断の技術を持って総合的に判断できるスタイルスになった方が、
よりお客様のためのアドバイスができると思いますので、
ぜひ洋服の色、質感、素材、このすべてに気を配るというところを忘れずにいただけると嬉しいなと思います。
そんなFPSSなんですけれども、7月29日に基礎講座の最終回である発表会を控えております。
この発表会ではモニターさんに今お伝えした3つの診断をすべて実践して、
洋服をスタイリングして、ビフォーアフター形式で発表するというものになっていますので、
色、形、質感、全部が分かるとこんな風に似合うスタイリングになるんだというのが、
見ていて実感できる会になっています。
こちらはLINE、もしくは目の中に登録してくださっている方は皆さん見ることができますので、
ぜひこちらのQRコードからLINEに登録して、ご案内をお待ちいただけると嬉しいです。
ということで、また次回の配信でお会いしましょう。さようなら。
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