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今回は、社会人の基礎学力ということで、社会人の算数力ですかね、の数値化の部分、数値化の鬼からご紹介をしていこうと思います。
今日は数字に感じるネガティブを取り除こうというところで、この本の序章ですね。
数値化の鬼とは何なのかという序章の中の数字に感じるネガティブを取り除こうというところについてシェアをしていきたいと思っています。
まず最初に質問から始まっているんですけど、ここに3つの宿題があります。
これを聞いてですね、皆さんの頭の中に浮かんだものは3つある宿題ですね。
3つのノートとかプリント、そういったものが頭の中に浮かんだんじゃないかなというふうに思います。
じゃあ次はどうでしょうということで、ここにやや多い宿題があります。
これを聞いてですね、皆さんの頭の中には3つの数字が浮かんだでしょうか。
それとも5つとか10個とか、そういった数字が浮かんだでしょうか。
これは人によっていろんなばらつきがあるんじゃないかということですね。
まさにこの人によるばらつきの部分というのが誤解とか錯覚を生んでいる現況ですね。
自分にとって都合が悪いときに人はこのような曖昧な言葉を使います。
まずはその癖をなくすこと、心を鬼にし正しく考えて伝えることを身につけましょうという、
非常に耳が痛いところから、問いかけから始まるんですけど、
自分もですね、よく何か人と話すときに、いやいろいろあるんだよみたいなことだったりとかですね、
曖昧な数値化をせずに話をしてしまうことというのがありますし、
人の話を聞いていても、たくさんちょっとあって困ってるんだよねみたいなことを言っていることとかをよく耳にします。
自分自身でも相手の人でも、それを実際にもう一歩踏み込んで具体化すると、
結局2個か3個、いろいろと言ったけど2個か3個のトピックだったりとか、
たくさんあって困ってるというのも分けてみたら3つしかなかったとか、
そういったことって多々あるなというふうに思っているので、
やっぱり自分にとって都合が悪かったときに浅い思考で逃げずにですね、
もう一歩踏み込んでそれって具体的に何なんだっけと、何個あるんだっけと、
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解決しなきゃいけないことっていくつなんだっけというふうに、
自分自身に心を鬼にして現実と向き合うと、
こんなトレーニングをしていくことが有効じゃないかなというふうに思っています。
なんで私たちは数字をネガティブに感じてしまうのかということなんですけど、
社会人になって数字にネガティブな印象を持っている人っていうのは一定数、
どちらかというと多い割合でいるんじゃないかなというふうに思うんですが、
ビジネスマン、ビジネスパーソンは数字って言われると、
やっぱり真っ先にイメージされるものが売り上げだったり、成績だったり、評価だったり、
そういう数字の目標とかノルマ、こういったものや仕事の結果に対する評価、
こういったふうに捉えていますよね。
そういった売り上げとかノルマとか、そういったものにネガティブな感情、
大変だなとか達成できるかなとか、そういうネガティブな感情っていうのがひも付いて、
数字っていうふうに聞いたときにプレッシャーを感じたりとか、
できれば向き合いたくないなって思ったりとか、曖昧にしておきたいなっていう力学が
働きやすい状態っていうのがあるんじゃないかなと思っています。
ただ、数字そのものっていうのはやっぱりツールなので、
学校の成績だったりとか会社の評価っていうのは人としての人間としての点数とか、
人としての価値っていうものを本来表しているものではないんですね。
ただ、それが自分たちの経験と感情にひも付く中で、
なんとなく数字イコールネガティブなもの、評価されるもの、
そんなふうに思い込みというかひも付けてしまっているところがあるんじゃないかなというふうに思います。
なので、ツール、手段としての数字というのは常に未来のために使うものなんだということを
改めて再認識をするといいんじゃないかなというふうに著者は問いかけています。
なぜ数値化をするのか、それを考えていきましょう。
それは未来に目を向けるためです。
数字として表せるものは、さっさと受け入れて客観的に分析するしかありません。
そして次につなげるのです。
そうやって改善していき、次こそうまくいったとしたらどうでしょう?
途端に数字が好きになり、数字に向き合うのが楽しくなります。
なので、一時的な感情で数値化したくないとか、数字嫌だなと思う感情を一歩乗り越えて、
さっさと数字に置き換えちゃって、現状今こういった数字なんだなという現状把握、
現在地というのを正しく知って、じゃあ次何すればいいかなということを具体的にして改善していく中で
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数字がポジティブに変化していく様を自分が体感したら
このネガティブな数字の印象というのは逆にポジティブな数字の印象になって楽しく取り組めるものになっていくんじゃないかということですね。
そういった数値や評価ということなんですけど、評価せざるを得ない結果というのを
そういった現在地を知って分析をして、次のアクションを決めて改善活動をして、
もう一回計測をして数字が上がっていることを確認したり、上がっていないとしたらその施策をやめて新しい効果的な施策を出して進めていったり、
そういったことで評価せざるを得ない結果というのを出すことも大事だよねということですね。
上司と部下の関係を正しく機能させるためには公平性というのがとても重要です。
誰が見ても公平で明らかな評価というのを上司は部下に対して下す必要があるからです。
それを可能にするのが数値化ですということですね。
これは今マネージャー側、評価する側の立場からの視点で、マネージャーで言えばこういったことをしないといけないですよということなんですけど、
もう一つメンバー側の視点についても触れています。
数字がないから不満が生まれるということで、部下の立場では上司が評価せざるを得ない結果を出すことが最優先事項です。
あんな上司に評価されても仕方ないと思うのではなく、結果を出すことが何より見返すチャンスになると思って感情を横に置いてみてください。
メンバーができるアクションとしては、どの数字を達成すれば自分の評価は高くなるのか、自分の評価につながるのか、
この問いを上司に投げかけて上司や会社と握っていくということができれば、その数字を出すために数字を使って事実を突き止めて分析をして改善のアクションを行い、
このPDCAを繰り返していくということで、ゲームのように数字のレベルアップというか、できないことをできるようにしていくということを繰り返していけば、
必ず評価にもつながっていくということですね。
なので、自分自身も振り返ってみると、やっぱりこういった数字をどんな数字をやれば自分の評価になるのかみたいな問いを具体的にぶつけたことってやっぱりあまりないなと思いますし、
自分の周囲でもそういった行為が起きているかというと、自分の中だけに留めて不満を抱いているというケースが圧倒的に多いんじゃないかなというふうに思いますので、
あくまでも数字そのものはツールでありフラットなものなので、そこにネガティブな感情やポジティブな感情を意味付けするというのは自分たちがやっていることでしかありませんので、
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便利なツールとして正しい現在地の把握や分析や改善活動をしてその結果を作っていくためのツールとしてどう使えるのかということをぜひ捉え直していただくと良いんじゃないかなというふうに思っています。
今日は数字に感じるネガティブを取り除こうということについてお話をさせていただきました。