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2023-07-17 07:29

【注意喚起】メラビアンの法則の罠

【本日の心身健康ラジオ】 メラビアンの法則の罠 言語情報:7% 聴覚情報:38% 視覚情報:55% として非常に有名ですが、これの真実は? ではラジオは? 物事が単純化して広まってしまうリスクについて考えます。 (本日晩のYouTubeLIVEの予習を含みます)

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
この放送では、色々なそれぞれちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、これ収録しだしてからリンクを固定するのを忘れたことに気が付きましたけれども、
もしよろしければTwitterの方をご覧いただけたらという風に思います。
今日はですね、ちょっとメラビアンの法則、これ聞いたことありますかね、皆さん。
メラビアンの法則の罠っていう、ちょっと注意喚起的なタイトルにしたいと思うんですけれども、
私ですね、一応YouTuberとしてですね、日々YouTubeの色んな研究をしているんですけれども、
その中で、昨日見た動画の中でですね、このメラビアンの法則を取り上げられているYouTubeがあってですね、
YouTube自体は非常に面白いYouTubeだったんですけれども、
結構ね、このメラビアンの法則を取り上げられているYouTubeがあってですね、
このメラビアンの法則、誤解されてなんかいるなっていうのをね、最近感じているので、
その辺りのお話を、今日のYouTubeライブの宣伝も兼ねてですね、お話していきたいという風に思います。
はい、で、メラビアンの法則、これ皆さん聞いたことありますかね。
別名、3Vの法則とかですね、あと7、38、55ルール、逆、数字逆の場合もありますけど、
55、38、7ルールとかって言われる場合もありますけれども、こういうルールで、
要は何かっていうと、言語情報ですね、何を話している、その話している内容ですね、
これ今、ラジオというか音声配信で話してますけれども、これの影響力は7%ぐらいしかなくって、
むしろ聴覚情報ですね、ボーカルの情報、これが38%あって、残りの55%ですね、
これがノンバーバルですね、視覚情報ですね、ビジュアルによるんだっていうような、こういう研究がメラビアンっていう人がですね、
1971年に提唱したっていう心理学者の先生ですけど、いうことで、これをね、メラビアンの法則というふうに、一般的には知られてると思うんですね。
で、これを元にですね、例えば人が見た目は9割みたいなのもそうですけれども、誰が言った内容よりもですね、誰が言ったかとか、どういうふうに伝えたかっていう、
そのノンバーバルコミュニケーションとか、あとは純バーバルコミュニケーションっていうのもありますけれども、そういうところの方が重要なんだよみたいな、そんな話もね、結構、
いろんな書籍とか、ネットとかに情報としてね、出てるんじゃないかなというふうに思います。
ただですね、これね、実は緩和医療学会のやっている、緩和医療研修会っていうの、PEACEっていう研修会があるんですけれども、この中にもコミュニケーションっていうようなモジュールがあって、
実際にドクターとか医療従事者に、お医者さん役とか患者さん役になっていただいて、ロールプレイっていうのをやるのがあるんですね。
で、その中にも、このメラビアンの法則っていうのは、かつては出ていてですね、で、その中で、まああの、ノンバーバルコミュニケーションは大事だよ、みたいな講義をしてたんですけれども、
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実は、えっと、もう何年前かな、7、8年前くらいに、その、えっと、講義の内容が刷新されまして、
で、そこでは、このメラビアンの法則に関してはね、そこまで強調しないようにっていうような、そういうまあ、お達し、みたいな感じが出てきたんですね。
その背景は何かというとですね この冒頭も言ったように このメラビアンの法則がかなり誤解されて伝わってるっていうのがあるんですよね
実際ですね このメラビアンさんっていう心理学者の方がね どういう実験したかっていうのがネットに載ってたんですけども
一つはですね 聴覚情報の優位性を検証した実験っていうのと もう一つが視覚情報の優位性について検証した実験っていうのがあるようで
言ったらね この2つの実験からこういう法則を編み出してるんですけれども 例えばその2番目の方ですね
視覚情報の優位性について検証した実験っていうのは まずですね 試験を受ける方にですね
好き 嫌い 普通からイメージする単語を 3つずつ選んでもらうらしいんですね
その選んだ3つずつなんで 全部で9つの単語があるんですけれども
そこから連想させるコア色
で レコーダーに録音すると
で それに加えてこの顔写真ですね 好き 嫌い 普通の顔写真ですね
これを1枚ずつ準備するっていう
で それを音声と顔写真を両方とも一緒に合わせて見たり聞いたりしてもらって
どんな印象を持つかっていうのを質問するっていう そういう研究だったらしいんですね
で そうすると このコア色とこの視覚情報ですね その表情 顔の写真ですね
これとのギャップがある場合に
どっちが優先させるかっていうと 視覚情報の方が優先されるっていう
そんな研究結果だったんですね
だから本当にかなり限定的なシチュエーションでしか この研究結果っていうのは言えないはずなんですけれども
それがよくコミュニケーションの研修とかで 言う内容も大事なんですけれども
それ以上にノンバーバルな方が大事ですよ みたいな感じで使われてしまったりするっていう
ことなんですよね
で これ 実際にメラビアンさんもですね かなり限られた条件の中での実験なんで
他の分野には応用できませんって 自分でも言ってるらしいんですけれども
で こういうことね 結構よくあるんですけれども
ただ 物事はシンプルに解釈されて それがどんどん広まってしまって
本来の趣旨とは違うような意味合いで 広まってしまうっていうことね
結構あるんじゃないかなというふうに思います
で それに関連してですね
で 実際にコミュニケーションの研修とか 実際にコミュニケーションの研修とか
それに関連してですね
今日の実はYouTubeライブでも取り上げようかな というふうに思ってるんですけれども
ポリベーガル理論ですね
これもね たぶんまたDr.P2が 炎上すると思うんですけれども
ポリベーガル理論もですね
現聴ですね このポージェスさんっていう方が 一番初めに提唱しだしたんですけれども
この現聴論文はね ものすごい神経生理学 神経解剖学にのっとった論文なんですけれども
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それがなんかね どんどんちょっと違う方向に走っていって
今に至っているんですけれども
今に至っているんじゃないかなと 僕自身は思ってるんですけれども
なので ちょっとね 改めてね 現聴ですね
一時論文っていうふうにも言いますけれども
に立ち戻る必要性っていうのをね 感じたりしています
あともう一つはですね これ私 音声配信ね もう2年以上やってるんですけれども
音声配信って当然ですけど 視覚情報全然ないじゃないですか
聴覚情報と言語情報だけで お伝えしてるっていうわけなんですけれども
もちろんその視覚情報がない メリットもある一方で
メリットもあるかなというふうに思っていて
この辺ね 実際メラビアンの法則のこの55%が
仮にね なくなっているとしたら どういうふうに伝わっているのかっていうのも
ちょっと興味津々だなというふうに 最近思っている次第です
はい ということで 何が言いたいかっていうと
今日のYouTubeライブの宣伝でも あるんですけれども
やっぱりね 物事をね シンプルに捉えすぎるし
あとは 位置情報に当たらないで その知ったふうに
やってしまうことのリスクみたいなのはね
ちょっと知っておいていただいても いいかなというふうに思いまして
今日 こういう放送をさせていただきました
はい ということで 何かの参考になれば幸いです
では 今日も幸せな一日でありますように
お相手は内閣委員の武井でした
興味津々
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