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2023-06-28 13:01

【論文紹介】キウイ🥝VSオオバコ 慢性の便秘に効くのは❓

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10226473/ #医療 #健康 #キウイ #便秘

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内科医たけの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまさうちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
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アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、超久々の論文紹介というか、この論文ですね、いつかご紹介したいなというふうに思っていて、
たぶん2回ぐらいですね、タイトルに出したんですけれども、ちょっとね、2回とも何か別な理由で他のやつに差し替えしてしまったりとかして、
いう感じだったんですけれども、3度目の正直ということで、今回やりたいと思います。
今回はですね、非常に面白い論文で、キウイですね。キウイフルーツのキウイですね。
これを食べると便秘が良くなるかっていうですね、そういう研究がありましたので、ご紹介したいと思います。
そもそもですね、私この論文をしたきっかけは、
あるんですけれども、インターナルメディスンっていうですね、内科系の非常に有名な雑誌があるんですけれども、
その雑誌の中で、他の雑誌のですね、すごい面白い論文を紹介するコーナーみたいなのがあって、
私ね、それ結構楽しみにしてるんですけれども、その中でね、紹介されていたんですね。
で、論文自体は、今年の1月のですね、アメリカンジャーナル・オブ・カストロ・エンテロロジーっていうですね、これちょっと私次第買ったんですけれども、
まあ、消化器系ではね、たぶん結構良いですね。
はい。
結構良いランキングに位置するような雑誌に載った論文になってあります。
で、タイトルが、1日2個のキウイですね、グリーンキウイを食べると、その機能性の便秘とかですね、あとIBSDっていうですね、
過敏性腸症候群の中でも便秘型っていうタイプがあるんですけれども、それに対してどれぐらい効果があるかっていうのを、他施設共同研究っていうので、
まあ、ちょっと後からお話しします。
で、ここまでの動画をお送りしますけれども、まあ、世界各地のですね、いろんなところで研究したRCT、ランダマイズコントロールトライアルっていうですね、ものになっております。
で、これ私ね、偶然にこの論文を発見したんですけれども、なんとですね、この著者がですね、福野信先生っていうことで、まさに今週末開催される日本心身医学会のね、理事長先生なんですけれども、東北大学のね、心療ライター、行動医学分野の教授。
はい。
先生であらせられます 福田先生も参画されておられるっていうことで
非常にありがたく配慮させていただきました
これね このチャプターのリンクにも貼らせていただきましたし
英語読めない方でもですね ちょっとビジュアル的に非常に分かりやすくなってるんで
ぜひご覧いただけたらと思うんですけれども
ちょっとそのページをですね ずっと下の方に降りていただいたらですね
ビジュアルアブストラクトっていうのがあるんですね
これね 最近の論文で結構出てくるんですけど
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QEの映画いっぱいあるやつあるじゃないですか
それをご覧いただくだけでいいんですけども
というか その前にですね 利益相反開示を忘れておりました
私自身はQEは好きですけれども このQEのゼスプリですか
ゼスプリインターナショナルからは 全く利益供与を受けておりませんが
なんでですね この研究ね 面白いのは
この研究自体のね
資金的な支援ですね
ゼスプリがやってるんですよね
これも面白いなと思って
ゼスプリインターナショナルってね
なんか世界的な企業なんですね
これ ってかスーパーに行くと
QEって売ってるじゃないですか
売っていて 必ずね このマーク
皆さん見たことあると思うんですけど
このゼスプリのマークついてますよね
シール貼ってありますよね
そこが これもともとニュージーランドの企業らしいんですけれども
それの支援を受けているっていう
そんな感じらしいですね
ということで
要はQE こんなに効果あるんだぜ
みたいなのを示したかったっていうことで
どうやっていう
そんな感じの論文なんだろうと思います
で ちょっと話もらってですね
ビジュアルアップスタクトに戻っていただくと
大きく3つの方たちに研究対象にしていて
一つが健康な人ですね
まったく健常で
そういう便秘とか
そういう病気ではないっていう方ですね
これが63人ですね
2つ目が機能性の便秘っていうですね
ちょっとこれは話すと長いですけれども
なんかお腹に病気があるわけではないんですけれども
でも便秘がちみたいな
そういう方が60名かな
で あとは過敏性腸症候群の
さっき言った便秘型ですね
便秘型の過敏性腸症候群の方が61人ですね
この方たちに対して
1日2個のQEを対して
食べてもらうQEもしくはグリーンQEって限定されてますけど
グリーンQEを食べてもらう方たちと
あとは対象群としてですね
ちょっと後から話しますけれども
QEを食べない方たちは
サイリウムですね
大箱ですね
これも食物繊維あるんですけど
これをコントロール群として比較するという
そんな試験になっています
それで使用評価項目っていうふうに言いますけれども
どういう効果があるかっていうと
あるのを調べたかというと
要は便がよく出るかっていうですね
CSBMっていう指標があるらしいんですけど
これちょっと私も初めて知りましたけれども
それを1週間あたりのですね
完全自然肺便回数っていうのをCSBM
要は何回普通にお通じが出るかっていう
そんな感じですよね
あとはJSRSとかですね
JSRSってこういう機能性消化疾患の
どれぐらい満足度が得られてるかみたいな
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そういうアンケート調査みたいなのなんですけどね
そういうものとか
あとはIBSのQOLとかですね
生活の質の指標とかですね
そういうのを見たっていう
そんな研究になっております
研究はですね
かなりしっかりしていて
このちょっと下のフィギュア1っていうところに
行っていただくとですね
まず1,2週間の待機間を経てですね
この大箱ですね
サイリウムを
投与というか食べる群と
キウイを食べる群ですね
これに割り付けされて
それを4週間やるという
その後にこれね
クロスオーバーっていう形なんですけれども
それを4週間やって
一旦4週間普通の食生活してもらって
要はその効果を完全に抜いて
今度逆のパターンですね
だから初めにサイリウムを使った方たちは
キウイを4週間食べてもらう
初めにキウイをやった人たちは
サイリウムを4週間やってもらうっていう
そんな感じになっています
はいでその後フォローするっていう
そんな感じのだから
計16週なんで
4ヶ月間にわたる試験っていう
そんな感じになってますね
はいであとはですね
これ非常に面白いのは
先ほど言ったように
あの国際的な臨床試験になっていてですね
でこういうね臨床試験ってよくあるのが
日本人含まれないっていうこと
結構あるんですね
海外の論文で
海外の方だけを対象にしてるっていうこと
結構あるんですけれども
まあこの論文はですね
その福田先生がね
あの参画されておられるっていうところも
そうなんですけれども
いろんな方がね
いろんな人種がね
含まれています
で実はこれトータルで
184人に対して研究してるんですけど
そのうちのね64人ですね
だから3分の1
約3分の1ぐらいが
日本人の研究っていうことになっていて
そこもね非常にあのこう
効果が持てるというか
まあ日本人の対象もいるということで
まあ面白いなというふうに思いました
ただですねこれ
あんでまあ臨床試験もですね
非常にあの日本のその臨床試験の基準も
当然ですけれどもクリアしてますし
あとはあのユーミンっていうですね
まあそういう日本ので
臨床試験をね
登録するサイトがあるんですけれども
そこにもねちゃんと
事前に登録されていて
まあ非常にね
あのしっかりした試験だな
というふうに思いました
はいただまあ
あのこの研究にね
入る基準がですね
まあ当然小児とか入れなくて
小児高齢者入れない
18歳以上から65歳までの方で
男女両方ともに入っているんですけれども
ただ除外基準としてですね
まあその出血があるとかですね
貧血があるとかですね
あとそうすると慢性疾患ですね
心疾患とかがんの方とか
あと慢性腎臓病の方もね
除外されているということで
この辺はねだから
あのまあ後からもお話しますけれども
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実際のリアルワールドとの違いっていう
その統制された群で
かなりやられてるなっていう感じはしましたね
はいっていう感じです
で結果なんですけれども
結果はですね
えっとキュウリですね
グリーンキュウリを食べた方達は
まあ1週間あたりですね
1.53csbm以上の増加があるということで
まあ要はだから週に1.5回
自然肺炎がね多く得られる可能性があるというのは
示唆されたっていうそんな感じになっていて
でまあ特に大きな有害事象はなかったっていう
そんな結果になっていて
まああのこれサイリウムの方もね
効果あるんですけれども
それよりもキュウリの方がより効果があったみたいな
そんな結果になっています
はいっていうそんな感じですね
はいということで
非常にねまあ面白い結果ではあるんですけれども
ただですねこれねあの今日のタイムはね
今日のタイトルちょっとね
youtuberっぽくなってると思うんですけれども
こんな感じでねドドンキュウリ2個食べると
便秘が解消されますみたいな感じになると思うんですけれども
ただねこれはねすごい落とし穴があって
そこをねむしろ一番聞いていただきたいなと思ってるんですけれども
まあさっき言ったようにですね
これはね機能性便秘とかIBSD
IBSCっていうですね
その病気の方に対して行った試験であって
一般の方に同じような効果が得られるかは
そもそも分からない
というのと
あとはさっき言ったように
もともと病気を持ってる方とかですね
あと高齢の方こういう方はね
除外されているので
まあそういう方はこの結果がね
そのまま当てはまられるかどうか
分からないっていうところもありますよね
であとは一番はね
これそもそもキュウリね
そんな4週間で毎日2個ずつ食いますかっていう話で
あのキュウリ2個食べたら便秘良くなるみたいな感じで
これyoutubeとかねキャッチになりうる
と思うんですけれども
これねかなり
まあよほどねキュウリ好きな人なら
やってくれると思うんですけれども
まあキュウリ1日2個はね
4週間食べ続けてとかね
ちょっとそれさすがに飽きるし
他の果物食べたくなりませんってなると思うんですよね
なると思うし
加えてですね
ちょっと先ほど伝え振るも
コメント流れていきましたけれども
高いじゃないですか
キュウリ1個ね
まあ今スーパーで100円でね
とかまあ100円弱ぐらいで売ってますかね
それをだから1日200円弱ぐらい
だからそれを1ヶ月やると
まあ6000円5、6000円ぐらいかかるんですよね
それだったら僕だったら
お薬使うかなっていう感じなんですね
まあ一番よく使われるお薬
酸化マグネシウムっていうのはありますけれども
酸化マグネシウムね
さっき調べたら1個10円しないんですね
7.5円とかなんで
それを1ヶ月ね
まあ1日3錠としても
1日20円の
30日600円の
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まあ初診療とかね
ちょっと最診療とか外しても
薬価だけでも1ヶ月200円とかそんな感じなんで
まあそっちを取るかなっていう感じですし
あとは酸化マグネシウム以外でもですね
今非常にいい下剤がね
ここ5年ぐらいね
いろんな下剤が出てきて
そっちの方がね
ちょっと高いは高いんですけれども
でもねそれでもね月6000円はしないんで
まあなんか
まあキュウリね別にね
別にあの全然私もね好きでし食べますけれども
それはね便秘解消のためだけに1日に2個ずつ食べるのはね
ちょっと私はそれだったら
私便秘ではないですけれども
まあお薬の方がいいかなっていう
そんな気がしましたということで
よろしいでしょうか
ということで今日も幸せな一日にしてありますように
あとキュウリを食べ過ぎてはいけない方とかもいますからね
その辺注意してください
今日も幸せな一日にしてありますように
お相手は内科医の竹井でした
興味津々
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