おにぎりの魅力と平安時代の食文化
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、ひときちょと編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、ひときちょとIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「三角食べじゃなくて変」と清少納言は思った、というものです。
金曜日は食の話をしています。
おにぎり、丸と三角だったらどっちが好きですか?
僕は小さめの三角が割と好きです。
温かいうちに食べるのもいいのですが、冷えて表面が乾いた感じになったのも大好きです。
コンビニのパリパリ海苔タイプのおにぎりは理想に近いです。
具も海苔もなくてもいいのです。塩だけで。
おにぎりにすると、ご飯がいくらでも食べられます。
実はさっきおにぎりを食べて、ここでおにぎりの話をしようと思い立ちました。
まずAIチャットに、「おにぎりが出てくる物語はありますか?」と聞いてみました。
すると、平安時代にはトンジキと呼ばれていて、源氏物語も出てくると教えてくれました。
トンジキのトンは自衛隊の駐屯地のトン。ジキは食という字を書きます。
源氏物語に出てきたということなので、枕草子にも出てこないか検索したけれど、それはなさそうで、
改めて枕草子、ご飯で検索してみたら、ちょっと面白い検索結果が出てきました。
枕草子にはいくつかの写本の系統があって、その一つに納印本というものがあるのですが、
その中に面白い段があるというのです。
早速本棚から枕草子納印本を取り出して313段を読んでみました。
この段のタイトルは、「匠の物食うこそ意図怪しけれ。」というものです。
神殿を建てる大工さんたちの食事を見ていたら、汁を全部飲んで、おかずを平らげて、その後ご飯を食べていた。
4人が4人ともそうしていたので、大工さんというのはそういうものらしい。
全くもったいない食べ方だ、というようなことが書かれているのです。
面白いと思いませんか?
食べ方の変遷と枕草子
大工さんたちは西洋料理のコース風の食べ方をしていますよね。
で、清少納言が変な食べ方だなぁと思ったということは、
清少納言は汁とおかずとご飯を並行して食べていく方式だったということでしょう。
いわゆるバッカリ食べと三角食べですね。
清少納言はバッカリ食べを変なの?と思ったみたいですけど、ここではその良し悪しは言いません。
ただ、平安時代からこういう食べ方の形があったのだというのが面白いと思いました。
僕は基本三角食べですが、おにぎりだけでOKというのは究極のバッカリ食べのような気もします。
ついでに枕草子に出てくる食べ物についてちょっと検索してみたら、かき氷とか果物というのが出てきました。
やっぱり枕草子では映えないとダメな感じ。
清少納言は絶対インスタグラムをやっていたに違いないと思いましたね。
おにぎりから随分話題が飛んでしまいましたけど、
AIチャットにアイデア出しを手伝ってもらうと思いもしない展開が作れて楽しいですね。
今回は、「三角食べじゃなくて変!」と清少納言は思ったという話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた。