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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、特書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「正しい答えがあるって本当?」
正しくなくても答えを答え!という話です。
プログラミングの指導をしていて、考えてしまうことがあります。
人によるのですが、正しい答えがあると思い込んでいるケースがあるのです。
若い学生さんだったら、仕方がないなぁ、とか、もう少し苦労したらわかるかもなぁ、なんて思いながら、
こういう考え方もあるし、こうやってもできるよ、みたいな話をして、少しずつ意識を変えてもらうのですが、
ちょっと年を取った転職組で、相変わらずそういう発想しかできない人もいるのです。
世の中の仕事の中にはそういうタイプのものが案外あって、
とにかく間違いないように、正確に、が評価される場合があるのですね。
そういう世界では失敗は致命的です。
とにかく結果が正しければいいという考え方です。
その場合、何かを変えることは危険なのでやらないのです。
日本の高度経済成長後の社会はそういう世界でした。
学校でもそういう教育がなされてきました。
だから正しい答えがないところに急に置かれると、どうしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
答えなんかいくらでもあるし、その中には失敗も含まれます。
プログラミングに限らず、仕事には正しい答えなど無いことが多いのです。
それは、物事のやり方を根本から変えなければならないケースがあるからです。
そのためには、物の見方を変える必要があります。
物事を客観的に見て、検証可能で再現可能な、より効率の良い形に組み立て直すのです。
そのためには、コンピューターを使わないことだってあります。
きちんと自分で考えて答えを出すことが重要なのです。
そして、その結果をきちんと自分で評価するのです。
せめて大学卒なら、このような方法を身につけておいて欲しいなぁと思います。
身についていないなら、プログラミングを苦しんで学ぶのが良いかもしれませんよ。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。