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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「答えがないことに対処する能力が問題解決力」というものです。
社会人になると、問題解決力が大事とよく言われます。
問題解決力を学ぶための研修なんかも受けさせられたりしますよね。
具体的な手法を本で学んだり、研修で学んだりもしますが、
実際に問題解決が必要な場面にならないと、なかなかピンとこないことが多いと思います。
というのも、仕事でもよほど専門的な仕事でなければ、日常的にやるのはルーティーンであることが多いからです。
これまでの社会で求められてきた人材は、ルーティーンを正確に実行できる人材で、
学校の勉強は、特にその評価方法が正確に覚えて答えられることに偏っていました。
小学校でやるテストから大学入試に至るまで、こういう能力の評価だと言ってもいいでしょう。
語弊を恐れずに言えば暗記力勝負だったわけです。
漢字の書き取りから始まって、特に正確な暗記が前提となる数学が苦手という人は割と多いと思います。
字が書けるのは大切なことで、漢字の書き取りが不要とは思いませんが、
今は正確に字が書けることより、正確に読み取れる方が大事だし、
空で数学の公式を言えたり書けたりするよりも、それを思い起こせる能力が大事です。
なぜなら、今やこれらはネットを検索すればすぐに見つかることだからです。
大事なのはむしろ、検索キーワードを適切に作れることでしょう。
この辺りに問題解決力というキーワードがちらついてきます。
検索しても答えが一発で出てこないことを考える能力が問われているのです。
問題を認識し、解決策を考え、それを実行する、この3つが問題解決のステップです。
実は検索が上手にできる人は、ちょっとしたことを検索する場合でもこの3ステップをやっているのです。
検索するのをまるでカンニングするみたいに言うのは筋違いです。
答えがすぐに出ることだけをただ繰り返す人は、残念ながら成功することはできません。
それは誰がやっても同じで、大体可能だからです。
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大体可能なものは買い叩かれる。
バーゲンで買い物するときに自分がよくやっていることの裏返しです。
求められているのは自分で問題解決する力です。
答えがないことを考え、問題を定義して解決する訓練をしましょう。
ITを活用するということは、そういう能力を育てることで、
ここを間違えると、DXは掛け声で終わってしまうのです。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。