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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いトークラジオ。本日で731回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバツバツ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師のしさのりさです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日は、結構熱湯を騒がした事件として、マフィンの話、皆さんご覧になりましたかね。
この週末に、通称デザフェス、正式名称デザインフェスタって言うんですけど、東京の有明にある国際展示場で行われる、作家さんがいろんな作品を出品して、それを買えるっていうね。
そういうデザフェスってすごく人気なイベントがあって、本当にいろんなアートから、ファッション雑貨もすごく多いんですけれども、そしてまた食品まであるっていうね。
そういうイベントがあって、実は昨日も話した通り、先週の土曜日はね、うちのフォースタイルパーソナルスタイリストスクールの最終授業ということで、結構東京以外からも授業を受けに生徒さんが来てて、
今日東京泊りです、なんて方もいたので、デザフェスそれだったら見てくればいいじゃん、なんて話をしてたのでね、ちょっとそのデザフェスっていうのを見てドキッとして、いわゆるマフィンの事件を見てたんですけど、どういうことかわからない、どういう事件かわからないっていう方にね、軽く説明をすると、
そのデザフェスで販売していたマフィンが、どうやら腐敗していたり、生焼けだったりもしたのかな、腐敗していて、半分に割ると糸を引いてしまうような状態で、1日目に、デザフェスに2日間あるんですけど、1日目に出品者に苦情を言った人が交換対応で済まされてしまって、
結果2日間かなり売ってしまって、その被害が拡大して、結構あちらこちらで持って帰って食べてみたら変な味がして吐き出しましたとか、ちょっと食中毒を出したような話もあったようで、保健所案件になってしまっているというところですね。
ここまでその問題が広がってしまったというか、炎上してしまったのは、やっぱり初動が遅かったというかね、初めにその1日目に指摘されたときに、出店取りやめ、営業停止すべきところをそのまま続けてしまったので、被害が拡大しちゃったというところと、
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あとはどうやら過去のグーグルのお店のレビューなんかを見ていても、もともと食品の衛生管理としてずさんだったんじゃないかみたいな話もあって、それでかなり過去のインスタグラムの投稿なんかも掘り起こされて、結構炎上してしまっているようなんですよね。
私は食品に関する仕事に就いたことはないので、食品衛生という点で私が言及できることはないんですけど、出品者ご本人は保健所に出向いたりとかできることはされているようなので、
その点で特にこれ以上言及することはないかなと思うんですけど、これを機会に食品衛生についての知識が私も結構増えたので、それはよかったかなというふうに思っているんですけど、もちろん被害に遭われた方は大変でしたけどね。
ただその食品のことに関しては、私はもちろん専門家じゃないので言えることはないんですけど、企業をするというか、一人でビジネスをやっていくという点から見ると、結構また考えるべきことがあるんじゃないかなって感じていて、
具体的には、自分一人でできる仕事量というかキャパシティを今回大幅に超えたことをやろうとしていたというのも、この問題を大きくしてしまった原因なんじゃないかなというのは感じたんですよね。
というのは、過去にマフィン屋さん、デザフェスに出店するだけじゃなくて実店舗を持っていて、実はその実店舗もうちのサロンから結構近かったりするんですけど、実店舗を持っていて、そこで以前かなり昔に買ったことがある人の証言みたいなのが結構出てきていて、
その当時はイベントに出てもそんなに行列になるような人気店でもなく、また売っていたマフィンも今よりももっとだいぶ小さい大きさだったから、もう少し衛生管理が楽だったんじゃないかと。
それを売れるようになってたくさん作るようになったから、今回も結構出品する、下手したら5日前くらいから作った、5日前に作ったものを販売してたんじゃないかみたいなことも言われていて、それも全て自分一人でやっているのにそのキャパシティには到底合わないような大量の商品量を用意しようと思ったからそうなってしまったわけですよね。
だからそのキャパオーバーなものを頑張ってやろうとしちゃったってところにもかなり原因の大半はあるんじゃないかなというふうに感じたんですよ。
これはもちろん食品ジャンルに限らず、起業する人は誰しも考えなきゃいけないことで。
ちょうど昨日は、自分の経験を生かした自分らしいビジネスをすることが大事だよっていう話を4スタイルパーソナルスタイルドスクールの生徒にも話してますっていう話をちょっとしたんですけど、それに加えて今回はやっぱり自分のキャパシティに合った仕事をする大切さ。
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これ別に起業に限らず会社員でもそうなんですけど、キャパオーバーになってその結果メンタル崩しちゃう人たくさんいるし、うちのクライアントさんにもね。
ただ、大体の場合、起業に勤めてるとストッパーの人がいたりとか、上司の人が多少仕事の量を調整してくれたりとかするケースも多いじゃないですか。
そういうケースじゃない企業があって心を病んじゃう人も後を絶たないわけですけれども、基本的には企業はそういうチャンスもある。
ただ、一人で起業すると自分しかキャパを調整する人がいないっていうところがまたちょっと特殊なところかなって思うんですよ。
皆さん結構起業するときに、昨日もお話ししたようにまずは集客できるかな、お客さんもいらしてくださるかなっていうことがすごく不安で、それに向けていろんな勉強準備が必要なんですが、
今回のマフィンの方もそうだと思うんですけども、こんなことにひょんな表紙に、もしくは自分の集客がうまくいってすごい仕事が舞い込んできちゃうこともある。
それもやっぱり考えとかなきゃいけないんですよ。やっぱり人間って求められるとどんどんそれに応えたくなっちゃうからどんどん仕事を増やしちゃうんですよね。
嬉しくなって受けちゃう。でもその受けた仕事が自分のキャパシティを超えると絶対に大惨事が起こるんですよ。これは間違いなく。
過去の私、昔部下として雇っていたスタイリスト、アシスタントの例でいうと、試しにこの原稿を書いてみなって振ってみた仕事の締め切りを大幅に超えて原稿を落としちゃったりとか、
あとは忙しくていろんな自分の個人的な仕事もどんどん受け始めて、寝る時間がなくなって寝坊して私が依頼した現場に来なかったりとか。
どれもこれも私がアシスタントとして振ってた仕事なので、何かあったときの策っていうのも打っていたので会社としてはそんなに損害はなかったですけど、
やっぱりその本人としてはちょっと任せるのは怖いよねって私自身もなってしまうわけだし、
うちがお願いしていなかった個人の仕事でも同じようなことをやっていたので、多分他からもその結果仕事がなくなったとか、すごい叱られが発生したりとかしてたと思うんですよね。
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そうすると、最終的には自分ができるキャパを超えると、結果的にそういう第三次が起こっちゃって、自分ができる範囲の量の仕事へ戻っていくっていう自然調整機能みたいなのが働くわけですよ。
自分ができるキャパに戻っていくだけならいいんだけど、第三次を起こしているとそれ以下になっちゃって仕事なくなっちゃうという危険性もあるのでね。
そういう意味では、第三次を起こしてから自分のキャパを知るのではなく、やはり事前に自分のキャパを知っておくっていうのも企業準備としてはすごい大事なことかなって思うんです。
それを踏まえて、FPSSで私がいつも言っているのは、結構FPSSって課題を出すんです。
それはやっぱりキャパシティを知ってほしいからなんですよ。
FPSSの課題なんか最悪落としてもいいじゃないですか。別にまだ仕事ではないのでね。
だからそういう意味で、例えば家事をしながらとか、他に本業を持ちながら学ぶ人が多いわけで、その中でどれくらい自分ができるのかっていうのはまず課題を出してやってもらうことで確かめると。
あ、見積もりが上手くてできなかったっていう場合には、その反省を生かしてもう少し早めに取り掛かるみたいな、そういうことが分かってくるわけですよね。
その課題をやるときに必ず自分が事前に、これはどれくらいかかるかなってまず見積もりを考えてねって。見積もってみてねって。
で、実際にある時間やってかかった所要時間を必ず測ってね。そして見積もりと実績を比較してねっていう話をしてるんです。
この繰り返しでだんだん正確に自分の仕事時間の見積もりができるようになるよ。結局仕事時間の見積もりができないと、料金いくらにしたらいいかっていうのが見えてこないわけですよ。
それがすごく大事で。だいたいですけど、始めのうちは自分がこれくらいかかるかなって見積もりの3倍時間がかかるんです。
それをちゃんと自分で把握していって、自分がどれくらいの量できるのか。その量で稼いでいけるだけの単価をつけていってビジネスを組み立てていく。
これもすごく大事なのでね。最近やっぱり好きなことを仕事にできるようにはなってきているんですけども、やっぱりそういう時間の見積もりの大事さとか、そういったことをアドバイスできる、してもらえる存在を置いておくっていうこともすごい大事なんじゃないかなっていうのは今回の実験を見ても感じたことでした。
ということでね、そんなことも学べるFPSS第16期、来年1月からスタートですけれどもね、今年末締め切りですが、もう席がかなりわずかになってますので、気になる方はお早めにお申し込みをお願いします。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。