パソコンのメインメモリは数年以内に128GBくらいが普通になるだろう。
なぜならAIを普通に使うようになるから。
という話。
にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。
そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。
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をご覧ください。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、AIが実用になるときは搭載メモリの桁が変わっているだろうね、というものです。
水曜日は、ITを中心とした技術的な話をしています。
古い話で恐縮ですが、僕が初めて手に入れたパソコンは、ハンドヘルドコンピューターHC20というものでした。
発売されたのは1982年です。
当時はパソコンといえばデスクトップが当たり前で、ノートパソコンというかラップトップパソコンが出たのは、それから7年ほど後でした。
20桁×4行の液晶ディスプレイ、タッチタイプができる本格的なキーボード、レシートのようなものがプリントできるプリンター、
オプションでデータ保存用のマイクロカセットドライブが付けられる仕様で、持って歩けるサイズなのが画期的でした。
僕はこの他にプログラム電卓を持っていましたが、HC20はかけねなしにパソコンといえる仕様で、僕はこれでアセンブラやマシンゴを覚えたのです。
なぜそんな古いパソコンの話を始めたのかというと、メインメモリの容量の話をしたかったからです。
HC20はかけねなしにきちんとしたパソコンなので、大容量のメモリを積んでいました。
なんと、RAMが16KBです。
使われているCPUがアドレスできる範囲は16bitで最大64KBだったのですが、当時はそんなには使い切れないなと思っていました。
マシンゴで作るプログラムはそんなに大きなものにはならなかったからです。
パソコンでマルチタスクなんか考えられなかったのでそんな感じでした。
もう一度言いますよ。大容量16KBです。
キロです。
くどいですね。
1995年にWindows 95が出ました。
この時の最低メモリは8MBでした。
くどいですけど、今度はメガです。
10年ほどで500倍のメモリを使うようになったわけですね。
僕が今手元に持っているスマホのPixel 6aが積んでいるメモリは6GBです。
またまたくどいですけどギガです。
今のWindowsだと最低8GBのメモリが必要ですから、Windows 95から30年近く経って1000倍のメモリを使うようになったことになります。
パソコンが生まれた時期と比べると、必要メモリの伸びは鈍化したような気がしますが、
まあざっくり3年で2倍必要になる感じですね。
僕が使っているメインマシンは16GBのメモリを積んでいますが、そろそろ足りない感じだなあと思い始めました。
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まあメモリ以外にもスペック的に足りないものがあるので単純ではないのですが、そろそろ100GB近くのメモリがあってもいいんじゃないかと思い始めているのです。
10年後にはメインメモリが1TBになっていてもまあ驚きはしません。
Windows 95からの必要メモリの伸びは要するにグラフィック処理のためにあったと言っていいと思います。
今はスマホで撮った写真1枚のサイズが2MBとかですからね。
動画に至ってはスマホで適当に撮った猫のキーちゃんの尻尾が動いている動画7秒で18MBありました。
全てのデータをメインメモリに載せる必要があるわけではないのですが、全部載せられるなら動画編集はむちゃくちゃ早くなるでしょう。
スピードという観点ではグラフィックボードの性能も大事ですが、そこでもメモリが使われるわけです。
そして今一番メモリを食うのがAIなのですね。
そこそこのスピードで答えを出すためにメモリはいくらあってもいい感じです。
多分数年後にはパソコンのメインメモリは128GBとか256GBになっているような気がします。
今は128GBのメモリは5、6万円します。
まだまだ高性能なグラフィック処理をやるケースに使われているだけなのでこれくらいの値段ですが、
普通にAIを使うようになったらこの辺りのメモリ容量が当たり前になり、結果的に手頃な値段になってくるでしょうね。
何が言いたいかというと、AIはメモリ食いだということと、需要があれば供給も増えて結果的にコストも安くなってくるということです。
逆に言うと、量販店で売られる普及レベルのパソコンのメインメモリが100GBぐらいになったあたりで、
IT機器にAIが普通に組み込まれている状態になるような気がします。
さて、この予想は当たるでしょうかね。
今回は、AIが実用になるときは搭載メモリの桁が変わっているだろうねという話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
05:38
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