00:06
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回話すのは、Podcastを便利にするLISTENのその後、というものです。
水曜日は、ITを中心とした技術的な話をしています。
AIの活用とチャットGPT
今年の初めにチャットGPTが話題になって、いろいろな場面でAIを日常的に使えるようになってきました。
この配信の台本を作るときにもお世話になることがあります。
これだけ話題になったのは、今回のAIが何かを作り出すのに使えるからでしょう。
人の言葉を理解して、取得できる情報を組み合わせて何らかの形にすることができる、というのは大きな進歩でした。
機械学習という方法で、ここまでできるようになるというのが驚きを持って迎えられたのですね。
人の側もこの特性を上手に活かせるようになると、創造効果でもっとすごいことができるようになると思います。
ただ、チャットGPTのようなチャットAIは、何でもできそうである反面、案外使い方が難しいと感じることがあります。
パソコンは何でもできるけど取っつきにくいのと似ています。
逆に、AIが持つ能力を用途を絞って使うことで、飛躍的に精度が上がり、ずっと便利になるものも多いはずです。
そういう機能の絞り込みに、音声からの文字起こしがあります。
これを用途に合わせてインターフェースと一体化させると、より便利に感じるはずです。
その一つが、Listenというサービスです。
Listenは、Podcastの音声を自動的に文字起こししてくれます。
あなたはこの配信をどのアプリケーションで聞いていますか?
Nyaoのリタラシーを考えるラジオは、Apple Podcast、Spotifyの割合が大きいのですが、それよりも若干多いのがWebブラウザでの再生です。
多分最近はこの中にListenが含まれているはずです。
Listenは文字起こしをしてくれる機能がありますが、Podcastを聞く機能も持っていて、一般的なブラウザで音声を聞くことができます。
文字起こしした文章の聞きたい場所をクリックして、そこから再生することもできます。
ここで使い始めたのは2ヶ月ちょっと前からですが、その間にベータ版から正式版になり、何人かで話したときにはそれぞれの声を識別して、文字起こしの頭にアイコンを付けられるようになりました。
合わせて文字起こしの編集機能も少しずつ使いやすくなってきています。
Podcastを聞くための機能も徐々に改善されて、お気に入りとか人気の配信をまとめて聞いたり、聞くときのスピードを変えたりもできるようになっています。
文字起こしの精度を上げたり、他のアプリケーションで使えるようなAPIの検討も進められているようです。
発展的にトークセッションがあるカンファレンスの内容をリアルタイムに文字起こししていく試みも行われました。
いずれは話せば文字になるし、文字になったものを編集することもある程度AIに任せられるようになることでしょう。
音声とテキストの相互乗り入れが普通になり、新しいコンテンツのジャンルになっていくような気がします。
改善の余地はまだまだありそうですが、便利で有用なものになっていくことでしょう。
僕はまだチャットAIをうまく使うことができていませんし、周りの人たちも同じような状況です。
でも用途を絞ってAIのサポートが受けられるようになったら、もっとたくさんの人がその恩恵に預かることができるでしょう。
案外早く、AIという言葉が忘れ去られる日が来るかもしれません。
そんな日を夢見て、リテラシーの話をしていきたいと思っています。
今回は、ホットキャストを便利にするリッスンのその後、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしを、ノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、ご覧いただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた。