そのマラソンで記録を出したくて、4ヶ月くらい山に入ってなくて。
そうなんですね。
自分の体を変えてマラソンに出たので。
山の長いレースとマラソンとって全然違うタイプのトレーニングとか、レース中の心身の持ってき方とかも全然違いますよね。
基本的には走ることは一緒なので、練習のベースは変わらないんですけど、やっぱりちょっと体を変えることで変わってくるので。
ロードはちょっと難しいところがありますね。
繊細さがちょっと増すので難しいなっていうのが。
まずベースが同じっていうのはどういうところですか?
その心配機能とかそういう脚力とかっていういわゆるそういうベースですか?
基本的にトレーニングも走るスポーツじゃないですか。
なので長く走り続けるというようなベース、スタミナですね。
スタミナ、持久力。
持久力、プラスそれにスピードが練習をすることで心配機能を鍛えたりとか、スピード持久力がついたりしていくわけで。
トレーニングがそれにプラスして山力とか、途半力とかそういったところになってくると思うので。
いくつかまた別の要素が加わってくるという感じですね。
そうですね。ベースとなるところは一緒かなって思ってますね。
ロードのマラソンで今ちょっと繊細なところが出てくるっておっしゃってたのはそれはどういうところなんですか?
なんて言うんでしょうかね。陸上経験者なら分かると思うんですけど、
自分がその距離を走り切れるギリギリのライン、ペースっていうんですかね。
そういったところの体の使い方がちょっと叩き込まないと覚えていかないと困りますし。
山みたいに気を抜いていいところがあまりないというか。
そのレースに集中しきってしまうので、ちょっと山とは違うところが。
それは心身ともに本当にそのギリギリの表面張力の水がこぼれないギリギリのところでいかに最後まで持っていくかという。
そういったイメージですね。
それがもう記録につながるわけじゃないですか。
トレーニングっていうのはコースも違えば距離も違うしサーフェスも違ってくるので、
一概に何キロで何分というのは出ないんですけど、
トラックとかロードだとそれが一目瞭然じゃないですか。
その記録に関していうところでもやっぱり繊細さが出てくると思うので。
その様式の中でいかに繊細なところを攻め合うかという感覚があるんですかね。
ギリギリのところですかね。
練習をうまくやっていても、やっぱりレースに持っていく方が違うと結果を残せないわけですし、
逆で練習がダメでも、ベースがあればある程度の記録が出る時もありますし。
なるほど。そこの本番での持っていく方にも結構左右されるっていうことですね。
トレーニング以上に気を使うところはあるかなって感じます。
怪我とかしますか。
怪我はマラソンの方がしやすいと思いますね。
スピードが出るし。
同じ動きを続けるので、ずっと同じところに負荷がかかるわけで。
マラソンを走った後って山とは違ったダメージの残り方があって、傷がない疲労が結構大きいなっていうのはあります。
明確に痛いとか怪我をするっていう意味ではなくて、また別の。
そっちもあると思うんですけど、怪我は増えるイメージですね。
同じ負荷をかけ続けて高強度でっていうのはやっぱりインパクトあるんですね。
ありますね。
海外のレースも日本代表として行かれたりっていうのも5大会連続行かれていて、
海外で走る感覚と、それはトレールだと思うんですけど、日本でのトレールレースの感覚っていうのは何か違うところってありますか?
時差とかそういう意味ではあると思うんですけど、
そういうことも含めて何か違うところがもしあると感じていらっしゃったら何か?
一番はやっぱりその時差とか環境とかが違いすぎるので、自分の場合ヨーロッパの気候が合わなくて、
乾燥してるとか、あと水がちょっと合わないとかちょっとそういったところがあって、なかなかパフォーマンスを発揮できないんですけど。
あとはやっぱり海外レース、世界選手権に行ってるんですけど、やっぱりトップ選手が集まるので、
日本にはない抜きつ抜かれつというか、そういった面白さはありますね。
なるほど。やっぱり夏に行かれることが多いんですか?世界選手権は。
だいたい6月とかが今まで多いですね。5月、6月のレースが多いかなっていうのは。
でも結構乾燥してる中で、国としてはポルトガルとか。
去年はオーストリアに行ったんですけど、そこも乾燥がすごくて、知らないうちに汗をかいてたりとか、あとは喉がカラカラになるとか。
やっぱりそういう違いがじわじわと。
ありますね。
普段日本の湿度の高いところとは違うことがあるんですね。
多分花粉もすごかったんですけど。
花粉症の人はすごい大変そうで、自分もちょっと花粉症持ちなんですけど。
何の花粉かわかんないんですけど、ちょっと喉が痛くなったりとかがあったので。
レース中に海外のトップ選手と抜き抜かれつっていう時に、自分ぐらい強いなとか、こいつもっと多分強いんだろうなとか、
日本ではないそういうレース中の感覚っていうのもすごくあると思うんですけど、
最後40キロぐらいで2500メートルとか。
ぐらい上がるんですかね。
一番あの辺がアップダウンもあって一番最後にきついところですもんね。そこでいかにっていうのが多分そこでみんなだいぶ変わってくるんですよね。
多分抑えていってもきついと思うんですけど。
普通に行ってもきついですもんね。そこだけ行ってもきついところですもんね。
レース中ってそういう時って何食べることあるんですか。ジェルですか?
エイド館はジェルですね。サポートエイドのところではなるべく固形物を食べれるようにしてるんですけど、今年ちょっとまだ考え中でどうしようかなと思いながら。
結構ご飯とかそういうのは多いんですか。
去年はお粥とかカップラーメンのうどんとか食べてたんですけど。
やっぱり消化に良さそうな。
炭水化物って思ってるんですけど、体に良いかどうかわかんなくて。
そうですね。エネルギーはありそうですけどね。カロリーは。
なるほどな。普段の食事とか食べるとかも特別気をつけてるっていうのってあるんですか。それとも割と普通にもう何でも。
自分何でも食べる。好きなものを好きなだけ食べるっていうスタイルでやってて。晩食も普通にしますし。
あ、そうですか。お酒飲んで。普段と変わらず。
そうですね。一番の害がストレスだと思ってるんで。
それをストレスを貯めないように生活する。普段通りに生活するのが一番いいかなと。
走るのも食べるのも仕事も含めて普通にストレスなくできるだけやるっていう感じなんですかね。
飲んだ分走ればいいやって感じでやってるんで。
普段は朝とかですか。朝とか夜ですか。トレーニング。
練習はだいたい二部練を心がけていて。朝と夜、夕方とか。時間があるときは午前中走れたりとかするので。
だいたい労働が多いんですか。労働の近所とか。
そうですね。ほぼほぼ労働です。自分の練習は。
じゃあベースは労働で鍛えて。
労働でゆっくり長く走り続けるっていうのをやってるんで。
そういうジョグとかゆっくり長くっていうのが多いんですかね。
みんなによくジョグでキロ4でしょとか言われるんですけど、自分はキロ6とかなんですよ。
そうなんですね。それでもずっと長く。
時間でだいたい1日だったら2回走るんだったら合計150分とか決めてて。
1回だったら120分とか。時間で決めてるんですけど。
ジョグのペースも6分から5分とかですし。
キプチョゲとかも6分とかでずっと長い時間走ってるって言ってましたね。
意外とゆっくりとか言いますよね。
すごく意外でした。それを聞いて。だからやっぱりそういう効果というかそういうものなのかなって思って。
ジョグってリカバリーだと思うので、リカバリーしつつ鍛えるみたいな。