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おはようございます。花火鑑賞師、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
毎朝更新している、声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
プレゼン資料のズレを防ぐ方法
今日は、Mac純正アプリ、Keynoteで作ったプレゼン資料を、Windows環境でズレずに使うための方法についてお話ししようと思います。
案外困ったことがある方いらっしゃるんじゃないかなと思うのと、
あと、ズレてるなっていうプレゼンを見たことがある方も、意外といるんじゃないかなと思います。
まず、Keynoteと言いますと、Macユーザーにはとても使いやすくて、洗練されたデザインが魅力のプレゼンソフトなんです。
ただ、講演会とか勉強会のような多くの方が集まる場でプレゼンをする場合は、主催者側のパソコンがWindowsであることが多いんです。
そうなると、Keynoteでせっかく作った洗練されたデザインが、WindowsのPowerPointや他のビューアソフトで再生したときに、
フォントが置き換わってしまったり、文字とかレイアウトがズレてしまったり、というような問題がよく起こります。
実は、おととい、気象防災についての講座にT2として出かけてきました。
T1の方はMacユーザーで、Keynoteでプレゼン資料を作っていたので、この問題について聞いてみました。
そうしましたら、2つの対処方法について教えてくれました。
1つ目は、Windowsで使われているフォントを使うということです。
Keynoteでは、Macならではのフォント、Hiraginoとかですね、そういったフォントを使われていることが多いんですけれども、
そうなると、Windowsで再生すると置き換えられちゃうんです。文字がずれる原因になってしまうということなんです。
ということで、Microsoftでも動くフォント、Windowsでも使えるフォントをあらかじめ設定しておくと、レイアウト崩れが減るということなんです。
例えば、MS GothicとかMS Minchoというような、そんなフォントを使うということです。
残念ながら、Macで見ますと、見慣れたフォントよりもちょっと雰囲気が違ってしまうということではあるんですが、
実務的には安定しますし、またテキストをそのまま編集しやすかったりして、修正が必要になった時も対応がスムーズです。
まずは、このWindowsで使われているフォントを使うということですね。
そして2つ目は、文字を画像として埋め込むということです。
どういうことかというと、スライド上の文字を完全に画像とかアウトライン化されたテキストとして処理するということです。
キーノート上で一部のテキストを画像化することもできますし、あるいはAdobe Illustratorなどで作った文字を画像として貼り付けるという方法もあります。
割と私はこの方法を使うことが多いかなと思うんですが、こうするとフォントの置き換えが起こりませんので、デザインを崩さずにそのまま表示させるということが可能です。
ただ残念なことに、これをひとたび修正するということになれば、テキストとして編集できないので、ちょっとした書き換えも画像を作り直すということが必要になるんですね。
なので、デザイン崩れはないものの、ちょっと修正が面倒になります。
さらにデメリットとしてもう一つ挙げるとするならば、ファイルサイズが大きくなる場合もありますので、これはちょっと注意が必要ですね。
この2つをお話ししてもらったんですが、他にも対象方法があるかなと思って調べてみました。
そうすると、まあちょっと細かい話ではあるんですが、さらに3つぐらいありました。
まずは、もうキーノートから直接PDFとして書き出してしまうということです。
講演会では、PDFを全画面表示してプレゼンする方法もありますからね。
これであれば、フォントとかデザインのずれは起きにくいんですが、残念ながらアニメーションが使えません。
私自身はシャララーみたいな変なアニメーションは使わないんですけれど、細かい資料を提示することになった場合、
その場合は、今ここを見てねっていう形で少しずつ出現させていくっていうアニメーションを使うことがあります。
それを使わない場合であれば、この形がいいかなって思います。
それからキーノートはPowerPoint形式に書き出すことができるんです。
書き出したはいいんですが、やっぱりWindows形式に変換されますので、フォントはやっぱり置き換えられるんですね。
ということで、レイアウトが崩れるという可能性はやっぱり十分にありますので、そこは一度Windows機で確認をすることが必要です。
いろいろお話ししてきましたけど、一番安心なのは自分のMac機をそのまま接続してプレゼンすることなんですよね。
ただやっぱりセキュリティだったりとか機材の都合でNGなこともありますので、主催者とよく確認することが大事です。
プロジェクターの色再現問題
キーノートで作ったプレゼンをWindowsで上映する際の対処法についてお話をしてきたんですが、先日もう一つ大きな問題がありまして、
それはプロジェクターを使ってスクリーンに映し出すと、本来こだわって作った色が再現できなかったんですね。残念なことに。
始まる前にプロジェクターを、私も結構メニューをね、いじったりしたんですけれど、再現できませんでした。
そんなことにもこだわるの?っておっしゃる方がいるかもしれないんですが、気象庁が示している高齢者等避難の赤、避難指示の紫。
この赤とか紫って厳密に色が決まってるんですね。ちょっと明るくなっても、ちょっと暗くなっても違う色になっちゃいます。
それをちゃんと再現できないのは残念なことでした。講座をやる際にはこういう細かいことも想定して、安心して上映できるようにしたいものです。
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それではまた明日。