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第4回、「大人の近代史」始めます。
イエーイ!
始まる前に、一応初めてですね、「大人の近代史」でコメントいただいたので、ちょっとそれだけ読ませていただきます。
スタイフの方で、もっこさんが書いていただいたんですけど、「興味深く聞いてますと面白いですと嬉しいですね。
お手間かとは思いますが、箇条書きでもいいので、お話の概要というか、大枠をお話の順番で書いておいていただけると聞きやすいのでお願いしたいです。」
ていうこと、そうですね。大枠とか、なんか話の流れっていうのを簡単にちょっと書けたら書いていこうかな、みたいな思ってます。
そうですね。
実は、この前の第3回の義和談事件の方もちょっと大枠だけ書いておいたんだよね。
じゃあ、今回はですね、新選組について話したいなと思います。
新選組ですか。
新選組、もう何だろう。これは多分ほとんどの人は、存在は絶対知ってそうな有名なところですね。近代史でも。近代史なのかな。幕末ではね。
そうそう。一応、新選組って1863年から、大体約6年間ぐらいしかいないんですよ。
そうなんだ。
なんかすごく有名だから、もっと長いのかなと思ってたんだけど、意外と短い間で、内容が濃いというか、
何だろうな、みんな引き付けるものがあるんですよね。
新選組っていうのは、京都の治安維持みたいな、警察みたいな組織で、京都の新選組だけが実は守ってたわけじゃなくて、6つに分かれてたんですよ。
6つ?
そういうのもあったんですよ。新選組と同じよっていうか、治安維持のために守っていたのが、例えば京都諸市大、諸市大組、京都首郎職、御邸番組、見回り組で新選組。6つなんですよね。
組は含むやつがあるんだね。
結構似たような名前も多くて、京都の西側の一部分を新選組が警備してたみたいな。
警備してる場所によって、6つが分かれててっていう感じなんだ。
そうそう。京都も広いから、新選組ってそんなに人数いるわけじゃないから、寄りすぐりの武士たちが。
これを振り返ってて、本当に最後の武士らしい武士というか、歴史の中で刀と刀で戦う時代の本当に最後というか、途中からもう鉄砲とか変わってっちゃったんだけど、
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まさに最後の武士って感じだなと思って。
幕末だからね。
そうそう。一応、自分も武士道の世界で生きた人間なんで、ここは語ろうかなと思って。
なんだよそれ。
一応、忠孝と素振りもいっぱいしたし。
違う素振りでしょ。
実はね、関係ないけど、テニス部でね、長丸も一緒でね、忠孝と。
うちらちょっとそういう繋がりで今やってるけど。
そうだね。
じゃあちょっと本題行こう、本題。
本題行こう。
本題は、まずちょっと新選組を語る上で、時代背景っていうのをちょっと知っておいた方がいいかなと思って、時代背景を話します。
だいたい新選組が結成される10年くらい前に、アメリカのそのペリーが来港して、不平等条約の始まりである日米和親条約っていうのを締結して、その後に鎖国が解かれて、外国人たちとかも入ってきてるっていう中で、
大老のイーナオスケって幕府側の人間が江戸で暗殺されちゃうっていう。
桜田文外の辺だっけ。
桜田文外の辺でね。っていう事件があった後ぐらいの話なんですよ。
で、この背景を語る上で尊王上位っていう言葉を重要になってきて、イーナオスケも殺されたのは過激の尊王上位派に殺されてるんだけど、
この尊王上位っていうのが尊王って天皇を敬うっていう、天皇を中心とする社会を目指すみたいな、そういう思想で、
上位っていうのが当時外国人がいっぱい入ってきてるって中で、外国人を排除するっていう思想を尊王上位って言うんだけど、
尊王って、例えば江戸幕府になって、それまでの時代って割と天皇ってある程度権力を握ってて、政治の中心にいたことが多かったんだけども、
江戸幕府がずいぶん長いことになって、幕府の力が結構強くなっていて、天皇って力がどんどん弱くなってきてるっていう時代でもあって、
もう一度その天皇を中心とする世界、世界っていうか日本にしていきたいっていうね、なんか起こったんですよ。
幕末って特に明治とかもそうだけど、この天皇の存在って難しいなと思って、天皇制引いてるのってアメリカとかないわけじゃん。
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だから意外とアメリカの人も聞いてくれてる何人かいて、多分それって結構説明するのって難しいかなと思って、
例えば一応建前としては天皇って政治は直接握んないけども、政治をする人たちを任命するというか任せるっていう権利を持っていて、
江戸で言えば江戸幕府はことを決めるのに一応天皇にお伺いを立てるみたいなのが天皇と幕府側の関係性でもあったんだけども、
だんだんそれが幕府がどんどん強くなっていくと、例えば不平等条約も幕府が天皇に何もお伺い立てずに、
強硬でもう結ばざるを得なかったんだけど圧倒的な国力の差でね、っていうのもあって、
なんかそういう尊王上位っていう過激派たちがどんどん動き出してきたわけですよ。
そんな背景だいぶ長くなっちゃったけど。
で、その時に新選組っていうのは舞台が京都になるんですよ。
なんで京都かっていうと天皇が当時京都にいたからね。
あー、なるほどね。
そうそう、もちろん江戸幕府っていうぐらいだから江戸側中心なんだけど、幕府の。
でも天皇が京都にいるから、要は天皇の取り合い合戦みたいな。
天皇をこっち側につけちゃえば政治を握れるというか、そんな考えを持った人たちが、尊王上位の過激派たちがね、京都に集まってくるんですよ。
なるほど。
そうそうそう。で、幕府側も当時14代将軍の徳川家持だったんだけど、この人が江戸にいるんだけど京都にね、行ったんです。
上楽って言うんだけど、あのこれって将軍自ら京都に行くって江戸幕府長いことの歴史の中で229年ぶりらしいんです。
一回も行ってねえんだ、その間。
あの3代のね、家光の時には行ってるんだよね。
だから天皇の取り合いっていうよりは、一応天皇を軽視してないですよっていう意味合いもあって、徳川家持が京都にも行くっていう前の段階で新選組が集められたんです。
名目はこの徳川家持の敬語のための募集だったんです。新選組って。
護衛なんだ、あくまで。
これをなんか提案したのが清川八郎っていう人なんだけど、この人が提案して江戸にいる力自慢とか募って募集をかけて、でそれを京都に連れて行くっていう。
でこの清川八郎ってちょっとクセ者で、あの実は過激の孫のジョイ派だった。
だから幕府と本来だったら対立する立場なんだけど、幕府が敬語を必要としてるっていうのを知ってて、それを利用して孫のジョイ派を集めちゃいって思ったんだよね。幕府の力を利用して。
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で集めて京都に連れて行ったんだけど、そこで実は孫のジョイのために戦ってくれって言われたんです。新選組で集められた人たちが。
だけどそれに反対した人たちが京都に残って、後に新選組になっていくみたいな。そんな感じですね。
ちょっともう時代背景が長すぎちゃってあれなんだけど。
でそこで集められた中に江戸で武士だけじゃなくて、実はこれ武士とか身分関係なく集められたんですよ。
局長の近藤勲って割と有名じゃないですか。彼も農民なんです。
武士じゃないんだ。
武士じゃない。だけど武士になりたかった。近藤勲自体はもう道場の主で、ものすごい剣術の達人で、その中に下に文科生とかもいて、それも一緒に新選組になってたりするから、ある程度もうその時にリーダー的な存在だったんだけど。
実は局長って近藤勲が結構有名なんだけど、最初新選組の前に三浦志組っていう名前だったんだけど、清川八郎が裏切ったわけじゃん。
それで行くあてがなくなっちゃったんだけど、藍津藩っていう松平片森っていう人が引き取ってくれたんですよ。京都の警備をしてくれるっていうことで。
で、三浦志組っていう24名ぐらい、清川八郎とは対立して残った組が24名ぐらいいて、それが新選組の前身みたいな組織なんだけど。
少ないね、本当に。
そう、少ない。少ないでしょ。
だから京都の一部だけを見たっていう。
そうそう。で、その時に近藤勲もトップを張ってたんだけど、トップが実は3人いたんすよ。
3人もいたの?
3人もいたの。もう1人が新美錦か、この人はすぐ広告させられちゃったんだけど、もう1人知ってるかな?競り沢鴨って知ってる?
いや、わかんないな。
そうか。今日ね、実は競り沢鴨中心に冒頭だけ話そうかなと思って、新選組。
そうなんだ。
近藤勲は有名なんだけど、この競り沢鴨って、むしろ近藤勲より最初、リーダー的な存在だったんす。
へー。
というのも、近藤勲って農民の出身で、特に剣術は長けてたけど、別に実績があったわけでもなくて、
競り沢鴨っていうのは水戸の老子で天宮島っていう有名な組織があったんすよ。
そこの旗頭って旗振って統率してたのがこの競り沢鴨で、300名ぐらい率いてたんす。っていう実績もあった、過去に。
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ちょっと悪いことしちゃって捕まってたんだけど、この新選組をやるっていうんで解かれて、やってきたっていう感じなんす。
だから最初めちゃめちゃ威張ってた。この競り沢鴨が。
で、なんかこの人の伝説がいろいろあって、例えばこの三浦雄師組が最初できて、ちょっとしたぐらいの時に、大阪でね、大阪の力士と2、30人ぐらいと乱闘事件があったんすよ。
力士でしょ、だって。
そう、力士。なんかこの競り沢鴨ってもうめちゃめちゃ王兵な態度で、自分はこう武士だぞっていう感じで。
で、力士がね、歩いてたんだって一人目の前に。そこで恥えよれみたいな。
で、力士に向かって言ったら、なんだその口の聞き方はみたいな。
で、力士も怒っちゃって、そこで喧嘩になって切っちゃったんだよね、競り沢鴨が。
力士を怪我させて、で、その力士が一回戻って、これね、2、30人って言ったんだけど、これ諸説あって60人ぐらいっていう説もあるんだよね。
いや、多すぎでしょ。
そうそう、これね、長倉新八って新選組にいるんだけど、この長倉新八が、実はずっと長いこと生きて75ぐらいまで生きたんですよ。
で、この人が晩年にずっと語ってくれて、長倉新八の本も読んだんだけど、長倉新八が言うには60人って言ってた。
本当かよ。
実際にこの大阪歴史と乱党の時も長倉新八いたからね。
そうそう、だから割と信憑性はあるのかもしれないけど、ちょっと持ってるかもしれないけど、で、なんかあの、宿みたいな、ちょっと休憩所に新選組が休んでいたら、
さっき喧嘩した力士が、その60人ぐらいと言われる大阪の力士たちと連れてきたんですよ。
で、長い棒を持ってきたわけ。で、出てこいみたいな。で、そこでもうこれはちゃんとやるしかないと思って、新選組8人しかいなかったんだけど、戦って4人殺しちゃってるんだよね、大阪の力士を。
だって、さっき言った話だと60人いたかもしれないでしょ。
でも、もしかしたら本当にいたとしたら、最初、本当に来てくれるとは思わなかったと思うんだよね、力士の方も。
でも本当に殺されちゃって、前にいた人たちが。それでビビって逃げたっていう感じなのかもしれない。なんかね、結構逃げたって言ってた、力士も。
まあそれは刀持ってるわけだしね。
刀持ってる。でもね、それもね、刀も戦闘するためにいたわけじゃないから、ちゃんとしたね、フル装備の刀持ってなかったんだよね。
脇刺しって言って、予備の小刀とか、そういうのばっか持ってたんだけど、それでも圧倒的な強さだったんだよね。
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っていうまあ、伝説1。
1ってことはまだあるのか。
あるある。あとは、いっぱいあるんだけど、あともう一つだけ話すと、なんか吉田屋っていうね、休憩所みたいなお酒も飲める場所があって、
そこでなんか、新生組結構ね、意外と遊んでる人も多くて、女の人をね、お酒飲むと、あの当時って結構芸妇さんとか来るじゃん。
で、まあ2名女の人を呼んで、セリスアカモがね、1人の女の人を気に入って、帯を取れって言ったんすよ。
帯を取れっていうのは、なんか当時止まっていけっていう意味らしいんだけど、
でもまあその女の人は、あのセリスアカモが嫌いだったんですよね。
で、あの断ったら、すごい怒っちゃって、後日ね、またそこに行って、その女と、もう一人中井さんがいたんだけど、その2人を呼んで、
女の人の髪の毛を切っちゃった。
っていう伝説。
伝説なのかそれ。
伝説っていうか、この一緒にいた永倉新八が本になってんの。インタビュー記事が。
これに書いてあったから、まああったんだろうなみたいな。
伝聞録的な感じか。
そうそう。後世にね、あの新選組を伝えるためにこうやって残したんですよ。
だから結構新選組ってこと細かく残ってるんですよ、情報が。
そうそう。で、セリスアカモってこうやって王兵な態度とか、結構市民たちを苦しめたんですよ。
なんで新選組の秩序が保たれないっていうので、
判の方も、当時ね預かっていた合図判の方も、ちょっとセリスアカモっていうのをどうしようかっていう悩んでて、
そこで局長の近藤勲、もう一人の局長が新選組の中で静粛って言うんだけど、暗殺したんですよね、セリスアカモ。
新選組で暗殺したんだ。
そう。新選組って敵を殺すよりも、実は新選組内部でのこの説服をさせたりとか、暗殺の方が殺してる人が多いとも言われてるんですよね。
そんぐらい厳しい、厳しいというか局長の近藤勲次第になってたところがあるんですよ。
そんぐらい結構恐ろしいとこで、で、セリスアカモも新選組で宴会を開いて、お酒をいっぱい飲まされた後に八木亭ってとこで寝ているところを襲撃にあって、
一緒にね、あの女の人も大目さんっていうお気に入りの女の人も一緒に殺されてるんだよね。
っていう事件がありました。
とりあえず新選組は長くなっちゃうから、一回もう今回はここまでということで、
実はね、あのまだ新選組のちゃんとした内容これからなので、何だろう、次回聞いていただければなと思って、そんな感じです。
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どうでしょう?
いや、まずそうだね、やっぱり新選組ってすげえ人数いるんかと思ってたけど、そんな少ないんだみたい。
そんな少ない人たちだけど、みんな知ってるわけじゃん、名前ぐらいは。
そうそう、まあ一時期一番多い時で200人ぐらいにはなったんだけど。
でもやっぱ少ないよね。なんかイメージはさ、すごいもう1000とか2000とかわかんないけどさ、超多い人数がさ、もういた、本当軍隊みたいなイメージだったから。
そうそうそうそう。
見方が変わったっていうか、えーそうなんだっていう感じだよ。
だから一人一人が本当に剣の達人なんですよね。まあそれはなんか次回話せたらいいなと思うんだけど、すごい実力の持ち主だったっていうね。
ちょっと今回セリサーかもしか話してないんで、また次回。
次回は楽しみですね。
そうそう、まあでこのさ幕末ってさ、今大河ドラマでさ、晴天をつけてだいたい渋沢一のことやってて、割と近い年代のことだからね。
ちょっと興味を持っていただけたら嬉しいなみたいな。
はい、じゃあすいません。今日はちょっと長くなっちゃいましたけど、これで。
一旦は終了で。
はい、じゃあ最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。