00:05
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「スマホは情報消費に陥りがちだなぁと思った話。」というものです。
別にネットをどう使ってもいいのですが、自分が日頃から気になっていることを話したいと思います。
テレビって典型的な情報消費型のメディアだと思うんですよ。
というか、そもそも一方通行のメディアですからね。当たり前なんです。
そこにインターネットが生まれて、双方向でのやり取りができるようになったわけですね。
双方向というところで、新しいメディアとして発展したのがSNSだということができると思います。
スマホが生まれて、誰でも情報発信することができるようになりました。
でも、できるようになったからみんなが発信するかというと、まあそんなことはないですよね。
それは良いんです。誰もが発信者にならなければならないというわけじゃないですからね。
僕は古い人間なので、スマホとパソコンの両方を使っています。
で、スマホとパソコンでそれぞれどんなことをやっているんだろうと考えてみました。
これはある程度明確に分かれています。
圧倒的に情報消費はスマホで、何かを作るときはパソコンでということになっています。
慣れているからということでもあるのですが、作るという作業は圧倒的にパソコンの方が効率が良いのです。
というか、パソコンじゃなきゃできないことがたくさんあります。
もちろんスマホでできることも増えてきていると思います。
写真や動画を撮るのは、まあパソコンじゃ無理ですよね。
そういうのはあるんですけど、こと編集を含む作業ということになると、スマホで効率良くというわけにはまだまだいきません。
何かを自動化するようなプログラミングに近い作業もスマホでできることはすごく限られているし、やれてもとても効率が悪かったりするんですよね。
まあ、それはデバイスの進化で変わっていくことが期待できますが、気になるのは発信のように見えて、実はそうとは言えない行動です。
SNSの影響が大きいと思うのですが、既存の情報に対する単純反応を発信のように勘違いしていることが割とあるんです。
これは圧倒的にスマホを使っているときが多い。
見たり聞いたりしているだけというのはいかにも消費という感じですけど、実は反応するだけというのも消費しているだけなのだろうなぁと思うんですね。
03:01
ブログって言葉、今は発信系のイメージで使われているような気がしますが、昔使われ始めた頃に流行った携帯に、ニュースに対してコメントをするというものがありました。
今でもよくある携帯だと思います。
ブログを作り始めた頃にこのスタイルを自分でやってみて、これは何か作っているというのとは違うなぁと思ったんです。
引用して数行追記するだけみたいなことが増えちゃうんですよね。
そういうのは楽だからどんどん普及して、ハテナブックマークみたいなものができ、Twitterでのリツイートができ、さらにはFacebookが実装したいいねみたいな形でどんどん簡単になっていったんですね。
こういうメディアが出来上がってからスマホが誕生し、発信もどきみたいな実は情報消費でしかない行動が多くなってきたのです。
だから何?とかそう言われてもピンとこないという人も多いでしょうけど、こういう消費だけの行動ってどんどん頭を使わなくなってしまう気がするんですよね。
積水反射的な反応が増えて治安がどんどん悪くなるみたいなことが起きる、ちょっと考えて編集してから発信する、みたいなことをするのにはスマホは使いにくいなぁと思うのです。
仕事を含めてアウトプットが必要ってことになったらやっぱりパソコンが使えた方がいいんじゃないかなぁと思うんですね。
まぁ単にやっていることが古臭いだけのことなのかもしれないですけどね。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。