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2022-08-29 05:15

#296 【棚】案外近いけどとんでもなく遠い「シベリア追跡/椎名誠」

僕の家にある本棚の中から本を取り出して語ってみるシリーズです。

「シベリア追跡/椎名誠」という本を取り上げます。

北海道からそんなに遠くないシベリアのことを考えて見るために何冊かの本を読んで、戻ってきたのがこの本なのです。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「シベリア追跡」
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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、
案外近いけどとんでもなく遠い
シベリア追跡 シーナマコト・チョです。
自宅にある本棚の本を語っていくシリーズです。
北海道に生まれ育っていると、北方ということを考えることがあります。
北方というのは単純に北の方というわけではなくて、北海道からすぐ近くにある大陸のことです。
北海道の北東側の海はオホーツク海と言いますが、
オホーツクというのは、沿海州からカムチャッカに向かう途中にある港町なのです。
地図を広げてみると、北海道はオホーツク海ごとぐるっと囲まれた場所なのです。
囲んでいるのはロシアですね。
施設柄考えることは多いですが、
まあちょっと冷静になって大陸側どうなっているのかということを考えてみるようになりました。
シベリアについての本を図書館から3冊借りて読みました。
これがなかなか面白いのです。
漠然と北方と思っていましたが、ロシアについて知っていることが少なすぎるなあと思いました。
図書館の本を読みながら、そういえばと思った本がありました。
本棚を探すと案外すぐに見つかりました。
シベリア追跡というシーナマコトの本です。
1980年代にシーナマコトさんがロシアを旅した面白い本です。
ロシアと言いましたが、この時期はソ連でした。
ソ連という響きも今や懐かしくなりましたが、
ソビエト社会主義共和国連邦を略してソ連と呼んでいたわけです。
本のタイトルに追跡とついているのは、
200数十年ほど前、江戸時代ですね。
大国ヤコーダユーという人が船で遭難して当時のロシアの半島に流れ着いて、
いろいろあってシベリアを横断して、
当時のロシアの首都であるサンクトペテルブルグまで行って、
ヒカチェリーナ二世に越見して、またまたシベリアを逆戻りして日本に帰ってきたということがあったのですね。
これは江戸時代に北左文略という記録にまとめられていて、
それを元に井上康氏がオロシア国スイムタンという小説を書いています。
なぜそんなことになったのかは、このオロシア国スイムタンを読むと良いと思いますが、
シベリア追跡では当時のテレビの企画で、
大国ヤコーダユーの辿ったコースを追いかけてみた話をまとめたものなのです。
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ソ連といえば鉄のカーテン、
モスクワですら謎に進まれている感じだったし、
シベリアはもっと謎という明示が強い時期で、
そういう謎の国を行くという、なかなか挑戦的な企画だったのですね。
この本を買ったのは、僕が20代の頃で、
ちょうどソビエト連邦が崩壊した時期と重なり、
謎のソ連の様子を知るという意味で、とても面白く読んだものでした。
シーナマコトン作品がとても好きということもあるのですが、
その中でもこの本はトップ3に入るくらい好きで、何度も読んでいるのです。
そんなわけで、本棚を探してみたら案外あっさりと出てきたのですね。
道中、ガイドというか監視役としてついてくるロシア人とか、
行った先で出会う不親切なんだかそうでないのか分からない現地の人たちとか、
恐ろしいトイレの話とか、読むたびにちょっとワクワクしてしまいます。
案外近所なので、何度か行ってみたいと調べたことがあるのですが、
ルートが限られていることや、やっぱり現地の状況がよくわからないので忘れているうちに、
この本に書かれている時期と同じように、簡単にはいけない状況になってしまいました。
いろいろ複雑な気持ちはあるのですが、すぐ隣なのに遠い国のことを、
もう少しちゃんと知っておくのは大事だなぁと思うのですね。
そんな時に戻るのが、このシベリア追跡なのです。
せっかくなので、関連する本や映画もまとめて読んだり見たりしてみようと思います。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた!
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