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2023-08-29 08:49

《717》怪しいトンデモ医療に騙されないために…(後編)

鍵はヘルスリテラシーとコミュニケーション☝

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 、皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、色に勝るちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開のまま収録や、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。是非ご参加ください。
ということで、今日は昨日に引き続きまして、2回シリーズの後編をお話していこうと思うんですけれども、
今回お話ししているのは、ボイシーの一番初めの固定放送でも言っていることなんですけれども、
とんでも医療ですね、これにどういうふうに立ち向かうか、というようなお話を、昨日と今日の2回に分けてお話しさせていただいています。
ここに関してお話ししようと思ったのが、先日NHKで放送されました、フェイクバスターズですね。
あと、チョイスっていうこの2つの番組で、特にがん医療に関してのとんでもみたいなのを取り上げられていたんで、
これちょっとお話ししようと思います。
ちょっと改めていい機会でお話ししようかなと思ってお話している次第です。
で、ポッドキャストをお聞きの方は、本編部分だけ10分ぐらいで聞けるかなと思いますので、
ぜひ昨日の放送をお聞きになってから、こちらの放送をまた聞いていただけたらと思うんですけれども、
昨日はがんに関連してはがん情報サービスっていうですね、そういうサイトを調べたりとかですね、
あとはがんに関連するお困りごとですね、これを一挙になってくれるがん相談支援センターっていうのが、
がん診療連携拠点病院の中には必ずあって、その病院にかかっていなくても相談することができますよみたいな、
そんなお話をさせていただきました。
ただですね、実際にはがん相談支援センター、私も以前の病院で非常に深く関わっていたんですけれども、
そこに相談しに来られる方ってすごいごくごく一部で、実際には相談せずに、やっぱりとんでも医療というか、
患者さん療法的なものを捉えされてしまう方っていらっしゃるんですね。
そういうお気持ちは非常に分からないでもないですし、やっぱりこちら側、医療側の課題も非常に多くあるので、
そこは解決すべきかなというふうに思ってはいるんですけれども、
ただ、やっぱり患者さん、あるいはご家族さんのそういう現状があるよっていうのは知っていただきたいなというふうに思いますし、
あとはやっぱり、自衛ですね。
攻撃力はあんまりないかもしれないですけれども、そういうとんでも医療はきちんと見極めたりする力ですね。
そういうのに引っかかわないっていうのは、もう自衛能力を高めるしかないかなというふうに個人的には思っていて、
なので、その辺を今回お話したいなというふうに思います。
個人的に思うのは、ポイントは2つあってですね。
1つは、これ昨日のXの投稿にも書きましたけれども、
普段の健康情報の仕入れについてですね、
1つは、これ昨日のXの投稿にも書きましたけれども、
健康情報の仕入れ方、仕入れ先みたいなのによる、いわゆるヘルスリテラシーっていうやつですね。
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これを普段からちょっと意識して高めておくということが1つと、
もう1つが、やっぱりね、そうは言っても病気には何かしらなるじゃないですか。
今回はがんがクローズアップされてますけれども、がんじゃなくてもね、人間生きてたら1つや2つ病気にはなりますよね。
そういうときに、やっぱり医療者ですね。
特に診断とか告知する場面では、医療者ですね。
特に診断とか告知する場面では、医療者ですね。
保護者さんにも厳しいですけどもと、話す力、対話する力が求められるかなというふうに思います。
ちょっと順番に詳しく解説していくと、まず1つ目のヘルスリテラシーですね。
どこから情報を得てどういうふうに理解していくかっていうことですね。
これは、もう日々の、なんていうか、訓練につきますね。
個人的には、本当に教育の過程の中で、それこそ今、
高校の教科書に精神疾患の内容とか入ったりしてきて、
そういう健康、医療情報を学校の早い段階から扱う、
性教育とかもそうですね、そういう流れが少しずつできつつありますけれども、
ただ、分野としては非常に限られていて、
やっぱりね、僕自身もそうでしたけれども、
教育課程でしっかりこういう知識を学べたかというと、
そうでもないと思うんですよね。
なので、せめて中学校、高校とかですね、
ある程度の時に最低限の基礎知識みたいなのは知っておいてもらいたいなというふうに思いますし、
でもそうは言っても、僕も含めてですね、
もう学校教育が終わってしまっている人に関してはね、
こういった情報を正しく知ってもらえるようなところで、
少しずつ知識を蓄えていただくのが、
自衛につながって、
自衛につながるのかなというふうに思っています。
プラットフォームもですね、本当に様々で、
私自身もいろんなプラットフォームで発信してますけれども、
プラットフォームによるテンションの差みたいなのがすごいあるんですよね。
特に最近、YouTubeはかなり厳しくその辺しっかりしていこうというようなものがありますけれども、
本当にね、プラットフォームによってはもう無法地帯みたいなところも結構ありますので、
どこのプラットフォームで発信しているかもそうですし、
あとは、医者が言っているから信じられるというわけでもないんですね。
これちょっと私が言うとね、自分でブーメラみたいな感じになりますけれども、
医者とかですね、あと医学博士みたいなのが言っているとね、
なんかね、信じてしまうんですけれども、
こういうのはハロー効果というふうに言ったりしますけれども、
そうでは全然ないので、やっぱりね、そこら辺の人とかプラットフォームとかを見る力っていうのはね、
すごい求められるかなというふうに思いますね。
はい、というのがまず1点目ですね。
で、2点目。
で、3点目の対話力というか、実際に医療現場でお話しする力っていう、
これもね、すごい大事で、やっぱり気が動転したりとかするじゃないですか、
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特にがんとかね、慢性腎臓病でもそうですけれども、
大きなことを伝えられると気が動転してしまって、
しっかりね、この話を聞けていないっていうことはね、もうしばしばあるんですよね。
そういう時に今回の番組の放送の中でも取り上げられてましたけれども、
いくつかポイントがあって、一人で聞かないとかですね、
ご家族とか、あるいは親しいご友人の方と聞いていただくとかですね、
あとはメモに取るとかですね、あと録音させてもらうとかですね、
これも録音もね、こっそりしてはいけなくて、
必ずお家族に後から聞いてほしいんですけど、ということで、
一緒に録音してみるっていう、
今、録音の機会がなかったら別にね、スマホの録画でも全然いいと思うんですね。
録画で動画で撮ってしまうと音声も入りますし、
というので、
少なくともね、その限りのことにしないっていうのはね、
すごい大事かなというふうに思いますし、
あとはね、もう一つはやっぱり質問力ですね。
これね、医者が言った話をね、全部一発で理解するのって、
まあ、多分無理なんですね。
医療者同士でもね、多分ね、無理と思いますね。
なので、ましてその医療知識がない、全く一般の方がね、
医療者の話をね、一回で完璧に理解するっていうのは、
これ、もう100%無理なんで、
なので、まあ、そういう記録にとってもらうということと、
あとは、やっぱりね、分からないことを分からないままにしないっていう、
まあ、次の診察とかですね、
あるいは、まあ、それこそがんに関連してはがん相談支援センターとかで聞く、
確認するっていうのが、これがね、すごい大事かなというふうに思います。
で、まあ、昨日のね、アフタートークの中でもね、
やっぱり何が分からないか分からないっていうのはね、
あの、結構あるかなというふうに思うので、
まあ、それはちょっと前半のところでね、ある程度最低限の基礎知識みたいなのは知っておいていいですし、
基礎知識みたいなのは知っておいていただいた上で、
でも、まあ、それでもね、絶対分からないことっていうのは出てくるので、
まあ、そこの部分を、まあ、その個別の事象として、
先生ないし、他の医療者と相談、シェアしていただくっていうのが非常にね、
重要じゃないかなというふうに思います。
はい、という感じですかね。
まあ、という感じで、まあ、ちょっと2回に分けてお話してきましたけれども、
本当にね、とんでも医療はね、ものすごいいっぱいあって、
まあ、医療現場もね、
あの、それにいろいろ対応しようとはしてるんですけれども、
でも全然ね、そのマンパー的な問題とか、
あと資金力とかで間に合っていないっていうのが、まあ、現状なんですよね。
なので、本当に、まあ、自衛の力を高めていただくというのがすごい大事で、
そのために、まあ、この放送とかも使っていただけたら、
非常に嬉しいなというふうに思います。
はい、ということで、お聞きいただきましてありがとうございました。
今日も幸せな一日にしてありますように。
お相手は内科医の竹井でした。
興味津々。
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