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こんにちは、趣味は何でもむしゃむしゃDJいしかわです。むしゃむしゃラジオでは、いろんな方をゲストにお招きして趣味のお話を聞いています。
その趣味の楽しいところや始め方など美味しいところを聞いて、新しい趣味を見つけるきっかけにするための番組です。
よくある質問の中に、好きな映画は何ですかというものがありますよね。これって人によっては、趣味は何ですか、特技は何ですかって言われるぐらい答えるのが難しい質問だったりしますよね。
メジャーすぎる映画を答えるのもちょっと恥ずかしい気もするし、かといってマニアックなのを言って、知らない何それって言われてもなっていう、今日その回答の一つが見つかるかもしれません。
それでは今日もいただきましょう。DJいしかわのむしゃむしゃラジオ。
早速今日のゲストをお呼びしましょう。今回のゲストはこちらの方です。
ポッドキャスト、ポップ増水から参りました。鹿島でございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今収録前にお話しして、鹿島さんとこうやって話すの、今が初めてだっていうことに僕気づいてなくて。
そうなんですよね。
1、2週間ね、すごい鹿島さんのポップ増水だったりとか、ゲストに出られているスナックまちゅうだとか聞いて、めちゃくちゃ喋ったことがある気持ちに勝手になってました。
そう、実はないんですよね。
これもね、スペースで皆さんで喋ってた時に、リスナーとして石川さんがいらっしゃって。
その時に僕がちょっとノリでね、出してくださいよって言ったら、ぜひみたいな感じで出していただいて、本当にフットワークが軽くて最高だと思いました。
ぜひっていうのも僕も普通にメッセージでね、リプで送ってますもんね。
そうですそうです。
声交わしてなかったんですよね。
そうなんですよ。で、今日が本当に初、初がこんな差しでね、しかも収録でっていうことなんで、ちょっと緊張してますけど頑張ります。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そんな、石川さんの今日お話しいただける趣味は何ですか。
はい、私映画がとても大好きでよく見ているんですけれども、そんな中でも偏愛している映画のシリーズがありまして、それが平成ガメラ三部作です。
平成ガメラ。え、ガメラって、僕多分知ってはいます。
カメみたいなやつ。僕が知っているガメラ情報は、カメみたいなのと、あとなんか頭とか引っ込めて飛ぶっていう、回転したら飛ぶみたいな感じのイメージぐらいで、ゴジラだったりとかモスラだったりとかに近い存在ぐらいの知識しかないです。
なるほど。
はい。
そうですね、まず石川さんの認識、カメの怪獣であるということと、頭を引っ込めて飛ぶというのは、半分正解で半分間違いというところなんですよ。
というのも、平成ガメラ三部作というのは、1995年のガメラ大怪獣空中決戦、そして1996年のガメラ2レギオン襲来、そして1999年最終作のガメラ3イリス覚醒の3本のことを言うんですけど、この3本の世界にはカメという生き物は存在していないんですよ。
03:18
えー。
だから、劇中でカメみたいだなっていうセリフは1個もないんですね。
そうなんだ。
ここら辺特撮オタクのめんどくさいところなんですけど、なのでカメではないですよという一応エクスキューズはありつつ、でも首を引っ込めてくるくる回って飛ぶっていうのはありますね。
ガメラというのは元々の話をしますと、怪獣映画、大スターといえばやっぱりゴジラじゃないですか。
はい、そうですね。
ゴジラは1954年に東宝という映画会社が作った東宝の大スターなんですけど、それで怪獣映画ブームが起きたときにダイエーという映画会社が作った怪獣なんですよ。
はい。
これは昭和ガメラというものなんですけど、それはもう完全にカメの怪獣で、そして子供向けだったんですね。
うんうん。
で、まあはっきり言ってちょっと格落ち感があったんですよ。
はいはい、あの八文館みたいなのがあった。
そうです。やっぱり二番線時間拭えなかったっていう立ち位置ではあるんですね。
その感じを今逆にめでている方ももちろんいらっしゃるんですけど、やっぱりどうなんだろうみたいな感じがあったんですが、それが1980年代後半から始まったゴジラの平成VSシリーズというものが始まったんですね。
はい。
東宝で。で、そこに対抗する形でダイエーがガメラを復活させると。
あー。
後追いなんですよ。
そうなんです。やっぱりゴジラが起点にはなるんですね。
そうなんですよ。で、そこで制作されたんですが、このガメラを制作するにあたってその3人の超重要人物がいるんですね。
うん。
まず監督が金子周介さんという方で、この方はデスノートとかを監督されてます。
おー、藤原達也さんのデスノート。
藤原達也さんとか、あと松山健一さんとかが出てらっしゃるあのデスノート。
あー面白かったですね。
はい。と特撮監督、特技監督というんですが、これは樋口真嗣さん。
おー。
これはもうシンゴジラですね。最近だとシンウルトラマンとか。
はい。
もう今もう特撮のトップランナーの方がやってらっしゃいます。
進撃の巨人。
あ、進撃の巨人ですね。
はい。
で、あと脚本が伊藤一則さんという方で。
はい。
この方は機動警察パトレイバーとか。
うんうんうん。
あと攻殻機動隊ゴーストイン・ザ・シェル。
はい。
あと押井守さん、アニメ業界ではもう大変な監督ですけども。
はい。
方とよくやられてる方で。
もう全部名作って言われるアニメですよね。
そうですね。
うん。
この3名がタッグを組んだ3部作なんですよ。
おー。いやもう面白そうですね。
面白そうでしょ。
はい。
これがまた制作過程もちょっと色々複雑で。
うん。
金子監督は元々ゴジラを撮りたかったんだけれども、撮れなくて。
はい。
06:00
その時に代営からガメラやりませんかって言われて、
ガメラかーって思ったぐらいなんですよ。
うんうん。
言っちゃってるんですねそれ。
そうなんですよ。
ガメラかよよりにもよってっていう。
だってあのあれだろう。
亀が火吹いてさーみたいな。
はい。
あの僕のリアクションと一緒だ。
そうなんですよ。
うん。
まあちょっとカッコ笑いみたいな感じで。
はい。
で、しかも予算が5億円って言われたんですね。
はい。
で、この5億円っていうのは大変に少ない金額で。
うん。
当時そのやってたゴジラシリーズってだいたい15億円から20億円なんですよ。
あー。3分の1から4分の1で。
そうなんですよ。
5億で怪獣映画だったらもうなんかコメディにするしかないなみたいなことを思ったらしいんですね。
うん。
チャチなコメディをやろうと。
はい。
でもどうやら代営は本気でやりたいらしいんでどうしようかって頭ひねった結果、
まあの伊藤勝則さんっていう名脚本家だったり、
樋口真嗣さんっていう名特撮監督の方と出会いがあったり、
いろんなことが重なって生まれた奇跡のシリーズなんですよ。
すごいですね。もう帰ったらガメラ見ようって気持ちになってますよ。
いやもうぜひ見てください。
はい。
で、これ実はとても面白いおすすめのポイントがあって、
うん。
これ3本とも映画としての見せ方がね、異なるんですよ。
ほう。
でも1本目のガメラ大怪獣空中決戦っていうのはこれはもう王道の怪獣映画なんですよ。
うん。
王道なんですけれども、このストーリーもかなり子供騙し的なところから離れて、
はい。
しっかり一般大衆向け、つまり完全大人向けじゃないんですよ。
うん。
子供も分かるし大人も楽しめるっていう素晴らしい塩梅になっていて、
うん。
特撮も本当に素晴らしいんですね。
はい。
これがどう特撮が素晴らしいかっていうと、
うん。
これゴジラとの比較になっていくんですけど、
はい。
皆さんゴジラってどれぐらい皆さん見てるかちょっと分からないんですが、
うん。
イメージですよ。
はい。
ゴジラの同じ目線にカメラがあるんですよ。
うんうんうん。
なんとなく分かります?
はい。
ビルがあってゴジラがあってそこにこうカメラがあって、
うんうんうん。
そこから映ってる。
はい。
やや俯瞰と言いますか、
うん。
上から見下ろしたみたいな。
はい。
みたいなところにカメラがあってゴジラが映ってるって何だかなんですか。
うん。
神の目線みたいなことですね。
そうですね。
うん。
これをやめて徹底して人の目線から撮ってるんですよ。
つまり下から仰ぎ見る形で撮ってるんですよ。
うんうん。臨場感がすごそう。
臨場感がすごいんですよ。
うん。
しかもゴジラというのは純卓な予算があるんで、
はい。
スタジオの中に大掛かりな街のセットを組んでそこで暴れて特撮を撮ってるわけなんですが、
はい。
このカメラは予算がないもんで、
うん。
オープンセットで撮ってるんですよ。
つまり建物の外、屋外にミニチュアを組んで撮ってるんですよ。
はい。
でそれを仰ぎ見る形で撮ってるんで、
うん。
その建物があって怪獣がいて空があるっていうのでかなりこの巨大感が増してるんですよね。
あーなるほど。
そんな感じでその怪我の巧妙みたいなことがあって、
樋口真嗣監督が素晴らしいアニメの、もともとアニメも作ってらっしゃいましたから、
はい。
アニメから持ってきたその建物をアニメのレイヤーのように動かす技術とかいろんなことを駆使して、
あー。
少ない予算で迫力の映像を作ったりしてるんですね。
あー。
でここがやっぱりそのガメラの特筆すべき点で、
09:01
うん。
まずはもう人の目線の特撮が素晴らしいと。
あとは現実世界に怪獣が出てきたらどうなるかっていうところにも突っ込んでるんですよ。
ほう。
それまでは怪獣映画っていうと地球防衛軍とか、
うんうんうんうん。
そういう宇宙人とのなんとか共闘関係だったりライバル関係があったりっていうちょっとまあファンタジーがあったんですけど、
はい。
今回は海上保安庁とか自衛隊とかそういうシンゴジラでありまして、
うんうんうん。思い浮かびました。
はい。の先駆けなんですね。
へー。
石川さんシンゴジラはご覧になってますか?
見てます。
言いますけれども、シンゴジラはガメラです。
へー。そうなんだ。
平成ガメラ三部作なくしたらシンゴジラはあり得ません。
そうなんですね。
そうなんです。
えーもうほんとに見よ。
だからシンゴジラのゴジラですけども、
うん。
映画としての性質はゴジラではなくてガメラから来てるっていうのはもう間違いないと思います。
そうなんですね。
はい。
シンゴジラにも樋口さんは関わってるんですよね?
はい。樋口さんは監督で。
あーそうか。
庵野さんは総監督みたいな感じなんでしたっけ?
そうなんですよ。総監督っていう謎の立ち位置なんですよね。
はい。
まあ実質的には庵野さんの作品なんですけれども、
うん。
特撮は樋口さんがやってらっしゃるので、
なるほど。
これもほんと素晴らしいんですが、
そこのノウハウが生きてるんですね。
生きてるんですよ。
うん。
で、まあそういう特撮の素晴らしさも存分に楽しめる王道怪獣映画がこう1位。
なるほど。はい。
で、2位がこのガメラ2レギオン襲来っていうのは、
これはね、戦争映画の面白さがあるんですよ。
へー。
戦争映画って海外アメリカとかの映画だと、
それこそ敵を倒してやったみたいな映画ってあるじゃないですか。
はい。
でも日本で戦争映画をやろうとすると、なかなかそれって難しいですよね。
うん。
やっぱりこう太平洋戦争の反省と言いますか、
蛮行があったりとか、そもそも負けてますし、
どうしても悲惨なものになってしまうじゃないですか。
はい。
戦争というのは絶対に悲惨なもので良くないものですけども、
映画で戦争を見るっていうのはやっぱり楽しいんですよね。
敵を倒すっていうのは。
そうですね。海外の方が見てると面白いですもんね、
戦争映画の面白さが。
面白いですよ。
ありますもんね。
ありますよ。
で、それを怪獣映画だったらできるということで、
これはもう自衛隊がめちゃくちゃかっこいい戦争映画になってます。
へー。
自衛隊がどうこの敵の怪獣、レギオンという怪獣がやってきて、
それが日本を蹂躙していくんですけれども、
それに対処するのかっていうところも本当に素晴らしいですね。
基本的にはカメラの最初のが当たったから2が作れるっていう状態なんですよね。
はい、そうです。
だけれども、1のやり方と2は変えてきてるんですね。
そうなんですよ。
すごいですね。
特撮とかお話の強度といいますか、
面白さ自体はそのままに王道怪獣映画化から、
次は戦争映画にしてみたりっていう見せ方が変わってるっていうのはちょっとすごいですよね。
それは狙いなんですか?それともある種実験的な考え方なんですか?
これは狙いだと思います。
へー、すごい。
やっぱりこの戦争映画、特に特撮と本編パートって分かれてるんですけども、
12:00
その本編の中でも自衛隊の隊員たちが小銃を持って、
地下鉄の校内をダダダダダと攻軍していくところとかめちゃくちゃかっこいいですし、
これは自衛隊のいわゆる軍隊が出てくる戦争映画としての面白さを追求してるなっていうのはよくわかりますね。
もう撮りたいシーンがあったんだろうなっていうのが分かるぐらいかっこいいシーンがあるんですね。
かっこいいです。めちゃくちゃかっこいいですよ。
なるほど。
で、3本目のこのガメラ3 イリス覚醒というものは、
これはちょっとオカルトが入った電気映画。
電気映画というのは伝えるに怪しいと書く電気映画ですけども、
プラスちょっとフェティッシュ。
これは主人公の女の子がいるんですけども、
その女の子は、実はこの1ガメラ大怪獣空中決戦の戦いにおいて、
ガメラによって両親を亡くしてしまったという設定なんですよ。
もうかかりからすごい惹かれますね。
すごいでしょ。
で、それがある山の山奥に伝説のその生き物というある伝説があって、
そこから謎の生き物が山の中にいるんですね。
その子をイリスと名付けて育てて、
ガメラの仇を取ってもらうって育てるんですよ。
じゃあその主人公の女の子はどちらかというとガメラに対しては敵側なんですね。
そうなんですよ。
このガメラ3のキャッチコピーは私はガメラを許さないなんですよ。
すごい視点。
すごい視点ですよね。
で、ここのやっぱり素晴らしいところというのは、
映画の中で最近アメリカのヒーロー映画でも出てくる、
いわゆるコラテラルダメージという概念なんですけど、
それは悪を倒すためにやむを得ない犠牲を強いられてしまったというテーマがよく出てくるんですよ。
これはヒーロー映画だとスーパーマンが出てくるマンオブスティールであるとか、
あとアベンジャーズのエイジオブウルトロンとかでもそうだと思うんですけども、
悪を倒すためにヒーローが暴れた結果、
死んでしまった人たちはどうなるのかっていう問題がここ10年ぐらい結構出てるんですね。
映画の中で。
でもそれにまた10年ぐらい先駆けて、
いわゆる正義の怪獣ガメラであるが、
踏み潰していった人の魂はどうなるのかっていう問題にちゃんと切り込んでるんですよ。
すごいとこ行きますね。
すごいとこ行くんですよ。
これは本当に今までなかった視点と言いますか、
ここまで大々的に取り上げられた怪獣映画はなかったと思うので、
ここも面白いですし、
しかもその主人公の女の子、女子高生なんですけれども、
彼女がですね、
大体制服姿なんですよ。
ブラウスで雨に濡れてビチョビチョになって体にピッタリつくとか、
そういうフィティッシュな面白さもあるんですよ。
もともと金子雄介監督は日活でロマンポルノのピンク映画をずっと撮ってたので、
女性を可愛く綺麗に撮ることに関してはもう天下一品ですから、
そのヒロインの可愛さっていうのはこの3だけではなくてね、
1も2もあるんですけれども、注目ポイントですね。
みんな関わってる人の強みを最大限に出してるんですね。
最大限に活かしてますよ。
それで苦労した話もあって、
15:00
このガメラ2、1個戻って、レギオン襲来は、
舞台が北海道なんですね。
なんですけども、水野美希さんがヒロインとして出てるんですが、
足が綺麗だからというよりで、真冬の北海道でずっとミニスカートを履かされているという。
すごいですね。
ただめちゃくちゃ可愛いんで、素敵なんですけれども、
そこまでしてもう本人ガタガタ震えてたらしいんですが、
頑張って!ってずっと撮ってるっていう。
そういう面白さもありつつなんですが、
でも基本的にはやっぱり怪獣映画としての面白さはバチバチに詰まってますね。
いいですね。
その撮りたい絵優先してる感じが、
もう面白いものを作ってるでしょうっていう感じがしますもんね。
そうなんですよ。
めちゃくちゃ見たくなりました。
それはよかったです。
見ることが決まりました。
ぜひぜひ見てください。
本当に今見ても全く遜色ないと言いますか、
僕はガメラ2レギオン襲来が一番大好きなんですけれども、
やっぱり1も2も3も素晴らしいですし、
あとこれは特撮って本当すごいなと最近になって思うんですけども、
ミニチュア撮影ですよね。
ですから全て本物を使っているわけですから、
これって古い技術じゃないですか。
そうですね。今CGでやっちゃうようなことですもんね。
今CGでやっちゃうことですけども、
新しいものって古くなるんですよ。
でも古いものは古くならないんです。
つまりCGっていうのがこのガメラでも使われてはいるんですけど、
正直CGはちょっとしょぼいです。
時代は時代ですからね。
特撮に関しては今でも一級品だと言えるっていう強みがあるので、
このセットの中で立ち上がる炎を見るだけでも面白いですし、
やっぱりいい技術というのはやっぱり残していかなければならないなと、
最近特撮不足の現代社会に対して思うんですけど。
今お話し聞いてて何か思い出したんですけど、
よりマニアックな例えになってしまうと思うんですけど、
ガイリッチが好きで、
スナッチを見た後にロックストック見るような感じですかねと思った。
新ゴジラを見た後にガメラを見たくなるってそういうことかな?
そうかもしれないですね。
なるほど。
余計マニアックに伝えて誰にもわからないことかもしれないんだけど。
そうですね。例えが迷宮入りしてるかもしれないですけどね。
鹿島さんは元々特撮がお好きなんですか?
そうですね。親に初めて連れて行ってもらった映画がガメラ2だったんですよ。
そうなんだ。
これが僕が4歳の時ですね。僕が1992年生まれなので。
英才教育がすごいですね。
ドラえもんの映画夏祭りみたいな感じとかじゃないんですね。
そうですね。ドラえもんの映画を見に行った記憶はないですね。
いきなりガメラからスタートなんですね。
しかもガメラ2って結構怖いんですよ。
地下鉄の中をちっちゃいレギオンが襲うというシーンがあるんですけど、
18:00
そこで地下鉄の運転手さんが襲われるんですが、
その時に血だまりがビシャーって飛ぶんですね。
結構グロいんですよ。
4歳ってちょっと早すぎますよね。
早すぎますね。
あとガメラ3で渋谷の街が大炎上して、
じゃんじゃか人が死ぬんですね。
トラウマ者じゃないですか。
トラウマ者なんですよ。
僕は大丈夫だったんですけど、
1個下の弟はギャン泣きしてましたね。
そうでしょうね。
定常な反応な気がします。
そうかもしれないですね。
僕はね、建物が壊れたり人が死んだりするとやったーって喜んでる子供でしたけど、
そんな感じでね、英才教育があって、
ガメラを見始めて、
ゴジラも見始めたんです。
その時に僕、ガメラから入っちゃったんで、
ゴジラにある種の物足りなさを感じちゃってたんですよ。
ここからはちょっとなかなか言いづらいところなんですが、
ゴジラってやっぱスターすぎて、
ゴジラさんが一番かっこよく見えるように撮ってるんですよ。
なんかわかる気がします。
おっしゃりたいことが。
ゴジラ先生、よろしくお願いしますっていう感じで撮ってる感じがする。
撤退暴れみたいな感じのことになってる。
お話も正直よくわからないなーと思う時もあるんですよ。
面白いのかなーって。
でもまあゴジラが出てるし、いいかみたいな。
ゴジラ見せとけばいいんでしょみたいな感じになっちゃうんで。
そうなんですよ。
よくも悪くもゴジラのスター映画なところに、
このガメラって言ったらスター性がないものなんで、
物語として映画としての強度を高めていかなきゃ対抗できないってところもあるかもしれないんですけど、
これが見たかったんだっていう感じがあるんですよ。
萌え取ってくると。
一応ゴジラも全部見て、ガメラも見てますけども、
やっぱりマイフェイバリットはこのガメラ三部作なんだよねーっていつも思ってしまいますね。
年に一度は必ず見ている。
その位置関係まで聞くと、
余計にもたざるものが努力で勝ち上がっていく感じとかもめっちゃ好きだから、
そのガメラにそれまで感じられるっていうのは、
映画の枠外の楽しみもあるんですね。
そうですね。
このガメラが作られた時っていうのは、
大変に評価もされていまして、
日本の映画雑誌でキネマ旬報という雑誌があるんですが、
これは創刊して90年以上経つ老舗の雑誌で、
毎年ベスト10を出しているんですが、
怪獣映画として史上初めてベスト10に入ったのが、
このガメラの一作目なんですよ。
今までゴジラも入ったことない映画なんですけど、
いろんな賞も取って、
まさにこの舐められていたガメラが、
公開されて大逆転を起こして、
今でも特撮ファンの間ではガメラ見てないとっていう、
ガメラを見ないと特撮は語れないぞっていうぐらいの立ち位置になっていると思うんですよ。
先ほども言いましたけど、
新ゴジラがガメラの強い影響下にあるっていうのもそうですけど、
今の特撮モノは基本的にはこの平成ガメラの影響下にないものはない、
21:00
と言い切っていいと思います。
怪獣特撮モノ界の松本ひとしですね。
そうですね。松本ひとし的教祖観と言いますか、
以前以後っていう感じですね。
2016年にハリウッドの方でゴジラが作られたんですよ。
ハリウッド版ゴジラ。
あれ見たときも、これはもうガメラじゃんと思ったんですよ。
しかもちょっと薄まってるしって思ったぐらいなんですけど、
2016年のゴジラは絶対ガメラを見ずに作ったとは言わせないぞって思うぐらい、
結構似てるというか、影響下にあることは間違いないですから。
めっちゃ見たい。もうすぐテレビつけたい。
すぐ見てください。
配信でもAmazonプライムとかUNEXTとかで見れたりするので。
見れる。じゃあ大丈夫です。
最近はサブスクのおかげですぐいろんなものが見れるから最高なんですけど、
しかもガメラに関しては去年か一昨年ぐらいから4Kリマスタープロジェクトが始まって、
映画館でも去年見れましたし、
ガメラファンってずっと根強いんで、
一度まだ見たことないっていう方は本当に触れてほしい。
日本が世界に誇る三部作だと思います。
めっちゃ見よう。特撮っていうワードって、
今鹿島さんがおっしゃっていただいたように、
ガメラとかゴジラとかっていう大きな怪獣系のものと、
ヒーロー系のウルトラマンとか仮面ライダーとかスーパー戦隊みたいなのも入ってくるじゃないですか。
はい。
それはわりと全部網羅してる感じなんですか?
そうですね。僕は特撮って大きく分けて2つの系譜があるんですよ。
はい。
それはつぶらやプロ系と東映系っていうのがあって、
はい。
つぶらやプロ系はゴジラとかウルトラマンですね。
東映系っていうのがスーパー戦隊だったり仮面ライダーなんですけど、
僕はちょっと東映系が明るくないんですよ。
なるほど。
つぶらや系はわりと見てます。
あと他、ガメラもそうでした。
あと映画も。映画は当時は他の会社もたくさん作ってたんで、
それも結構見てますけども、
テレビでやっているものだとウルトラマンはよく見てましたね。
石川さんはどうですか?特撮との距離感っていうのは。
僕はですね、平成仮面ライダーがめっちゃ好きで。
あー、なるほど。
ハマったんですよ。小田切城から見て。
はい、空が。
はい。小さい頃仮面ライダー見てて、
ブラック、ブラックRXとか見てて、
はい。
間空いてたんですけど、大人になって、
その平成仮面ライダー、大学生くらいだったかな、見て、
あれ、仮面ライダーめっちゃ面白いなと思ってハマっていって、
見てるっていう感じ。
なのでどっちかっていうと東映系になるんですかね。
なるほど。
うん。
僕の世代がちょうど、本当にたぶん小学校1年、2年、3年くらいの頃に、
空がとかファイズとかアギトとかが始まった時代で、
はい。
ちょうどその同じ時期くらいに、ちょっと前か、
ウルトラマンも復活し始めて、僕はそっちに行っちゃったんですよね。
うんうん。
ウルトラマンティガーとかダイナとかコスモスを見るようになって、
はい。
24:00
なんとなく怪人よりも怪獣の方が好きだったっていうところがありまして。
デザインが素敵ですよね。つぶら屋さんのところもね。
そうですね。
これもまた良い悪いではないんですけど、
怪獣と怪人の違いってやっぱアクションの違いだと思うんですよ。
怪獣ってどうしても生き物で人ではないものですから、
手とか足がどうしても人間っぽいとダメなんですよね。
その代わり斬新なデザインができるんですけど、
怪人ってどうしてもやっぱ人に即した造形をしてるじゃないですか。
その分怪獣ほどの触れ幅はないと思うんですけど、
ただアクションがものすごくできるんですよね、手足がある分。
怪獣ってどうしてもズングリムックリになりがちなんで、
なかなかそのアクションの面白さっていう面では、
どうしても仮面ライダーとかスーパー戦隊には負けてしまうんですけれども、
その分やっぱ爆発とか、建物の造形とか、
そういう細かいことに目が行きがちなもんですから。
確かに動きづらそうなやつらばっかりですもんね。
バルタン星人も手があれですし。
四つ足系の怪獣とかもいますからね。
そうですね。ビッグ星人ぐらいですよね、動きが。
そうですね。ホニャララ星人って付くと割となんですけど。
ガメラの話をすると、
ガメラ2のレギオン襲来のレギオンっていうのは、
まさにどうやって人が入ってるのかわからないっていうようなデザインなんですよ。
全く今イメージできてないな。
なんかね、カブトガニの化け物みたいなというか、
すごく抗戦的と言いますか。
ぜひ調べてみていただきたいんですが、
これは実は2人入って動かしてるんですけど。
やっぱ人が入って動かしてるっていうのはそうなんですね。
はい、そうです。常に人が入って動いていまして、
着ぐるみの迫力と言いますか、造形の面白さっていうものを楽しんでいただきたいなって思いますね。
めっちゃ楽しみになってきた。ありがとうございます。
これはぜひぜひ。
6時間ぐらい楽しめるってことが決まりましたね、今。
楽しんでください。これは本当にもう素晴らしいですから。
ありがとうございます。
いつもこの趣味の話を聞いているときに、
鹿島さんのガメラを楽しむ上で目標ってありますか?なんて聞くんですけど、
ガメラとこういう関わり方を将来的にしたいなとか、
そういう野望的なものとかってあったりします?
そうですね。将来的な野望ですか。
ガメラが今、実は復活するんですよ。
そうなんですか。令和ガメラが。
令和ガメラ。ただこれはNetflixでアニメとして復活するんですけど、
ガメラリバースと言って、まだいつからかとか、
そういうのは公表されてないんですけども、出てくるということなんで、
それと同じ期に、このオリジナルの監督だった金子雄介さんが、
令和版ガメラの企画章も作っていたっていうこともわかったので、
何かしらガメラで動きがあるということは、
情報として伝わっているので、そこでね、
何かこう、ポッドキャストをやってたりとか、
27:01
あといろんな映画のことを発信しているので、
なんとか一丁紙できないかなと思ってますけども。
それはめっちゃ夢がありますね。最初に見た映画だし。
そうなんですよ。僕の人生で一番好きな映画もガメラ2なんで、
卵から生まれたヒナが初めて見たものを親と思うように、
やっぱりそれがずっと心に残り続けて、
人生で一番好きな映画になっちゃってますから。
いいですね。初手最高ってすごいですね。
初手最高ですね。定期的に見直してもやっぱり最高だなって思っちゃう。
そんなになんだ。こんなに映画好きな人が言うってことは、
もうよっぽどだなと思うので。
期待値上がる。
でも大丈夫です。期待値上げてもらって大丈夫です。
そのハードルを超えていけると思うので。
見たらちょっと感想をお伝えします。
いつも決まっちゃってるんですけど、最後に聞いてるのは、
鹿島さんの趣味に石川をはめるとしたら何をさせますか?
っていう風に聞いてるんですけど、もう見ます。
もう見るしかないです。
楽しみだな。すごい直近に楽しみができて、
今なんかちょっと体ポカポカします。
すぐ見れますからね。映画は。
最後に鹿島さんの番組ポップ増水のご紹介をぜひお願いします。
ポップ増水は私鹿島と映画ライターの竹島瑠衣さんと、
映画大好き女子大生のかすみさんの3人でやっている、
最新映画のデビューを中心にしたポッドキャットです。
ですが映画だけではなくて、
いろんなポップカルチャーをごったにで喋っております。
最近だとそうですね、紅白歌合戦について喋ってみたりとか、
あと音楽ネタだと作詞家松本隆の世界であるとか、
そういったこともいろいろ縦横無尽に喋っております。
もう80回ぐらいやっているんですけれども、
皆さんにご好評いただいておりますので、
ぜひスポーティファイやアマゾンまたはアップル等々の
ポッドキャストで配信しておりますので、
皆さんぜひよろしくお願いします。
このガメラと同じ熱量でいろいろな映画をご紹介されているので、
見たくなるんですよね。
見たことないものは見たくなるし、
映画を見終わってから聞きたいなって気持ちにもなるし、
スラムダンク見た後に、
スラムダンクの話してる嬉しいと思って聞いちゃいましたね。
ありがとうございます。スラムダンクの回聞いていただいて。
スラムダンクも最高でした。
最高でしたね。
後半ずっと泣いてました。
僕も映画ライターの方と同じく、
漫画を読んでた側だったので、
そっち側の楽しみしかできないのがまたちょっと悔しかったりはしましたけどね。
そうですね。僕はもう初見、完全初見でしたから、
完全初見でも最高だと思ったのでしたからね。
本当にファーストだったわけですもんね。
ファーストですよ。
その感覚でも見たいなって思いましたもん。
ファーストだからこそ、
逆にこれは俺たちの映画だって思いました。
そのセリフずるいなって思いましたもんね。
いいなって。
ファーストスラムダンクは俺のもんですから。
残念でしたという感じで。
ありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです。
こちらこそ楽しかったです。ありがとうございます。
こんなにガッツリガメラのこと喋ったの久しぶりだったんで。
30:02
嬉しい。
本当ガメラの視聴数増えますよ。絶対。
増えてほしいな。
もっともっとファンが増えてほしいですね。
僕も収録終わったら何か見ようと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
めちゃくちゃガメラ見たくなりましたよね。
このエンディングを収録している今、
まだ僕見れてないんですよ。
でも絶対見るんで。
見たらツイッターで紹介していくんで、
ぜひ皆さんもガメラ見てみてください。
とりあえずYouNextにあることを発見したので、
週末に見ていきたいと思います。
まずはこの回を仕上げるのに時間を使ってしまいました。
ちなみに僕が好きな映画は、
好画だったらリリーシュシュの全てとか、
あと湯を沸かすほどの熱い愛とか、
洋画だったら500日のサマーとか、
インセプションとか、その辺が好きですね。
なんかね、どっかでまた好きな映画の話とかできてもいいのかなって思っています。
いつかやってみます。
というわけで、本日の趣味線流。
限られた環境生まれの名作よ。
限られた環境生まれの名作よ。
何でも自由に作っていいですよっていう環境よりも、
この制限の範囲内でって言われたものの方が、
傑作になることって結構ありますよね。
本当の意味でのクリエイティビティって、
もしかしたらそういうところに生まれるのかなって思ったりもします。
そうとか、確か予算が少ないとかね。
ブレアウィッチプロジェクトとか、
あの辺とかお金がなかったなんて聞いたような気がします。
いや、そういう限られた環境の中で生まれていく、
すごい頭を使ったんだろうなって思う作品めっちゃ好きですね。
というわけで、いつものゲスト募集です。
どんな趣味でも構いません。
番組に出演してみませんか?
あなたの好きなものの話を聞かせてください。
むしろじで喋ってみてもいいよという方、
Twitterの固定している投稿にいいねを押していただけたら、
僕の方からDMを送りします。
もちろん、ダイレクトにDMいただくのも大歓迎です。
また、Twitterをやっていないよという方、
メールアドレスもご用意しております。
メールアドレスは、
皆様からのいいね、DM、メールお待ちしております。
最後に、むしろじは
内容はどれも同じなので、
使いやすいものでお楽しみください。
その際、番組フォローやコメント、評価を何卒よろしくお願いします。
それでは、今回は平成ガメラ三部作をいただきました。
ごちそうさまでした。
お相手は石川でした。
バイバイ。