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あなたはペスハムで、ペスハムはあなたである。
いきなりこんなこと言われて、皆さんどう思いますか?
それどころか、あなたは鳥であり、あなたは虫であり、あなたは草である。
というですね、「自分とか、ないから。」という本をちょっと読んでますという話をしてみたいという風に思います。
この番組は、起業家Web3コーチのペスハムが、なんだっけ、一日一問、問いを出してそちらに答えていくチャンネルです。
この番組は、移住してだおを仕事にしよう!移住だおプロジェクト、有山さんの提供でお送りいたします。
はい、「自分とか、ないから。」という本があります。
教養としての東洋哲学、新名Pさんという方の著書で、今ですね、めちゃくちゃ売れてるみたいですね。
サンクチャリ出版というところからですね、出されていて、それの最新刊として出されているんですけど、
出版して2ヶ月弱ぐらいで、3万5千部突破ということで、この時代にほんとすごいですよね。
今読んでいるんですけど、むちゃくちゃ読みやすいというかね、文体がもうね、むっちゃラフなんで超読みやすいですね。
それでいて、この新名Pさんという人が東大卒なんだけれども、無職になって離婚して布団に引きこもるというですね、
すごい浮き沈みの激しい生活をされていて、そこで出会ったのが東洋哲学。
東洋哲学、いわゆる仏陀とかですね、中国の宗師とか、ちょっと僕まだ後半読んでないんですけれども、老師とかですね、そういう人たちの信論とかですね、そういう人たちの話みたいです。
とりあえず僕は第一章の仏陀の哲学、無我、まさにこの自分とか無いからというタイトルの通りですね、読んでいるんですけれども、めちゃくちゃね、ハンマーで殴られるような衝撃があるんですよ。
自分っていう存在は当然ですけれども、あるじゃないですか。あるように感じますよね。
ただこれっていうのは、自分っていう目がですね、目で見て、耳で聞いて、脳で考えるっていう、自分っていう器官、自分の中の体の器官がそれを知覚しているからこそ自分を感じているということなんですよね。
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ただし、本当にそうなの?みたいなことを考えるとですね、例えば、今日僕はですね、鶏肉を食べました。
この鶏肉は当然ですけれども、鳥からできてますよね。
鶏肉を食うということは、鳥を吸収しているので、僕の体の中に鳥さんが入ったことになるんですよね。
つまり、僕の体っていうのは、僕ではなくて、僕以外の、例えば鳥さんとか野菜とかですね、そういったものからできているというふうにも考えられますよね。
もっと言うと、例えば、僕がですね、電車に乗りますと。
電車に乗って、例えば電車の中で臭いおっさんがいたとします。
その臭いおっさんがいて、なるべく遠ざかろうとするんだけれども、同じ電車という空間の中で臭いおっさんが発する匂いとかですね、
あるいは、なんなら息、そしてもしかしたらおならとかしているかもしれない。
そのおならを吸い取っているわけですよね、僕らは呼吸をして。
吸い取っているというとちょっとあれなんですけれども。
だから、僕の体には臭いおっさんが入ってきているわけですよね。
こうやって考えていくと、僕の体というのは他の何者かの人たち、あるいは物であって、全てみんな繋がっているみたいな、そういう話なんですよね。
これが自分とかないからという根本の話っぽいんですけど。
それとか考えていくとですね、ペスハムという人間、ペスハム自体が虚構みたいな感じではあるんですけど、そういう意味ではね。
自分の本名ではない、また別のもう一つの人格という意味でペスハムが出てきていて、僕はそれがすごく心地よいなと思っているんですけれども。
そのペスハムですらも、もしかするとこれがあれなんですよね。
ペスハムという存在は物理的なものがありそうでないので、逆に言うとペスハムという存在こそが自分なんだけれども、僕の肉体は他の何かであるみたいな、そういうような解釈も得られるかもしれないなみたいな。
要は、例えば自分が悩んでいて、すごくモヤモヤしていると、どうしようかな、どうしようかなみたいな感じで悩んでいるんですけれども、その悩みとかっていうものは結局自分じゃないみたいな、そういう発想になっていくみたいなね。
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自分の悩みっていうのは自分の悩みじゃなくて、誰かの悩みっていうのが自分の悩みでみたいな、そういう発想になっていくと結構いろいろなものがどうでもよくなってくるみたいな、そういう話がここに結構書かれているので。
あと、この先にクーっていう概念があるんですよね。
クーっていうのはリュージュという、この人もインドの人らしいんですけど、その人が提唱というか言い出したことらしいんですよ。
このリュージュという人についてはちょっとまだわかってないんですけれども、クーという概念もまたすごい面白くて、全ては幻であるとかね、全てフィクションであるみたいな。
この辺っていうのがまさにブッダの自分とかないからっていうところをさらに一般化して、全部現実ってないよみたいな、そういう話になってくるので。
ありとあらゆるものとか、逆にマイナスであるっていうことが本当にどうでもよくなってくるよねみたいなことが、この引きこもりで布団にこもって全てを失って、すごく自己肯定感が下がっていたこの新名Pを作ってくれたっていう、そういう話なんですよね。
面白いなと思って。こういう考え方を一つ自分の頭の片隅に持っておくと、ありとあらゆる悩みとかマイナス思考みたいなものが結構どうでもよくなってくるみたいな感覚があると思うので、すごく、しかも超わかりやすい本なので、一冊持っておくの。
僕は紙の本でちょっと買ったんですけど、何かの時に手に取って読むのはいいんじゃないかなというふうに思いました。ということで、こうやって哲学とか、なかなか触れにくいとか遠い存在みたいなふうに思っている人も多いかもしれないですけど、結構今の考え方にも活かせるような内容とかすごい多いので、ぜひ手に取って見ていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。
一応概要欄にアフィリエイトリンクになるんですけど、Amazonのリンクも貼っておきますので、ぜひぜひよろしくお願いします。ということで、今日も聞いていただきましてありがとうございました。