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北詰わかな
なんか新鮮に聞こえたりとか、理解が深まったりするんで、
いい話は何回してもいいのかなって思ってます。
にゃお
そうですね。それとね、もう一つあるのは、初めて聞く人の方が多いんですよね、なんだかんだ言って。
北詰わかな
ね、ね。
にゃお
だから、まあいいやってね、初めて聞く人はね、前の話聞いてないからいいかなって。
北詰わかな
聞いてないかな、はい。
にゃお
ひどいかもしれない。
北詰わかな
これ大きなコツですよね。
にゃお
そうそう。
北詰わかな
続けるためのね。
にゃお
うん。でね、どんな風に今600回目で続いたのって、こんなやり方でだんだん変わってきたよって話をすると、こんな感じだったんですよ。
最初はね、本当に闇雲に探してたんですよ。
北詰わかな
うん。
にゃお
こんなネタ、あんなネタって色々探すみたいなやり方をしてたんですけど、これは本当に方法論的に何もない状態からやってたんですよ。
北詰わかな
はい。
にゃお
それにね、100回超えたあたりからこれじゃつらいなってなって、せっかく毎日やってるので、これ曜日ごとに話す内容を決めたらどうかなって思い始めたのが100回過ぎたあたりなんですよね。
北詰わかな
うーん。
にゃお
でね、毎週7日間繰り返しになってるから、その曜日ごとのネタっていうかテーマを決めておいて、その中から話すものを考えていくっていうやり方をし始めたんです。この頃にね、Notion使うっていうことも始まったんですね。
北詰わかな
あー、なるほど。はい。
にゃお
で、Notionでカレンダービューを使うっていうやり方をし始めたんですけど、カレンダービューでデータベースのカレンダービューを使って、そこにネタをどんどん書いていくってやり方をすると、曜日ごとに過去のやつって見れるんですよね、ダーッと。
北詰わかな
はい。カレンダーの形でね。
にゃお
そうそう。で、そこに持ってくると、変なはなしね、前のやつ見たらそこがヒントになることもあるんですよ。
北詰わかな
うんうんうんうん。
にゃお
っていう風になって、ちょっと楽になったんですね。
北詰わかな
あー、カレンダーいいですね。
にゃお
そう。だからね、その時にね、ちょっと開き直りが出たんです。同じことを話すのを恐れないっていうやつ。
前のカレンダー見て、前のやつ見て、あ、なんかそろそろほとぼり冷めたやつこのネタみたいな。
北詰わかな
2ヶ月ぐらい前に話したやつはもう1回話してもアリかなって。
もしかしたら、でもカレンダーの形になってると、そうやってなんか、2ヶ月前だからオッケーみたいな判断もしやすいし、視覚的に使えますよね。
にゃお
そうなんですよね。なんかね、そんなことをし始めて、続くようになったの、それが一つの自分なりのコツになったかなという感じがしますね。
まあちょっとね、その先にやってることあるんだけど、とりあえずづめさんの方に行くと、づめさんちょっと短歌の方の話に無理矢理持ってきますけど、
短歌ね、作る時ってやっぱり大変ですよね。それこそネタ出しがありますよね。
北詰わかな
そうですね。なんか短歌2種類あって、お題が主催者さんから出て、お題に沿って作るってやつと、
別にお題とかないけど自分で勝手に作るっていうパターンがあるんですけど、
まあどっちにしても、そうですね、なんか作ろうかなって思って、
散歩とか行ってある時ふと、あ、そうだっていう感じでできるっていうパターンですね。
私はだからにゃおさんみたいにカレンダーにしてとか、そういう方法論はないんですけどあんまり。
にゃお
でもあれだよね、なんかさ、カレンダー見てさ、順番にこれだよなって考えながら短歌作るっていうのも短歌らしくない。
北詰わかな
そうですね。毎週何曜日は何の短歌とかないですからね。
にゃお
それはそれでね、一つの面白いこともあると思うんだけど。
でもなんかイメージとちょっと違う気がしますよね。
北詰わかな
もっと曖昧ですよね。
にゃお
あんまりシステマティックにやるのもどうかなって感じはね、しますよね。
北詰わかな
はい、なんか偶発的なものが良かったりするんで、
あんまりシステム化はできてないですね。
にゃお
システム化してどんどん出てくるようになったらすごいですよね。
北詰わかな
すごいですよ、楽。
にゃお
商業作家ですよね。
北詰わかな
商業、はい。だから商業の人はどうやってるんだろうって思いますね。
にゃお
そうですね。
なんか小説とかも量産する人いるけど、どんな頭の中持ってるんだろうって思いますよね。
北詰わかな
でも大体多作ですよね、やっぱそういうプロの方はね。
にゃお
これやるときにシステマティックにっていう方法はあるんだけど、
着想みたいなのを得るときにはね、やっぱりちょっとシステマティックな方法っていうのもないわけじゃない。
そこで参考にすることがあるんですよね。
北詰わかな
そう、私すごい好きな本があって、
外山滋比古さんっていう方の思考の整理学っていう本があるんですけど、
これも昔からのベストセラーですよね。
これが私結構すごいヒントになってるんです、なんか着想を得るときに。
で、その本の中で言ってるのは、着想を得る、なんか物を作ろうって思ったときって、
一度寝かせて発酵させておくとできるんだよって書いてるんですよ。
にゃお
発酵ですよね。この本ね、結構有名ですよね、思考の整理学。
僕も読んだことあるんですけど。
北詰わかな
東大、京大で一番売れてるみたいなキャッチコピーの本ですよね。
にゃお
あれですよね、きっとこういう着想を出したいとかアイディアを出したいっていう人は一度は絶対読んでる本ですよね。
北詰わかな
読んでる、読んでなかったら読んだ方がいいです。
にゃお
その中に発酵させるっていうのが、一種の方法論的に出てるってことですね。
北詰わかな
方法論で、はい、出てるんですよ。
で、ビールの発酵に例えて書かれてるんですけど、考えたいこと、テーマ。
にゃおさんだったらラジオの配信何にしようっていうテーマが素材なんですね、ビールで言う麦。
それに、ほうぼを足して一緒に寝かしておくんですよ。
で、酵母っていうのはそのテーマとは全く違うジャンルから持ってきた何かなんですね。
何でもいいんですけど。
にゃおさんだったらラジオの配信と地図っていう酵母とか時刻表っていう酵母とか、
なんかそういうのを全く違うとこから持ってきて一緒に寝かしておく。
で、全く関係ないものが一緒にこう瓶の中に入ってる感じなんですけど、
それが一旦忘れた体にして、ただ寝かせておくとある時発酵してビールになってるよっていう。
にゃお
ですよね。なんかあれですよね。
短歌みたいなのって、なんとなく降ってくるイメージみたいなのがあると思うんだけど、
その降ってくるっていうの、降ってくるんじゃなくて、
なんか自分の中にそういうものが素材と酵母みたいなものがあって、
それが自然に発酵してきてポンって出てくることがあるよって感じですよね。
北詰わかな
そうですそうです。
だから短歌の場合だったら、なんか例えば自分の中に、
例えばカーテンっていうお題の短歌を作りたいなって思っているっていうそういう素材があって、
で、そこになんかカーテンにまつわる昔の思い出みたいなほうぼがあって、
それをなんか頭の片隅に寝かしておくと、
それを知らないうちに発酵して、カーテンの短歌っていうビールが出来上がるっていう。
にゃお
そうですね。それがあれですよね、保健室の話になって、
それが一昨日の話で、
北詰わかな
一昨日配信した。
にゃお
そっちはぜひリンクを踏んでいただいて。
北詰わかな
はい、私のポッドキャストね、ぜひ来てください。
にゃお
なるほど。で、そのやっぱり発酵するっていうところ、
結構時間もかかるところになるじゃないですか。
これをね、ちょっとね、うまくやる方法が最近出てきたなっていうか、
僕感じてることが一個あって。
北詰わかな
ただ寝かすだけじゃなくてですか。
にゃお
じゃなくて、それが何かっていうと、今流行りのChatGPT使うってやつですよね。
北詰わかな
お、出た、ChatGPT。
にゃお
ChatGPT、AI、最近のAIチャットってどう使うんだろうっていうことって、
みんなよく分かんないところもあると思うし、僕も分かんなくて、
いろいろ試行錯誤してるんですね。
それでね、何かできそうだなって思ったのをちょっと試したんですよ。
それが、さっきね、地図と文学っていうのが、
地図っていうのがテーマとしてあるんだけど、
それに全然関係ない文学っていう酵母を混ぜたらどうだろうって感じですよね。
それ、まあ、ほっといてもね、自分の中に出てくるのもあるかもしれないんですけど、
ChatGPTに訊いてみたんです。
地図と文学を組み合わせたトークネタのアイデアを5件出してください。って
北詰わかな
おー、はい。無理やり発酵させたんですね。
にゃお
そうそう、即成するっていうね。
北詰わかな
自然発酵を待たずに、そんなの待ってられないから。
にゃお
もう工業製品化してる。
北詰わかな
すごい、科学の力で。
にゃお
そうそう、科学の力。
ちゃんとアイデア5個出してくれるんですよ。
上手く組み合わせて出してくれるので、
それを使って、なんか面白そうだなっていうのから、
これだったら書けそうっていうのがパパッと出てきて、
それが、ええと、今回600回じゃないですか。
北詰わかな
はい。
にゃお
602回に話します。
北詰わかな
じゃあちょっとあれかな、まだ秘密ですかね。
にゃお
ネタバレしてもしょうがないですからね。
602回のやつは、ChatGPTでネタを出しをしたやつを話してます。
北詰わかな
ちょっと楽しみですね。