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2022-12-23 22:40

おそれおおくないハナキン

今日の音声配信では、「#zoomでハナキン」について「日本語教育の専門性の高い偉い人たちの集まりだから、自分のような人間には場違いだ」という誤解について、実際の様子をご紹介してみました。

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/murasupe/message
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今日、僕が申し上げたいのは、「恐れ多くない鼻筋」ということです。
恐れ多いというのは、あまり聞かない言葉、JLPTだったら、N2でももしかしたらあまり出ないくらいかもしれないですけど、
偉い人ばっかり集まっていて、そこに入るのがちょっと難しい、入りにくい、そういう感じですね、恐れ多いというのはね。
だけど、今日言いたいのは、恐れ多くない鼻筋なので、そんなに別に偉い人ばっかりいて、
難しいことを話しているわけではないので、皆さんぜひ来てほしいということですね。
これを話そうと思ったのは、個人的な会話なので名前は出しませんけど、やっぱりそういうふうに勘違いをしている人がとても多い。
例えば、運営上の申し込みがいちいちめんどくさいとか、そういうので入りにくいというのだったらまだわかるんですけど、
実際それは別に誤解でもないとは思うんですよね。いろいろ事情があって、そういう状況になっていたりしますのでね。
でも偉い人とか、すごく難しい話をしていて、自分みたいにまだあんまり日本語教育の経験が浅い人間には、
そういう人間が行く場所ではないとか、そういうふうに感じている人が実際にいるみたいなので、それはかなり誤解だと思います。間違いだと思います。
それをご紹介、話をしてみたいと思うんですね。実際に何をやっているかということとか、
例えば先週の例をご紹介しますけど、その前に毎週僕が行っている部屋としては、ラジオ体操の部屋というのがあります。
これはラジオ体操というのを何かの例えのように感じている人がいらっしゃるみたいなんですけど、
別に例えでもないし、ラジオ体操について議論している部屋でもなくて、
本当にただ単にNHKのラジオ体操のビデオを見ながら実際にラジオ体操をするという、そういう部屋ですね。
これは常設部屋という部屋なので、毎週新しい部屋を提案しなくても、その部屋はいつも毎週あります。
僕も最初に乾杯の温度といって、ゲストスピーカーみたいな人にお話を伺う部屋の時間が最初に30分あるんですけど、
その後に僕はこのラジオ体操の部屋に行って、皆さんと一緒にラジオ体操をしています。
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なので、日本語教育の専門性とは全く関係ないです。
ラジオ体操って別にできない人いてもいいですよ、特にインド人の人とかはラジオ体操できなくてもいいかもしれませんが、
少なくとも日本人だったらラジオ体操できる人がほとんどだと思いますし、
日本語教育の経験が浅いからラジオ体操できないということはないですよね。
逆に言うと、日本語教育の経験が長くてもラジオ体操をやっていない人とか海外にはいらっしゃるかもしれませんから、
日本語教育の専門性とは全然関係ない部屋もあったりしますので、
そういう意味でも、鼻筋が恐れ多いというのは誤解、勘違いだと思います。
それと、どうしても議論に加わらなければいけないとか、
例えばラジオ体操とかも一緒にラジオ体操をしなければいけないのかというと、そんなことは全然ないんです。
インド人の人でラジオ体操を知らない人は最初はただ見ているだけでも全然いいんです。
カメラもつけなくてもいいし、マイクもミュートのままでも全然かまいません。
これはですね、毎週僕が鼻筋の始まるときに皆さんへのご案内としてはっきり言っています。
カメラオフでもいいんですよ、マイクもミュートでもいいんですよ、見ているだけでも全然いいんですよということは、
毎週僕がこの鼻筋の中で申し上げていることなんですね。
実際にですね、自分の顔を出している人っていうのはかなり少ないですね。
もしかしたらね、1割とか1割以上はいるかな。
でもまあでもそのぐらいしかいないかもしれません。
普通は、最近はzoomでは標準で動物の顔になるそういうフィルターがあるんですね。
なので牛の顔になっていたり、猫あったかな、犬とか羊みたいな顔になっている人がほとんどですね。
あるいはもうカメラ自体をオフにしている人もいます。
そうするとですね、自分が顔を動かすと、それに合わせて自分のアバターの牛とか犬とかの動物が画面の中で動いて、
口も動いたりすると自分の口の動きと一緒に動物の口も一緒に動くという、そういう感じになっているんですね。
なので顔を出したくない人も全然出さなくてもいいし、マイクもミュートにしている人もすごいたくさんいます。
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そういう人は耳だけという風にね、耳だけという風に名前を変更している人がそういう場合が多いです。
そういう人は例えば運転中とか、あるいはその通勤中でね、会話には加われないけどでも耳ではちゃんと聞いてますよっていうそういう意味なんですけど、
なので、もうはっきり言ってしまうとですね、井戸端会議みたいなところをただ聞いているだけでも全然okっていうそういう感じですね。
あるいはラジオとかテレビとかね、そういうものです。
一方的に見たり聞いたりしているだけで自分が話さなくても、自分の顔を見せなくても全然okということですね。
なので、例えばテレビで国会中継とかやってますよね。国会中継とか、それは僕たち国会議員じゃないですから、実際国会議事堂に行ったりしたら恐れ多いとか感じてしまうのはわかりますよ。
皆さんちゃんと選挙で選ばれた偉い人たちばっかりで、そういうところに僕みたいな関係ない人が紛れ込んでしまったら、それはもう場違いで恐れ多いという感じがしてしまうのはわかります。
それはすごくわかるんですけど、でもテレビでね、国会中継見てたらそれを恐れ多いとか思えませんよね。
自分は場違いでこんなテレビを見ている人間ではないとか、そういうことはないと思います。
ただ単につまらないから国会の政治家の話を聞きたくないというのは、それはそれであると思いますけど、恐れ多いから国会のテレビを見ない、政治家の話を見ない、聞かないというのは多分ないと思うんですよね。
なので、もう本当にハナキンもそういう感じですよ。一方的に見たり聞いたりするだけなので、そういうこともできるので、テレビを見てこんな番組を自分が見るのは恐れ多いとか思わないのと同じですよね。
それと同じように、もうハナキンは恐れ多いから参加できないとか、そういうふうには考えないでほしいと思います。ぜひ皆さんに参加してほしいと思います。
やっぱりイメージとしては、オンラインのこういう日本語教師の集まりというと、学会みたいなものがとても多いですよね。
そういうものとハナキンを勘違いしている人がいます。実際に学術的な話をする部屋ができることもあるし、専門性の高い話がそこではされることもあります。
でも別にそうじゃない部屋もたくさんあります。僕自身も、もしこれが学会だとしたら、最初にそういうところに足を踏み入れたことがない人が、場違いというか、自分がここにいるべきではないとか、そういうふうに感じてしまうことは気持ちとしてはとてもよくわかりますよ。
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僕も学生の頃、初めて日本語教育学会に行くのにはとても勇気がいりました。今でもGパンとかで普通に行っちゃいますけど、別に学生のときにスーツとか持っていなくて、Gパンとかで行ったらすごく場違いじゃないかと思っていたりして、
みんなに見られているような、なんでこんな学生がGパンで来ているんだみたいに、そういうふうに思われていたら嫌だなとか、そういう気持ちは僕も今でもよく覚えています。
なので、もし鼻筋を学会みたいなものだと誤解している人がいたら、そういうふうに感じる気持ちはとてもわかるんですよね。でも今になって思うと、実は学会でも発表さえしなければ怖いことは何もないんですよ。
発表したら当然それに反対する人から批判とかされることはあるかもしれませんけど、でもね、ドレスコードが明記してあってGパン禁止とか書いてある学会とかも時々あります。
ビジネスカジュアルでお願いしますというふうに書いてあるところもあったりしますから、そういうのはもちろん守ったほうがいいですけど、特にそういうのはない場合は別にGパンで行っても全然問題ないと思います。
TシャツにGパンでも全然問題ない。ただ聞くだけだったら。発表するときはそれなりにちゃんとした服着ていたほうがいいかなとは思いますけど、ただ聞くだけだったら別に学会ですらGパンにTシャツでも全然構わないと思います。
それよりはどんどんそういうのに怖がらないで参加するほうがとてもいいんじゃないかなと思います。要するにそういう真面目な学会ですら発表さえしなければ個人的なダメージは何にもないです。そこで失うものは何もないのでどんどん行けばいいと思うんですよね。
でも鼻筋に関しては学会ですらありません。学会ですらないので日本語教育の専門性とかそういうものは全く必要ないです。目的は日本語教師のつながりをつくることを目的にしているので、
一応対象としては日本語教師とか日本語教師になりたい人とか、あるいは日本語教師だったけど今育児とか介護でその場を離れてしまっている人とか、あるいは英語の先生とか、あるいは海外の言語から日本語に翻訳する仕事とか、日本語教育に関係ある分野の仕事をしている人とか、
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そういうふうに公式サイトにも書いてありますけど、一応対象はそういうふうに絞ってはいますけど、でも別にやっている内容としては全然日本語教育の専門性というのは必要がないこともすごくあります。もちろん専門的な話をする部屋も時々ありますけどね。
なので、そこに入っても全然ダメージはないです。何のダメージもないです。間違いだと思われることもないです。マイクもミュートにしていてカメラもつけていなかったら、そこに自分の名前しか表示されないわけですよ。しかもその名前だって本名じゃなくても全然構いません。ニックネームみたいなものでもいいですし、
僕はいつも天竺の冒険家っていう名前で鼻筋に入ってますけどね。なので、いつもとは違う関係ない名前で参加しても全く問題ないです。
ツイッターと同じ名前で入る人もいますけど、それも関連付けたくなかったら山田太郎とかですね、山田花子とかそういうありがちな名前で入っても別に全然問題ないです。
なので正直、仮に皆さんと意見が合わなかったりしても、あるいは聞いている皆さんの話が難しくてちょっと自分では参加しにくいなと思ったとしても、
中にはそういう専門性の高い部屋があったりしますから、そういうところで自分には難しすぎると思ったとしても、皆さんが失うものは全然ないです。時間はちょっと失うことになりますけどね。それ以外に失うものは全くないです。
専門性があるかどうかということを先週の部屋についてちょっとご紹介しておきたいんですけど、先週は6つの新しい部屋がありました。
実際には40個の部屋があるんですけど、人が集まるのはさっきのラジオ体操の部屋みたいな常設部屋というのが9個あって、その部屋かあるいはその週に新しくできた部屋というのが人が集まりやすい部屋なんですね。
なので常設部屋というのはいつもある部屋ですね。常設部屋の他に新しくできた部屋というのが先週は6つあったんですね。そのうちの4つは全然日本語教育の専門性とは関係ないものです。
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ちょっと今挙げてみると、例えば今年買って失敗したもの。もしかしたら日本語教育の教材みたいな多少日本語教育に関係するものがあったかもしれないけど、僕の記憶ではないです。
それからインストールしてよかったアプリという部屋もありますね。これももしかしたら日本語教育に関係するアプリもあったかもしれませんけど、そうじゃないアプリがほとんどだったと思います。
あとはインド映画のバーフバリーの部屋もありましたね。それからお誕生日の部屋もありました。これはみんなでハッピーバースデーの歌を歌うんですね。
その月に誕生日がある人の名前を最初にみなさんで共有して、その日付の順番でその人の名前を歌うことになるんですね。
ハッピーバースデートゥーユーって歌ですね。ハッピーバースデーディアーなんとかの後に今月生まれている人の名前をたくさん言う感じなんですね。
だけどzoomだからやっぱりあれなんですよ。タイミングが全然合わないんですよね。歌が下手な人もいいし、タイミングも合わせようなんて思わなくてもいいので。
全然ゆるい部屋ですね。でも時々ピアノを弾いてくださる方がいらっしゃったりとか。ピアノはラジオ体操の部屋。
普段はNHKの画面を見ながらやるんですけど、時々ピアノの上手な人がいて、ピアノの伴奏でラジオ体操をやったりすることもありますね。
お誕生日の時はギター部&合唱部。ギター部&合唱隊だったかな。ハナキンギター部&合唱隊っていうね。そういう人たちが伴奏するので、ピアノのことはあんまりないような気がしますね。
今申し上げた4つが専門性に全然関係ない部屋になります。専門性に少し関係する部屋としては、まず人狼ゲームの部屋っていうのがありました。
僕はこの部屋に参加しなかったんですけど、話を聞くとやったのは、本当にただ人狼ゲームっていうのを楽しんでいたという部屋なんですけど、
でも目的としては、この人狼ゲームは日本語教育の現場でもすごく役に立つ。言葉だけで勝つか負けるかが決まるっていうね。
そういうゲームなので、これは日本語教育の練習としていいんじゃないかというところから始まっているものですね。そういう意味で多少は専門性に関係している部屋ですね。
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あともう一つは行動中心アプローチの、僕が本業の方でやっているニューデリーの国際交流機器のセンターが主催している行動中心アプローチのオンラインコースの人たちが意見のシェアとか相談をしたりする部屋でした。
僕はね、そこに僕が入っちゃうとちょっと皆さんの自立性とかを損なうことになってしまうと思っているので、僕は参加していないんですけど、ここはそれなりに専門性のある部屋だったとは思います。
でもこんな感じですので、このハナキンというのはですね、もちろん日本語教育の専門的な話をしたい人にはそういう部屋もありますが、まだ経験が浅い人とか、あるいは全然経験がないけどこれから日本語教育をやってみたいと思っている人とかね、そういう人も大歓迎です。
なので偉い人が多くて、それで自分はそんなに偉くないからハナキンに行くような人間ではないとかね、そういうふうに思っている人がいるとしたらそれはとても大きな誤解です。とても大きな間違いですね。なのでそういうふうには思わないでどんどん参加してほしいと思っております。
でも多少それでも、間違いなところに感じてしまう人っていうのはやっぱりいるかもしれません。そういうのは主観的なことなので、そういうふうに感じてしまうのは間違いですよというふうに、感じ方自体を間違えたというふうに否定してしまうつもりはないんですけどね。
でもね、もしそういう人でも、やっぱり間違いなところ、つまり自分には似合わないようなところに出なければやっぱり世界は広がらないと思うんですよ。僕もインド人じゃないのにインドに住んでますし、ITエンジニアでもないのにバンガロールに住んでいますしね、そういう意味では僕もいつも間違いなところにいます。
もしね、そうやって世界を広げるためにはもちろんカメラとかマイクもつけて参加するのが効果的だとは思うんですけど、でももしそれが怖かったらもちろんカメラもマイクもつけなくていいので、なのでそこは心配しないでいいと思います。
もしかしたら鼻筋に出ている人が自分とは違うというふうに感じてしまう人がいるのかもしれませんけど、でもそれを見ているだけでも全然大丈夫なんですよね。なので怖いことは何もないと思います。
僕がどうしてこういうのをやっているかというと、やっぱり皆さんに繋がってほしいと思うんですよね。できるだけいろんな世界に住んでいる人、日本以外の場所に住んでいる人とか、あるいは自分の使っている教科書とは別の教科書を使っている人とかね、あるいは教室でしか教えてない人がオンラインの話を聞いてみるとか、
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そういうふうにできるだけ多様な人たちと繋がってほしいなというふうに思っています。そういうふうに繋がっていくと、本当にオンライン以外で自分の職場とかそういうところだと本当にすごく狭い範囲しか、狭い世界しか見ることができませんから、それが多様な、いろんな広い人たちと繋がると、
今の21世紀の今時の普通の日本語教育のやり方というのは多分見えてくると思うんですね。それが普通なことだけではなくて、まだ普通ではない先進的な人のやり方とかも見えてくることがあります。そういう部屋とかもありますからね。
なので、そういう意味で皆さんぜひこのハナキンで他のいろんな日本語の先生方と繋がっていただければなというふうに思っております。それでは今日のムラスペはここまでにしたいと思います。
今日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。今日の恐れ多くないハナキンという配信につきまして、ご感想とかコメントとかありましたら、ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有をいただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。今夜のハナキンで皆さんとお会いできることを楽しみにしております。そして冒険は続きます。
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