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こんにちは、4日まで15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
本日は、旅の配信をさせていただきます。
私のプチセレブ・バックパッカー💛インドへ行く🇮🇳
B級グルメとダイヤはお好き?
こちらの旅日記は、私が中高時代の親友と2人で
バックパックを背負い、インドを21日間かけて旅行した時の旅日記となります。
今回は、5月12日金曜日、3日目の旅の日記を読んでいきたいと思います。
それでは、スタートしていきましょう。
5月12日、3日目
熱中症との戦い
世界遺産、神秘のエローラ
アウランカバードからエローラ遺跡、そしてアウランカバード
トイレに起きてみると、人々がずらりと並んでいる
え?トイレ待ち?そんなに長かったかしら?と思っていたら
前にいたおじいちゃんが、アウランカバードというのでびっくりして聞き返すと
次は目的地、アウランカバードだという
おー危ない危ない、寝過ごすとこだった
親友を起こして、慌てて荷造りをする
ほどなく列車はアウランカバードに到着
隣に乗り合わせた家族に再度、ここがアウランカバードだということを確認し
ありがとう、をたくさん言ってお別れ
地獄は朝4時50分、早朝だからかムンバイよりはやや涼しく感じる
ムンバイよりずっと小さな町だが、駅にはアッパークラスウェイティングルーム
エアコン付きの寝台車専用待合室があり
私たちは帰りのチケットを見せて、この待合室に入っていった
そう、私たちはもはや駅の達人である
午前6時30分ごろ、日が昇り始めるとすぐに
苗のようなクロークルームにバックパックを預けて出発した
豆の袋とか麦の袋とかがゴロゴロしている
大丈夫なんだろうか
朝早いほうが涼しいから、という理由で早朝から動き出す
アウランカバードはムンバイよりもずっと内陸にあるので
同じ暑さでも湿度はずっと低い
03:02
そしてこの日は風も強く、日陰に入るとわりと涼しくて気持ちがいい
しかしこの気候が後々命取りとなるのであった
駅からバス停が離れているため、リクシャーでバスステーションまで行ってもらう
私たちにとっては初リクシャーだ
この乗り物はタイのツクツクによく似ている
よく揺れるところも心臓が飛び出そうなほど乱暴でスピード感あふれる運転も
この国には自動車学校はないんだろうか
アウランカバードの街は大都会ムンバイに比べて
高い建物もなくのんびりとした田舎の印象を受ける
しかしこれが一般的な街に違いない
バスステーションに着くとすぐに目的地、エローラ駅のバスが出発するところだった
私たちはよくわからないまま
エローラ!という叫び声につられてバスに飛び乗る
30分ほどバスに揺られただろうが、私は熟睡していたのだが
いきなりチケット拝見の車掌のどなり声で起こされた
どんな悪い道でもすぐに眠れる特技が私はあるのだ
どうやら料金を払えと言っているようだが
英語が通じないので会話が成立しない
そうすると騙されそうになることが多くある
今回も何かわからないが当初支払った金額の後
さらに何か請求された
だがわからないので払わずにいると結局相手は諦めたようだった
日本人だと思ってなめるなよ
エローラ!の叫び声に押し出されるようにして
再びバスの外に出た
両脇にいくつかの屋台が流れる道路のその先が
世界遺産エローラ石窟寺院群の入り口だった
命の綱ミネラルウォーターを買って出発
朝早いせいか物売りたちも準備中で客引きもほとんどいない
ガイドの勧誘をひたすら無視しながら
エローラ石窟寺院に足を踏み入れる
メインの16靴
ヒンドゥー教のカイラーサラータ寺院を中央に
1番から15の靴は向かって右側
17番から31靴は左側に広がっている
広大な遺跡群だ
エローラ石窟寺院群
エローラは仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の
約2キロにわたる石窟寺院群で有名である
5世紀から13世紀に岩石を刻んで造営された
ヒンドゥー教のズムナルレーナ寺院が最大で
両幅46メートルにわたる
荘厳で中心をなす寺院はやはりヒンドゥー教の
06:03
カイラーサラータ寺院で幅42メートル
奥行き27メートルの大きさを持つ
単一岩の石岩寺院で
フサ状の飾りのついた
アマラカと呼ばれる柱を特徴とする
まずは第1窟から15窟までを見学
だんだんと強くなる日差しの中
デカン高原の乾いた風を頬に感じながら
のんびりと一番端の第1石窟まで歩く
昨日のムンバイの喧騒が嘘のような静けさだ
観光客はまだほとんどいなかったが
途中で大きな猿たちに出会った
尻尾の長い銀色の毛を持つ猿たちだ
第1、第2窟の方からゆっくりと見て歩く
こちらは仏教遺跡として建てられていて
石窟内部は穏やかな顔をした仏像をはじめ
秘店や天女が見事に彫り込まれている
それにしても何という光景だろう
エローラ石窟群は何世紀にもかけて
今の形になったようだが
知られている限りでは
最古の建設の始めは7世紀から8世紀
そこから膨大な月日と人力、情熱を費やして
ただの岩盤であったここ
そこからここまでのものを掘り出したのだ
その当時の技術を考えると
その石窟を前にしても
これが人の削り出したものとは到底信じられない
第1窟から第15の石窟群は
それぞれ特徴がある
アーチ型のドームの素晴らしい石窟では
中に入った途端
たくさんの仏たちから見下ろされているように感じ
思わず立ちすくんだ
中央には私を待っていたかのように
静かな表情の仏像が
秘店を従いで鎮座しており
その美しさに言葉を失って
しばし見とれてしまった
現代よりももっと過酷な旅の果てに
ここにたどり着いた巡礼者たちは
この表情に迎えられ
何を感じたのであろうか
ヒンドゥー教のダイナミックで
生き生きとした神々の描写も素晴らしいが
仏教、仏像の静かな美しさはどこか
心を安らかにしてくれるような感じがする
石窟の中はひんやりと涼しく
抜ける風はカラリとして
ほてった体に気持ちがいい
遺跡の作り出す光と影のコントラスト
その色彩と雰囲気が素晴らしくて
風のよく通る場所を探しては
親友と二人で時の経つのを忘れ
ただただ座っていた
09:00
そのまま目を閉じれば眠ってしまいそう
いやいや、悠久の時を遡り
大切当時のそよ風を感じることができそうだ
途中でフランス人のカップル
そして現地ガイドと一緒にいる
日本人の10年カップルに出会った
私たちの旅の行程を話すと
すごい今の女の子たちは勇気があるね
と驚いていた
いやまだまだですよ
この日本人夫婦は午後から専用タクシーで
アジアンタ遺跡へと向かうらしい
エローラと並ぶ世界的な有名な
世界遺産、アジアンタセックス寺院へ
行くことを勧められたが
私たちはかなり疲れていたので
エローラのみじっくり見学しようということになった
本当はアウランガバードに一泊して
次の日アジアンタセックス寺院に
行く予定だったのだが
実はコルカタ行きの飛行機の日にちを
一日間違えていて
やもなくエローラ観光のみに
たどまったのであって
早朝から軽いスナックと
過酷な荷造りのために
圧縮されたアンパンのみだったので
さすがにお腹ペコペコになった私たちは
第15屈まで起きたのを区切りに
一度屋台村に帰って
エネルギー補給をすることにした
腹が減っては戦はできぬ
すでに午前10時過ぎ
太陽は高く
気温は38度を超えていた
朝から1リットル以上の水を飲んでいるのに
トイレに行きたいとも思わないのは
この気温と乾燥の中で
自分で自覚するよりもずっと先に
体内から水分が奪われているからだろう
それだけで土地に慣れない人間は
クタクタになるものだらしい
一軒の食堂にたどり着いたときは
ぐったりだった
それでも食欲があるのはまだいい傾向
私はマサラどうさ
マサラで味付けしたマッシュポテトを
クレープのような生地で巻いたもの
親友はスペシャルターリー
ターリーはインド式定食のこと
しかし何がスペシャルだったのかは
わからずじまいだった
親友はスペシャルだからか
ずいぶん遅れて出てきた
私のが軽食だったからか
食べ終わった頃に予約出てきたのであった
スナックのようなマサラどうさに
物足りなさを感じて
私はオープンになっているキッチンに近寄り
そこで次々と上がる
インドのスナック菓子を追加した
玉ねぎのかき揚げ
すりつぶした豆をリング状に揚げた
ドーナツみたいなもの
どちらもサクサク揚げたてでおいしい
たちまち昼からありえないほどの量を
二人で平らげた
不思議と食べられちゃうんだな
きっと食べられなくなったらおしまいだろう
体力維持のためにも
二人でガツガツ食べることにした
12:00
そして食後
いざ後半
スタートだ
エローラ石屑の
ハイライトは第十六屑
カイラーサラータ寺院である
ここだけは他と違い入場料がかかる
インド人50ルピー
外国人250ルピーだ
インド人の五倍の入場料を取られるという不満は
しかし
中に足を踏み入れた途端
きれいに吹き飛んだ
圧倒的なその存在感で
カイラーサラータは
入口の門をくぐった私たちの
目の前に広がっていた
まるで深い谷底の王国に迷い込んでしまったようだ
それも巨人たちが住む地下の王国
小さい自分が
この巨大な遺跡を前に
さらに小さく感じる
切り立つ断崖絶壁は
その中央にそびえる
寺院の建造物を取り囲むように
入口の門以外
三方を囲っているが
実はこの表現は正しくない
というのも
この断崖絶壁は
人の手によって作り出されたものだからである
なんという途方もない作業だろう
一枚の岩壁を削って
この空間を人間が作り上げたのだ
改めて人の力の脅威を感じる
この絶壁が
人の手によって削り取られたものだという驚き
感動もさることながら
ダイナミックさと繊細さを合わせ持つ
ヒンドゥー教の神々の彫刻は
躍動感にあふれていて
目を奪い胸を打つ
岩壁をくり抜いて作られた回廊には
マハーバーラタやラーマーヤナのハイライトが
生き生きと彫り込まれている
その姿はどれも大きく立派で
見下ろされているように感じる
中央の寺院は
キテイブオ、ゾウやリュウ
伝説の生き物たちが支えている
という構造になっていて
ゾウの彫刻がずらりと並んでいる
上に立つ寺院がよほど重いのか
首にシワが寄っている
というユーモラスな彫刻である
ずらりとゾウたちが並ぶのはその眺め
壮大だ
ゾウ好きの私にはいつまでも見飽きない
ただ長い年月の間に
ほとんどのゾウたちは
そのシンボルである長い鼻を失ってしまってはいたが
鳥たちのさえずりが
反響しながらこの谷間に響き渡る
寺院の銭湯は高く細く
より繊細で緻密な彫刻によって装飾されている
アンコールアストで見たような
芸の細かさである
見れば見るほどこれが何にもない
一枚の岩肌から削り出され
彫り込まれたものだとは思えない
まさしく奇跡のなせる技といえよう
15:01
中央寺院は今でもヒンドゥー教の
寺院として参拝する人が後をたたまい
最上階のお堂の中には
シヴァ神のリンガ
斬根神功の象徴が祀られ
敬虔なヒンドゥー教徒の人々が
お祈りを捧げていた
私はヒンドゥー教徒ではないので
その聖域には立ち入ることはやめとよいた
異教徒である私の
それは礼儀である
これほどに熱くなくて
他に観光客がいなければ
一日中ここでいられるであろう
それほどにこの遺跡は私を魅了した
はい、ということで
今回はここまでにしておこうと思います
えーと、まだこのアウランガバードの
一日、エローラ石窟寺院を見て
アウランガバードを立ち去る
という一日は終わっていないんですけれども
まだですね、この先結構な枚数続けますので
えーと、エローラ石窟寺院のハイライト
第16窟の寺院ですね
カイラサラタ寺院ですね
こちらを見学したところまでで
一度終了とさせていただきますね
この時はですね、非常に暑くて暑くて
これも非常によく覚えております
このエローラ石窟寺院
ぜひ概要欄に添付をしておきますので
ぜひお写真の方を見ていただければと思います
谷間にそびえ立っているような
寺院になっているんですけれども
これは他人に建造されたわけではなくて
岸壁をくり抜いて
この寺院だけを作ったんですね
これは非常にしかも巨大な遺跡なんですよね
そのために私は本当にこの場に置いてさえ
これが本当に人の手でくり出された
岩からくり出されたものだということが
信じられないような気持ちでいました
ムンバイは非常に賑やかで
刺激的な街だったんですが
このアウランガワードは静かで
このエローラ石窟寺院は
本当に時の狭間に置き忘れられたような
そんな佇まいのある素晴らしい石窟寺院でした
人もそんなに多くはなくて
おそらく暑かったからだと思うんですけど
ところどころ野生の猿と一緒になって
日陰で休んでいたことを覚えています
次回はですね
このアウランガワードの1日
18:01
旅の工程で言えば3日目ですね
3日目の後半
午後から夜にかけてまでを
読んでいきたいと思います
この前のお話を聞いていない方のために
お話を追加したいと思うんですけれども
最後に補足したいと思うんですけれども
ムンバイからアウランガワードまでは
夜行列車で移動していました
そして私たちは日中ですね
この3日目の日中
5月12日の日中は
アウランガワードからエローラ石窟寺院に行って
エローラ石窟寺院をたっぷり見た後
またアウランガワードに戻り
その日のうちにまた寝台列車に乗って
ムンバイに戻るという工程を予定しているということなんですね
ここまで聞いて思った過程
一度もホテルにまだ泊まっておりません
寝台車で移動しているので
基本的に駅の待合室にいます
この駅の待合室というのがですね
私たちにとっては
ホテルのようなものでもあり
貴重なエアコンと
そしてシャワーを浴びられる場所でもあるんですね
もちろん有料なんですけれども
この寝台車とシャワー付きの待合室を
フル活用して私たちは旅をしていました
というのもインドというのはですね
非常に広大でありまして
どこか移動するという時にはですね
かなり長距離を移動しないといけないんですね
個人旅行ですからマイクロバスだったり
タクシー専用タクシーだったりということはなくて
それだけ何時間も移動に時間がかかってしまう
もったいないので夜のうちに
寝てる間に移動して起きたら観光する
っていうスタイルをとっていました
ただしこれが後々ですね
大きな痛い目見ることになります
はいちゃんと寝ないとダメだよということが
後になってわかるんですけれども
まだまだなんとなく元気な様子ですよね
ということで今回は
アウランガバードからエローラセックスG
様子をお伝えいたしました
前半ですね様子をお伝えしました
次回は後半をお伝えしたいと思います
それでは今回もプチセルバックパッカー
インドに行くB級グルメと対話をお好き
聞いていただきありがとうございました
1日目2日目もよかったら聞いてみてくださいね