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This is Reina Moro's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro. 皆さんこんにちは、ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイノベーションファーム
I&CO共同創業パートナーのReina Moroです。 この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は前回に引き続き、僕がリスナーからの質問に答える Ask Me Anything を、この番組のプロユーサー、竹村幸子さんと一緒にお届けします。
はい、レイさんよろしくお願いします。 前回はですね、ベラルー市出身で、今ハワイでUXとかUIのデザインなどデジタル戦略のアドバイザーをしている
リアさんからのキャリアの質問に、ブランディングの視点でお答えいただきました。 そうですね、彼女と話すのは結構久しぶりだったんですが、会話が盛り上がりまして、その収録もちょっと長引いて
キャリアとかブランディングだけではなくて、WEB3時代のデジタル戦略についてもご質問があったので、今回はこちらをご紹介いたします。
So, let's get started.
デザイナーのAI時代への対応
AIはデザイン業界にどのような変化をもたらすと思いますか?
これから5年10年で、デザイナーの競争は間違いなく激しくなっていくと思います。
同じような仕事を繰り返しているだけのデザイナーは、AIに仕事を奪われるでしょうから、
本当にデザイナーとして生き残りたいなら、トップを目指す必要があります。
トップを目指して、他の人とは全く違う作品を作らなければ、生き残れなくなると思います。
AIで簡単にデザインができるようになると、若手が腕を磨く機会も失われてしまうのではないかと心配しています。
AI時代に若手を育成するためにはどうしたらよいでしょうか?
写真というテクノロジーが生まれたことで、肖像画を描く画家たちは仕事を失いました。
ただ、画家という職業がなくなったわけではありません。
画家として生き残った人たちは、写実的な絵を描くのはやめたかもしれませんが、抽象画などどんどん新しい表現を生み出していったんです。
逆に言えば、写真という新しいテクノロジーがなければ、ピカソのようなキュービズムの作品も生まれなかったかもしれません。
これと同じように、AIという新しいテクノロジーによって、人間がこれまで以上にクリエイティビティを追求しなくてはいけなくなる。
そうした流れがやってくるんじゃないかと思っています。
確かに、写真技術によって肖像画家の仕事がなくなったように、これまでのようなデザイナーの仕事はなくなっていくかもしれません。
ただ、写真だって誰が撮っても同じではないように、新しい技術を取り入れながらクリエイティビティを発揮する方法もありそうですね。
デザイナーも新たな技術を身につけていかなければなりません。
これまでは視覚的にデザインをするのが当たり前でしたが、AIを使うとなると視覚以上に言葉の使い方が鍵になると思います。
僕はまだまだ生成系AIで作品を作るのは難しいと思っていて、
制作途中で自分のクリエイティビティを広げるためだけに使っています。
作家の友達に聞いても、現段階ではAIには人間のようなオリジナリティがないと言っていました。
ただ、AIは自分のクリエイティビティを広げるために、自分のアイデアを作ることは難しいと思っています。
僕はまだまだ生成系AIで作品を作るのは難しいと思っていて、
制作途中で自分のクリエイティビティを広げるためだけに使っています。
AIには人間のようなオリジナリティがないと言っていました。
ただ、それもあと18ヶ月も経てば変わるのかもしれません。
僕の恐れは、次の12ヶ月から14ヶ月の間に、
悪いプレイヤーや悪いアクターがAIを使って、
特にアメリカではネガティブな結果を生み出すことになるのです。
素晴らしいものができた、これで世界と繋がれると、ものすごく希望を感じていました。
ソーシャルメディアの会社だって、当時は、
新しいテクノロジーで人々が繋がって、世界はより良い場所になる、
そんな歌い文句で投資を募っていたんです。
でも、今振り返ってみて、ソーシャルメディアによって世界が良くなったか考えてみると、
とても良くなったとは思えません。
ソーシャルメディアに悪い影響もたくさんありました。
私も、インターネット上にAIで作られた情報があふれて、
人々がどのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
どのように繋がっていくのか、
作られた情報があふれて、
人との繋がりが薄れていくのではないかと心配しています。
ただ、AIとWeb3という新しいテクノロジーを掛け合わせることで、
もしかしたら、逆に人間同士の繋がりを強めることもできるかもしれません。
ブロックチェーン上に刻まれた個人情報を活用して、
即座に同じ趣味志向の人と繋がることができれば、
AIによってインターネット上の情報量が増えてしまったとしても、
情報の波に飲まれてしまうことを防げるのではないかと考えているんです。
ここまでお送りしてきましたレイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回はAsk Me Anythingで、
リア・サフィーナさんからのWeb3時代のデジタル戦略についての質問に答えました。
リアさんはデジタル戦略アドバイザーというお仕事をしているので、
今回のWeb3時代のデジタル戦略、すごい気になったところだったと思うんですが、
デジタル戦略のアドバイサーの役割
このデジタル戦略アドバイザー、実際にはどんなお仕事をされているんですか?
デジタルという言葉も戦略という言葉も結構幅広い抽象的な言葉なので、
その2つがくっつくとまたさらにちょっと抽象的になってしまうのかなと思うんですけども。
そうですね。何してるんだろうって気になります。
まとめて言うと、今だったらAIだったりとか、ここ数年Web3とか、
そういう新しい技術が世の中に広まっていくことによって、
企業がお客様との向き合い方もどんどん進化させていなきゃいけない。
そこをどういう戦略で、どういう計画を立てて、どうやって実行していくかっていうのをアドバイスするっていうのが、
デジタル戦略のアドバイザーの仕事かなっていうのがまとめですかね。
企業はちょっと最先端のことについていけてない場合が多いと思うんですけれども、
リアさんに相談することによって、変化のスピードが非常に速いデジタルの最先端のことを学ぶことができる。
そしてこれからのどうやって進めていくかっていう指針が得られるっていうような感じですかね。
デザインツールの進化
そうですね。彼女の質問の中でも結構深いご質問があって、
今世の中、特にクリエイティブとかデザインをやっている人の間で使われているツールでフィグマっていうツールがあるんですが、
これはもう5、6年前には存在していなかったツールなんですね。
本当にまったく間のうちにいろんな人に使われるようになって、
Adobeにも会社が何千億という巨額で買収されて、かなり影響力のあるツールなんですが、
そのツールがまたさらにそのAIを搭載して、
今までの何十分の1、何百分の1の時間で同じようなそこそこの結果が得られるようなツールをそのフィグマに搭載したりしてるんですね。
フィグマっていうのはデザインツールとしてはどんな感じのものなんですか。
もう20年以上前の話なんですけども、フォトショップとかイラストレーターとか、
多分僕の世代の方だとご存知の人もいるんですけども、
Quarkっていう印刷雑誌とかのデザインに使われたようなツールがあったんですが、
フィグマっていうのはデジタルデザイン、ウェブデザイン、アプリデザインなどに複数の人が同時に作業するっていうのをすごく簡単にしたツールなんですね。
すごい便利ですね。時間短縮になりますね。
デザイナーの仕事の変化
そうですね。だからコラボレーションっていう今オンラインで仕事の間特にずっとつながってる、そしてリモート化最近してますので、
その時代に沿ったツールだと思いますし、あとそこにAIを搭載するってことになるとまたさらに、
じゃあデザイナーの仕事って今まで手作業でいろんなものを作ってきたデザイナーの仕事って今後どういうふうになるのっていうのは結構切実な課題なのかなとは思います。
なんかよくAIによってデザイナーの仕事内容変わる問題は、この間のイベントとかいろんなところで話す機会ありましたけど、今回もやっぱりリアさん気にされてましたか。
やっぱり気にされてましたね。
彼女もデザイナーでフィギュアとかそういうツールを使っていて、もう目の前でそのAIが瞬時に今まで何時間下手したら何日間もかかっていたような作業がほんの数分でできる時代に一気にここ1年ぐらいでなって、
じゃあ今まで10年かけて培ってきた経験と技術がここ数分でここに奪われちゃうとどうなるのかっていう存在意義を問われるような世界になっていると思うんですよね。
でも肯定的な見方でいうと、会話の中でも写真が誕生した時の世の中に与えた影響のことを少し話したんですが、やっぱり今そのような影響がちょっと似てるのかなって僕は思っていて、
その時ってそれまでは例えば画家の人が肖像画っていうのを手描きで、例えばこの人のポートレート、この人の肖像画っていうのをすごく時間をかけてやっていたのが、写真っていうものができたことによって一気に一瞬にしてその人の肖像画ができる時代に百何十年前になりましたよね。
で、画家っていう人の職業が、その時肖像画を専門にしてた人たちの職業はそこからどんどんどんどん減ったと思うんですけども、逆にピカソみたいなキュービズムが出てきたりとか、あと表現っていう人間らしい、人間しかできない表現っていう道がどんどん増えてきて、
僕の知り合いの人でもその画家の人たちもいますけども、作業としてやってるんではなくて表現としてやってる人たちがもちろん多いですよね。
っていうことを考えるとデザインっていうのも、もしかしたら今までその作業っていうところで技術が求められていて、そのデザイナーっていう人たちが求められていたと思うんですけども、そこが減っていって、じゃあデザインとしての表現がどうなるかっていうところに寄っていくんじゃないかなっていうのは一つ思います。
このAsk Me Anythingでは、どんな質問にもレイさんが幅広く答えていきますので、皆さんぜひ質問を送ってください。そして番組にも遊びに来てください。
番組の詳細欄にあるリンク、またXQ Twitterからご質問を受け付けています。
皆さんからの質問で、僕自身も新たなことに気づいたり、今までなんとなくぼやっと考えていたり、心の中で思っていたんですが、こうやって話すことによって明文化されて、明確になることもあるので、ぜひ皆さんからの質問をお待ちしています。
次回は僕が気になったクリエイティブ作品を紹介する注目のクリエイティブをお届けします。
どうぞ楽しみに。
世界のクリエイティブ志向、お相手はレイ菜本と
竹村由紀子でした。
デジタルガレージは、危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた、テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクより、ぜひご覧ください。
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