1. 【建設業を持ち上げろ】立入禁止の向こう側
  2. #127 ◆教育のない会社は、進歩..
2022-06-09 20:01

#127 ◆教育のない会社は、進歩がない話【建設業を持ち上げる】たけだの作業日報

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#現場監督 #施工管理 #建築 #起業 #若手教育 #建設業
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みなさん、おはようございます。こんにちは。ライズプラのTAKEDAと申します。
本日は2022年6月9日、木曜日ということでお送りしたいと思います。
今日は、若手総力アップ研修ということで、8名の方たちにレクチャーをさせていただきました。
今日も喋ったなぁ。だいぶ喉が疲れてきておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日で2日目ということになるんですが、研修でどういうもの?どう進めていくの?という様子がまだ分からない状況下の中で、
現在は新人向けということで、先行してスタートしているんですが、その中には3年生4年生とかそういう方たちも含まれているんです。
最初は、建築工事って何?というところから始まっていて、設計図でこうやって読むんだよ、みたいなところもレクチャーさせていただいているんですが、
そこが3年生4年生にとってみるとおそらく退屈なゾーンだと思うんです。
時間取られるなっていう、意味なくねっていう風に感じてしまう場面があると思うんですが、ここが非常に分岐点で、
ここの段階で学び直しの意味っていうことを分かっていただければですね、本当はたくさんの学びってあるんだよっていうね。
おそらく40歳になってもここをしっかりと学ぶことって実はできるよなっていうようなお話を今回させていただいたんですよ。
最初のうちは、なんでこんなことをやらなきゃいけないですか?みたいな雰囲気が非常に醸し出されていたんですよ。
そういう受講生がいるんです。
いるのはそれは当たり前の感情というか、忙しいわけですから、そんな3時間も取られている場合じゃねえよ。
しかも何?実習しろっていうの?みたいな、そういう感覚になるのは非常に分かりやすい感情だというふうに思っております。
問題は僕側がね、それをどう意識改革をしていくのかっていうところがすごく肝になってきます。
だってどの道3時間いるわけじゃんか。
3時間この場にいなきゃいけないんですよ。
いなきゃいけない時にずっと、早く終わんねえかな、仕事職に待ってるのになっていうふうに思いながら、ずっと研修を受けていくのと、
研修に入ったんだったらもうどうしようもないから、もうやらざるを得ない。
その状況に自分を持ち込めるかどうかっていうのは結局は本人の意識の話でしかないんですよ。
僕らが一生懸命強力な言葉で引っ張ったとしても、意識が変わらない限りというか、
意識を自分の中でそっちの方にスイッチしない限りダメなわけですよ。
だからといって僕はその人に対してそうしなきゃダメだよって言ったところで、
なんだよって反発して終わっちゃうわけですよ。
なので遠回しに遠回しにというか、本人が気づくところまでヒントを出し続けるというようなやり口をしていかないと変わらないんです。
他の人たちはみんな本気出してやってるっていうところを使ってみたり、
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自分も同じだったんだよっていうところを言ってみたり、
その重要性ってあるよねって言ってみたり、相手の質問を引き出してみたり、
本当に思ってる、本音の部分を引き出してみたりっていう風に、
あの手この手を使いながらその子が今のこの時間はこれに集中した方が得だと。
時間を失ってしまうのが損じゃなくて、
時間をこの時間こっちに集中する方が得なんだと、
いかに思わせられるかが勝負だなって思ってまして、
そこに今回は挑んだわけですが、
そうだな、だいぶ響いたんじゃないかなと僕の中では思っておりますよね。
だけど結局本人次第なので。
研修を受けるっていうのは、
その研修講師の歩んできた道のおいしいところだけをいただけるわけですから、
そこの同じ道を歩まなくてもいいことになるので、
本当はその時間に集中する方が、
多分仕事をずっとやっていくよりも圧倒的に成長が早いはずなんだけど、
本を読むのと一緒でね。
そこにどうやったら気づいてもらえるのかというのを、
相手目線で考えた時にどういう言葉を使うべきなのかっていうのを、
いろいろこの手を使いながらやっていきたいなというふうに思っております。
ということで、そんな研修を行っておりますが、
明日は新人スキルアップ研修ということなので、
また昼からの放送ということになりますので、
ご了承いただければと思います。
それでは本日も始めていきたいと思います。
武田の作業日報。
皆さん改めましてこんにちは。
ライズプラの武田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、
YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトで若手育成、
現場の効率化のサポートをしたりしております。
この番組では建設業界の様々な取り組みの話や、
部下育成、働き方改革の取り組み、
仕事力を上げる考え方などなど、
車で運転する空き時間を使ってお送りさせていただいております。
なので多少の雑音につきましては、
ご了承いただきたいというふうに思います。
本日のテーマは、
本日の本題はと言いますと、
疲れましたわ、すみません。
本日の本題は何かと言いますと、
教育のないところに進歩はないというお話をさせていただきたいと思います。
本題に入る前に少しだけお知らせさせてください。
GLA現場ラボアカデミーということで、
6月25日開校の始みになっております。
若手だけじゃなくて、新人だけじゃなくて、
中堅ベテランの方も、
改革を起こしたいというふうに思っている人、
孤立しがちな会社の中は、
会社を変えていきたいんだ、業界を変えていきたいんだという、
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その考え方というのは、
得手して孤立しがちなんですけども、
そういう人たちだけで集まれば、
それこそ大きな火種になりますよね。
みんな改革したいと思っているのはそりゃそうだよね、
というようなコミュニティを作りたいというところから、
そういう時には何が必要かというと、
若手の意見ってやっぱり大事だよねというところで、
若手をどうやって集めてくるのかというふうに考えたところを、
結果、若手には育成をしましょうというところで、
僕の出しているレクチャー動画とかそういうものを、
無料で開放するような形でコミュニティを作って、
仕事の悩みだとかをいつでも話せるよという特典を、
若手の方には持ってもらって、
その意見を僕ら改革をしたい人たちが抽出していくような、
そんなコミュニティになっていきますというところになりますので、
ぜひ参加していただきたいなと思います。
明日の朝8時ぐらいをめがけて、
入学パスというものがあるんですけども、
販売開始という形になりますので、
ぜひ購入していただければな、
参加していただければなというふうに思っております。
はい、ということで本題の方に入っていきたいと思いますが、
本日のお話はというと、
教育のないところに進化はありませんよというようなお話になっていきます。
そんなに難しい話ではないんですけども、
実は建設業界には特に、
教育するという仕組みが全然できていないんですよ。
なんでか知らないけども、
自分の苦しんで歩んできた道を、
部下にも歩ませなければ気が済まないという風潮がありまして、
俺が大変だったんだから、お前だって苦労するべきだみたいな、
そういうような雰囲気ってありますよねっていうのは、
どうでしょうか、皆さん同意するでしょうか。
僕はそう感じているんです。
今回、今日、
若手キサルカップ研修ということで、
その中でもお話ししていたんですけども、
先輩は後輩を、
自分を超える人材に育てることが責任ですというのがまずは基本です。
そして後輩は先輩を抜き去ることが重要な責任なんですという話なんです。
なぜそれが責任というところまで行ってしまうのかというと、
だって進化しないじゃん。
60歳の先輩がいたとしましょう。
すごい人だよね、経験値はすごいよね、馬力じゃないな、
見識もすごいよね、権力もすごい持ってるよねっていう人がいたとして、
皆さん若手が60歳になった時に、
そこに行ってる場合じゃないんですよ。
全く同じプロセスで全く同じ道をたどれば、
もしかしたら60歳になった時にはそこに至るかもしれませんが、
それを延々、100年間くらい繰り返し続けた結果、
何が起きると思います?
会社は1ミリも発展もしなければ進歩もしないんですよ。
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だから必ず60歳になった時には、
皆さんは若手に関しては、
その今の60歳、皆さんの知っている60歳を
遥かに凌駕してなければ、
時代は進化してますからね。
そこに取り残されるに決まってるじゃんっていう話なんですよ。
だけど建設業界、現在取り残されているような構図になってしまっているのは、
つまりはこういう自分のところに恋っていう、
そういう育て方をしているんじゃないの?っていうふうに思うんです。
自分を超えていけ!ではなくて、
自分のところに恋って言ったら、
自分に並ぶことがゴールだみたいな設定になっちゃうんで、
教え方だって同じペースで上がりゃいいわけですから、
自分が歩んだ道のりでいいよねっていう、
そういう結論になるのは当たり前なんですよ。
だけど、それじゃダメだよねって僕は思うんです。
例えばね、時代を大きく遡りまして、
誰かある人が一生かけて火の起こし方というものを編み出したとするじゃないですか。
例えばね、何とかこう自分なりにいろいろ試行錯誤した結果、
安定的に火の起こし方を学ぶことができましたってなったとしますね。
一生かかるわけですよね。
昔の人はね、簡単に火を起こすなんてことはできなかったわけですから。
じゃあ、次の世代の人は、
同じく火の起こし方がわからないところから始まって、
火の起こし方を安定的に提供するのにどのくらい時間かかるのかというと、
おそらく一生かかるんですよ。
でね、そのさらに次の世代も火の起こし方から自分で勝手に学んでいって、
勝手に編み出そうと頑張った結果、どのくらい時間かかるのかというと一生かかるんです。
これで3世代かかって火の起こし方がわからないところから、
火の起こし方がわかったという発明を3回繰り返したことになりますね。
さあ問題です。進化してますか?
なわけないね。
全く進化してないです。
同じプロセスを辿っていた。
皆さん同じ工夫をして、同じことを考えて、同じ風に発明をしたという、
ただそれだけの話です。
これを延々と繰り返したところで、
誰も火の起こし方がわかったという大発見をみんながするという構図になりますよね。
これって意味があるでしょうか?
時代って進化するでしょうか?
技術って進歩するでしょうか?という話なんです。
全然進歩しないです。それじゃダメです。
本当はどうしたらいいのかというと、
ある人が一生かけて火の起こし方を学びました。
安定的に火を起こす方法ってこれだというのがわかりました。
そしたら次の世代の人たちには、
火の安定的な仕事だと、火の安定的な起こし方というものを、
簡単にプロセスだとか、どうやって苦労してきたのか、
そんな自慢マナーじゃどうでもいいんです。
そうじゃなくて、こうやったら火って簡単に起こせるよという方法だけを伝授するんですよ。
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そしたら火の起こし方なんてものは別に知らなくていいんじゃないですか。
どうやって苦しんだ結果、そこにたどり着いたのかなんてことは誰も知らなくていいんです。
火の起こし方、簡単に火が起きる方法が若いうちに分かりましたよね、
っていうところから出発するんです。
この時点で数十年かけて培ってきた火を起こす技術というのは、
わずかピチピチの若い20歳くらいの子に伝承されたことになります。
じゃあその20歳の子は、その火の起こし方を学びました、
ラッキー、ありがとうございました、つって終わるっていう、
そういう状況にはきっとならないんですよ。
おそらくですが、その火の起こし方を簡単に起こすことが分かったと、
これは便利だなということで、そこからその火を使って、
これ、肉焼いたらうまいんじゃね?とか、
寒い時、簡単に火を起こせんじゃね?とかっていうような工夫が生まれてくるんです。
火を起こし、料理をするというその美味しさが分かりましたっていうところを
一生涯かけてやったとしましょうか。
そうするとその次の子孫には何をするのかというと、
火の起こし方はもうこれで簡単にできるからっていうところにしておいて、
じゃあ料理はこういう風にやったら美味しく出来上がるよという、
そしてお腹も壊しづらいよという方法を植え付けます。
これを教育って言いますね。
それをやることにより、次の世代というのは、
火の起こし方も料理の作り方も分かった状態で、
じゃあ続きまして、明るくする方法は何がいいかな?
外敵を守るために、実は火が怖がるらしいぜということは分かってきた。
だったら火を焚いておけば猛獣なんて怖くないじゃんということが
もしもね、分かってきたので、一生かけて分かったのであればという風に脈々と、
技術というのは自分が生み出した便利な方法を
より簡単にできるところまで落とし込んで、
自分の後続のものに渡すということをするんです。
その時に生まれる発想というのが、つまりは教育なんですよ。
どうやったら簡単にできるのかっていう。
そのいちいち全部のプロセスを踏まないと、
それができるというところまで至っちゃいけないよといって
いちいち谷底に突き落としている場合ではないんですよ。
より高いところに飛ぶためには苦労して手に入れたそれ、
その技術というものを簡単にできる方法を生み出して次に渡すことにより、
若者はより高いところに進むことができるようになるわけですよ。
分かりますね。これがつまりは教育なんです。
そして進歩なんですよ。
ということは、今時代がものすごく原始時代に戻ってきましたが、
現代に戻ってきたときに先輩が一生懸命やってきた、
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こういうふうに苦労してきて、そういう経験を加えた上で新しい見識を手に入れました。
新しい技術をやれば仕事ってうまくなるよということが分かりました。
その後、その技術を捨てて仕事を辞めますと言って退社していくということをやると、
若者ってどうなると思います?
多分ですけど、同じところを延々ループすると思いません?
だってそもそも教育するということは伝承されていないわけですから。
新しいことに挑戦してできるようになったら、
それをやりやすい方向まで落とし込んで次に伝えるという、
ただそれだけのプロセスをどんどんやっていけば、
なんで今時そんなやり方してるの?っていう人たちがいっぱい出てきてもおかしくないじゃないですか。
なのに、昔のやり方こそ正しいんですという風潮が、
建設業界にはものすごくたくさんはびこっているんじゃないかなというふうに思うんです。
どうでしょうか?皆さん身に覚えがないでしょうか?
積算を教えるときに最初はとりあえず電卓をたたえて覚えなさいみたいなことをやったりしてないでしょうか?
世の中にはこんなにたくさんの積算ツールがあるんです。
その積算ツールをできてきた背景は、積算の業務が大変だからとかミスが多いからとかそういうことだったはずなんです。
だから考えなくても入力さえすれば答えが出てくるよっていうところに行き着いたわけですよね。
凄まじい進歩じゃないですか。
だから本当はその使い方を教えた上で、さらにそこのツールを使った上でもっと良いもの、もっとやりやすいもの、もっと効率の良いものを生み出さなきゃダメだよねっていう段階に入らなきゃいけないんです。
なのに自分は最初電卓を叩いて積算をやってきて、今ここにいるから若い奴らも今ここに来るためにはその手を踏ませなければここには来れないと思うのは進化を放棄している考え方だというふうに僕は感じております。
だから教育というのはつまり進歩なんです。進歩するためには教育が必要なんですよ。
今の子供たちは努力をしない。違う違う、努力をしないんじゃなくて、今こんなに便利なものたちがいっぱいある中で、なぜわざわざ原始時代の火の起こし方から始めなければいけないのかわけわからないという状態に入っているんです。
だから戸惑うんですよ。そして面白くねって思っちゃうんです。
どんどん進化しているわけでもなく、どんなに成長したとしても先輩を越せるわけでもないとなると、同じところを延々繰り返す。
答えのあることをどんどんやらされ続けていると、ただの暗記状態になっていって、自分で工夫することもなければ進歩することもないよね。
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また昨日と同じことを今日もやるだけでしょみたいなことになっちゃって、結局技術は伝承はされるのかもしれませんけどね。
進化することも進歩することもなく、ただただ消えては生まれ、消えては生まれを繰り返してガラパゴス化していくという構図になっているわけです。
そんなこんな当たり前の理屈なんですよ。子供には楽をさせたいと思うのは本来親心であるはずなのに、子供にも同じ苦労をさせようとしている親がいるという状況。
教育ならもしかしたらそれでもいいかもしれません。強い子に育てたいという意思なのかもしれませんが、
仕事については皆さんがそれを繰り返して子供のためだ、部下のためだと思ってやっていることも、
結局は時代遅れのガラパゴスになってしまうということに気づいてほしいなという話なんですよ。
教育というものを次に繋げる、今を繰り返すだけじゃなくて、次の時代を皆さんを超える人材を育てるためには、
今皆さんがやっていることは鼻歌混じりにこなせるようにならなければいけないよね。
それを進化という、進歩というふうに呼ぶんだよというふうに捉えていただいて、
しっかり教育の仕組みを作っていただければなと思いますし、
先輩たちには教育ってそういうことよ、今を切り抜ける、ただ今この瞬間をこなすことが教育ではないよ、
次の時代を作ることを教育って言うんだよというところをしっかりと植え付けて、
より強固な会社にしていってほしいな、より強固な業界にしていってほしいなというふうに心から思います。
はい、ということで本日の放送は以上にさせていただきます。
最後までご視聴いただきましてありがとうございました。
それでは、また明日の放送でお会いいたしましょう。
それでは皆さん、ご安全に。
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