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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「水が豊富な札幌。地図も読み物だから。」の第11回目です。
明治時代の札幌の地図を読んでいると、現在の中心部に相当する場所の至るところに、川のようなものが描かれています。
豊平川の河川敷のあたりはもちろん、現在の中島公園のあたりや、道頂やその裏側から北の方に川があります。
実際には川というよりも、全体に湿地的な感じなのかな、とも思います。
中島公園にある池も、道頂赤レンガの前提にある池も、札幌がある場所は、豊平川が山から流れ出てきた泉状地の下流の端のあたりになるのです。
ということは、川が流れているというより、浮流水が湧き出る場所ということになります。
札幌の街は比較的平らに見えますが、もともと水が流れていた場所を埋めて成り立っているのです。
札幌駅の近くでも植物園とその北側の伊東亭の敷地、さらに北の聖火亭のある快楽公園や、北大の校内には当時の地形が残っています。
札幌の街は水が豊かなところに作られたのです。
この水を活かして、中心部の東側には札幌ビールの工場が作られ、地酒である千歳鶴の日本清酒の工場もあります。
街が大きく発展した理由の一つは、この豊かな水にあると言えるでしょう。
次回は一旦札幌の地図から離れて、本棚で見つけた地図関連の本について話そうと思います。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。