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2022-10-04 05:20

#332 【談】「そもそもは」を知ると記憶へのアクセス経路を増えて知識が活用しやすくなる

モノゴトを記憶するために僕がいつもやっていることと、その理由についてお話します。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「そもそもはお知ると記憶へのアクセス経路が増えて、知識が活用しやすくなる。」というものです。
あなたは暗記するのが得意ですか?
割と得意という人と、とても苦手という人がいると思います。
僕は単純に暗記するのはかなり苦手だと思っています。
ただ、覚えるのに時間はかかるけれど、一度覚えたものは忘れにくいとも感じています。
忘れにくい記憶を作るにはコツがあります。
覚えたことを思い出すための糸口みたいなものを増やすのが良いと思います。
記憶術的なものには物語のようなものを考えるという方法があります。
例えば、無限に続く円周率を覚えるために、10桁ごとに語呂合わせ的な小さな物語を作って覚えていくという人がいました。
意味のない数字の並びは覚えにくいからですね。
数字のような意味のないものはこんな工夫が必要ですが、
日常覚えなければならないものは、無理やり物語を作らなくても大体関連するエピソードがあるものですよね。
僕は最近人名を60人ほどいっぺんに覚えなければならないということがあったのですが、
全員覚えなさいと言われた時は遠いくれました。
もともと人を覚えるのは苦手だったからです。
グループ分けをしたり、その人がやってくる時間とかから徐々に覚え始めて、
一人一人のプロフィールや背景を知りにつれて名前と顔が一致するようになり、
2ヶ月ほどで全員顔を見て名前がすぐ出てくるようになりました。
一番決め手になるのは本人と直接話してみることでした。
でも結局はその人のエピソードが増えれば勝手に頭が覚えてくれるということでした。
そんな経験から、記憶するということがどういうことなのか考えました。
僕が得意な覚え方は、覚えたい物事についてそもそもはということを掘り下げていくことです。
名称などの意味を確認し、似た他のものがないかを調べてみます。
その時に有効なのは覚えようとするものの歴史を辿ってみることです。
人の名前と顔を一致させるのも似たようなことをやります。
年齢はいくつくらいかな?
どんな仕事をしてきた人だろう?
なぜここに来たんだろう?
これらの問いはその人の歴史に関するものと言っていいでしょう。
ここから家族のことや住んでいる場所、好きなものなどを想像していきます。
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これらの情報は必ずしも正しいものである必要はありません。
正しい情報は後からいくらでも訂正していけます。
要するに記憶を引き出すための糸口を増やしていくための手段なのですね。
これが記憶へのアクセス経路を増やすということです。
こうやって覚えた記憶は忘れにくいものです。
それだけでなく、糸口となった情報が他の関連情報と繋がるので、活用しやすい知識になっていきます。
人で言えば、ざっくり住んでいる場所がわかると、その周辺のお店のことなどから話題を広げられて、
副次的に近くに住んでいる別の人のことが思い起こせるようになったりもするわけです。
こんな風になったら、記憶がネットワーク化していて、忘れようにも忘れられない知識になっているのです。
今回は一例として人を中心とした記憶について話していますが、これは他の領域でも同じです。
僕のITの知識はこんな風にして増やしてきたものです。
そんなわけで、この配信ではあらゆるものの歴史的なこと、いわゆるそもそもについて考えるようにしているのです。
なんだか遠回りのような気がすると思いますが、こんな風に知識を増やしていると、
ある日突然、「俺はなんでこんなことを知っているんだろう?」と思うことが増えてくるのです。
そうなると学びが楽しくなるし、自信もつきますよ。
焦らずにやってみてくださいね。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または、「読書と編集」と検索して、
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この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
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