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2022-10-02 05:50

#330 【刻】常磐線の思い出/時刻表は読み物だからな(26)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第26回です。

常磐線と北海道のつながりについて語ってみました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
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#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
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#044 時刻表を語る
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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「常磐線の思い出。時刻表は読物だからな。」の26回目です。
常磐線は、東京の日暮里駅から茨城・福島の海沿いを走って宮城県の岩沼駅までの路線です。
〇〇本線という本線以外の路線では、一番長い路線になるそうです。
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けて寸断されていましたが、2020年に前線で運行再開になりました。
なかなか大変な路線でした。
実は北海道で育った僕にとって、結構思い出深い路線なんです。
と言っても、この区間の駅に乗り降りしたことはほぼありません。
一度だけ浴び込み仕事で行ったことがあるだけです。
では、なぜ思い出深いのかというと、北海道から東京に行く時によく通っていたからです。
僕が初めて東京に行った時は、朝日川を朝早くの急行カムイで出発し、
札幌で特急北都に乗り換え、函館から青函連絡船に乗り、青森で寝台特急ユーズルに乗って翌朝上野に着きました。
帰りもユーズルで青森に向かったのです。
初めて乗った寝台列車にワクワクしていたので、ユーズルは僕の中ではスター列車になりました。
そのユーズルが走っていたのが常磐線でした。
復刻版時刻表の1978年10月号を読んでみると、上野-青森間の寝台特急は東北本線ではなく、常磐線経由が多いのですね。
上野から青森へ直通する列車は北海道連絡の使命があり、直感的にはより走行距離が短い東北本線経由がメインになりそうですが、寝台特急は常磐線経由が多かったのです。
なぜだろうと考えてみると、これは多分首都圏の状況の反映なのでしょう。
寝台列車は夜中に走りますから、早ければいいというものではありません。
上野の到着・出発はある程度実用的な時間帯である必要があります。
しかし首都圏の通勤時間と重なると厄介です。
特に東北本線は通勤だけではなく、東北方面への各列車が走るメイン路線ですから、混み合う時間帯は別の線路を使えるなら使いたいという事情があったのでしょう。
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寝台列車は遠距離の乗客が多いことを考えると、せいぜい仙台以北の乗り降りになり、常磐線経由でも十分ということになっていたのではないかと思います。
実際時刻表を見ると、上野を出ると水戸と平に停車設定がありますが、平は日付が変わった後は通過になり、ほぼ仙台までノンストップの時刻となっています。
実際には駅での乗降扱いがないだけで途中の駅に停車するケースはあったと思われますが、北海道から東京に向かうことを考えると、時間的に上野に朝早く着くか、上野を夜に出発するのが都合が良かったんですね。
そういう意味でゆうずるというのは北海道民にとっておなじみだったのではないかと思います。
東北本線を昼間に移動する列車に乗る場合は、夜中の青函連絡船を使うことになり、なかなか大変な旅になりました。
周遊券を使って安上がりの旅行をするときにはそれも楽しくはありましたが、どうせならゆうずるに乗りたいなぁと僕は思っていたので、そんな意味で常磐線が思い出になっているのです。
2022年6月の時刻表を読んでみると、常磐線はいわきで北と南に分かれている感じ。
南側は30分おきに特急が走っていますが、北側は4本のみの設定。しかも東京側は品川まで乗り入れているのですね。
東京の北のターミナルは上野というイメージは今となっては過去のものなのかなぁと感じます。
まあ、僕も社会人になってからの東京の玄関口は羽田空港で、よく考えると上野札幌間を走っていたブルートレイン・コプト星もとうとう乗らずに過ごしてしまいましたから、寝台列車に乗って移動する時代というのは随分昔のことになってしまったわけなのですね。
さて、次回は最近手に入れた戦前の時刻表について語ってみたいと思います。お楽しみに。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
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