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2022-11-19 05:50

#378 【史】豊平川の東側/地図も読み物だから(5)

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地図も読み物だから!(笑)

第5回です。

札幌の古い地図を見ながら語っていきます。

札幌の母なる川である豊平川の東側の開拓の話です。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「豊平川の東側 静も読み物だから」の5回目です。
前回は、札幌という名前の始まりとなった札幌村の話をしました。
今回は、札幌の街を流れる川の代表である豊平川の東側の地図を見ていきたいと思います。
というか、まずは豊平川の位置づけを話さないといけないですね。
札幌の母なる川というと、豊平川ということになります。
豊平川の源流は、四骨湖のすぐ北西辺りにある小出山と触れ岳の間にあります。
そこからおおむね北東方向に流れ、札幌中心部の南西をかすって、
江別市で石狩川に注いでいます。
札幌の街がある場所は、豊平川が石狩平野に出たところにできた戦場地で、
この戦場地の様子をアイヌの人たちが、
札幌別、乾いた大きな川と呼んでいたことが、札幌の地名の語源となったわけですね。
明治初頭に計画された札幌中心部は、豊平川の西側の地域でした。
川は地上交通にとっては大きな障害になりますので、
札幌の東側とは自然に違う地域として発展したことになります。
札幌歴史地図、明治編にはこの地域の地図として、
白石村、平岸村のものが載っています。
明治4年の白石村土地割り図というものがあります。
これは地図というか、多分今の国土12号線を中心に、
その両側に土地を割り当てた人の名前を並べた、
先代白石藩の人の手によるものなのですが、
東の端のあたりに神武天皇社という記述があって、
現在の白石神社に祀られているのが神武天皇であることから、
当時はこのあたりまでを開拓地として割り当てられていたのだなと思います。
平川沿いで白石村より北の地域は、
白石村で仲違いをした人々が移って、神白石村となったそうです。
面白いのは、大正あたりに描かれたといわれる、
両白石村宿図というもので、
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ごく個人的に描かれた一図ではあるのですが、
そこには絵別の手前、現在の厚別区までが描かれており、
なんとなく現状に至るイメージが掴めるものになっているのです。
現在の大八地は、12号線が南西向きから東向きになるあたりのことを指していますが、
この図では現在の北郷とか川下のあたりを一括して大八地と書いており、
八地とは湿地のことを言うので、
そのまま大きな湿地として大八地と呼んでいたことが伺えます。
豊平川の東側のもう一つの地域は、
白石村の南側にある豊平村・平岸村です。
地図らしいものはあまり残っていないようですが、
明治45年の豊平・白石・上白石・平岸・四荷村・連合養水路・設計平面図というものが残っています。
南北が逆で最初はピンとこなかったのですが、
養水路設計と合わせて道路が描かれているようで、
よく見ると豊平川に沿って上流から平岸村・豊平村・白石村・上白石村があって、
なんとなく現在の主要な道路と合致しそうな感じがします。
感じというのは、掲載された図が小さくて細かいところが読み取れないんです。
しかし明治の終わり頃には豊平川の東側もかなり街並みというか、
農村が整ってきたと想像できます。
今はこれらの地域はびっしり市街化していますが、
当時は各村の中心部以外は畑か田んぼだったのではないかと思います。
徐々に今の札幌の姿に繋がっていくのが面白いですね。
次回は札幌中心部の西側の地域の地図を見ていこうと思います。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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