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これは、果物の人物を表現したんですね。
頭もね、腰みたいな感じで。
で、より立体的に見せようと、下の部分を曲げてあります。
で、曲げることによって、当たった光の反射が白くなります。
これ、床として見かけます。
で、その床というのは、反射は立っている場所によって変わるので、より立体感が出てこうかなと。
面白いんじゃないかなとね。
実験的な作品です。
あと、農家としてのお話をすると、果物って、自分で粉を出してるんですね。
水をはじくような。
それが、術の家庭でお店に並んでいるのは、擦れたりして、手刈ったりしてるんですけれど、
これは本当は畑の木になっている状態で、きれいに粉がついた状態のものを探して、なかなかないんですね。
それを探して、運んで、撮影して、手袋をはめて。
もう、筆で触ったら指紋の跡がついてしまう。
なので、なかなかこういう写真、作品を作ろうとしても、お店で買ったものでは難しいと思います。
海外で多数出展されている、何かご縁があったんですか?きっかけは?
最初は海外のコンテストを調べて、それに応募するようになって、
それで受賞した経緯から、写真関係の人に知られるようになって、展示されるようになった形ですね。
防具、防具シンガポールとか、そういう掲載も?
向こうから連絡が来ましたね。
それぐらいかな、聞きたかったの。
やっぱりこういうところは聞かないでしょ。なんでこんな大変にできるか。
聞かない、本当に。
で、あれ物差しがね、定規が一緒に置いてあって、それで、どんな表現なのかなとかね。
あれは、ボタニカルアートっていうのは、作法としては等倍に描かないといけない。
倍率変えた場合は、2倍とか3倍とかって描かないといけないんですね。
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ただ僕はこれ物差しを撮影して貼り付けてるんですが、これはちょっとしたわけがあって、
コンテストに応募するときは文字を入れてはいけないんですね。
なので文字を書かないで応募するにはどうすればいいかということで、物差しを撮影して合成してます。
合成されてるんですね。
別撮りしたものを一枚に合成してます。
やっぱり食べたくなります。
本当にいつか清原さんの葡萄をいただきたいです。
自分で見てもね、撮影した後でも何かやってるから、これが美味しいかまずいかっていうのは見てわかりますので、
どうしても作品として残すんだったらね、美味しいものを作品として残したいという思いもあります。
こういった造形作図を作ってまして、これは農家の技術じゃないとできないような作品を写真作品にしてます。
食べ物なので傷んでしまいますね。
その時に食べてしまわないと。
こういった形で見せることはできないので、撮影して作品として残して、みんなに見ていただこうということで展示しています。
もともとはこういう大きいものを作ろうとしてたんですね。
これの最新品種でもっと大きいものを作ろうとしてました。
凄い準備をしていたんですが、途中で作ったことを忘れてまして、
袋を開けてみたら腐ってたんですね。
もう虫が湧いているような状態でしたが、
これを捨てちゃうと、これを作った僕の苦労は誰もわかってもらえない。
なので、わかってもらおうというのを含めて、
僕のその時の悔しさも含めて一緒に後ろから自分の目を覗かせて撮影した。
それがこの作品になります。
わざと腐らせたわけではないですね。
腐らせてしまったということですね。
そっか、その時の気持ちなんですね、目が。
何回も撮り直しましたよ。
出来るだけ怖い目にして。
目を閉じちゃって、やり直したなって何回も撮り直して、
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自分でやっている姿を思い浮かべると悲しいんですけれど、
これ怖いなって自分で思って。
カメラのお話もされていたけど、
先ほどお客さん、リモコンがないとシャッターでね。
自分でリモコンでシャッターを切って、
パソコンをモニターしてカメラにしていましたね。
あれも?
これは腐っていない、普通の状態です。
目は?
目は僕の目です。
すんでいるような。
そうですね。
うるうるしている。
タイトルはサイクロプスという一つ目の巨人がいるんですけれど、
それとグレープスを足したタイトルになったんです。
サイクロプス。
タイトルにこだわったのは他にもあります。
これはミカンです。
ミカン、ザボンです。
種がハーモン。
果肉がハンギン。
口のように見えます。
これのタイトルをこのようにしました。
XBBXBBBBXBB。
これ文字じゃなくて絵として見ていただくと、
歯の噛み合わさりに見えてきませんか?
Xはこの原始ですね。
そこが面白いかなと。
こういったタイトルにしています。
面白い。
これは横顔ですね。
元々はこういう二色の葡萄を作っていたんですけれど、
見たら横顔に見えてきまして、
それを持っているのは自分だけだったら、
納得してもらえないかなと思って、
自分の目を撮影して合成しています。
歯はおもちゃの歯を合成しています。
面白い。
これ、面白いポイントですが、
ようなしの軸の上にピントを合わせています。
そうすると下の方はぼけます。
一発でカメラを撮影したら。
そうならないように、
ピントをずらして合わせながら何枚も撮影します。
ピントが合った部分だけを合成しています。
そういった作品になっています。
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やっぱり作家さんに説明してもらうと、
本当に楽しいですね。
データだけ送って向こうでプレートしているので、
特にこれを自体を持って運んで展示しているわけではないです。
そうなんだ。
今ってそんな感じなんですか?アートのそういう。
そうですね。
現物を塗っていくようなことはないかな。
写真の場合はね。
絵や彫刻だったら持っていかれるでしょう。
それか芸術的に価値のある写真とか。
ハットマジョドーナーのノーソンビューリーには出展予定されているんですか?
もうね、そのまんまあれ、あれ、あれ、
ああ、見ちゃった。
そのまんま。
そう、目玉にもなると。
ちょっとね、手がつけられるかな。
いろいろ手の動きが。
今はだからこのアートに集中できる時期だったっていうことですね。
普段はご自身の農園で直売所というか、
そういうとこで出していらっしゃるんですか?
うちの雪ですね。
長野県の地元の?
これ、ああじゃない。
ニンケットとかは?
ああ、そういうのも出品させてもらいました。
今年はどうされますか?5月末ぐらいですか?
5月は何もまだないので。
ああ、そっかそっか、ないんだ。
じゃあ秋以降ですか?
そうですね。
いつか本当にいただきたいです。
頑張って稼ぎますね、買えるまで。