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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、「明治の五万分の一地形図を読む。地図も読み物だから。」の10回目です。
日本の地図の代表といえば国土地理院発行のもので、そのさらに代表は二万五千分の一地形図ですが、
その4枚分を1枚にした五万分の一地形図も結構よく見ます。
というのは、二万五千分の一地形図だと一つの街がいくつかに分割されるので、全体を見たいなぁと思うときに重宝するんです。
いつも読んでいる札幌文庫別冊、札幌歴史地図明治版には、国土地理院の明治29年版五万分の一地形図、札幌が載っています。
この地図は札幌市真駒内より北部のほとんどのエリアが含まれています。
これまで見てきた地図は札幌の中心部ばかりでしたが、札幌周辺にどんな村があり、どのように今の地名として残っているかがわかります。
東区のあたりに札幌村があったのは以前話しましたが、他に苗簿村、岡玉村、狩木村、篠野村もあります。
白石区のあたりには白石村と上白石村があります。
豊平区は豊平村のほかに平岸村と築狩村。
北区から西区にかけては琴似村があり、南部に琴似屯田、北部には新琴似の屯田平村があります。
西区の西部には八寒村があり、その南の山勝ちなところには上丁寧村がありました。
そのさらに西には下丁寧村や晴川村があって、ここは今は丁寧区になっています。
この地図の南端は真駒内という地名があります。
その南は定山渓まで山深く分け入る感じのようです。
現在の南区は中山峠まで広がる札幌で一番広い区になっています。
主要な鉄道や道路も現在に近いものになっていて、だいぶ見慣れた札幌の地図という感じです。
国土地理院のサイトに行くと過去の地形図を閲覧することもできるし、有料で地図を送ってもらうこともできるようです。
今でも収入因子を送らなければならないところが難点ではありますが、
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以前は国土地理院の地図は図書館に行くか書店で買うかでしたが、ネットでも参照できるようになったのは嬉しいですね。
こうやって地図を読み込んでいくのは楽しいものなんです。
皆さんもぜひやってみてくださいね。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。