1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. せん妄について改めて学び直し..
2023-07-18 08:58

せん妄について改めて学び直します☝️

●せん妄とは? ・本態は意識障害 ・日内変動を伴う ・認知症とは異なるが、認知症はリスクの1つ ・過活動型、低活動型、混合型がある (特に低活動型は見逃されやすい) ・原因!原因!原因! ・終末期せん妄はかなりの確率で起こる ・アルコール離脱せん妄は別の対応 https://jpos-society.org/pdf/gl/delirium/5-2_jpos-guideline-delirium.pdf

https://jpos-society.org/pdf/gl/delirium/5-3_jpos-guideline-delirium.pdf

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内科医たけおの 心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
内科医たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開の話録や、皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、ちょっと以前にもね、確か何か扱ったテーマではあるんですけれども、
専門についてですね、改めてちょっとお話したいなというふうに思います。
というのは、ちょっと私ですね、日頃高齢者をかなり見ることが多くてですね、今はちょっとそうではないんですけれども、
以前の勤務先とかですね、かなり高齢の入院患者さんで、この専門になる方ってね、かなり多く見てきたんですよね。
あとは、緩和ケアの領域でもですね、つい先日緩和医療学会っていうのがありましたけれども、
この専門っていうのは非常に大きなテーマの一つで、
まさにですね、
今年じゃない、去年かな。
そうですね、昨年ですね、専門のガイドラインっていうのが改定されたので、
ちょっとそれも含めてですね、改めて専門っていうのを取り上げてみたいなというふうに思います。
そもそも専門って聞いたことはありますかね。
これ毎回、なんかこういう問いかけから始まりますけれども、
専門ってですね、医療者だったら知ってるワードだと思うんですけれども、
あんまりね、こう一般的に使われるワードではないと思うんですよね。
ただ、実際医療現場では、
専門を見かけるケースっていうのは非常に非常に多くてですね、
この専門への対策とかっていうのを、
国としてはですね、支援したりしていて、
非常に重要な病気というか、症状というかの一つになっています。
専門はですね、医療者でもね、結構間違ってる方多いんですけれども、
この精神症状が結構出る、ちょっと後から言いますけれども、
このなんか変なものが見えたりとかですね、あるいは徘徊したりするので、
この精神症状としての専門を結構注目される方もいらっしゃるんですけれども、
これ、実際にはですね、本体はこう意識障害っていう意識の低下なんですね。
で、意識障害っていうと、本当にね、いわゆる呼びかけても反応しないっていうような、
そういうのをね、イメージされる意識障害の方、
意識障害をね、イメージされる方多いかもしれないですけれども、
実はそうでもない意識障害っていうのは、
あるんですね。
例えば、一番よく例として挙げるのが、
お酒飲んでですね、飲みすぎて、
なんかよくわからんことになる方とかっているじゃないですか、
方っているじゃないですか、っていうか、
僕、お酒飲めないんで、
僕、お酒少し飲んだ瞬間に意識障害になりますけれども、
そんな感じで、完全にね、この応答できないっていうのだけではない、
意識障害のレベルっていうのもあって、
その典型例がこの専門なんですよね。
はい。で、特にその専門の、
この場合には、この日内変動っていうのを、
日内変動を伴うっていうのが非常にポイントで、
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要は、日中はもう全然普通、
本当にいつも通りなんですけれども、
夜になると突然大暴れするみたいな、
そんな感じが非常に典型的な専門で、
だから日中だけを見てると、
本当に専門があるのかどうかよくわからないっていうことが、
しばしば生じます。
なので、特にね、入院とか施設の場合もそうだと思うんですけれども、
夜勤の方にちゃんと情報を聞かないと、
専門が生じていることがわからないとかっていうことも、
しばしばあったりします。
はい。で、さっきも言ったように、
この専門っていうのは、もちろん若い方でもなるんですけれども、
やっぱり高齢者に多くてですね、
そうすると認知症が急に進んだみたいに思われる家族さんとか、
医療者もいたりするんですけれども、
これはもう認知症とは根本的に異なります。
が異なるんですけれども、
ただ認知症が元々あるとですね、
この専門を発症しやすいっていうのもあって、
だから、元々その専門になりやすい人を抽出するっていうような、
そういうスクリーニングっていうのもあるんですけれども、
特に認知症患者さんにおいては、
専門の予防ですね、が非常に大事というふうに言われています。
はい。で、その次にね、
ちょっとこれ専門的に難しいんですけれども、
先ほど言ったように、専門ってですね、
夜に大暴れしたりみたいなっていうようなイメージを
お持ちの方が多いと思うんですけれども、
これはですね、典型的な過活動型の専門ということで、
活動性が増してしまうタイプの専門なんですけれども、
そうじゃない専門っていうのもあるんですね。
それが低活動型専門っていうので、
要は活動性が逆に落ちてしまうっていうものですね。
これね、非常にね、見逃されやすいというか、
見逃されているというふうに、
多くの研究で言われていて、というのは、
過活動型だったら、さっき言ったように、
点滴を自分で抜いてしまったりとかですね、
夜徘徊したりとかっていうことで、
非常にね、分かりやすいんですけれども、
低活動型の場合には、本当にね、
ベッドで横になって、非常におとなしくしているというか、
ジーンってなっているっていうことで、
これ打つとかともね、見間違え、
間違えられたりすることもあるぐらいなんですけれども、
はい。という感じで、低活動型は、
あんまり派手じゃないんですけれども、でも、見逃しながら、
できてはいけない専門というふうに言われています。
はい。で、専門の、さっき言った、
予防の観点からもそうなんですけれども、
この専門っていうのは、意識障害なんで、
必ず、ほとんどの場合ね、
原因が、原因検索っていうのは、
非常に重要になってきます。
で、意識障害っていうのは、
IoTipsっていうのでですね、
こう、語呂があるんですけれども、
そういうので、原因をいろいろ調べるっていうのが、
医者はね、ほとんど知っているので、
知っていると思うんですけれども、
そんな感じで、専門はですね、
もちろん、その対応、お薬とか、
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あとは、お薬以外の対応も、
重要なんですけれども、その前に、
なぜ専門が起きているのかっていう、
原因ですね、これを調べるのがね、
非常に大事で、なので、
専門ってね、結構、精神科医がね、
対応するケースがね、多いっていうか、
実際そうなんですけれども、
多いんですけれども、個人的にはね、
専門こそ、内科医が見るべきというふうに、
思っていて、というのは、
私の領域でいくと、例えば、
腎臓の、その、電解質っていう、
ミネラルバランスの異常で、
起こってくる専門とかっていうのも、
あったりするんですよね、カルシウムが高いとか、
ナトリウムが低いとかですね、はい。
で、もしこういうのがあればですね、
まあ、そっちを対応すれば良くなる話なんで、
その専門に対するお薬ですね、
もう使わなくても、というか、
まあ、使っていても、
その根本治療にはならないので、
専門の原因をまず見つけて、
それに対応するっていうのが、
非常に重要になってきます。はい。
で、あとは、えっと、
あ、そう、緩和の領域ではですね、
終末期専門をですね、
まあ、その終末期じゃない方でも専門って、
結構起こりうるんですけれども、
本当に亡くなる直前ですね、
終末期専門に関してはね、まあ、
かなりの確率で起こるというふうにされていて、
まあ、ここがね、まあ、やっぱり、
原因がもうなかったりとかですね、
あるいは、まあ、いろんなお薬をね、
使っても、なかなか良くならない、
不観薬性というふうに言いますけれども、
というものもあったりします。
だから、こういう時に、まあ、
ご家族さんにですね、その、まあ、専門っていうのは、
そういう状態であるっていうことを
説明したりとかですね、まあ、
ちょっとコロナ禍はなかなか難しかったですけれども、
まあ、付き添いしていただいたりとかっていうのは、
まあ、一つ選択肢になるかなというふうに思いますし、
あとは、まあ、さっき言ったように、
まあ、お薬の治療以外のケアですね、
これがね、非常に専門には大事っていうふうに
言われていて、
その、ご家族さんが付き添ってもらうとかですね、
あとは、まあ、
普段よく使っている、
その、眼鏡とか補聴器とかですね、
まあ、入れ歯とかですね、こういうのも、
あの、しっかりやるとかですね、
あとは、時計を置くとかですね、
そう、こういう、あの、
非常にね、普通のことなんですけれども、
そういう、非薬物療法って
言いますけれども、そういうケアも非常に
大事というふうに言われていたりします。
あ、そう、日中カーテン開けるとかもそうですよね。
はい。っていう、そんな感じです。
で、あとは、あの、
同じね、専門って名乗り付くもので、
アルコール癒し専門、アルコールに関連するね、
専門っていうのもあるんですけれども、これはね、
ちょっと話違っていて、これはね、ちょっとまた、
もし機会があれば、別な
機会にお話したいなというふうに思いますけれども、
まあ、今日は、まあ、アルコールではない
一般的な専門について、
お話させていただきました。まあ、なかなかね、
やっぱり専門、まあ、本当にね、
あの、医療業界では、
医療業界であってか、まあ、
あの、介護でもあるかもしれないですけど、
非常によく出会う
症状の一つなんで、まあ、
ぜひね、正しく知っていただきたいなと思って、
まあ、今日お話させていただきました。
はい。何かの参考になれば幸いです。
では、今日も幸せな一日を。
お待ちしておりますように。
お相手は内科医の武井でした。
興味津々。
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