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2023-10-21 11:02

714.「ときめく片付け」手法に服が致命的に向かない理由 from Radiotalk

先日Xに投稿したら反響を頂いたのでより詳しく解説します。「ときめくかどうか」で片付ける手法。すっかり定番化?しましたが、このやりかたで雑貨や書籍ではなく洋服を片付けるとどうなるか…。十数年前から、ときめく手法で服を捨てすぎた人、また逆に全く捨てられなかった人からの相談を受け続けてきた立場として、お話しします。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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ということで、今日もYouTubeとPodcastの同時収録でお届けしております、おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で714回目の配信でございます。
今日はですね、ツイッター、旧ツイッターか、原Xでですね、ちょっと話題になっていた、洋服の片付けについてつぶやかれたコストに対してですね、私がちょっとそれを取り上げつつですね、
ときめく手法での片付けってありますよね、あのこんまりさんのね。あの手法が洋服には致命的に向かない理由っていうのをですね、少しお話ししたら、結構いろんな方からリアクションいただきましたので、
それについてもう少し詳しくお話ししようと思っております。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、婚姻心理師のヒサノリサです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ洋服に限らずですね、その片付けという分野は非常にですね、その片付ける人、自分自身の性格も踏まえてやらなければいけない、意外と難しい分野だと思うんですけども、
片付け方法と、まずその片付けをする人との相性問題があります。それに加えて片付ける手法と片付けられるものとの相性問題もあって、この両方を考えていかなきゃいけないというところで、非常に難しいジャンルっていうのが、片付けとか整理しようのかなと思うんですよね。
まずそのときめく片付けっていう、ときめくかどうか、そのものはときめくかどうかで捨てる捨てないを決めるとかいったような、そういった手法をコンマリさんが十数年前に提唱されてすごく話題になって、アメリカでも人気になってっていう流れがあって、皆さんご存じだと思うんですけども、その手法をやはり使って洋服を片付ける人というのも十数年前から非常に多いです。
私も十数年前には今の仕事をやっておりましたので、その頃から今に至るまでずっと、ときめくかどうかで片付けた結果、洋服を捨てすぎてしまった人、もしくは全く逆で洋服を全く捨てられなかった人、両方の方から非常にお悩みのお問い合わせをいただいて、そのためにはドローブ診断に伺って一緒に片付けるということを、本当に十数年前から繰り返しているんですね。
私の中ではそういったように、あの手法で片付けた人をたくさん見てきて、もちろんそれでうまくいったというお客様にも出会ってきましたけれども、そういったいろんな方、うまくいった人、うまくいかなかった人にたくさん出会ってきて、最終的な結論としては、やっぱりときめくかどうかで洋服を片付けていくという手法に関しては、洋服に関しては向いていないという結論に、
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今は至っています。これなぜかというと、一つ明確にあるのは洋服というのが、他の雑貨類とかインテリアとか、あとは書籍などと違って、組み合わせで意味が変わってしまうというところの、服の特殊性があるわけなんですね。
雑貨だったりインテリアだったり書籍というのは、それ単体で存在し得るので、それ単体と向き合って、これは自分がときめく、好き、嫌い、捨てていい、どう?って自分に問いかけて、それで出した結論に応じて片付けていく方法でうまくいくんです。
ですが、洋服に関しては、例えば何でもないスウェット、トレーナーがあったとしましょう。それ単体で向き合ったら、何でこんな何でもない普通のものを買っちゃったんだろうな、ときめかないから捨てちゃおうとなるかもしれませんが、でもその何でもないスウェットって、例えばワンと広がるようなフレアスカートと合わせた途端に、すごくミックスコーデになって、面白みのあるコーディネートに生まれ変わったりする。
そうすると、単品で向き合ってたときのスウェットのイメージと、フレアスカートと合わせたミックスコーディネートの状態で見るスウェットって、全然印象変わっちゃうと思うんですね。意味合いが変わってしまう。
そうすると、組み合わせることによってときめきが生まれたり、その逆で組み合わせることによってときめきが減ってしまったりすることがあるわけなんですね。
なので、単品単品見ても判断がつかないっていうのが洋服の特殊なところなんですね。
なので、一枚一枚ときめきかどうか判断しながら仕分けるっていう方法だと、この洋服の組み合わせ効果まで考慮して捨てるということが、まず一般の方、スタリスト以外の方では難しいと思います。
ですから、捨てすぎるか、捨て出すぎるか、どちらかの良い方の結果になってしまうっていうことが、私が長年いろんな方を見てきた結論なんですね。
あともう一つ、冒頭に申し上げた、片付けと性格との相性問題というのもあります。
そもそも洋服に対して購入するときに、ときめくかときめかないかっていう評価軸を持たない人もいるわけです。
服って雑貨とか食器とか書籍と違って、着なかったら外に出られないものですよね。
食器は変なし、なくても生きていけるし、雑貨もそうですよね。
なんですが、服がなければ生活が成り立たないので絶対持っていますよね。
そうすると、ときめかなくても買わざるを得ないわけです。
ですから、服を買うときにそもそもときめくかときめかないかなんて考えたことないよって人が多いわけですね。
そもそもそんな状態で買った服を、ときめくかときめかないかで仕分けしたら、全部捨てる対象になっちゃいますよね。
ですから、例えば、日本服装心理協会が開発した診断の中で言うと、合理性という性質が高い人がこれに当てはまるんですが、
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例えば着回せるからこの服を買うとか、価格の割に見栄えがするから買うとか、
このアイテムが不足しているから買うといったように、ときめくかどうかではなくて、論理的に必要だからという判断で買った人に関しては、
その買った服をときめくかどうかで片付けることはまず難しいということで、
性格と服の考え方との相性もあって、やっぱりときめくかどうかという片付けがなかなか適応できないというケースも非常に多いわけです。
でもその一方で、割合は少し減ってはしまいますが、洋服もときめく片付けてうまくいったという方もいらっしゃる。
これは事実としてあります。これはなぜかというと、特定の性格の人にだけときめくかどうかという片付けが適面に効くんですね。
それはどういう性格の人かというと、服装心理診断でいうと、愛着性がすごく高い人。
この性格の人は物に愛着を持ちすぎて、これまでのときめきの本が出る以前のどんな片付け本を読んでも全然捨てられないよっていう人だったんですね。
この愛着性が高い人っていうのは、例えば1年に1回も袖を通さなかった洋服があったら捨てましょう的な、こういった理論が従来の片付け理論。
つまり、必要か必要じゃないかで判断していきましょうっていうのが従来の片付け理論だったわけですが、これを解かれたとしても、やっぱり服がかわいそうとかもったいないという感情がどうしても捨てられなくて、いくら理論で解かれても服を捨てることができなかったわけです。
なんですが、そういう人が自分に主体を取り戻せるというか、自分がどう思うか、服がかわいそうという気持ちに振り回されている状態ではなくて、自分がこの服に対してどう思っているのか、それで判断していいんだよと言ってもらえたのが物ときめきかどうかという片付けの手法だったわけですね。
つまり、理論じゃなくてあなたの感情で判断していいんだよって言われると、愛着性の人はどちらかというと感情で動く人なので、じゃあもう一回感情で考えてみようということで、結論が出せるようになるわけなんですね。
そして、そのときめきかどうかを自分の胸に聞くことで、それが儀式的になって、自分がもったいないとか、この服がかわいそうという気持ちを落ち着かせてくれる効果がある。
ですので、愛着性が高い人だけは、どんな片付け本を読んでも片付かなかった洋服が、そのときめき片付けで的面に片付いたという現象が生まれたんじゃないかなというふうに思うわけです。
結局は、洋服の片付けにおいては、向いているやり方は本当に人それぞれなんですが、ときめき片付けが効く人は愛着性が高い人に限られてしまう。
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それ以外の人は基本的にはやらない方が無難かなというのが、今の私が導き出した結論かなというところです。
それでも、どうしてもときめき片付けをもしやりたいということであれば、一つだけコツがあります。
それは、一点一点の洋服を見てときめくかときめかないかでは判断しないこと。
必ずコーディネートの形にして、そのコーディネートがときめくかときめかないかで判断することです。
もしそのコーディネートがときめくのであれば、そのコーディネートで使っているものは捨てない。
そしてそのコーディネートでときめかない、そしてそれぞれを組み替えていろんなコーディネートを作っても、
すべてときめかないことが確認できたときには捨てる。
このコーディネート単位で考えるという方法であれば、まだ適応ができるかなと思うんですが、
今説明した通り、結構めんどくさい形になっちゃうんですよね。
なので洋服に関しては、ときめかときめかないかではなくて、
正確にあった、もう少し効率のいいやり方で片付けていった方がいいんじゃないかなというのが私の結論でございます。
ぜひ洋服の片付けに悩んでいる方は参考にしていただければと思います。
単純によく使っているものはとりあえず取っておいて、あんまり使っていないものは処分対象にするというのが、
どんな人にも比較的効きやすい方法かなとは思いますけどね、参考にしてみてください。
そんな洋服の片付け方法なんかも、正確にあったやり方、オンラインサロン服装心理ラボでも情報発信していますので、
ぜひもう少し具体的な方法が知りたいという方は、オンラインサロン服装心理ラボを活用していただけると嬉しいです。
購入会に関しては番組概要欄にリンクを載せておきますので、ぜひご覧ください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。
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