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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
本日は、咲🌷さんの愛犬ちゃんへの思いを朗読させていただきたいと思います。
咲🌷さんが可愛がられていた2匹の愛犬ちゃんたち、その1頭のワンちゃんが亡くなり、その彼女さんを追いかけるようにして、2頭目のワンちゃんが亡くなりました。
咲🌷さんはその時の気持ちを文章にして、それをご自身でも配信されていました。
その旅立ちの日から、咲🌷さんはその時にご自身でも読まれた朗読をワンちゃんたちへの黒曜として、皆さんに読んでいただけませんか?という配信をされていました。
私はこの配信を伺った時に、何とかその思いに応えたいなと勝手に思ったんですね。
きっと咲🌷さんがこの朗読を読んだら聞きに回っていらっしゃるだろうと。
けれど、それはきっと1年経ったとしても聞く側からしたら、その時の気持ちが思い起こされるんじゃないか。
私はお仕事からたくさんのワンちゃんたちと咲🌷さんに会ってきました。
中には愛犬さんを亡くされた後、深いペットロスに陥ってしまう方もいらっしゃいました。
そういった方たちを見ている中で、その当時のことをきちんと振り返って向き合って、その当時に残した言葉を他の方のお声で直接伺うということは、
それを決断されたことは、とても勇気がいったことじゃないかなと思いました。
咲🌷さんの敬意を表して朗読をさせていただきたいと思います。
愛犬が亡くなったのよね。愛犬オスが亡くなった。
16歳と4ヶ月と16日、彼には愛する彼女がいたが、その愛犬メスも昨年15歳4ヶ月と4日で亡くなった。
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彼女が目の前から突然いなくなった時、彼の頭の中にはきっと宛名だらけだっただろうが、
翌日になると理解したよう、数日ケージから出てこなくなった。
でも少しずつ顔を見せてくれるようになり、以前より甘えてくれる素直なワンコに変身していった。
そしてその半年後に亡くなった。
生かされている命を精一杯輝かせた。彼は命を全うした。
彼が使っていたケージ、クレートはもうない。
けれどリビングや腰高窓に鼻をすりつけた鼻水つきの跡が、まだぐっきりと残っている。
ああ、確かに彼はこの世に存在していたんだなあと、幸せな気持ちになる。
だけど同じ家にいて、同じようにお世話をし、同じように時を過ごしてきた娘は違うようだ。
これがよく耳にするペットロスだと思う。
表情が暗い、声にも針がない、食欲がない、何もしたくない、仕事もやりたくないとよく涙を浮かべている。
私ができることを考える、寄り添い、見守る、これだけだ。
ここでふともう一人の私が、
で、私はどうなの?眠れてるの?大丈夫?と問いかける。
うん、私は大丈夫。
ん?大丈夫?このフレーズ、危険なフレーズ。
私が大丈夫ばかり話すときは、ちょっと無理をしているとき、だともう一人の私が気づかせてくれた。
たまに飲んでいるビールも、冷蔵庫にあるのに手をつけていない。飲もうと思えない。落ち込みがあるよう。
なので娘に、寄り添い見守る、ではなく、共に愛犬を亡くした者同士。
この方法と決めずに、私たち親子がその時感じたことを大切に、新しい生活スタイルを作り上げてみよう、と思った日曜日の朝でした。
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ご愛聴いただきありがとうございました。
虹の橋の向こうにいる彼氏、彼女さん、いっぱい遊んでね。
ママの想い、みんなの想い、届いてるといいな。