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唸る文章、失踪する物語、はちゃめちゃな人物たち。1930年代ロサンゼルスを舞台に繰り広げられる、作家志望の男の恋愛と成長の物語。
今も色褪せることなく夢中で読めてしまう、2023年の新役版ジョン・ファンテの塵に訊けを紹介します。
どうも皆さんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、色んな人に読んでもらいたい、色んな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは、私ダイチとミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、ジョン・ファンテの塵に訊けになります。
栗原俊秀さん役で、道谷から2023年に出版された本になります。
今回のこの作品ですが、日本翻訳大賞二次選考作品15作に入ってきましたね。
そうですよね。
ちょうど収録の直前ぐらいに発表になりましたが。
で、この前の前に紹介しているんですが、ハリケーンの季節。
そうだね。
宇野一三さんが役したハリケーンの季節も二次選考大賞の15作品に選ばれていて、
気分がちょっといいですね。自分たちが紹介している本がちょうどいいタイミングで日本翻訳大賞に。
私たぶん、この塵に訊けは、たぶんちょうど読み終わった直後ぐらいに日本翻訳大賞の選考作品が発表されて、
お!ってなりましたね。
僕も同じタイミングに読んでたんで。
そうですよね。
いや、でもこれは確かにすごいというか。
いや、そうだね。
ちなみにこの塵に訊けは、もともとトコホウジさんが2000年頃に訳していた本があるんですけど、
栗原さんが今回、他の作品もいろいろ訳されていて、
この情報判定の代表作である塵に訊けもいろいろ訳されたっていうのが、
この最近、去年ですね、出版されたっていう経緯になっているみたいで。
いやー、でもすごい作品ですよね。
そうですね。今回はかなり厚く紹介していくことになるんじゃないかなって思うぐらいハマりましたね。
私は日本翻訳大賞にハリケーンの季節を推薦していたんですけれども、
ちょっとこれを読んでいたらわからなかったかもしれない。
そうですか。
で、ちょっとこんだけなんで激推ししたくなっているかというとですね、
久しぶりに夢中で読みましたね。
結構夢中で読んではいるんだけど、夢中のレベル感が久しぶりにこの高い感じできたなっていう。
本当止まらなかったですね。
なんで止まらなかったかっていう話は、ちゃんと今日話していきたいんですけど、
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個人的にはもう20歳ぐらいの自分に読ませたいって思った作品ですね。
わかりますね。
若い自分に読んでもらいたかった。
青春小説であるのは間違いないんですけれども、
それと同時にですね、感情が揺さぶられる一冊だったので、
これ読んだら絶対火がついたと思う、何かに。
で、その火っていうのは、自分はその時小説家志望だったりしたので、
ぜひともですね、これは小説家志望や小説を書いている人、
もしくは書いたことがある人に読んでいただきたい一冊だなと思ってますね。
僕もやっぱり夢中になって読んでましたし、
なんかね、すごいテンポが良くて読み出すと止まらなくなるっていうのがあって、
最初この本知った時に、だいたい100年近く前に書かれたっていうので、
新訳が出たとはいえ、昔の本じゃないかって思いながら読んだら、
もう全然思っていた印象とは違って、
もうすごいね、もうスッて入ってきて、
とにかく面白くて読んでいけたっていうので、
なんかすごい読んでる間は最高の気分でしたね。
そうですね。
僕が好きなボラーニョとかですね、
そういうのもやっぱりちょっとひねくれたような、
主人公が、詩人志望とか作家志望の主人公がいて、
笑える要素がいっぱいあってっていう。
ただこのチリニッキ系に関しては、
最初はそういう娯楽要素が強い本かなと思いきや、
だんだん読んでいると、なかなか感情を揺さぶってくるような、
そんなものストーリーにもなっていて、
すごい深みもあって、これは好きな人はめちゃめちゃハマる本だなと思いましたね。
そうですね。確かにこれはハマる人はハマるでしょうね。
でもこのカバーからだとちょっと古っぽい感じがするんで、
それでちょっとね、もし自分には合わないかなって避けてる人がいたら、
結構もったいないかなと思うんで、
ぜひ今日の話を聞いてもらいたいですね。
さて、著者のジョン・ファンテさんを紹介したいと思います。
この方は1909年、生誕100年を超えて何年なんだろう。
結構経ってらっしゃいますが、
コロラド州デンバーにてイタリア人移民家庭の長男として生まれているそうです。
1932年、20歳ちょっとぐらいの時に、
短編でデビューして、
以降、複数の雑誌に短編の発表を続けていたと。
38年に初の長編小説を出筆して、
その後長編第2作、今回ですね、
Ask the Dust、チリニキアを発表したとなっております。
ハリウッド映画とかテレビ番組に脚本を提供していて、
生計を立てたそうなので、小説以外の仕事も結構いろいろやられていたみたいですね。
83年に亡くなっています。
なんとなくだけど、役者跡書きを読む限り、
チャールズ・ブコウスキーに評価されて、
彼の本を出すためにあった出版社から、
このジョン・ファンテの本も出されて、
そこで売れたみたいな形みたいなので、
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なかなか出筆したときと評価されている時期が
少しずれていらっしゃる方で、
ギリギリ生前評価されたかなという感じなのかな。
そうですよね。
もう1900年代初頭の話とか書かれているんですけども、
80年代に人気が沸騰したっていうのもあれですよね。
Bトニックの先駆者、先駆者ですかね。
やっぱり60年代、70年代の結構自由な雰囲気とか、
社会からはみ出るような雰囲気とか、
そういうのを得て、
この作品というか生き様みたいなのって
結構浴びるようになったのかなと思いますので。
去年紹介したロシアのプラトーノフですね。
チヴェングルを書いた。
同じように1900年代の頭に書いて、
評価されたの80年以降とかですね。
そういう時代、すごいものを書いていたけども、
そういうのが評価されるのは
ちょっと後々の方っていうのがあって、
アメリカとかロシアとかでも意外といるんだなっていうのは、
どこの地域にでもそういう作家さんっているのかなっていうのは思いましたね。
そうですね、確かに。
でもこれ読んで思ったけど、めちゃめちゃ面白いから、
他の作品めっちゃ読みたいもんね、今。
もうちょっと手に入るかあれですが、
ちょっと読みたいなとは思ってますね。
そうですよね。
時代背景とか色々解説できるところはあると思うんですけども、
そういう先入観抜きに単純に面白いっていうのがやっぱりあって、
そうですよね。
他の作品とかも読んでみたいですよね。
そんなわけで、今回の作品紹介入っていきたいと思います。
ではちょっとホームページの引用をしたいと思います。
30年代の大灰、ビートニクの選挙書は
照りつける太陽と死海を奪う砂漠の塵が舞うロサンゼルス、
わらちを吐いたメキシコ娘カミラ、
作家志望のイタリア系アルトゥーロ。
差別される者同士の共感が恋に震え、
疾伏し唸り転げるせい。
80年の再観で沸騰した名著の新訳となっておりますが、
ざっくりこれだけだと再観されたんだよってことと、
ビートニクの走りだったんだなっていうところぐらいかなってところですね。
ちょっと詳しいことはストーリーで話していきたいんですけれども、
今回の主人公はこの作家志望のイタリア系アルトゥーロという人物ですね。
おそらく20歳前後で、そして彼が恋をする、出会った少女、
メキシコのカミラという女性ですね。
この2人が中心の話になっています。
ここからちょっと特徴を話した上で、
ストーリーを紹介していきたいんですけれども、
まず特徴なんですけど、
この本にハマった大きな理由はここなんですけど、
非常に読みやすく疾走感のある文章で、
どんどん連れてってくれるかなっていうところですね。
本当これ文章が流れるように入ってくるので、
すごく読みやすいんですよね。
この漢字はあんまり海外文学に慣れてない人でも、
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きっとどんどん読んでいけるような文体文章、
リズム感なんじゃないかなと思っていて、
今回登場人物でこの作品そこまで多くないので、
登場人物の名前さえしっかり押さえていれば、
かなり読みやすい本なんじゃないかなと思っています。
リズム感のある文章で、
というかもうどんどん読んでいくうちに夢中になっていく文章で、
最後まで読み切ることができました。
1930年代っていう時代設定なんですけど、
正直文章に全く古びた感じはなかったです。
これは翻訳が上手いっていうところもあるのかもしれないですけど、
2024年にいる私が読んでもですね、
全く何というか100年前って感じはしない文章でしたね。
100年前って言って結構何だかんだ言うと最近だから、
そこまで感覚が違っているってことはないのかもしれないけど。
僕も本当この文章の読みやすさは、
読んでいたら心地よさを感じるようなのがありましたね。
あとはやっぱり読みやすさという点では、
このテンポの良さも含まれていると思っていて、
主人公の一人称で書かれてるんですけども、
主人公が作家というのもあって、
その心理描写とか含めて細かい描写を、
場面の描写とかを書いてると思いきや、
次の行では話をスキップして、
次の場面に行ってるとかですね、
細かさと編集ですね、場面をスキップしていく、
そのあたりの使い分けもすごく上手いんだなっていうのを感じていまして、
そのあたりで文章も読みやすいし、
テンポの良さもある、そういう読みやすさかなと思いますね。
文章によってはめちゃくちゃ詩的で、
そこも多分テンポもある上での詩的な
長めの表現になってるのかもしれないんですけれども、
なんかね、すげえいい文章来たと思っても、
その次にはまたね、鋭く鋭くというか、
スピード感がある文章もまた入ってきてみたいなところで、
確かにこの緩急というのか何でしょうね、
確かに何かを使い分けている感はすごいありますね。
だから本当に読み手を夢中にさせる力があるなっていうところですよね。
で、ちょっと続きまして、
登場人物の話に移っていきたいんですけど、
主人公を含めてですね、登場人物は正直ちょっと、
こすぎますね。
まともな人たぶん一人もいなかったんじゃないかなって思うような。
編集者ぐらいですかね。
作家付きの。
そうですね。
基本的には激しい人物ばかりで、
そのせいなのか、結構感情がむき出しになっている感じがあって、
特に主人公のアルトゥーロと、
あとヒロインのカメラですね。
あと、主軸でいうともう一人、サミーか、
っていう、
人物が出てくるんですけれども、
そのあたりは結構感情がむき出し感があって、面白いです。
と思ったんですが、
主要人物以外にも、
アルトゥーロが住んでいるホテルの住人とか、
もしかしたらちょっと親も結構、
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ストレスだったよね。
なかなか感情の激しい方々が多いなっていうところで、
だからなんだろう、この小説が、
だから悪いというわけじゃなくて、むしろ良くて、
正直こういう話、こういう感情のむき出しを読むのが、
やっぱり小説を読む醍醐味の一つだなと思っているところがあるので、
めちゃめちゃ楽しみながら読ませていただきましたね。
楽しいと言いながらも、結構この話重くなっていくので、
アルトゥーロとカミラの感情ですね、
この二人の分かり合えなさ、分かり合える部分、
共感しているだろう部分みたいなところと、
先に言った分かり合えなさの差分がですね、
結構苦しくて、彼らが抱えている生きにくさ、
あと相手への感情とかですね、
そのあたりがなかなか折り合いがつかなくて、
ここはちょっと読んでいて苦しかった部分ですね。
この苦しみを味わうのも、やはり小説を読む醍醐味の一つだなと思いますね。
結構人物登場してきたときに、
やっぱりあり得ない展開を生んでいて、
多分普通の小説だったらそんなちょっとご都合主義って思われるような出来事とか、
そういう人物が現れたりとかってあるかもしれないんですけども、
そういうのも含めてのこのはちゃめちゃ感っていう、
それがなんかもう一個の物語になっていってるっていう、
そこはストーリー性とこのはちゃめちゃ感がミックスされているような感じで、
やっぱり良くて、さらにそれだけじゃなくて、
この大地さんが言ってたような人物への屈折した思いとかですね、
なんかそういうところも含まれていたりということで、
そうですよね、単純に面白いだけではないっていうところは、
すごいこの小説の深みを感じるところで良かったなと思うところでしたね。
あとこの感情なんでしょうけど、
ちょっと後でも話すかもしれないんですが、
この役者と書けによると、
著者のジョン・ファンテさん自身が経験した感情っぽいので、
ちょっとこのカミラーへの思いはですね、
おそらくちょっと実体験に基づいてるんだろうなと思います。
だからなんかやたらリアルだったりするし、
ちょっと飛躍があったりするんですよね。
説明のつかなさみたいなところがちょっとあって、
なんかそれは実体験だって、
ちょっと役者と書きを見てかなり負に落ちた部分でした。
で、最後にですね、ちょっとこの小説ですね、
読んでもらいたい人種というか、
タイプの人がいるんですけど、
小説家志望の人にはかなりハマる作品なんじゃないかなと、
冒頭も話しましたが思っております。
これはですね、1回でも小説を書いてみたり、
小説家を目指してみたり、もしくはもう小説家である方、
なんかには刺さる内容なんじゃないかなと思いますね。
やっぱりこのアルドゥールが小説家として体制していく、
あの流れも描かれてるんですけれども、
彼の自意識とか、彼が執筆に向かっている姿勢とか、
そのあたりはですね、
多分刺さる人には刺さるんだなと思ってますね。
そうですよね。
なかなか小説が採用してもらえなくて、
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貧乏生活を送っている時の様子とか、
妙に小説家としてのいろんな山あり谷ありっていう、
そんなのも描かれていて、
ここは結構、やっぱりボラーニョの作品が世界観と重なるところを感じましたし、
あとラジオでも以前紹介したことがある、
テナントという作品ですね。
バーナード・マラマットが書いた、
これも小説家が主人公の作品なんですけども、
そこともちょっとイメージ重なるところもあって、
実際に書いている人とかはね、
これはもうハマると思うと思いますね。
いや、まさしくですね。
そんなわけで、ストーリー紹介いきたいと思います。
ネタバレ最後までしないように気をつけて話そうと思ってます。
ちょっとこれ、今までの話聞いて、
ストーリーどうなのか気になる人もいると思うので、
かなり大枠のとこですね、
アルトゥーロとカメラの関係に絞って話していきたいと思います。
アルトゥーロはですね、1930年代ロサンゼルス。
売れないというか、まだ作家として一人前になっていない、
イタリア系作家アルトゥーロが主人公です。
彼はですね、かつて雑誌に掲載された一本の短編、
子犬が笑ったという小説を発表しただけの作家という状態ですね。
ホテルに部屋を取り滞在、暮らしているが、
家賃は円帯中という、なかなか厳しい生活を今送っています。
お金がそこをついているので、
家にある実家の母にお金を送ってもらったりしています。
この子犬が笑ったを出したときに、
担当してもらった編集者に原稿を書かせほしいとか、
作品を送りますとか、
そういう感じの長い長い手紙を送ったりしています。
お金はないんですけれども、あるときですね、
コーヒーが飲みたくなったので、
コロンビアビュッフェという店で入るんですけど、
そこのコーヒーがですね、
全く彼の満足できないというか、
美味しくないっていうところで腹を立て始めるんですね。
コーヒーではないと。
靴から出た泥水みたいなことを言ってたかな。
そんなぐらいの感じの表現をされていましたが、
アルトゥールは腹を立てると。
ウェイトレスにクレームを言い出します。
そのウェイトレスがメキシコ人の娘カミラでした。
アルトゥールはですね、
カミラにかなり酷い言葉をかけ侮辱して出て行きます。
もう完全に恋が始まるような予感は全くこの時はなかったんですけど、
その後アルトゥールはですね、
侮辱しながらもカミラに会うためにですね、
このビッフェに通って行きますね。
カミラに気に入っても会いたくて、
子犬が笑ったら読ませようとしたり、
実際読んだのかな。
で、たびたびこのカフェかな、
ビッフェに訪れてカミラと会って行きます。
で、会ってもですね、
あまり素直に行為は伝えないですね。
それどころか、カミラのメキシコの出陣をですね、
あからさまにバカにして行きます。
これに対してカミラはやり合って行きます。
でもなんか知らないですけど、
カミラはですね、
アルトゥールに心を許している部分がなんかありですね。
この2人はですね、
カミラの仕事終わりに、
カミラの車か、
で、運命ドライブに行きます。
で、この時出発する前に、
駐車場で仕事終わりに待ってろと言われたアルトゥールは、
カミラがですね、
サミーというパーテンダーと一緒に現れました。
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で、サミーはですね、
車に乗るわけではなく、
あ、送ってったのか。
サミーの家まで送ってって、
そっから運命ドライブに行ったんですけれども、
アルトゥールとしてはですね、
このサミーという男は気になって仕方ない、
っていう状況になってきますね。
で、海で遊んだ2人。
海に入って遊んだ2人ですが、
この時いろいろあるんですけれども、
結局うまくいかなかったと。
その後カミラはアルトゥールを避けるようになった。
で、そんな折ですね、
アルトゥールが編集者に送った長い手紙がですね、
その手紙自体が面白いということになってしまって、
編集者がこれを短編小説として雑誌に載せたいという連絡があり、
もうすでに小切手でアルトゥールに原稿料が支払われるという形になります。
で、こっからですね、
アルトゥールは急に極貧から離脱することができました。
で、その後アルトゥールはですね、
カメラのことを忘れてしまったというか、
考えないようにしながら執筆に勤しむんですが、
カメラがやってきて、
サミーを助けてほしいと言い出します。
サミーはちょっと重い病に侵されていて、
先がもうないかもしれないと。
でもサミーはですね、実は自分も小説を書いていて、
自分の小説をどうにか発表したいと考えていると。
そういう話になってきます。
で、サミーが書いた小説を読んでアドバイスが欲しいとお願いしてきました。
で、カメラはもうこの時点で分かるんですけど、
サミーのことが好きで、
逆に実はサミーはカメラのことをうとましいと思っている。
そういうことがちょっと話されてきます。
で、カメラはですね、
もう自分だけじゃサミーが会ってくれないというので、
アルトゥールを引き連れてですね、
この時ちょっともうロサンゼルスから結構離れたところに住んでいるので、
車で5時間くらいかかるんですけど、
その5時間一緒に行って、
アルトゥールはですね、サミーと小説の話をしたりしますね。
で、そこからですね、
カメラは度々アルトゥールのホテルの部屋に来るようになるんですが、
ちょっと様子がおかしかったりします。
で、カメラが薬をやっていることが判明して、
アルトゥールはそれをやめさせようとします。
アルトゥールはですね、
この時期あたりから作家としてどんどん成功していくんですが、
カメラとの関係はですね、
いろんなことが絡み合ってすれ違ってしまったりして、
なかなか安定しないというところで物語は進んでいき、
2点、3点かなぐらいして終わっていくというところです。
ちょっと言えるのはこれぐらいかなって感じですかね。
結構三角関係までいかないけど、恋愛小説ですね。
他にもいろんな人物が出てきたんですけども、
結構ね、アルトゥールとカメラの関係に絞った話だとそうですね。
で、なんかラストね、
ちょっと自分はこういうラスト結構好きなんだけど、
受け止め方によって分かれる部分ではあるかなとは思いますが、
でも独語感としては自分はちょっと辛さと悲しみと苦しさと、
そういうのがないまぜになって終わりましたけど。
そうですね、僕も。
やっぱりこの小説最初読んでたときは、
アルトゥールがすごい性格悪くてですね、
結構嫌なやつなんですね。
カメラにも本当に。
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カフェでモンスタークレーマーみたいなとにかく言いがかりつけて、
コーヒーをわざと机にこぼしたり、
とにかく悪口もめっちゃ言いますし。
で、アルトゥールが最初は作家として成功してなくて貧乏で、
それでも話として面白かったんで、
これもしアルトゥールがだんだん成功していったら、
小説として打作になっていくんじゃないかなってちょっと思ってたんですね。
でもそんな予想とは逆に、
アルトゥールは作家として成功していくのに、
小説としても面白くなっていくっていう。
やっぱりそれはカメラとの関係が安定しないっていう。
やっぱりアルトゥールが求めているのに、
そうはうまくいかないっていう。
読んでいるときの面白さはありましたし、
というのでクライマックスがあって、
ラストを迎えていくんですけども、
すごい楽しませてくれた小説なんで、
最後はちょっとした虚しさというか、
なんかスポッて終わったっていう感じがちょっとあってですね。
それはそれで余韻というか、
それを味わえるっていう小説を読んだ良さっていうのは感じれたんですけども、
これは決して悪い意味では全然ないんですけども、
すごい楽しませてくれて、
最後には心に何か切ないようなものを残してくれるっていう、
そんなのはありましたね。
カメラとの関係が結構常に動いているというか、
そこでいろんなことを考えてしまうわけですが。
そうですよね。
もしかしたらラスト独語感、
ちょっと人によっては好き嫌い分かれるところなのかなってところなんですけど、
でも読み始めたら読み切ってもらいたいなと思いますね。
ちょっと補足していくと、
なんでこんなにアルトゥーロがですね、
カメラに対して屈折してるというか、
ひどいことしてるのに好きなのにひどいことしたったりするのかっていうのはですね、
もちろん男性に限らないかもしれないですけど、
好きな人にジョワルしたいみたいな気持ちがもしかしたらどっかあるのかもしれませんが、
それ以上にですね、
メキシコ人の方に対する扱い方みたいなのが
ちょっと大きく影響していると思います。
ストレートに言うと人種差別がやっぱりこの時大きくあったようなんですね。
なのでメキシコの方に対して、
アメリカ人としては正当に扱ってないというか、
という多分状況だったと思うんですね。
そんな中でアルトゥールはカメラに惹かれてるっていうところが、
自分の中に屈折した思いを作り出してるのかなというところです。
ただ、言い方はあれなんですけど、アルトゥールが非常に差別的な人間かというと全くそうではないかったなと
この本を読んで、この物語の中では思いました。
むしろカメラに対してどんどんどんどん真っ直ぐ向き合おうとしている
人物だったなと思うので、そこは何でしょう。
最初とかありますが、一言で言えないような関係ではあるかなというところですね。
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カメラもですね、自分の立場っていうのを非常に気にしてるんですね。
アメリカ人っぽくなろうと色々復想とか努力してるところがあって、
それもちょっと読んでて切ないというか、辛い部分でもありましたね。
少し補足しておくと、カメラは国籍はアメリカ人なんですよね。
移民で、ただ当時そういうメキシコ系移民に対して
差別が意識っていうのがロサンゼルスの元々住んでいたアメリカ人の中にあったっていう
アルトゥールも差別人間では基本はないと思うんですけども、
カメラとの関係というか、カメラと接するときにそういう差別意識を
あえて持ち出してっていうことをやってたっていう感じですよね。
そうですね。
これが今の時代においてそれはひどすぎるだろうって思います。
この辺は結構時代背景はこういう表現の仕方とかあるのかなとは感じましたね。
まあそういうところがあるので、正直なんでこんなに嫌がらせじゃないけど
嫌なことするんだろうって読んでる時思ってたんですけど、
まあちょっとこういう背景があるんだなって聞くと、
ふんに落ちてくる部分がありました。
さて、ちょっと他印象に残ったところの話をしていきたいんですけど、
個人的にはですね、まずストーリーやら何やらで全部省いちゃいましたけど、
登場人物がやたら濃くて、そこがびっくりしたっていうか、
特にホテルの隣人とか大屋さんとか本当に濃い人たちばかりで、
ロサンゼルスって土地はどうなってるのかみたいな気持ちになりましたね。
ホテルの隣人ですよね。
そうそう。
ヘルフリックっていう老人ですね。
この人が金がなくてアルトゥーロにちょっとお金借りてて、
アルトゥーロはお金返してくれってずっと言ってて、
そうしたらあるとき牛乳好きかって聞いてきて、
アルトゥーロがもちろんって言うと、牛乳を好きなだけ飲ませてあげようって言って、
ヘルフリックの友人が牛乳配達やってて、
ルートの途中でヘルフリックの部屋に寄ってちょっとしゃべったりしてるときに、
トラックから牛乳盗めって言って、
アルトゥーロはそんなのできないって言って、
葛藤しつつ牛乳盗んでいったりとか、
すごい面白く描かれてるんですけども、
あるときお金ないはずのヘルフリックがステーキばっか食べてて、
なんでステーキ食べれるんだって言ったら、ステーキ食べさせてやられてて、
裏ではあんな悪いことをしていたのかっていうですね。
ステーキ話はなかなか衝撃的すぎたね。
だいぶ倫理的にダメなことをしまくってるんですけど、
アルトゥールもだいぶ性格もひねくれてて、
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嫌な人間なんですけど、それを凌駕するくらい、
ちょっとヤバい人間が隣に住んでるっていう。
だよね。俺だってアルトゥールは相当ヤバいやつだなって読んでたけど、どんどん薄まっていくもんね。
アルトゥールはむしろ隣人の悪にそもらないように、
正義と悪が自分の中で葛藤してるみたいな。
あと、キャラっていうところだと、ベラっていう人物が途中で現れるんですけど、
急に現れるんですけど、あれとかもすごい驚きな展開で、
そんなに詳しくは言うつもりはなくて、
読んだ人がもうね、ちょっと、
体験してほしいなと思うんですけど、読んでて結構びっくりするような。
あれ、これは自分が読み方がちゃんと合ってるんだろうかって、
どっか途中で吸っ飛ばしてたんじゃないかなって思うくらい、急展開がやってくるっていう。
そんなベラっていう女性なんですけど、そんな女性も果たしているんだろうかって思うようなキャラですね。
そうですね。ちょっとベラのパートはストーリーで話すか迷ったけど、ちょっとややこしくなりそうだから省いたけど、
でも重要な人物であるんじゃね、この辺ベラね。
これもなんていうか、そうですね、確かに、
そんなありえないだろうって思うような人物で出来事も起こるんですけど、
それがあるからこの小説にだいぶ立体感も感じるっていうところもあって。
確かに確かに。
あと僕ちょっと面白いなって思ったのは、カミラとか、
ちょっと病気で寝込んでしまったサミとかって結構性格が急に表現することがあって、
その辺はめっちゃ面白いなって思ったところですね。
カミラとかも最初は普通の女の子、魅力的な女の子かなって思ってたんですけど、序盤の方とかは。
途中でカミラが車を持ってて、丸通路を乗せて帰り道一緒に、
帰り道じゃないですね、ちょっと海辺まで行くっていうですね、そんなシーンがあるんですけど、
車乗るとカミラがね、性格が表現して。
やばかったね。
こっち画面に出てくるホンダさんみたいな、バイク乗ると急にキャラが変わるっていう、
ワンな感じで。
女の子なんですけど可愛いらしい。
それがね、いきなり暴言吐くようになって、運転めっちゃ荒くて、スピード違反とかしまくってね、
っていう、それもかなり笑えるような表現ぶりがあって、
あとサミですね、
サミもカミラと同僚だったんですね。
カミラはウエイトレスで、サミはバーテンダーだったんですけど、
サミがなんでそこまでカミラのことが嫌いなのかって分かんないんですけど、
で、一方でアルトゥールのことは、すごく好き、慕っていて。
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あ、まあね。
そうそうそう、スカッとしてね。
っていうので、アルトゥールが来るとすごいウェルカムなんですけど、
サミが来ると急にキャラ変わって、
なんかね、ほんとパワハラDVしてるみたいな感じでね、
お前出ていけとかね、お前は掃除でもしてろみたいなね、
そんな急にキャラ変わる。
この辺の大げさなほどキャラの性格が変わっていくところとかは、
なんかね、面白くて好きなところでしたね。
むしろ好きっていう。
あとはそうですね、本当に笑えるところも、
たぶん1ページ2個ぐらい笑えるところがある小説だと思うんですけども、
その中でもですね、ちょっとクスッとするようなところが書き方が上手くて、
例えばこれ序盤の話で、アルトゥールが貧乏なときですね、
お金持ってなかったとき、部屋にはネズミがいて、
アルトゥールは中の1匹、ペドロっていう名前をつけてたんですけども、
餌でチーズをあげたりしたんですけども、
そしたらペドロが仲間を呼んで、何匹もネズミが来るようになって、
アルトゥールがチーズが高くつくんで、パンをあげるようになったんですけども、
そしたらネズミは舌をこえてて、パンは好きではないんですよね。
舌がこえてるんで、チーズじゃないと食べに来ないっていうので、
ネズミが部屋に来なくなったんですけど、
ペドロだけはですね、古い聖書のページでもかじっていれば満足するようなタイプのネズミで、
ペドロだけは何を餌にくれても食べれるんで、アルトゥールのもとに通ってたとかですね。
これも読むとすごい面白い話で。
あとはアルトゥールが将府のもとに通った時とか、
かといってネクタイ関係持つとかっていうわけではなくて、
ちょっと話をしに行くっていうですね。
今だとちょっとキャバクラに行って自慢話をして、
そんな感覚で。
当時8ドルもらったお金があって、それは生活費だったんですけど、
自慢話のために、将府にとりあえずこの8ドル、何か良いものでも食べるために使ってよっていう感じで渡して。
自分はこの後ちょっと重要な用事があるからって言って帰っていくんですけど、
後で正気に戻ったら、8ドルなんであげてしまったんだろうってすごい後悔するとかですね。
話があって、ちゃんとオチがあるっていうところとか面白くて。
これちょっと面白かったね。
これ別に将府に8ドル要求されてるわけじゃないですね。
2ドルだっけ?
自分からお金あげていくんですよね、だんだん。
アルトゥールはお金の使い方は本当に頭悪くて、貧乏だったんですけど、
短編が掲載されて175ドルもらった時も、あれもこれもって買い物して豪華に使ったら、
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数えたらいつの間にか残り20ドルになってて、
これ誰かに盗まれたって言ってめっちゃびっくりするんですけど、
全部自分で使ってただけっていうですね。
その辺りの感覚も面白いよね。
基本ね、笑えるところがめっちゃいっぱいある。
そこがやっぱりね、本当に面白いですよね。
笑える話もたくさんあるんですが、
個人的には今回読み始めるときは売れない作家の青春小説系かなと思ってて、
結構ワクワクして、ちょっとコミカルなとこもあるし、読んでいったんですが、
作家としては売れていくんですよね。
でも彼の作家人生っていうよりも、髪の毛に対する気持ちのところですね。
それで結構いろいろ揺れ動くところが描かれているのかなっていうところですね。
なんとなくちょっとラストとか途中とかかなって思い出したのは、
ちょっと村上春樹のノルウェーの、全くテイストは違うんだけど、
でもなんとなく思い出してしまった部分はあります。
だからノルウェーの森だ!みたいな感じで読まれるとちょっとあれなんだけど、
自分はちょっとそのノルウェーの森の渡辺くんだっけ、
あの主人公の男の子と直子のことをちょっと思い出してしまいました。
なるほど。
まあ確かに。
ちょっとなんかこれで締めるとあれだけど、
そんなわけでめちゃくちゃ面白かったこのチリニキケなんですけど、
テーマトーク入っていきたいんです。
ちょっとテーマはですね、これを絶賛しているチャールズ・ブコウスキーがですね、
この本を魂を揺さぶる小説と評価しておりまして、
まあとはいえ、この魂を揺さぶる小説っていうのは、
たくさん読んできているつもりなんですけども、
今回ですね、やっぱりすごく印象に残る作品だったなと思っていて、
まあ他の魂を揺さぶる小説とこの魂を揺さぶる小説、
どういう点が違うのかなっていうところをちょっと考えてみたいなって話していきたいと思います。
魂を揺さぶる小説と、なんかそうではない小説との何か違いみたいなところとかで考えてもいいかもしれないですね。
今回やっぱりアルトゥールに対して、全然嫌な奴だって印象がありながらも、
彼の考え方とか姿勢とかにどんどん感情移入してしまっていたところはあるかなと思って、
彼が経験するこのカメラに対しての思い、やるすなさみたいのは揺さぶってきましたね。
アルトゥールは結構弱い立場の人間だと思うんですね。
アルトゥールもイタリア系のアメリカ人で、
そういうちょっと周りから見下されているようなところもあったと思いますし、
あとは単純にお金もないし、小説家としても評価あんまりされていなかったところもあると思うんで、
そういう弱い人が成り上がろうとしてもがいているんですけど、
僕が聞き方もすごい不器用だと思うんですね、アルトゥールを。
作家として頑張っていくなら小説書いていけばいいんですけど、
書こうと思っても全然書けなかったりっていうのが結構順番で述べられてますし、
むしろカメラとか小説以外のところで労力を費やしてしまってるとかですね。
36:05
うん、確かにね。
不器用な生き方してて何とかもがいてるっていう、
そういうところに共感するところとかもあるのかなって思いますし。
うん、確かに。
そうですね、前読んだテナントもそういう感じでしたし。
確かにね、テナントは魂揺さぶる一冊でしたね。
そうですね。
テナントの方がより真っ当な努力を作家としてしていて、
アルトゥールはなんで売れたのかっていうと運と才能があったのかもしれないですけど、
まあでも不器用ではあるっていう。
なんだろうね、確かに。
僕は思うんでは魂揺さぶる時ってやっぱり弱さとか不器用さとか。
俺も思った。
でも何とかしたいっていう、それで懸命に生きるっていう。
そうだよね。
自分の立ち位置がもう望んだものじゃないけれどもみたいなところ。
また逆に言うと、今ちょっとアルトゥール側の話だったけれども、
カメラ側の話もね、多分魂を揺さぶってくるポイントで、
サミンに対して愛情を持ってるけど全然受け入れてもらえないみたいなところとか、
薬、マリフォナカをやっていたりするところ。
それは弱さだと思うし。
そして最終的に彼女が多分しただろう決断とかね、
思いとか行動とか、そういうところをちょっと入ってきちゃうと
感情がかなり揺さぶられるので、
これは魂を揺さぶってくると言ってもいいのかなとは思いました。
あと僕がもう一個ちょっと思ったのはですね、
アルトゥールって作中の中で自分が書きたい小説、
こんだけ壮大な小説を書きたいとかって、
あんまりそこまでの話はしてなかった気がするんですよ。
確かに。
子犬が笑ったっていう最初に掲載された短編の話は結構するんですね。
それがいかに子犬が笑ったかが偉大で世界一の小説であるかみたいな、
そこの自負は持っていて。
リアルなところだと本当にすごい小説を書きたいって人だったら、
最初に掲載された短編は自負はあっても、
ここはもう通り過ぎて、
次の今後に自分が書きたい小説のこととかを考えたりするのかなと思うんですけど、
理想論みたいな話はあんまなかったもんですね、この小説家としての。
確かに。
だからそれがむしろ良かったのかもしれないなっていう気もちょっとしてですね。
モラーニョとかもなんかそんな感じがするんですよね。
作家として認められたいとか、食べていきたいとかっていうのはあると思うんですけども、
じゃあどんな作品を、世界に対してこれだけのものをみたいな、
そこまでの作家論というか、
出してないのが逆に呼んでる人からすると、
逆に置いてけぼりにされないというか。
もしそうですよね、ところもあるのかもしれないなってちょっと思いましたね。
そういう意味では芸術家小説ではないかもしれないとかですね。
39:03
なんか芸術論みたいなものとかは。
確かに、そうですね。
芸術家、芸術論はないですね。
あれなんでしょうね。
やっぱカミラーに対しての小説なんでしょうね。
そうですね。
なんかその辺の小説としての澄み分けがすごく上手いこと実はされてるんじゃないか。
実はすごい計算高い小説かもしれないなとかちょっと思ってきましたね。
ちょっと他の作品読まないとわからないけどね。
このジョン・ファンテの中でやっぱりこの昔自分が知り合った女性に対しての思いを
ここの小説でぶつけてるのかもしれないですね。
まあでもちょっといずれにしろとんでもない作品だったなと思うので、
ちょっとジョン・ファンテはこれからも読んでいきたいなと。
そうですね。
なんか僕もこの前日読みですね、今回のチリ日記家の。
それがパンディ日記を春を待てて、アルトゥールが実家飛び出て会員になろうって言ってね。
ロサンゼルスに来る話か。
それとかちょっと読んでみたいなって思いましたね。
おそらくその中で子犬が笑ったが出かかる瞬間がシーンがあるかもしれない。
もしくはそこまでの人物に慣れてるかどうかかもしれないですけど。
じゃあ最後感想を言って終わりたいと思います。
今回はですねもう散々話してきたんですが、もうとにかくですね、面白かったので。
しかもこんな読みやすい海外文学の小説、たまにあるけれども、
久しぶりになったなと思うので、ぜひ気になった人は読んでいただきたいです。
日本翻訳大賞の候補にもなっているので、
ちょっと配信されている時期でどうなっているか、まだ結果は出ていないはずなので、
ぜひですね、読んでいただけたら嬉しいです。
そうです。210ページなんですけども、
なんかね、ほんと読むのが苦にならないというか、
途中からだんだんね、これちょっと読み終わるのがもったいなくなってくるような小説だったんで、
何かちょっと面白いものを読みたいなっていう時にはですね、
もうまずちょっと読んでもらえたらね、絶対ハマるんじゃないかなって思いますね。
ちょっとぜひ文庫、文庫化まで持っててほしいよね。難しいけどね。
ちりん系をやっぱり読んだら、
ファンというか他の作品とかもすごい読みたくなってきたんで、やっぱり読めてよかったですね。
じゃあ次回告知で終わりたいと思います。
次回はですね、スティーブンミルハウザーの魔法の夜をご紹介します。
お楽しみに。
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