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2022-12-21 24:43

コチン市のアニメミートアップ

「コチン市のアニメミートアップ」本日の音声配信では、週末の出張で出会ったアニメファンのミートアップについてお話しました。

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今日お話ししたいのは、クチンというインドの地方都市のアニメミートアップがあって、それにも本当に偶然なんですけど、ちょっとだけ顔を出すことができたので、それについてお話をしてみたいと思います。
皆さんにお伺いしてみたいんですけど、こういう海外のアニメファンとかの集会に参加したことありますか?
海外じゃなくてもいいや。日本の国内でもいろいろありますよね。コミケとかそういうやつ。
そういうやつに参加したことがある人はハートマーク。ない方は涙のマークでリアクションいただければと思いますけど、いかがでしょうか。
どうでしょうね。涙の方がいらっしゃいますね。そこそこ。涙の方が多い。基本的に涙なんですね。そうですね。
普通の日本語の先生はそうかもしれないですね。僕はどっちかというと日本語の普及みたいな立場なので、結構いろんな国に基金から派遣されて、そうするとアニメファンの人たちの集まりは日本語普及の場としてとても効果的なので、よく顔を出すんですよ。
本当に大きいところでは、すごい大きい会場を借り切ってコスプレやっていたりとか、ちゃんと著作権の問題もクリアした上で上映会をやっていたりとか、いろんなグッズを販売していたりとか、そういうのがかなり盛んに行われています。
でも実は今回のインドの地方都市なんですよ。そんなに大きい都市ではないので、そこでそういうことがあるというのは事前情報が全然なくて、本当にたまたま現地の人に教えてもらって連れて行ってもらったという経緯ですね。
アニメファンの集会というイメージとしては、小さいものとしては、ズームで鼻筋で僕とかりなさんとかりゅんまるさんとか、それからインド人の日本語の先生の方とお呼びして、バーフバリについて話したりしますよね。
あるあるあるとかね。ああいうのに聞いてくださった方はイメージとしてはかなりそれに近いものだと思っていいと思います。小規模なものはね。もっと大規模なやつは本当に商業的にお金も動くようなそういうところですけど、小規模なものはそういう感じのものだと思いますね。
今回は僕が住んでいるのはバンガロールというところで、バンガロールも結構大きいバンガロールアニメファンクラブというのがあるんですね。
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ディスコードでそういう大きなサーバーがあって、かなり人数も多分千人超えていると思います。それですごく活発に意見交換とか情報交換がされていたりしますね。
でも今回はバンガロールではなくてケララ州というインドの本当に一番南の州なんですよ。一番南の州のコチであるいはその地名なんですけど、英語読みではコチなんですけど最近はコチンって最後にンが入ってNが入って、
そちらが本当のインド人の現地の呼び方なので、それに戻そうという運動もあります。なのでここではコチンというふうに申し上げますけど、これはちなみに各地で行われていて、僕が住んでいるところも日本ではバンガロールとして知られていると思いますけど、現地ではもうベンガロールに名前が変わっているんですね。
だけどこれは人の言葉なので、そんな簡単には公式には変わっても話す人はまだ未だにベンガロールじゃなくてバンガロールと言っている人もまだかなりいらっしゃいます。
なので別にどちらが正しくてどちらが正しくないというわけではないと思います。
今回僕がケララ州のコチン市に行ったのは、そこで国際ブックフェスティバルというのがあったんですよ。
そこで日本語の教科書について僕がプレゼンをすることになったので行ったんですね。
実はそこに行くまでそういうミートアップがあるというか、そういうことを企画している人がいるということすら知りませんでした。
なので今回は本当にたまたまなんですよね。
もちろんアニメミートアップの主催者も別にブックフェスティバルに合わせてやっているわけではないので、本当にたまたまの偶然だったわけですね。
この日は2022年の12月17日でした。確か土曜日ですよね。
実はこの日は昼間の3時から5時までオンラインでBNKという僕の所属先ですね。
バンダロール日本語教師会のオンライン映画パーティーというのがありました。
なので最初に現地の国際ブックフェスティバルの会場に行ってプレゼンする会場とかを見て、
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かつ基金と現地のケララ日本センターという現地の組織と共同でブースを出していたんですね。
日本の本をいっぱい並べておいているんですね。
ちょっと販売するような本はなかったので、本当に展示しかできなかったんですけど、
そこでブースに座って僕もいろいろ挨拶していました。
ちなみに村上春樹の本がいっぱいあるんですよ。
そういう本を見ながら、私村上春樹のファンなんですよみたいな人がいたりして、
僕の名前が聞かれて、僕が村上ですって言うと一瞬凍るんですよね、相手がね。
もちろん村上春樹と全然僕は別に親戚でもなんでもないので、
それを言うと皆さん急にがっかりするんですけど。
がっかりされるのがちょっと嫌で、面白いところもあるんですけどね。
でもやっぱり日本人でかつ、僕自身も本何冊か出してますから、
かつたまたま日本人の名前が村上だと、
やっぱり村上春樹の知り合いじゃないかみたいに誤解されることが非常に多かったですね。
でもそのぐらいこのブースに来ている人は、
かつ日本の僕たちのブースに来てくれる人は村上春樹のことは本当によく知っていました。
もちろんね、読んだことはないけど名前ぐらいは知ってるみたいな人も多いですけど、
読んだことがあって特にあれがいいとかね、そういうコメントしてくれる人も結構います。
空港とかでも、空港の本屋さんとかでもですね、
村上春樹の本が平積みで置いてあったりとかね、しました。
あとね、ちょっとびっくりしたのは、なんか話がどんどん逸れてきてるけどすいません。
このブックフェスティバルでも空港の本屋さんとかでもですね、
生き甲斐とか森林浴とか、
そういうね、あとね、わびさびっていう本もあった。
こういう日本に関係する本がすごくね、
もう本当にホモデウスっていうベストセラーの本とかありますよね。
ああいう本とかと並んで置いてあるんですよ。
それはね、ちょっと正直びっくりしましたね。
ナルトとかもないことはないんですけど、
でもね、ナルトはね、プラモデルみたいな箱とかが置いてあったけど、
あれは本ではないですね。
なのでその日本関係のコンテンツとしては、
そういうね、新海誠とかジブリとかのコンテンツとかよりも、
そういう生き甲斐とか、わびさびとか森林浴とか、
森林浴ももうそのままローマ字で森林浴って書いてあるんですね。
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別に英語に翻訳されないでローマ字でそのまま森林浴って書いてあったりします。
生き甲斐とかわびさびとかもそうですね、全部ね。
これはちょっとね、僕にとっては嬉しい驚きでした。
すみません、話がちょっとずれてすみません。
何の話をしていたかというと、
まず最初にBNKの映画パーティーをやっていたということですよね。
この日の3時から5時までがBNKのオンライン映画パーティーがありました。
このBNKのオンライン映画パーティーは、
WhatsAppっていうね、日本でいうLINEみたいな、
そういうものをプラットフォームにしてやっているんですね。
今のところですね、このグループチャットなんですけど、
351人の人が参加しています。
これは日本語教師映画パーティーと同じように、
皆さんに提案してもらってね、
その提案の提案期間1週間で、
それが終わったらそれを投票にかけて、
1番になったものをみんなで同じ時間に見るっていう、
そういう感じのものです。
351人いても、投票する人で80人とかそのくらいだと思いますね。
なので、4分の3くらいの人は投票とかしないんですけど、
それでも別に、すごいたくさんのチャットが流れるのに、
嫌がらずに別に出て行ったりしないので、
出て行く人ももちろんいますけど、
出て行った人は出て行ったものとして、つまりマイナスして、
それでもまだ351人とかそういう感じの人がいるので、
これはどんどん徐々に増えていっています。
なので、かなり多くの人が参加しているオンライン映画パーティーなんですね。
この日は、僕も全然知らない、
実はタイトルも知らなかったんですけど、
雨を告げる漂流団地っていう、
こういうアニメをみんなで見ました。
これも日本語教師映画パーティーと同じように、
みんながそれぞれの家でネットフリックスとか、
そういうものを再生して、
その感想とかを、
このワッツアップで感想とかを共有していくという、
こういうタイプのものです。
なので、別にズームとかで画面を共有して、
その著作権を侵害してやっているわけではないわけですけどね。
これが12月17日の午時ですね。
現地時間の午時までやっていて、
その後ですね、
またちょっとブックフェスティバルの会場に戻って、
その後ですね、午後6時半くらいから、
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アニメのミートアップというところに参加してみました。
今回のイベントの主催者の一人が、
アマル・アントニーさんという人なんですね。
この人の名前がね、
アントニーってインド人っぽくないというふうに思う人もいますけど、
実はですね、
多分クリスチャンの方なんだと思います。
このクチン市ですね。
クチン市は結構クリスチャンが多くて、
実はですね、
ヒンドゥ教徒とクリスチャンの人が同じくらいの数がいるんですよね。
それに、
ムスリムの方も、
それよりはだいぶ少ないんですけどね、
ヒンドゥとか、
クリスチャンに比べるとだいぶ少ないんですけど、
ムスリムの方もいらっしゃるし、
あとジャイナ教とか他の方もいらっしゃいますが、
とりあえずクリスチャンの方がすごく多いので、
多分アマル・アントニーさんという方は、
名前からすると多分クリスチャンなんじゃないかなとは思います。
違うかもしれませんけどね。
この人はたまたまですね、
僕が昔実施していたオンラインの教師研修のですね、
そのコースに参加していらっしゃったので、
僕も名前だけは知っていたんですけど、
実際にお会いするのは初めてでした。
だけどもう一人は誰かわからなかったんですけど、
このアマル・アントニーさんと、
もう一人の人で今回のアニメミートアップを実施したということでしたね。
実はアマルさん自身も、
アマル・アントニーさん自身もですね、
どのくらい人が来るか全然予想していなかったらしいんですよ。
今回が本当に初めての試みだったらしいんですね。
なので何人来るか全然わかっていなかったんですけど、
申し込みを始めたらですね、
最初の1日でもう100人来ちゃったんですね。
これそんなに組織的にやってるわけじゃないんですよね。
本当に2人で、
アマル・アントニーさんともう一人のご友人のね、
2人でやっているので、
こんなに殺到したら無理だと思って、
もう1日で申し込みを閉じてしまった。
申し込みを終了してしまったというわけなんですよ。
なので実際にはもっと広い会場とかを抑えておいて、
運営体制とかをちゃんと準備しておけばね、
もっとそれ以上の人が集まるかもしれない、
集まるだろうというふうにおっしゃっていました。
でね、これが100人というのがどういう数字なのかというと、
まずこのコチン市というところですね、
この市の人口が62万人くらいだったんですよ。
なので62万人というと日本だとどのくらいですかね。
埼玉市だって100万人とかいるので、
埼玉市とかよりも全然少ないところですよね。
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そのくらいの市で100人のアニメファンが集まる。
例えばですよ、
日本だったらアニメファンが100人集まるのは全然珍しくないですけど、
例えばインドのボリュンドの映画のファンが、
例えば埼玉市より少ない62万人くらいの市で100人集まるかというと、
集まるかもしれないですよ、
僕もすいません、
あまりそっちの方は特に日本の国内でそういう人たちとのネットワークあまりないんで、
でも多分外部にいる人から見たらちょっと驚く数だと思うんですよ、
きっと62万人くらいの小さい都市で100人来たというのはね。
なのでそういう意味でインドのケナラ州っていうね、
ケナラ州自体が一番南の州ですし、
その中のコチンシというのはいわゆる州島ではあるんですけど、
国際空港もありますけどね、
しかも1日で100人来ちゃったというのは、
主催者自身も予測していなかった数字、
こんなに早く来てしまうとは思わなかったというね、
そういうぐらいの数字だったというのは事実なわけです。
場所はホテルの会議室でしたね、
会議室って言ってもやっぱり式典とかをやるような感じの、
白いテーブルクロスがかかっていて、
パーティー会場とかそういう感じにもなるところだと思います。
僕全体的なイベントのスケジュールとかはちょっと把握してないんですけど、
僕が行ったときはですね、
一人一人がマイクを持ってステージの上に立って、
いわゆる推しですよね、推し。
自分はこのアニメのこれが好きだとかですね、
このシーンが好きだとか、
あるいはこのアニメの中のこういうマイナーだけどこのキャラクターが好きだとかですね、
そういう話を一人ずつ交代しているところでした。
他にも同じ人が好きだったりして、
そうするとですね、会場から拍手がわいたりして、
かなり盛り上がっていた感じがしましたね。
そういえばね、
僕も昨日ツイッターで見たんですけど、
インド映画のRRRっていうね、
そういう映画が今日本で上映中ですごく人気が出てるんですけど、
その中の、
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すいません、笑っちゃうんですけど、
ジェイクっていうね、
ジェイクっていうキャラクターがあるんですよ。
その人本当に一箇所でしか出てこないんですけど、
結構個性的な人で、
その人の内輪を作って、
RRRの応援上映会っていうんですけど、
紙吹雪とか巻いたりしてもいいっていうね、
あと太鼓とか鳴り物やってもいいっていう、
そういう上映会の方式があるんですけど、
それにジェイクっていうね、
すごいマイナーな一箇所でしか出てこない、
そういうキャラクターの内輪を作って持ってきて、
それでやってる人の写真が出てて、
ちょっとですね、すごく笑っちゃったんですけど、
でもね、そういう感じで日本のアニメの、
そういうマイナーなキャラクターについて、
熱く語っている人とかもいたわけなんですね。
この口西のアニメミートアップですね。
そういうのがいらっしゃいました。
でね、なんかね、
別に本格的なコスプレっぽい感じの人は見ませんでしたけど、
でもなんとなくそれ意識してるよね、
みたいな感じの人もいましたし、
Tシャツではですね、
チェーンソーマンっていうやつとか、
あるいはスパイファミリーとかね、
そういうのも、僕実際見たことないんですよ。
チェーンソーマンもスパイファミリーも見たことないんですけど、
Tシャツでそのキャラクターが書いてあればわかるぐらいのレベルの知識しかないんですけどね。
でも、そういうTシャツを着ている人とかもいました。
でね、こういうのは多分、
もうね、昔のね、
こういうアニメファンの人たちっていうのは本当に、
もうね、海外の場合はやっぱり、
何年も遅れていることがあるんですよね。
2年前、3年前とか。
今でも別にドラえもんが悪いってわけじゃないんですけど、
ドラえもんとかサザエさんとか、
そういうのが好きですとか言っている人も、
昔は結構いました。
というか、こういうネットフリックスとかインターネットのね、
あのー、
なんていうんですかね、
もう本当につい10年ぐらい前、
でもその10年もっと最近でもね、
まだドラえもんとかサザエさんみたいなのが、
日本の一般的なアニメの中心というふうに思われているような地域もあったりしたんですよね。
それがもう本当に、
ネットフリックスとかの影響で、
日本とほぼ時差がなく、
こういうのが、
現地でも楽しんでいる人がいるというのが、
今回もわかりました。
それもですね、とっても新しい発見でしたね。
でね、
それを見て僕がちょっと考えたんですけど、
考えたというか、
もう本当に個人的な感想なんですけど、
インドはね、
やっぱり一人当たりのGDPとか考えても、
まだ途上国であることは事実なんですけど、
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だけど、
でね、
そういう国で日本語を勉強する人はやっぱりね、
仕事の特定技能とかね、
そういうので日本に行きたい人とか、
あるいはインドの場合はITエンジニアとかでね、
それで日本の企業がインドに来て、
開発とかをやっているところもあったりするんですよね。
あるいはトヨタとかがこちらで工場を持っていたり、
鈴木ももちろん持っていますしね。
で、
そういうところで働くための日本語が中心だという風に、
考えている人もまだいらっしゃいます。
というか、
そういう風に考えている人の方が多いですね。
一般的にはもうそういう認識が多いんですけど、
でもですね、
その認識ももしかしたら今後は変えていく必要があるのかなという風に思っています。
別にいいんですよ。
もちろんそういう仕事で日本語を勉強するのも大事ですし、
しかもそれでね、
人生の本当に大きくね、
それが成功していくきっかけになるんだったら、
もちろんそういう仕事の日本語というのはすごく重要だと思います。
僕自身もね、
ITエンジニアのための日本語の教科書とか出版してますし、
だけどちょっとですね、
そちら側に注目がされすぎていて、
やっぱり従来とは違う、
やっぱり最近のアニメファンとかね、
欧米とかにはすごく昔からいらっしゃいますけど、
そういう日本文化のファンに対する日本語教育というのも、
これからはもっとですね、
ちゃんと注目していく必要があるんじゃないかなと思います。
どんどんですね、
インドもですね、
経済的に発展がもう著しくてですね、
中3階級ではこういうNetflixとかで海外の文化を楽しめる人たちが、
もうすごい数で今増えているところなわけなんですね。
そういう人たちに対する日本語教育の需要というのもどんどん、
日本語教育の需要というか、
そういう人たちに日本語を教えられるために、
僕たちもその日本語教師研修とかをやっていく必要があるんじゃないかなと思います。
ただですね、ちょっと問題としては、
そういう人を見つけるのは結構難しいんですよ。
例えばね、今楽天さんとかもすごく大きなビルをですね、
本当に市の中心に作ってですね、
中にエンジニアが何千人っているらしいんですよね。
そういう人たちに対する日本語教育というのだったらもう、
わかるわけですよね。
そこに大きいビルが建っていて、
その中にもう本当に何千人もエンジニアが働いているというのは、
わかりますから。
だけど、こういうですね、
アニメファンとかっていうのは、
こういう本当にミートアップとかがないと、
数として見えてこないんですよね、全然ね。
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なので、そういう人の見つけ方とかっていうのがちょっと、
今のところ難しいんですよね。
でも今回のアントニーさんね、
アマル・アントニーさんは、
1日で100人もそういう人たちを見つけることができたということなので、
そういうやり方とかもね、
ぜひ聞いてみたいと思っています。
はい、それではですね、
本日のムラスペはここまでになります。
本日もですね、
ムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日のね、
このコチンシのアニメミートアップについて、
ご感想とかコメントがありましたら、
ぜひムラスペのハッシュタグ付きで、
ご共有いただければと思います。
はい、それでは本日も良い1日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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