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2024-06-25 04:25

#962 【地図】知る人ぞ知るラスボス県境の話

歴史上の経緯があって県境が妙な形になっている場所があります。その中でもラスボスと言われる場所の話をします。


にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


地理院地図

https://maps.gsi.go.jp/#16/37.847536/139.686967/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


標高2000メートルの盲腸県境と危険すぎる県境/西村まさゆき

https://dailyportalz.jp/kiji/150826194388


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をご覧ください。


#読書と編集 #地図 #読書 #本好き #リテラシー #podcast

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
知る人ぞ知るラスボス県境の話、というものです。
火曜日は、地図と時刻表の話をしています。
今日の話は、まずは実物を見ていただきたいのです。
見ていただきたいのは、とある地図です。
概要欄にURLを貼っておきますので、面倒がらずに見ていただけるとありがたいかな。
この地図は、新潟県と山形県と福島県、3県の境目あたりのものです。
注目するのは、一点左線です。
この線は、県の境を表すものです。
よく見ていただくとわかるのですが、東西に引かれた一点左線が、2本ほとんど重なるように引かれているのです。
参照している地図でいうと、右下の三国小屋というところから北西方向に進み、
本山小屋から西に進んで避難小屋と書かれているあたりまで、ものすごく細い領域があります。
上の線の北側は山形県、下の線の南側は新潟県、
そして細い領域が福島県なのです。
一番狭いところは幅が1メートルもないそうで、片足を山形県、反対側を新潟県において福島県をまたぐことができてしまうのだそうです。
実際このひとまたぎをやってみた西村正幸さんの、
標高2000メートルの猛潮堅強と危険すぎる堅強という記事がありましたので、
その記事へのリンクも概要欄に貼っておきますのでぜひ見てください。
こういう奇妙な境界線の背景には、やっぱり歴史的な戦いがあります。
この細い領域は、飯出山神社の奥宮までの山道なのだそうです。
昔からこの地域には飯出山を御神体とする山岳信仰があって、
この信仰を持った人々は江戸時代の藍津藩の人々でした。
明治の廃藩地権の際、この飯出山の辺りは新潟県に遍入されることになったのですが、
それだと藍津と呼ばれる地方が分担される形になるわけですね。
この山への信仰を持つ人々にとっては一大事です。
昔は男の子が大人になるための通過儀礼として上るしきたりがあったそうですから、
そういう人々が住んでいる場所は福島県、奥宮は新潟県というのは認めがたいですよね。
逆に新潟県側の人々にとっても、飯出山はもともと越後の山だという意識があって、
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この間で境界紛争が起きたわけなのです。
結局当時の内務大臣の裁定で、福島県側にある飯出山神社のふもと宮から奥宮までの山道は福島県に遍入するということになったようです。
そんないきさつがこのちょっと面白い境界線を生んだのですね。
こういう境界を盲徴堅強なんて呼んでいるそうで、
日本にいくつかある盲徴堅強のうちのラスボス的な存在なのがこの堅強なのですね。
境界にはいろいろなドラマがあって、それを調べてみるのも地図を読む楽しみだなと思います。
今回は知る人ぞ知るラスボス堅強の話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはリスンで、文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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