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経営コンサルタント 中井隆栄の
幸せな成功者育成塾
この番組では、18歳で起業し、6社の社長を歴任した実業家出身の経営コンサルタントであり、
自ら経営塾を主催する中井隆栄が、これまでに1200人以上の経営者の方々の経営相談、人生相談に応えてきた
農科学・心理学とマーケティングを活用した独自のノウハウで、
ビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功の実現をお手伝いします。
記憶法についてお話をしたいと思います。
まず、有名なエビング・ハウスの忘却曲線というのがあるんですけれども、
これはドイツの心理学者でエビング・ハウス博士という方が、自分の学生さんを相手に臨床実験をしたと。
講演会とかセミナーとか、皆さんメモを取って話を聞かれると思うんですけれども、
これは全くメモもないし、ホワイトボードに何かものを書いたりとかしない話を聞いただけという条件で、
学生さんにエビング・ハウス博士が講義をしたわけですね。
その何時間後にどのぐらい覚えているかというテストをしたわけなんですけど、
一番初めが6時間後。
なんと、もしメモも取らない、資料も何もない、ホワイトボードも何も書かないという状態で
話を聞いたら、6時間後にはなんと6割忘れて40%、4割しか覚えていないと。
そして24時間後には7割忘れて30%。
そして48時間後には8割忘れて2割20%しか覚えていないと。
この20%からは減らないという臨床のデータがあるんですけど、
だから皆さんもメモを取りながらしっかり聞くということが大事なんですけど、
でもメモを講演会とかセミナーとかでたまにいるんですけど、
必死でメモを取っている人いるでしょう。
あれはあんまり良くないんですよ。
一言一句テープ起こしのようにパソコンを打ちながらメモを取っている人いますけど、
あれは本当は良くないです。
理想的な聞き方はもちろんメモを取るんだけど、
例えばセミナーだったら講師の先生の話を聞きながら自分のビジネスに照らし合わせて、
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このネタはここに使ったら売り上げが上がるなとか、
このネタはこういうふうにしたら商品のクオリティが上がるなとか、
ここでこういうふうに聞いた話を使ったら、
こういう新しい客層にアプローチできるなとか、
考えながら常に自分のビジネスに応用できないかという視点で考えながら聞いてメモを取る。
僕は大体話を聞くときそういうふうにしていますし、
そして思いついたネタ、新しいアイデアをメモしておくの忘れますから。
こういうふうにセミナーとかは聞くのが一番いいと思います。
だからその話を覚えようとして聞くんじゃなくて、
いかに自分のビジネスに応用できるかという視点で常にそういう視点で聞くということが大事だと思います。
もう一つ、学習法・記憶法ということなんですけど、
エビングハウス博士の逆極性の6時間で6割忘れてしまうということで、
一番初めに人はどんどん忘れちゃうんですよね。
だからそこの下がっていくカーブの傾斜を緩やかにできればいいということなんですけど、
これには一番いいのはシェアすることなんですよね。話しするというね。
これ中井塾では常に要所要所で今私がお話をした、レクチャーをしましたと、
それについて3Bさんお二人でシェアをしてくださいというのをやって記憶を定着させるということをしてるんですけど、
このときにキーポイントは感情に訴えることなんですよね。
だから単に私の話を聞いて新しい知識を得てよかったみたいなそんなことじゃなくてとか、
これ知らなかったとかそういうのじゃなくて、その話を聞いてどう感じたかどう思ったか、
どう感じたどう思ったということを中心にシェアをすると記憶に残りやすいんです。
これは記憶そのもののメカニズムなんですけども、海の馬と書いて貝馬、これ記憶の司令塔と呼ばれてるわけなんですが、
この貝馬が夜寝てる間にこの記憶を残すか消すかってことを決めるんですね。
ちなみに貝馬がどのように皆さんの記憶を消してるのかっていうのが体感していただける質問を今から二つします。
一つ目は昨日の晩御飯は何を食べましたかっていう話です。
昨日の晩御飯覚えてますよね。これ忘れたらちょっとやばいですよ。大丈夫ですね。
二つ目いきます。一年前の昨日の晩御飯は何を食べたでしょうか。
これ覚えてる人多分いないと思います。
たまたま結婚記念日で夫婦でいいレストラン行っていいワイン開けたとか、そういうひも付け記憶っていうのが別の記憶があれば覚えてますけど、
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日常的な晩御飯何を食べたかっていうのは貝馬が全部消していくので覚えてないはずです。
逆に覚えてたら食べたいものなくなりますからね。
特にランチとか行く店が決まっているところで毎日毎日1年間分ぐらいランチ何食べたか覚えてたらもうそれだけで食欲なくなりますよね。
それはちょっと冗談ですけれども、貝馬は基本的には消してしまうということなんですね。
だからこれをどういうふうにしたら覚えられるのかというと、貝馬の横に扁桃体という肝臓を司っている部位があります。
喜怒哀楽はみんな同じところで、扁桃体って同じところで作られていて、貝馬と扁桃体はくっついてるんですね。
肝臓が動くと扁桃体が活性化して扁桃体がプルプル震えます。
そしてそのプルプル震えた震えが貝馬に伝わって貝馬の中のデータを増幅して覚えやすくするっていう、こういうメカニズムになってるんですね、脳の記憶っていうのは。
なので単に私の話を聞いてもらって、新しい知識を得たとかそういうのじゃなくて、それを自分に置き換えて、なるほどそうか、そういうふうに感じたな、
聞いて、今までこう思ってたけどこういうふうに考え方直さないといけないなと思ったとか、どう感じた、どう思ったかっていう視点で話すと、この二つは肝臓なんで扁桃体が活性化します。
そうすると扁桃体がプルプル震えて貝馬の中の情報を増幅して記憶しやすい状態にすることができます。
ので結論から言うと、これ5分ぐらいですかね、2人でどう感じた、どう思ったかっていうのをやってもらったら、
だいたいセミナーとか講演会とかだいたい90分もしくは120分ぐらいがワンクールになってますよね。
だからその度ぐらいに5分ぐらいやっていくとかなりの確率で記憶に定着します。
これね、あなたが経験したことの、既に経験したことがある例でしゃべると、
例えばね、明日休みなんで、つたやさんによってレンタルでDVDを借りて一人で映画を見て寝ました。
これAパターン。Bパターンは友達と一緒に映画を見に行って、
グレイテストショーマン、例えば見に行ってすごい良かった、後で興奮気味にしゃべったり。
あとボヘミアンラプソディもみんな泣いてますよね、泣きますよね。
とかそういう映画見に行って感情を揺さぶられるような話を喫茶店で2人でして、
良かったとか感動したとか泣いたとか、評価したとかそういう話をして帰った。
これBパターン。Aパターンの1人で、同じ映画でもいいですけどね、
1人でグレイテストショーマン見たり、1人でボヘミアンラプソディ見たり、感動はするんだけど、
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友達と2人で見に行って、その後お茶飲みながら話をしたらより感情が揺れるので記憶に残りやすいっていう。
Bパターンの方が圧倒的に映画の中身、記憶に残りやすいですね。
だからAさん、Bさんっていうスタイルで、ぜひこれやらないと忘れちゃうんでもったいないです。
だからセミナーとか講演会でもいいですけど、行ったら必ず、
必ずっていうのは語弊あるかな、できる限り隣の人としゃべるとか、
あと懇親会があったら懇親会行ってその話を聞いた人同士でこのAさん、Bさんをやると
確実で記憶自体が定着するんで、本当は後で家に帰って復習したらいいんですけど、なかなかそんなしないでしょ。
そうするとせっかくいい話聞いてもどんどんどんどん忘れていっちゃうんで、
ぜひこのAさん、Bさんをやって帰ると。
そうすると正確にデータは測ったわけじゃないんですけど、
実験したわけではないのでわからないです。
僕の感覚だと、もうどうでしょう、それ話Aさん、Bさんやってると6割ぐらいは逆に覚えられるんじゃないかなっていう感覚を得てるんですけど、
普通はほっとくと6割忘れて7割忘れて8割忘れて2割しか覚えてないというところが、
もう6割ぐらいでぶどまりが止まるような、このAさん、Bさんしっかり1時間半か2時間ぐらいの間でやっておくと止まる感じがするんで、
ぜひ努力いらないじゃないですか。これも知識なんでね。
ぜひこういうの使って、せっかく勉強したわけですから、その分の使った時間とお金と労力、
これを無駄にしないためにも、ぜひこの記憶法Aさん、Bさんを覚えておいていただけたらなと思います。
以上、今日もポッドキャスト、品川のオフィスのほうからお届けをしました。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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