1. Ray Wow FM
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2024-01-14 26:27

#4 同意プロセスとクアドラティックボーティング

新しい意思決定プロセスとして、同意プロセスと投票プロセスとして、クアドラティックボーティングを導入することになった経緯と狙いについて話をします

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皆さん こんにちは レイです
Ray Wow FMの時間がやってまいりました
本日はですね 新しい意思決定プロセスの話について
お話をできればなと思います
イメミはですね 助言プロセスという
ティール組織の意思決定プロセスを
2018年の10月に導入して以来
いろいろプロセス 意思決定プロセス自体も
進化 成熟してきて
助言プロセス自体も かなり細分化してですね
いろんなプロセスが生まれてきてます
もともと助言プロセス自体は
どういう意思決定プロセスかというと
あらゆる人が意思決定を行ってもよいと
ただし意思決定を行う前に
関係者や専門家から助言をもらう
その助言をもらった上で
しっかりと助言を吟味して
その上で最後自分で意思決定をする
その際に助言を取り入れるのか
取り入れないのか 一部取り入れるのか
その辺りも意思決定を行う人が決めていくという
意思決定プロセスなんですね
イメミ自体は全員がこの助言プロセスで
あらゆる意思決定を行うという仕組みを
2018年の10月から導入して5年いたり
おおむねこの意思決定プロセスは
非常にシンプルでありながらも非常にパワフルで
あらゆる意思決定プロセスはやはり
この助言プロセスを土台にして
構築するべきだなというふうに感じた次第です
ただその2018年の10月に
Deal組織のさまざまな意思決定プロセスを
参考にする中で やはりこれは難しいなと思って
取り入れなかった意思決定プロセスがあるんですね
それが2つありまして
1つ目が同意プロセス
コンセンサスプロセスというものです
コンセントプロセスですね
コンセントプロセス 同意プロセスですね
その他にも合意プロセス コンセンサス
全員が確実に 全員が合意する前提で
物事を進めるというものもあれば
コンセントプロセスという形で
必ずしも合意なんですかね 積極的合意というよりは
拒否はしないと 同意
ちょっと言葉のニュアンスが 少しややこしいんですけれども
積極的な 例えば賛成する 賛成
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全員が賛成しないと前に進めないという
コンセンサス 合意プロセスもあれば
反対は入れない 拒否はしないけれども
賛成しているわけではないけれども
拒否はしないということで 反対を入れない
全員が反対を入れなければ 前に進むという
同意プロセス コンセントプロセスというのもあります
さすがに企業としての意思決定で
全員賛成というのは なかなかないと思うので
いわゆるコンセンサスというのは
取りづらいんですけれども
コンセントプロセス 同意プロセスとして
関係者が 誰一人として
拒否はしない 反対はしない
逆に言えば反対がしないように
決議案というのを修正 修正 調整していく
ということになるんですけれども
全員が反対しなければ では前に進めようという形で進めていく
この同意プロセス コンセントプロセス自体は
一見非常に 関係者との調整を行うので
決まれば速やかにそこから 実行に移せるという意味では
寝後を行う 日本的な意思決定プロセスだと思うんですけれども
リミミ自体は 機動的にいろんな意思決定を行いたいなというのがあったので
ベースとなる意思決定プロセスを 助言プロセスに置いた上で
この同意プロセス自体は なかなか採用しづらいなと思って
どこかで採用する機会を伺って やれればなと思ってたんですけれども
最近 この同意プロセスを 導入することになりました
これが一つ目のプロセスですね
まずこの同意プロセス自体は どういうシーンで想定しているかというと
一つ感じているのが いわゆる会社として 大きな何か問題とか
インシデントとか事故とか事件があったときに
会社の代表者が責任を取るというのは もちろん世間から期待されていることだと思うんですけれども
例えば会社の中で 一部のメンバーが何か問題があったときに
昨今だとSNSとかでも それが話題になって いわゆる炎上したりとか
会社に対してブランドイメージを 寄存するようなことっていうのはあると思うんですけれども
そういったリスクがあるので 多くの会社はなかなか
会社の社員がSNSを使って いろんな発信をするっていうことを
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嫌う傾向が非常にあると思うんですよね
個人的にはそこは しっかりリスクを取ってでも
本来発信する中で 問題が起きないようにするというよりは
問題が起こったとしても そこに対応できるような
そういう許容力っていうのを 会社としては作っていきたいなと思っていて
今でも積極的に外部発信を するようにはしてはいるんですけれども
他社さんの状況とかを見ているときに
他社さんの会社の社員の方の いろんな事象によって
会社の裏のイメージが 既存するような現状があったときに
この処分を会社としてどうするかという中で
いろんな懲戒処分があると思うんですけれども
世間からの期待としては
社員であるメンバーを雇用している会社に
ある意味公共的な倫理を守るっていう意味で
同調圧力的な期待 要求っていうのがかかって
本来 個人的な何か事象があったときに
会社としてはそれは 関与するものではないのですけれども
会社がそれをしっかり教育であったりとか
倫理的に立たすべきっていうような観点で期待されて
処分をせざるを得なくなったりとか
あるいは会社の代表者が謝罪するっていうことになりがちだな
と思ってはいるんですよね
ある意味 家族的な会社と社員というのが
家族的な関係の中で
家族の責任っていうのは家族で負うべきだっていう
そこのガバナンスの統治機構っていう中で
日本の家という単位を構造として
統治していくっていう流れがまだ残っているなと思ってはいます
その中で会社としては
社員が何か引き起こした事象に対して
もちろんそれぞれの会社の中での判断
懲戒の処分とかっていうのはあると思うんですけれども
それを行うのは誰かとなったときに
宗教規則上はそういった懲戒処分を行うというものは
会社の代表者であったり人事責任者と呼ばれる
使用人と呼ばれる立場の人が
判断していくことになるんですよね
ただ何かあったときに人事責任者であったり
会社の代表者が
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世間からのプレッシャーにある意味
逆らうことはないんですけれども
そこを意識はしつつも
自分たちの会社としてはこうするという主張を
貫き通しにくい風潮に
世の中的にはあるのかなと思っているので
その同調圧力の中で世間体というものを考えて
会社としては世間の期待に合わせた処罰をせざるを得ないという
そういう気候になりがちだなというふうに思っています
つまりは世間からの大きな期待というものが
会社の代表者という1人に寄りかかることによって
なかなかその1人が判断として
世間からの評価に対して反するような意思決定というのを
行いにくいなというふうに思うんですよね
その後の時に じゃあそれでそういうものだから仕方ないんじゃないかという話もあるんですけれども
ここから先ほどの同意プロセスで
仮にですけれども
その会社としての処分 処罰をするというものを
主要人としての会社の代表者が行うものではなく
代表がどのような意思決定を行うかというものを
同意プロセスに置き換えてみたらどうなるのかというところを
考えてみたいなと思います
具体的にはどういうふうなプロセスを行うかというと
例えば何か事象があったときに
それが公になった
SNSとかでも炎上して大きな期待が集まったときに
その人の処分というところを
会社の代表者が行うものではなく
会社の社員の人全員が
同意プロセスでどういった処分を行うかというものを
決めていくというものが一つのアイデアになっています
例えば処分をする
言及 出勤停止 懲戒解雇
そういった処分案があったときに
その処分案を進めるべきか進めないべきかというものを
同意プロセスにかけるんですよね
例えば1週間の出勤停止というものに対して
反対する人がいなければ処分を行うという形で
速やかに処分を行うというケースもあります
一方で世間からの評価としては
いや 出勤停止だと甘いんじゃないか
例えば懲戒の解雇をするべきなんじゃないか
ただ解雇自由に当たらない場合もありますよね
そうするとなかなか会社としてはそこまでの処分はできない
でも世間からの人としては重い処分を期待している
じゃあ重い処分をしなかったときの
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世間からの評価というのは厳しい意味になるんですけども
しなかったという意思決定を代表者が行うとなると
その代表者の倫理観みたいなのが問われるんですけども
そこに対して同意プロセスとして
いや 会社の社員全員が今のこの処分で良いという判断をしました
っていう同意プロセスをある意味根拠として
世の中に示すことによって
そこは一つ納得性がある
それはもうその会社の方針としてそういうふうにしたんだから
という形である意味会社という世間
これが3人とか5人だとなかなか
そういった大きな力にはならないんですけども
例えばそういった会社で炎上するといったことになるのは
多くはある程度会社として注目されるような規模が大きい会社だとして
想定した場合に100人とか300人とか
場合によっては1000人とか
そういった規模がいるとして考えると
例えば100人の人全員が
決議案に対して拒否せずに同意したっていうのは
100人の人たちの正当性っていうところが
そこに集まっているわけなので
これは会社の代表者1人が決めたことよりも
ある意味重みとしては
もしかしたら重いというふうに捉えることもできると思うんですよね
こういった同意プロセスによって決まった意思決定というものを
全面的に外部にもしっかりと示すことによって
会社の中の世間というものは
こういうふうな考え方でやっているというものを示すことによって
1つ納得性というのを得られる可能性はあるのかなとは思うんですよね
少なくとも世間からの同調圧力に対して
会社における本来の意思決定のあり方というものを歪めることなく
意思決定を進めやすい1つの意思決定プロセスのやり方かなと思ってますね
もちろんいろんな不祥事があった中で
不正とかの問題に関しては第三審議会を入れるとか
外部機関を入れるというのは普通にあると思うんですけども
そういうものではなく
明らかにこれは社内で判断すべきものを
世の中のSNSの炎上などによって歪められるケースを
どのように対応していくべきかという1つの方法として
この同意プロセスというのはあるのかなというふうに思ってます
ある意味これは1人1人の同意を得たと
社員全員の同意を得たということで
元気玉みたいな形になるかなと思うんですけども
元気玉という形で
みんなの力をもらって大きなパワーにしていくという
1つのアプローチとしてこの同意プロセスというのは
有効ではないかなというふうに思ってますね
一般的に物事を早く意思決定を進めていくとなると
1人1人の同意を得るというのはかなり時間がかかりますし
なかなかこれは会社の運営においては
適合しにくいかなと思ってたんですけれども
いろんなケースがある中で
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逆に1人が意思決定をすることによって
どうしても歪んだ意思決定になるというケースがあるのであれば
全員の力を集めた同意プロセスというのが
1つ有効なんじゃないかなと思って
夢見でも同意プロセスというものを改めて明示的に行って
いろんなケースで活用していこうというふうに
実験的に考えています
もう1つが2つ目の意思決定プロセスで
導入する予定なのが投票プロセスです
投票ですね
Web3の文脈などでは
投票というものは比較的取り入れられていることがあると思います
ただビジネスを行っていく上では
先ほどの同意プロセスと同様なんですけれども
投票で決めていくというものが
集団占領と呼ばれるように
ある意味浅はかな意思決定になる可能性があるし
思い切った意思決定というのはやはり1人の思いとか
ある意味勘違いも含めてですよ
作語であったり詩や教作 誤認 誤読
そういったものも含めて
1人の意思決定によって物事を進めていくというのは
エラーも含めて基本になるのかなと思って
助言プロセスを行っているんですけれども
とはいえ何とか投票プロセスというものを
使えないかなという中で
多数決という意思決定は良くないなと思うんですけれども
投票行為というものが集団地
集団の英知として使えるやり方がないのかな
というふうに思っております
今行おうと思っているのが
商用の分配方式において
この投票システムというものを
導入できないかなというふうに思っています
どういうふうにやり方を行うかというと
商用原子を用意しておくんですけれども
その商用原子の分配方式として投票を行うと
投票によって選ばれた
投票数や得票数が多い人に対して
分配していくという方式ではあるんですけれども
そこの投票方式におけるやり方として
少し特殊なものを導入しようと思っています
その投票方式がクアドラティックボーティング
クアドラティックボーティングというものなんですけれども
これは何かというと
ちょっと特殊な方式であるんですけれども
台湾のデジタル大臣のオードリー・タンさんが
紹介したことで
いろいろ世界中に広がっているという方式なんですけれども
まず一つが
投票できる対象が一つではないですね
投票の選択肢を一つに絞る必要はなくて
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複数の選択肢の中から複数に投票することができる
というか投票しないといけないという
分散投票制というのが一つのものなんですね
例えば業績商用の対象となる社員
社員名の場合だと400人いたときに
400人の中から1人選ぶのではなくて
5人とか複数の人に投票していくというのが
まず一つになります
もう一つが
この投票形式を行うときの問題点というのは
人気投票とかやっぱり声が大きい人とか
目立つ人に集中しがちになるので
少数派ですね
私としてはこの人が業績商用をもらうべきだと思っているけれども
そういう声が小さい少ない場合に関しては
それがなかなか反映されないというのがあるので
もう少数派の意見をいかに
反映させるかというところの工夫として
このクアドラティックポーティングというのは
これと優れた仕組みになっております
クアドラティックというのは
何て言うんですかね
二次正方形とか
二次のというですね
二次元的な二次のという
二次方程式とかのものにはなるんですけれども
どういう投票方式かというと
一般的には例えば
10票投票の権利があったときに
10人に1票ずつ入れていくことになると思うんですね
先ほどのように複数投票するといった場合に
10票票入れるとなったときに
そうではなくて
10票なら10票あったときに
Aさんに5票
Bさんに3票
Cさんに2票とかという形で
票を自分なりの配分方式に従って
3人なら3人に投票することができるんですけれども
クアドラティックポーティングの場合というのは
投票する最終的な票数というものが
例えば3票投票した場合に
3の事情 3票の事情ですね
が票数から消化されるという形の仕組みになっています
なので3票投票する場合は
9票消化するということになるので
先ほどの10票のうちの9票が消化されて
残り1票にしかならないですね
なので通常だと
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1人の人になるべく
勝意を受け取ってほしいので
大部分投票したくなるんですけれども
例えば9票分投票しても
実質は先ほど話したように3票分
3の事情が9なので
3票分しか反映されないという形になるので
平方根として考えてもいいんですけれども
平方根分しか実際の得票としては反映されない
得票数というのが平方根になるということになります
通常このクアドラティックポーティングというのは
100票自分の票が持っているんですけれども
オードリターンさんの方式だと
99票になっていて
つまり100票持っているところからスタートしたときには
もう選ぶの大変だから
10の2乗で100ですよね
なので10票分の得票数を
A3に全部やっちゃえという風になってしまうんですね
簡単に平方根で割り切れてしまうので100票だと
99にすると簡単には割り振れないですね
最大だと9×9の区区81
81票を消化して
9票をA3にやったときに
81消化するんですけれども
そうするとまだ残るんですね
99票から81引くので
18票まだ残ると
じゃあこの18票また誰に渡そうかなというので
例えば4票消化して
4×4 16ですよね
なので16という風にして
4票分をB3に投票する
でもまた16票 18票のうち16票を消化して
2票残ると
まだ残るのかなという形で
結構頭を使うというのは少しめんどくさい部分があるんですけれども
いかにこの99票をどういう風に分配するかというのは
しっかりと複数の人に必ず投票されることになる
という意味では非常にいい仕組みになっている
かつ一番多く投票した
A3ですね
9票 × 81
81票を消化して
9票投票したけれども
やはりこの9票の投票するために
81消化しないというのは結構でかいんですよね
結構でかいんですよね
9票消化するために81だと
でもこれですよ
1票を得票数として入れる場合には
1消化しなくて済むんですよね
っていうことは
99票を持っていた場合は
99人の得票数まで
極端に言うと
まんべんなく投票すれば
99分投票できるのに
24:00
1人に集中すると
先ほどの話の9の得票数しか入れられないという風になるんですよね
だから1人に集中させるよりも
分散させた方が多くの得票数を得られやすいという風に考えた時に
少数派というものが結構優先して
選ばれやすくなるという意味では
非常に良い仕組みだなという風に思っていて
投票のやり方次第ですね
でもこんな風に
いろんな観点というのを取り入れることができるなというので
クアドラティックボーティングに関しては非常に
可能性を感じておりまして
一度この仕組みを使って実験的に
行積商用というものを分配してみて
まずは一定の少ない原子というものを分配してみて
どういう並びになっていくのかということを
決めていければなとは思うんですけれども
非常に楽しみでもあるやり方になってますね
耳としてはなかなかこの
人が人を決めるって非常に難しい中で
行積商用の分配というところも
きっちり何か目標を管理をしてその実績に基づいて
商用を行うというのはかなり無理があるなという風に感じていて
何かしらの仕組みで解決できないかなという
中で少数の意見もしっかりと反映して
納得いくような方式というのが
もしかしたらこの投票方式のあり方次第で
できる可能性があるなと思って期待しているやり方になってます
以上が今耳でやろうとしている
2つ目の意思決定プロセスになっております
今日お話ししたようにコンセントプロセス
同意プロセスであったりこの投票プロセスというものも
一見ちょっと複雑な部分もあるんですけれども
新しい意思決定のあり方として
工夫していくことで
より人に依存せずに
あるいは特定の人が大変な思いをすることなく
納得いくような意思決定ができるのかなと思って
いろいろとチャレンジしていきたいなという風に思ってますし
その結果もまたこのPodcastでお話ししていければなという風に思っております
本日は意思決定プロセスとしての同意プロセスと
投票プロセスQuadratic Votingについてでした
26:27

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