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2021-11-26 12:30

#026 【ITむかし話】ZaurusとPodcastのはなし

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

むかしむかし、PDAというガジェットがガジェット好きの間で流行っていました。

その中でもプログラミングができる機能を持っているのがZaurusというPDAでした。

同じ頃にiPodも出て、そのときにPodcastという音声配信ができるようになりました。

当時のPodcastのことを思い出してみました。

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、
https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、IT昔話 ザウルスとポッドキャストの話ですね。
いつもは原稿を作って話しているんですが、今回はちょっとしたメモを中心に思い出すままに話してみたいと思っています。
ザウルスというのは何なのか知らない人の方が多いかもしれないです。
ザウルスというのは2005年あたりにシャープから発売されたPDAと言われるガジェットになります。
PDAというのはパーソナルデジタルアシスタントの略なんですけど、日本語で言うと電子手帳という言い方ができるのかなと思います。
今のスマホは電子手帳らしい機能がもちろんたくさん載っているわけですけれども、
その祖先みたいなデバイスなんですね。
少し前にハンドヘルドコンピューターの話をしました。
もうすでに30年以上も前にハンドヘルドコンピューターというのが僕は欲しくて買って持って歩いていました。
持って歩けるコンピューターでした。
その頃から今のスマホのように手元に持っていろんな情報を読みかけしたり、
プログラミングができたり、そういうことができるようなデバイスが欲しいなぁというふうに思っていたわけです。
それから30年以上40年近く経ちますので随分とデバイス自体が発達して、今はある程度理想の形に近い状態がスマホによって実現できたというふうに思っています。
ザウルスなんですけど、その前が実はあります。
僕の場合はザウルスの前にPDAと呼ばれるガジェットに関しては同じくシャープから発売されていたアイゲッティという愛称の小さな薄いデバイスを持っていました。
これは1999年に発売されたデバイスで、VGAぐらいの液晶画面、モノクロの液晶ですね、を付けてある本当に手のひらサイズのガジェットということになります。
値段は38,000円ということになってますね。
この中にメールであったりとか、いろんなネット上にある情報をパソコンからコピーをして持って歩くというような使い方をしていました。
もちろん電子手帳ですから、手帳的な機能もその中には含まれていたと思います。
ただ僕は電子手帳としてスタンダーロンで使うということに対してはあまり興味がないというか、もっとやりたかったのはちゃんとした通信ができるという状態だったので、
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このアイゲッティに当時は携帯電話の前、PHSというのを使っていたので、それをケーブルでつないでいつでもメールを受信したりとかそういったことができるようにして使っていました。
いつでもといってもダイヤルアップでつなぐわけですから、接続時間で課金されるので一定時間つないでメールとかをダウンロードして送信もその時にあるみたいな使い方をしていたわけです。
そういうデバイスを使っていた時期がしばらくあって、その後に2005年頃にザウルスという、これもPDAなんですが、を買って使うようになりました。
ザウルスというのは、先ほどのアイゲッティと比べたら全然厚みが違うというか、厚さが結構厚かったんですね。
アイゲッティは今のスマホと同じくらいの薄さのデバイスだったんですが、ザウルスの場合はその2倍から2.5倍の厚さがあったと思います。
その代わり、画面の液晶はカラーになっていましたし、小さいデバイスなのにフルキーボードが付いているというようなものになっていました。
パカッと開いて使う、小さなパソコンのような使い方をするようなデバイスでした。
小さなパソコンみたいにキーボードにかぶさっている画面を開いて使うんですけど、その画面はくるっとひっくる返すことができて、そのまま畳むとちょっと分厚いけど今のスマホのように操作をすることができるようになっていました。
画面はタッチパネルになっていたわけですね。しかも液晶はカラーということで、まあまあ今のスマホに結構近いかなというものになっていました。
このデバイスの特徴は何かというと、OSがLinuxであるということでした。
今のスマホはAndroidだったりiOSだったりということが多いんですけれども、Linuxである利点は何かというと、プログラミングができるということだったんですね。
iOSとかAndroidではプログラミングは別の特殊な環境でやるみたいなところがあって、そのデバイスそのものでプログラミングするっていうのは特殊な例を除いてあまりないかなと思うんですけれども、
ZaurusはそもそもLinuxが動くので、Linuxの中で使われている様々な資産を使ってプログラミングをするみたいなことができたわけです。
Zaurusを起動して、中でターミナル的な画面を起動して、そこでLinuxのコマンドを打つことができるようになっていました。
小さいキーボードですけれども、VIみたいな代表的なテキストエディターも使うことができるようになっていました。
当時はこれをインターネットに繋いで使うというのはなかなか難しかったわけですけれども、これは通信環境の問題ですよね。
でもソースコードを持ってきてコンパイルしてそれを実行するみたいなこともできなくはないという状況になっていて、なかなか魅力的な端末だったなというふうに思っています。
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僕の場合は、Zaurusという端末にいつでも通信ができるということを目指してコンパクトフラッシュサイズのピッチのカードを入れて使っていました。
これで外に行った時にいつでも通信ができるという環境になって、本当に今のスマホみたいな形になったわけです。
全然スピードは遅いですし、今とインターネット上に載っているコンテンツも少なかったんですけれども、今とイメージは似ているかなという使い方ができるようになりました。
同じくらいの時期にiPhoneの祖先になるiPodが発売されました。
その頃にiPodを中心にPodcastというのが使われるようになったわけですね。
もう15年も前の話ということになります。
僕はそのiPodを使ってPodcastをダウンロードして聞くということを始めました。
当時はiPodも通信機能はなかったわけで、MacまたはPCと接続してファイルの同期をするみたいなやり方でPodcastを聞くということになっていたわけですけれども、
今とは手軽さがちょっと違いますが、音声配信を聞くことができる状態になったわけです。
それでよく聞き始めたのがTBSラジオの日曜日、午前中に放送しているあずみしんいちろうの日曜天国という番組のPodcastでした。
冒頭の30分くらいのトークの部分をダイジェストしたものになっていまして、これが面白かったんですね。
Podcastはダウンロードができるわけですから、iPodの中にたくさん一丁度入れておいて車の中で聞くとか、そういうことをよくやっていました。
これに刺激されて自分でも今回やっているような収録をしてPodcast配信を当時数回やったことがあります。
数回やってあまりにも自分の話の仕方に厳密してしまってやめてしまったんですけれども、
iPodももちろん持ってたんですけれども、でもiPod自体は音楽を聞くという機能だけしかないようなガジェットでしたので、
僕としてはいろんな機能が載っているPDAの方が魅力的というふうに思っていたので、
それでザウルスが出た時に欲しいなと思って買ったわけです。
これは当時5万円くらいだったと思います。
Podcastはさっきも言った通りでパソコンにダウンロードしたものをガジェットの方にコピーをするというような聞き方をしていたわけですけれども、
これがめんどくさいんですね。
毎朝パソコンにiPodなりザウルスなりをつないでファイルを同期しなきゃいけないということがあって、
当時は我慢してやってましたけれども、今考えたらずいぶんどろっこしいというかめんどくさいことをやっていたなと思います。
だいたい朝はパソコン立ち上げなきゃならないですからね。
しかも通信をして、今よりずっと遅いスピードのネット回線を使ってPodcastのファイルをダウンロードして、
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それをザウルスにまたコピーをしてという形になるわけですから、すごくどろっこしかったんですね。
それが面倒だったのでコンパクトフラッシュサイズのPHSカードを使うということになったわけです。
その後iPod Touchが出まして、これは今のiPhoneに似たような形なんだけれども通信機能がないものですね。
今でもiPod売ってますけれども、それの最初の祖先みたいな感じ。
スマートで薄くてかっこいいなということでしばらく使っていました。
これも同期が必要ということで不便ではあったんですけど、持って歩くのはなかなか嬉しかったので、
結構これをベースにして持って歩ける端末みたいな使い方をよくやっていました。
この頃には家の中でWi-Fiを使うということができるようになっていましたので、
少なくとも家の中では今のスマホのような使い方ができるということになってきていました。
そして満を持してiPhoneが出てきて、その後にAndroidのスマホもたくさん出てきて、
やっと今のようなスマホの時代になったということになります。
そういう時代になって、たかだか十数年なのかなと思いますね、今の時点では。
ポッドキャストは先ほど言ったTBSラジオの安住信一郎の日曜天国。
これがすごく面白くてずっと聴いていたので、今でも毎週聴いています。
今はラジコがあってタイムシフトで聴くこともできますので、
ちょっとお金払ってますけれども東京のTBSラジオの札幌で聴くということもできるようになって、
かなり便利な時代になったなというふうに思っています。
その上、ポッドキャストの配信環境も随分変わって、今はすごく手軽に配信ができるようになりました。
15年前はポッドキャスト自体を録音するというのはできても、
それをアップロードする場所は自分で用意しなきゃいけなかったし、
配信する環境も自分で用意をしてやる必要がありました。
これは今でもブログを使ってやることができるわけですけれども、
当時僕が使っていたムーバブルタイプというブログの世界で、
無理やり音声を配信するということをやった記憶があります。
僕はずっと持ち歩けるコンピューターに憧れていました。
その一定の完成形が今のスマホということができるんですけれども、
ではここで満足したかというとそんなことはなくて、
次は手に持つことをしなくても情報を得たり、
プログラミングができるみたいな、まだ名前のない何かを期待しています。
今後5年間のうちには普通になってしまうんじゃないかな、
そういう環境がというふうに思っているし、
多分そういうものが出てきたら、
自分でもどんどん使っていけるようになるんじゃないかなと思います。
とても楽しみな時代になりました。
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読書と編集ではITを特別なものではなく、
常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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ではまた。
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