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  2. オンライン中学を認可しよう
2022-09-27 20:02

オンライン中学を認可しよう

不登校20万人の子供や海外の過疎地域で駐在している日本人の子弟に教育の機会を与えるためにも中学校も高校と同じようにオンライン校を認可するべきだという話をいたしました。

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今日お話ししたいのは、オンライン中学を認可しようということです。
これを話そうと思ったのは、最近2つ気になる教育関係のニュースを見ました。
1つは、教育離れが止まらないというニュースと、
もう1つは、Twitterの方で非常に質の低い授業を自分で辞めて職員室に帰っちゃう先生がいるというニュースがバズっていたということがあります。
では、具体的にご紹介してみます。
日経新聞の2022年9月25日、おとといの日経新聞ですが、
教員離れ止まらない公立小の採用倍率21年度最低というタイトルの記事です。
最初のリードのところだけご紹介すると、こんな感じになっています。引用です。
教育離れに歯止めがかからない2021年度の公立小学校の採用試験の倍率は2.5倍となり、過去最低を更新した。
教育現場の労働負担の重さが指摘され、教員養成大学でも民間企業を選ぶ学生が増えている。
教員不足は欧米各国でも課題として浮上しているが、理由はそれぞれ異なる。
教育の質維持に向け、日本は働く環境の改善が急務だ。
これで引用終わりですね。見出しの部分がこんな感じになっているようですね。
あともう一つは、ツイッターでバズっていて、今ではつぎあったというまとめサイトにもありますけど、タイトルがこういうタイトルです。
タイトルだけ読みますね。
授業中子供に怒って授業をストップさせて職員室に帰っちゃう教員っていたよねという話。
みんなで謝りに来ないとまた切れる。
こういうタイトルのツイッターのまとめがありました。
僕が小学校の時にはこういうセンスはいなかったんですね。小学校中学校の時はね。
田舎のそんなに荒れてない、いい意味でか悪い意味でかわからないですけど、純木な子供の多い地域だったんでね。
ツイッターで最初にバズったツイートの後に、本当にちょっとびっくりしちゃうぐらい、全国各地でうちの先生もそうでしたという証言がたくさんたくさんたくさん出てきてですね。
それがこのつぎあったにまとめられているので、ご興味のある方は検索してみるといいと思います。
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授業をストップさせて職員室に帰っちゃうとかね。これで検索したらすぐ出てくると思います。
そういうこともあって、こういう問題を解決する一つの例が、一つの方法がオンラインの中学ということなんですよね。
オンラインの中学校の話の前に、まずオンラインの高校というのはすでにあります。N高とかS高とかですね。
しかもそれがすごい大人気なんですよ。
このN高の方は、最初はカドカワのドワンゴという会社、皆さんご存知だと思いますけど、
なんとか動画、ちょっと名前忘れちゃった。
YouTubeみたいなやつで日本初のニコニコ動画とかをやっているドワンゴですね。
そこがやっている高校でN高というのがあって、しかもすごい大人気だったので、
一つの学校で収まる人数を超えてしまって、S高という新しい、同じプログラムで、同じシラバスなんですけど、
そういう学校をまた一個作っています。
しかもここには人気があるだけじゃなくて中等部というのもあるんですよね。
だけどね、高校と中学で何が違うかというと、
N高とかS高みたいに高校の場合はちゃんとオンラインの高校が高校として認可されるんですよね。
なのでそこを卒業したらちゃんと高卒という身分になります。
つまり卒業証書がもらえるというわけですね。
だけどN高の中等部というのは、そこに行っても卒業証書をもらえないんですね。
なぜかというと、文部省がそういうオンラインの中学校というのは今のところ認可していないからです。
もしこの2、3ヶ月で急に何か変わっていたらそういう可能性もあるけれども、
そうしたら僕の目にも入っていると思うので、
現時点でもまだオンラインの中学校というのは文部省は認可していないと思います。
なのでこのN高とかS高の中等部に行っている子どもたちは、
席は地元の中学校に置いているんですよね。
だけどもちろん両方ちゃんと行っている人もいるかもしれないですけど、
基本的には地元の中学校では不登校扱いになっていて、
N高中等部で勉強しているという形になっていると思います。
要するに、すでに現実としてはオンラインの中学校というのはこういうふうに存在していて、
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機能もしているんです。ちゃんと授業とかもやっているわけですね。
だけど問題は認可されていないというわけです。
かつこのN高中等部というのは、いわゆる私立中学なので、
すみません、認可されていないから私立中学という言い方は良くないですけど、
私立ですよね。私立なので、当然学費もかかるわけですね。
なので公立中学としてはこういうオンラインでサポートできるという形ではありません。
かつさっきも言いましたけど、卒業証書はもらえません。
それが今の国内の状況なわけですね。
この問題は実は国内だけではなくて、海外でも非常に大きな顕著な問題になっているんですね。
なぜかというと、海外では日本人学校に行っている子どもたちもいますけど、
例えば僕が今住んでいるバンガロールも含めて、日本人学校がない地域もあります。
ここの場合は地元の中学校というのもありますけど、
でも地域によっては、例えば油田とかそういうところでは、
サウジアラビアのガルフの湾岸の方では油田があってそこにいっぱい日本人がいるんだけど、
地元にいないからそこで日本人学校、そこ専用の日本人学校を会社がつくって、
そこで日本人の先生を呼んで授業をしてもらうようなそういうところもあります。
だけどもちろん日本人が多い油田とかだったらそういうこともできますけど、
そもそも町から離れていてかつ日本人がそんなに多くないような、
そういう地域だったら子供を連れて行っても地元には油田があるようなところは他に学校もないわけですよね。
かつ日本人学校をつくるほどの人もいないわけですよ、日本人も。
なのでそういう地域では本当に学習の機会が奪われているということになっています。
例えばうちはもともとホームスクーリングでやっているので、
そんなに僕の家庭では問題になっていないんですけど、
でも子供のタイプによってはやっぱり学校に行かないとどうしてもダメというタイプのお子さんもいらっしゃいますよね。
そういうことを考えると、
例えばシングルマザーとかそういう家庭では一般的に海外に派遣されて子供を連れて行くというのは実質的に無理だと思います。
そういう選択肢はほぼないと思うんですね。
僕の知っている実際の例でも基金の専門家の試験には合格したんだけど、
やっぱりシングルマザーなので子供を連れて行くことができなくて、
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合格したのに派遣を諦めたというそういう人を僕も個人的には知っています。
でもこういう問題をオンラインの中学を認可することによって全て解決することができるわけです。
一つ話が戻りますけど、
例えばホームスクーリングの場合も海外にいる場合は、
日本の国内にいる場合は行っても行かなくてもどっちにしろ地元の中学校に席は置くことになるんですよね。
なので行っても行かなくても中学校卒業の資格はもらえます。
だけど海外でホームスクーリングをしていたら席がないわけですよね。
住民票がないので地元の中学校からは転出ということになります。
その場合はホームスクーリングをやっていても卒業証書がもらえないわけですね。
その場合は中学校の卒業認定試験というのが文部省であるんですよ。
しかもそれが10月なんですよね。
10月にあるのでそれを受験しないと中卒の立場にならないわけですね。
これが例えば3月とかにやるんだったらまだいいんですよ。
そしたら4月から普通に学校とか行けるじゃないですか。
高校とかね。
だけど10月とかにこの試験があるのでその年の4月の高校の入試には間に合わないんですよ。
間に合わないんですよね。
なぜかというと4月の時点ではまだ中学校卒業の身分になってないからです。
なのでオンラインの中学校がないことによって
そういう海外でホームスクーリングをしている日本人の指定とかは1年遅れるようなことになってしまうわけなんですね。
高校に入るのはね。
こういう大きな問題が今実際あるわけです。
こういう教育機会を提供するというのはやっぱり社会の義務だと思うわけですね。
さっきも言いましたけど海外在住の日本人には選択肢が一つもないという場合もあります。
ですけど海外在住の日本人ももちろん日本の国民であって
その権利があるわけですね。
教育の機会を受ける正当な権利があるわけです。
今までですね。
例えば投票する権利とかもなかったわけですよね。
10年前とかそのくらいには。
10年くらい前にできたかな。
僕が最初に海外に行った頃はまだ投票する権利なんてありませんでした。
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だけど今はもう海外に住んでいる日本人も在外投票することができるわけですよね。
なのでその賛成権を得たわけです。
同じようにその教育の権利というのも海外にいる日本人は獲得するべきだと思います。
もう一つの理由は最初の教員離れの話に関わってくるんですけど
それが例えば日本では今すごく人口が減っているので
仮想化が進んでいるわけですよね。
そういう仮想地の学校をオンラインで投配合することができるわけです。
だって子どもが1人とか2人とかいないところに先生がいるというのは
いくらなんでも効率が悪すぎますよね。
そういうところでオンライン化することができれば
1人の先生が30人とかのクラスを担当することができるわけですよ。
ということは1人か2人しかいないような学校
仮に1人しかいない学校としますけど
そうしたらそういうところの30人分を一緒にまとめて
教育の機会を与えることができるようになるわけですね。
そうしたら今の教員が足りなくて実際に困っているという状況を解決することもできます。
もう一つはやっぱり不登校ですよね。
不登校の対策にもなるということです。
今非常に残念なことですけど
さっきツギャッターで切れて教室に帰っちゃうような先生が
どこにでもいるということが分かっているわけなんですけど
こういう能力の低い教員とか学校とかが
実際に大量にあるわけなんですよね。
教員1人1人が能力が悪いということもあるし
それから学校自体がまとめてどうしてもダメという学校もあります。
だけどもちろん中にはちゃんとした優秀な先生もある。
情熱のある先生もいるし
校長先生とかがちゃんとしていて
その学校の組織としてもすごくいい学校もある。
だけどそういう学校でもやっぱり相性の問題というのは出てくるわけなんですよね。
なので例えばスパルタが好きな先生
先生はそんなにいないとしても
実は学生の子供の方がスパルタが好きな子供がいたりもするわけですよね。
ちょっとびっくりしたけど。
だけどその一方で優しい先生が好きな子供もいるわけで
そういう子供たちを一緒に教えるというのはやっぱりどうしたって大変なわけですよね。
だけどそれがオンライン化で
いろんな人が一つの町に住んでいても
オンライン化すればそういうのがいろんな選択肢が出てくるわけです。
なのでそういう相性の問題も解決することができるわけですね。
あとやっぱりそれ以上にとても大切なのは
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やっぱりさっき言ったような切れて職員室に帰っちゃうような
そういう能力の低い教員に代わる選択肢が出てくるということです。
もしオンラインの中学校を認可することができれば。
今不登校の子供たちというのは現在20万人もいるわけです。
その子供たちに今の僕たちの社会は
教育の機会を与えることに失敗しているわけなんですね。
なので20万人の全員がオンライン化したら
それがやってくるということとは限りませんけど
だけど少なくとも数万人の人はあるいは十数万人の人は
十数万人の子供たちはオンライン化したら
勉強を続けることができるんじゃないかと思います。
要するに選択肢が複数あったら
教師は応募になることができないんですよね。
だってもしすぐに切れて職員室に帰っちゃうような先生がいたら
もうオンラインで勉強した方がいいなということになって
もうその教室には来なくなっちゃうわけですよね。
要するに生徒の方にも他の選択肢があれば
その先生の下で勉強しなくていいという
そういう力を持つことになります。
こういうことによって力の偏りというのがなくなるわけなんですよね。
こうした力の偏りが本当に横暴な先生とか
そういういろんなハラスメントを生んでいるわけなんですよね。
なのでそういう意味でもオンラインの中学校を認可すれば
こういう問題も解決することができます。
今技術的にそれが可能なのかということは
コロナの前だったら
いやそれはまだ難しいでしょうという人もいたと思いますけれども
コロナで十分にこれが可能だってあるということは
もう証明されているわけですよね。
無料の学習管理システムとかもあるし
無料のビデオ会議システムもあるし
そういうことを考えると
もう予算というのは本当に先生の人件費のみなんですよ。
だけど先生の人件費といったって
さっきも言いましたけど過疎地で
本当に一人とか二人しか子供がいないところで
教えている先生のことを考えたら
むしろ人件費は浮くわけですよ。
経費は浮くわけです。
しかもネットとかパソコンというのはもう既に支給されているので
それだってもう余計なお金がかかるわけではないわけですね。
こういうことというのは実はもうすでに海外では
もうずいぶん本当に
それこそ何十年も前に郵便の時代からやっていて
例えば僕が働いていた
カナダのアルバタ州の教育所というところがありますけど
そこは遠隔学習センターというのがありました。
ディスタンスラーニングセンターと言われて
DLCと言われていましたけどね。
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同じようなものはオーストラリアにもあって
ちょっとカナダの方はあまり詳しいデータを見たことがないんですけど
オーストラリアの方ではこういう遠隔学習
つまりオンラインで勉強する方が成績が高いという
そういうデータがあります。
なのでオンラインで中学校なんか認可すると
その勉強の成績が落ちてしまうという
そういうような心配は全くないと言い切っていいと思います。
断言していいと思います。
教育というのは本当にいろんな形があるわけですよね。
ホシヒューマのお父さんのホシイッテツという
そういうとても厳しいスパルタ式の人がいますけど
そういう人が好きな人もいれば
それでは潰されちゃう人とかもいるわけですよ。
そういう人とかがそれぞれに合った選択肢を選べるということが重要なんだと思います。
それをするには新たな予算とか全く必要なくて
ただ単に規制をなくすだけでいいんです。
文部科学省が規制をなくす。
お金は全くかからない。
それだけでこうした問題は全て解決することができるわけですね。
なので本当に繰り返しますけど
高校だけではなくて中学校も
オンラインの中学校を是非認可するべきだと
僕は本当に心から思っております。
本日の村辺はここまでになりますけど
リスナーの皆さんもオンライン中学校を認可した方がいいと思いますでしょうか。
もしそう思う方はハートのリアクションをいただきたいと思います。
それでは本日も村辺にご参加いただきましてありがとうございました。
今日のオンライン中学を認可しようという
こういう生配信につきまして
ご感想とかコメントとかありましたら
ぜひ村辺のハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
ハートのマークありがとうございます。
そして冒険は続きます。
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