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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人からお話しています。
時には、子育てメダや留学時代や旅行の思い出などのお話もしています。
今回は、【子育て👨👧👧犬育て🐶🐾】シリーズ、
【子供と犬は⭕️⭕️の達人🐶🐾】という内容でお話ししたいと思います。
皆様は、⭕️に入る文字は分かりますか?
これは、ここに入る文字はいくつもあると思うんですが、今回は観察学習にしたいと思います。
観察学習とは、いわゆる真似から学ぶ手法です。
子供と犬は驚くほど観察から多くのことを学びます。
赤ちゃんの頃から、子供はよく親や兄弟、他の人のすることをよく見ています。
人と犬の共通点はいくつもありますが、
幼い子供たちと子犬たちの学びの段階は非常に似ているところがあると思います。
その一つは、品言語であるということが共通するかなと思います。
赤ちゃんは3、4年くらいは、人間の自分の感情や行動をうまく言葉に表すことができません。
もちろん、個人差はあります。
我が家の娘は、来週4歳の誕生日を迎えます。
母親譲りか、環境要員か、彼女は本当によくしゃべり、語彙力や表現力も豊かです。
来月9歳になる息子も、「第一子なの?」と言われるくらい、おしゃべりが上達していましたが、これは完全に私の血統ですね。
比較にならないくらい、娘の語彙力、表現力は達者です。
我が家の子供たちは、共に0歳、生後半年前後から同じ保育園に通園しています。
また、よく出かけてたくさんの人たちに会ったり、会話をしています。
環境も状況もほとんど変わりはありませんが、子供たちに限ってですが、上に兄弟がいる、いない、で全く違います。
この状況の時にこの言葉を、表現を、体勢を、恰好を、動きを使うんだということを、こちらが教えるまでもなく、いろいろなところからすでに学んでいるんですよね。
そしてその相手は、共にいる、時間が長い、親兄弟が一番多いなと思います。
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下の子は、上の子を見て育ちます。
上の子が怒られている時に、こそこそこそーっと、お片付けなんかをしたりします。
それを見て、面白いなーと思います。
あー、お兄ちゃん、怒られてバカだねー。私はいい子ですよー、ということを、全力でアピールしているんですよね。
犬も、ある程度同じことが言えます。
以前、外国人の飼い主さんが飼われているワンちゃんを、お預かりしていたことがあります。
この子は、完全に英語の環境で育ち、飼い主さんも、日本語が怪しいというレベルでした。
この子は、主にホテルで毎回、数日から長いと数週間のお預かりをしていたのですが、
そのうち、飼い主さんが、日本語が怪しいというレベルでした。
主にホテルで毎回、数日から長いと数週間のお預かりをしていたのですが、
そのうち、完全に日本語も理解するようになりました。
その当時、犬の保育園でレッスンをしている子たちと一緒に過ごすことも多かったその子は、
彼らがレッスンをしているのを毎日眺めているうちに、
あの言葉の時は、あれをしたら自分もおやつがもらえるんだ、ということがわかったんですね。
教えてもいないのに、ハウスとかマットとかお座りとか、覚えてしまったんですね。
ある時、ハウスと言ったら、一緒になって自分のクレートにサッと入って、
いかにも僕も参加しますよ、よろしくという表情で、
おやつが来るのを待っていたのは面白くて、今でも思い返すと笑ってしまいます。
これは、うちのミコト氏にも全く同じことが言えます。
私が直接彼に何かを教えていなくても、隣で見ているだけで、
彼は、ははーん、これをこうするんだな、ということがすぐにわかって、同じ行動をします。
犬の観察・学習能力は大変優れています。
このことからも、言葉をかけるよりも行動を見せる方が学習しやすいということがわかります。
他等外のオタクでも、同じようなことが日々起こっていると思います。
特に聞かれるのは、トイレトレーニングで、
1度目は苦労したけれど、2度目は1度目がしているのを見て、
何も教えていないようにすぐできるようになった、ということはよく聞かれるんですよね。
もちろん観察以外にも、トイレに関しては匂い付けという強力な要因があるのですが、
トイレは特に、他等だと教えやすいということは明確です。
そして、実はこれ、人間もあるあるですよね。
犬と子ども、観察・学習のすごいところは、
共に行動することで、タイミングや行動パターンを学び、
トラブルを避けるという能力が上がるということです。
難しく言ってしまいましたが、
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例えば、子ども同士で遊んでいるとき、
滑り台やおもちゃの貸し借りを、
自然と順番を待ったり、相手とルールを自然と共有して、
次第に仲良く遊ぶようになっていきます。
犬もその通りで、
例えば、私が複数のワンちゃんを相手に、
お座り・マットなどを指示をしているとき、
周りの子たちを見て、
あ、まだ動いちゃいけないんだな、
あ、これからご褒美がもらえるんだな、
あ、これはまだ自分の番じゃないんだな、
ということを、
周りの犬たちの様子から自然と学んでいくことができます。
時には、相手に怒られて、
あ、これは次からしないようにしなくちゃな、
ということも学ぶんですね。
子どもたち同士・犬たち同士で遊びながら学んでいるとき、
私たち親や飼い主が手出し・口出しをすることは、
タイミングをよく図る必要があると思います。
むやみに手を出し過ぎるのも、放置し過ぎるのもよくありません。
仲良く遊んでいたと思ったら、
なぜかとっくみ合いの喧嘩をしている、なんてことは、
犬にも子どもにも、
特に男の子同士はよくあることですよね。
犬と子どもが観察・通学習が得意な理由、
それは犬と人間が共に社会生活・集団生活を営む動物である、
ということが主な理由に挙げられそうです。
集団生活・社会生活を営む動物、
しかもそれぞれがその集団の中で役割を担い、
それを果たすという場合、
共に生きる相手との調和・共生は第一条件です。
そのために、相手の出方・行動・タイミングを見て、
自分にデメリットがなく、メリットを多く得られるように、
先人をよく観察して、その行動を真似するということが一番早いんですね。
子どもも犬も、本能的にそれをよく知っています。
だからこそ、自分の近くにいる存在をよく観察し、
真似をし、メリットがある行動をいち早く取り入れ、
デメリットを避けるために、相手を観察して行動します。
そしてこれは、人と人、犬と犬だけでなく、
もちろん、人と犬の間でも、
行われる観察学習で、
特に犬たちは、人の行動を非常によく観察し、
どのタイミングで、どういう行動を、
どういうパターンで飼い主さんや家族が行っているのか、
それは自分にどんなメリットとデメリットをもたらすのか、
教えていないのに、非常によく理解しています。
時にその観察学習は、飼い主さんやご家族ご自身ですら、
気がついていないところで進んでいる場合があるのは、
とても面白いなと思います。
子どもと犬の類まれな観察能力、観察学習能力、
それは彼らが心地よく、
相手や帰属する社会って不要な争いを避け、
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順応してストレス少なく、
生きていくために備わっている本能だから、
そして私たちが覚えておくべきことは、
親や飼い主が言ったことではなく、
犬と子どもとしていることをよく見て行動している、
そして言動を決定しているということなんですよね。
私も親として、飼い主として、
改めて我が身を振り返らなければいけませんね。
ということで、今回はここまでになります。
最後まで聞いていただきありがとうございました。