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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「花と夢を読んで枕の掃除の厚い本は積む。」というものです。
自宅の本棚にある本を語っていくシリーズです。
花と夢と聞いたら、パタリロって言いそうになりますが、そっちは花が漢字の方です。
今回本棚から取り出したのは、産方等の花と夢なのです。
平安時代の華やかさと様々な葛藤が、清少納言の言葉として語られていきます。
この本は、丹心府人で住んでいた川崎市の図書館で見つけました。
手に取ってみたのは、ハードカバーの想定の美しさに惹かれたからでした。
お花の十二単江の素敵なカバーごと丁寧にラミネートされていました。
うるうるしながら読みました。
後に、やっぱり手元に置きたくて、ハードカバーを手に入れ、さらに持ち歩き用として文庫本まで買ってしまうというほどのお気に入りになりました。
これ以来、産方等の作品を色々読むようになりました。
花と夢に出てくる枕は、言わずと知れた枕野草子ですが、これ案外真面目に読んだことがないなぁと思いました。
もちろん最初の春は明けぼののところは覚えているし、桃尻子訳枕野草子とか、本日も糸を貸し枕野草子という楽しい訳本は読んだことがあるのですが、本物的な本は読んでいないのです。
というわけで思い立って、枕野草子・納印本という本を買いました。
きちんと歴史的金使いで本文が書かれ、下の段に注釈が山のように書かれています。
半分から後ろには現代語訳も載っています。
これぞ正しき枕野世界、という感じです。
厚さは3センチほどあります。
素晴らしい!と、ひとまず第7段まで読んで、残り300段以上を今読むのはもったいないと思って、とりあえず積んでおくことにしました。
だってこれ、底なし沼っぽいんだもの。
というわけで、枕野草子を語りたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。
読みどころを教えていただけるととても嬉しいです。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。