寅さんの旅
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、さまざまな話をしています。
今回お話しするのは、
【史】寅さんの足跡を地図で追ってみる、というものです。
土曜日は地図を読んで話しています。
この間の日曜日に、あずさ2号の距離感という話をしました。
カリウドのあずさ2号という歌を時刻表で追って、
この曲が出た頃の旅の距離感に言及しました。
40年ほど前の距離感を思い出してみるときに、
映画の男は辛いよ!の寅さんの旅をイメージするということも話しました。
寅さんは旅の人です。
故郷は東京の下町で、そこから日本全国をフラフラしている都政人です。
田舎から華やかな都会に出ていくというよくあるイメージとは逆に、
寅さんは田舎から故郷である東京に戻ってくるのです。
映画が50作も作られるほど受けたのは、
東京をベースにして各地を回るという構図だからだと思うのです。
この形だと、日本中のどこの地域もある程度平等に扱うことができて、
不思議なことに、東京の故郷に帰る寅さんと、
地方に帰省する自分を重ねてみることができるわけですね。
だからみんな寅さんが大好きなのでしょう。
寅さんの映画を何本か見ると感じることは、
なんだかんだ言って日本は結構広いなってことではないかと思います。
地域が個性的に表現されていて、寅さんみたいに旅をしてみたいなと思ってしまいます。
男はつらいよ!の公式サイトにはロケーションマップがあります。
50作もあるわけですから、日本全国をくまなく舞台にしているということがわかります。
多分有名どころの名所はほとんど網羅しているのではないでしょうか。
男はつらいよ!のロケーションマップ
この地図から作品ページに飛んで、あらすじを読んでみるのが楽しいのです。
面白そうな作品があったら、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオを見て、
昭和の日本各地をたどってみてください。
当時の距離感を感じることができると思います。
ロケーションの舞台になったところは、基本的に寅さんの相手役になる順州役の出身地のことが多いですが、
変わったところではオーストリアのウィーンも入っています。
寅さんが海外に行くなんてまあありえないわけですが、
当時のウィーン首相が大の寅さんファンで、熱烈なラブコールの末、ウィーンに寅さんを呼ぶことに成功したのですね。
寅さんに浸水する順州役が旅行会社の社員という設定であらゆる手続きを済ませることができ、
無理やり寅さんをウィーンに連れ出してしまうというかなり強引なストーリーで、
外国に行っても変わらない寅さんを表現する面白い作品になっているのです。
というわけで地図が好きな方もそうでもないという方も、
男はつらいよ!の公式サイトのロケーションマップをまず見てください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
男はつらいよ!ロケーションで検索してもうすぐに見つけられると思います。
楽しんでみてくださいね。
今回は寅さんの足跡を地図で追ってみるという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストーカーでITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから見に行くことができます。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。