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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
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今回のタイトルは、
年の瀬の音、山本周五郎というものです。
暮れも押し迫ってきましたね。
といっても、僕の場合はあまりそういう感覚はなくて、
買い物に行った時に、お飾りやら、おせち料理の材料やらを見て、
それっぽい感じを抱く程度です。
年末進行というほどのものはないし、
年末年始でもスケジュールが変わらない仕事もあるので、
いつもとあまり変わらないからなのですね。
昔の暮れのことを思い出してみると、
大晦日のある週は、なんとなくせわしない感じだった気がします。
会社では何らかの形で締め切りがあったし、
大掃除なんかもやりましたしね。
実家にいた10代の頃も、年末の買い物で、
お正月らしいものを買いに行ったりして、そわそわと過ごしたものでした。
大晦日には、お店が早じまいして、
レコード大賞を見て、
紅白歌合戦を見て、
行く年来る年を見て、
ってルーティーンが決まっていたんですね。
レコード大賞は大晦日ではなくなった頃から見ていないし、
もう10年くらいは紅白歌合戦を見ることもなくなったので、
大晦日もいつもとあまり変わらないんです。
そんなことを考えながら、
暮れの感じが出ている本はないかと本棚を眺めたんですが、
それらしい本が見つからなかったので、
青空文庫を検索してみました。
それで見つけたのが、山本周五郎の「年の瀬の音」でした。
短い文章ですが、山本周五郎らしい表現で、
昭和30年代の少し貧しい町の人々の暮れの姿を描いています。
僕の記憶は昭和40年代からですから、
ずいぶん豊かにはなっていましたが、
暮れに流れる空気感は少し似ているものがあったような気がしました。
検索してみて初めて、
山本周五郎の作品が青空文庫に収録されていることに気づきました。
有名な作品だらけなので、ダウンロードして読んでみようと思いました。
Androidの青空文庫ビューアンには、
読み上げ機能が付いたものもあり、
古い作品を聞くというのも悪くない感じです。
暮れの風景はあまり風情がある時代ではなくなった気がしますが、
こうやって本を聞くことができる時代というのは、
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それはそれで豊かな時代になったのだなと思いました。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。