「共存人類学研究会」は、人と人が共に生きていく、共に”ある”ことを問い続けるため、よなよな哲学対話や読書会をしていく番組です。
毎週金曜日に配信(月3回程度)。
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たとえ、ままならない話や小さな問いであっても、待つように、ゆっくりとお茶を飲むように、共に考えていく試みを”共存人類学”と名付けました。
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ヒロ、にしじー、ほしまど、前沢の4人で、ぐるりと旋回するように、よく考え、対話していきます。
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【メンバー】
◎ヒロ
フォトグラファー / オーサー。スペイン生活を経て、現在はアジアに滞在中。「撮る」「書く」「読む」「対話する」というプロセスを通して、日常の発見を探究することが好き。フィルムとオードリーとバルサを愛している。
◎にしじー
走ったり、登ったり、読んだり、書いたりするのが好きな人。『ほんじゃーにー』という本を通じて旅をしようをコンセプトにゲストを招いて対話する音声番組やってます。
◎ほしまど
ねこ2匹と夫と、古い家をリノベして暮らしています。会社員とNPO職員の二足のわらじで活動中。発見すること、出逢うこと、学ぶことが日々の喜び。
◎前沢
埼玉県熊谷と長瀞の二拠点生活しながらチェーン店のマネージャーと木彫作家をしています。アトリエのある長瀞の桃源郷化計画進行中。
#12-3 『家の哲学(エマヌエーレ・コッチャ)』読書会 / 生き物としての佇まい
今回は『家の哲学 家空間と幸福(エマヌエーレ・コッチャ)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 動物を純粋として良しなのか / 生き物として生きるとは / 手放しの自由さは存在しない / 自分の世界に戻るとき / 猫の佇まいに学ぶ / 余計なものを背負って生きがち / 搾取するだけでも差し出すだけでもない / いきものみ / たまたま猫であった / 混ざり合うことが自然 / 共存のための工夫 / 爪研ぎで変わる猫の振る舞い / 装うこと / 捕食と死ではなく互いの果実 / 通説を問う態度が著者にはある / 記憶と紐付く / まだ話せるテーマ / 自己という境界線が拡張する / 個人的すぎる / 旅なのか / 言葉が出てこないもどかしさ 【登場した作品】 ・マザーツリー(スザンヌ・シマード) ・〈よそおい〉の心理学 サバイブ技法としての身体装飾 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#12-2 『家の哲学(エマヌエーレ・コッチャ)』読書会 / 自己と他者の家が重なるとき
今回は『家の哲学 家空間と幸福(エマヌエーレ・コッチャ)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 家をつくる行為とは / 一輪の花 / 自身の気持ちに気付くもの / 同じ服を着続ける辛さ / なんとか料理だけする / 存在が無くなりかけている感覚 / その場所で好きなことをやる / 実家で料理する気になれない / 勝手に片付けられる暴力性 / 装いをする必要性 / 家族からの目線で家を感じる / ベランダの鳥の巣 / 家を概念で捉えること / 自己と他者の家が重なる部分 / 誰かにとっての心地よさ / 家がなくなることの影響 / 建物が倒壊する未来は考えない / 何かがなくなる寂しさ / 家を出る最終日の心境 【登場した作品】 ・東京都同情塔(九段理江) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#12-1 『家の哲学(エマヌエーレ・コッチャ)』読書会 / 家という概念は拡張性が高い
今回は『家の哲学 家空間と幸福(エマヌエーレ・コッチャ)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 家そのものに言及している本の珍しさ / 家から拡張する / 単身赴任 / 家にいるのに家に帰りたい / 私の延長が家である / 実家のリノベ計画の最中に考える / 章の構成がおもしろい / 家をつくろうとする行為 / 引越しの多い哲学者 / なかなか伝わらない移動生活の話 / 住めない家とはどういう状態か / 無響室の違和感の正体 / 物と関わりのある空間の必要性 / 各土地の食べ物を食べて料理をすること / 旅先で走ることへの気付き / 窓が開く / 双子という出発点 【登場した作品】 ・植物の生の哲学(エマヌエーレ・コッチャ) ・メタモルフォーゼの哲学(エマヌエーレ・コッチャ) ・千と千尋の神隠し ・砂漠と異人たち(宇野常寛) ・ホームレスでいること 見えるものと見えないもののあいだ(いちむらみさこ) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#11 『生活って、そういえばなんだ?』哲学対話 / 改めて自己紹介をしてみる
「生活って、そういえばなんだ?」というテーマを題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で哲学対話をする回です。 これまで、私たちは自己紹介を特にしてこなかったのですが、今回は改めてどんな4人がこうして喋ってきていたのか、自己紹介を兼ねた内容にしてみました。 ちなみに、共存人類学研究会の成り立ちについては、こちらの記事をご覧ください。 「生活」という言葉は身近なようでいて、いざ問われると、その本質を捉えにくいような存在に感じられます。 私たちのポッドキャスト名「共存人類学研究会」にもあるように、生き物が「共存」する場所にこそ、「生活」が存在するのかもしれません。そう考えると、私たちが日頃から深めたいと問い続けている「共存」と「生活」は、どこかで繋がっているように思えます。 今回は、日々の「生活」を語る自己紹介から始め、これまでの読書会でも時折触れてきた、「生活」という言葉に光をあてて、4人で哲学対話をしていきます。 年末ということで、いつものようにエピソードの分割はせず、まるまる1本分として公開する拡大版です。 【ハイライト】 哲学対話とは / 改めて自己紹介をしていく(普段どういう生活をしているのか、最近よく考えていること) / にしじーさん / 朝型生活 / 清廉潔白の暴力性 / ほしまどさん / 毎年生き物が増えている / 生き物として真っ当でいることとは / 前沢さん / 木彫と二拠点生活 / 年齢によらずこのときは今しかない / ヒロさん / 日常の発見を探求するのが好き / 生きのびるためのはたらく、家、ファッション / 理想の生活は良いものか / 理想と居心地 / 定位置から外れる在り方 / 関係性の中での居心地 / 不在の痕跡を残すか / 巡り巡ってやってくるもの / ジョージアで買ったユニクロのパンツ / 生活の愛しさ / ノイズを必要とするとき / 弾き出すと弾く人 / 静けさの淡い / ノイズの受け取り方 / 他者と自分の生活の重なり具合 / 会う頻度 / 自由の後ろめたさ / スタンダードってなんだ / 外れ値でいることの恥ずかしさ / 外れ値を確保して居心地を良くする / いつの間にか外れていた / 相場感を知っていること / 共感をしない時間 / 生活は個別で変容するもの / 生活って、そういえばなんだ?で考えたこと / 好きな五感がある / 変化への寛容さ / 変容を受け入れるプロセス / 変化を五感で味わう地道な行為 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【共存人類学研究会について】 https://hirohasuike.com/kyozon-anthropology/ 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#10-3 『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』読書会 / バナナの螺旋
今回は『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 対話相手 / バナナってすげぇや / 食に対する螺旋的な思い / 食の排他性 / 若干の反省 / 共通事項 / 翻訳がなされているか / 食は記憶と結びつきやすい / 何が許容できるか / 悲しいと許せないが近い / 許容することで手放すこと / 圧迫しない閉じ方と開き方 / 小さな場所での点検 / 決めつけて見逃してしまう / 時間が経って受け取れたりする 【登場した作品】 ・マザーツリー(スザンヌ・シマード) ・食べることと出すこと(頭木弘樹) ・夜と霧(ヴィクトール・フランクル) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#10-2 『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』読書会 / 間の空間で話せること
今回は『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 語るトーンが規定されているとき / 不謹慎さ / 畳に土足で上がられることへの許容 / しなければならないの怖さ / 重さを受け止める場所 / 嘘を咎めない / 承認欲求って存在するのか / 「応答」の前にある「語りかけ」 / 受け取れない”人”ではなく”とき” / 受け取れなかった感覚を観察する / 盟友の話 / 理解できない部分を知る嬉しさ / 猫的視点 / 言葉じゃない会話の良さ 【登場した作品】 ・応答、しつづけよ。(ティム・インゴルド) ・チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学(小川さやか) ・ひゅるるるらじお 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#10-1 『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』読書会 / スキップせずに潜ってみる
今回は『濃霧の中の方向感覚(鷲田清一)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 鷲田清一さんに再挑戦しました / 偶然 / 忘れたいこと / “今ここにいる状態”は良いことか / 憎しみと怒り / ヨーロッパにいて麻痺している感覚 / 哲学に癒される / 点検作業が自分をつくる / 生き物としてどう生きるか / 痛みが変わっていく / 遠景・中景・近景 / スキップしたくなる / 複雑さへの耐性が知性 / “人を殺してはいけない”の影にあるもの / 螺旋的なプロセス 【登場した作品】 ・モードの迷宮(鷲田清一) ・大衆の反逆(オルテガ・イ・ガセット) ・武器としての土着思考(青木真兵) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#9-3 『センスの哲学(千葉雅也)』読書会 / 秩序を仮固定するところ
今回は『センスの哲学(千葉雅也)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 事前に「各自で『鷲田清一』の著作も読んでこよう!」と、メンバー内での話し合いがありました。実際にどのように絡んでいくのか、いかないのか。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 ありあわせの生活感 / 調味料 / 繋がりの発見 / 家や服に表れるセンス / 秩序とカオス / 秩序の収め方 / 俺は真面目に仕事なんてしたくねぇ / ルールを減らす / タスク管理との付き合い方 / 入れ替わる可能性に開かれている / 規制しないからこその調和 / うっかり調和 / そもそも存在する規律 / スタンダードを基準にしたくなるとき / 枠を発見する / 秩序をどこに設定するのか / 制作におけるテーマ設定 / 秩序の仮固定 / 言葉にできないもの / 共存の置き方 / 逸脱から始める方法もありそう 【登場した作品】 ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・ありのままがあるところ(福森伸) ・ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと(奥野克巳) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#9-2 『センスの哲学(千葉雅也)』読書会 / 服と身体性の掛け算
今回は『センスの哲学(千葉雅也)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 事前に「各自で『鷲田清一』の著作も読んでこよう!」と、メンバー内での話し合いがありました。実際にどのように絡んでいくのか、いかないのか。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 アフリカで流行るYohji Yamamoto / 服との思いがけない出会い / 彼らはカッコいい / どういうカッコよさなんだろう / 想定していたリズムからの逸脱 / アフロ民藝 / 繋げるところがセンス / 作り手の意図を超えるとき / 身体性と合うもの / “似合う”とは / 服と自分の掛け算がありそう / どこから見た”センスの良さ”か / 外的な評価を受けやすいのがファッション / 途中でやめる / 活動そのものを味わい尽くす / 自分で出会った感覚 / ここぞという時の手触り感 / DJは多元的しりとり / 入れ替えができること / ブリコラージュ / 鷲田清一ゾーン / 意味の前にある衝動 / 仮固定するところ 【登場した作品】 ・Yohji Yamamoto ・アフロ民藝(シアスター・ゲイツ) ・映画を早送りで観る人たち(稲田豊史) ・チェンソーマン(藤本タツキ) ・岐路の前にいる君たちに 鷲田清一 式辞集(鷲田清一) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#9-1 『センスの哲学(千葉雅也)』読書会 / 餃子の旨みと無味性
今回は『センスの哲学(千葉雅也)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 事前に「各自で『鷲田清一』の著作も読んでこよう!」と、メンバー内での話し合いがありました。実際にどのように絡んでいくのか、いかないのか。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 featuring 鷲田清一 / 「あれってなんだったんだろう?」が見えてきた / 「リズム」というキーワード / 餃子とうどんのリズム / 美術館行く前に読むと楽しい本 / とにかく平易な文体 / 「意味」より「部分の繋がり」を見る / 秩序とは何か / ブランケットを掛ける季節になった / 世界が豊かになる捉え方 / さばうめご飯 / 一見関係のないものを繋げる / サスペンスっていいよね / 芸術以外にも広がる視点 / 熱とは別軸のところ / 食べ物を楽しむときのレイヤー / また餃子の話 / 並べ方 / アンチセンス / 好みを一旦置いておく無味性 【登場した作品】 ・勉強の哲学(千葉雅也) ・現代思想入門(千葉雅也) ・インターステラー ・「待つ」ということ(鷲田清一) ・生成と消滅の精神史(下西風澄) ・白ごはん.com ・キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる(佐々木俊尚) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#8-3 『生成と消滅の精神史(下西風澄)』読書会 / 存在する前提の話
今回は『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる(下西風澄)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 収録を少しお休みされていた前沢さんが、数ヶ月ぶりに復帰されました。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 哲学は存在する前提で読む / 見方が変わった読書体験 / 美しさを見出す / 時代背景を知る / 何に対峙しているのか / 文脈とアート / 誤読が全体にある / 黄色いだけのアート / 漱石の寝ている人の目線 / 正岡子規の話 / 受け取ったものを受け取る / この本も翻訳 / 写真のレビューでの発見 / 奥底にあるものが引き出される / 解釈の可能性に開かれる / 当たり前を問うことの希望 / 作る人でもあり受け取る人 / 自分の中の多元性 / 心が引き裂かれることの前提 【登場した作品】 ・はてしない物語(ミヒャエル・エンデ) ・坂の上の雲(司馬遼太郎) ・センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン、森田真生) ・生きのびるための事務(坂口恭平) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#8-2 『生成と消滅の精神史(下西風澄)』読書会 / 哲学の美しさ by 共存哲学研究会
今回は『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる(下西風澄)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 収録を少しお休みされていた前沢さんが、数ヶ月ぶりに復帰されました。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 心の重圧を手放す気晴らし / 気晴らしは認知負荷を下げる / 気晴らしに救われている部分 / 哲学の美しさとは / 真理を希求する心 / 面々と繋がる営み / 触れること / 自身の心に返ってくる / 自然と共にある意識とティム・インゴルド / なぜ哲学をするのか / 共存していく中での哲学 / 知識人の捉え方 / 知性から始まる道 / 深掘ることは他者に開いていく行為 / 最初から啓蒙しようとかではない 【登場した作品】 ・暇と退屈の倫理学(國分功一郎) ・万葉集 ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・あした死ぬ幸福の王子(飲茶) ・溺れるものと救われるもの(プリーモ・レーヴィ) ・歴史を面白く学ぶコテンラジオ 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#8-1 『生成と消滅の精神史(下西風澄)』読書会 / してやったりな読書体験
今回は『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる(下西風澄)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 収録を少しお休みされていた前沢さんが、数ヶ月ぶりに復帰されました。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 詩的な文章 / ついつい読み進めちゃう / 間接照明と合うエピローグ / 心の荷物をAIは背負ってくれるか / しんどい難しい本という印象からの変化 / 読書家は間接照明買いましょう / 平熱の本 / してやったり / おしゃれが目的ではない引用 / 考えることは人類を幸せにするのか / 考えに蓋をする不安定さ / 考える=立ち止まるではない / 掃除をしながら考える 【登場した作品】 ・心はどこへ消えた?(東畑開人) ・居るのはつらいよ:ケアとセラピーについての覚書(東畑開人) ・はてしない物語(ミヒャエル・エンデ) ・溺れるものと救われるもの(プリーモ・レーヴィ) ・史上最強の哲学入門(飲茶) ・こころ(夏目漱石) ・何を見ても何かを思いだす(ヘミングウェイ) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#7-3 『野生のしっそう(猪瀬浩平)』読書会 / ヴィヴィアンのような過程【ゲスト:りおさん】
今回は『野生のしっそう 障害、兄、そして人類学とともに(猪瀬浩平)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、りおさんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、りおさんに来ていただきました。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 主人公には簡単になれる / 多層的な主人公と脇役 / 矢印の向き / フォローの意味合い / 救世主ナンパ師再び / 始発と終点の淡い / 現像をしなかったVivian Maier / 認識していないプロセス / 巻き込まれる幸福感 / 気付いたら楽しかった / よく登場する思いがけずの話 / おっきい本を読んでいる / そのときの対話 / 助け合う循環 【登場した作品】 ・Vivian Maier 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#7-2 『野生のしっそう(猪瀬浩平)』読書会 / みんなの猫ちぐら【ゲスト:りおさん】
今回は『野生のしっそう 障害、兄、そして人類学とともに(猪瀬浩平)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、りおさんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、りおさんに来ていただきました。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 贈与の倫理 / 大きな音への弱さ / ある意味の特権性 / 高速道路の逆走とルールの折り合い / マイノリティ性が霞むとき / 掬い上げるものなのか / 人間は一つの生物 / 持ちつ持たれつでええねん / それぞれの猫ちぐら / 物語性の捉え方 / 主人公でもあり主人公でもなさ / 脇役ってなんだ / 人間には物語性があるで終わりたくない 【登場した作品】 ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・ラインズ 線の文化史(ティム・インゴルド) ・週刊少年ジャンプ ・コンビニ人間(村田沙耶香) ・マラガ・ピカソ美術館 ・Joel Meyerowitz Europa 1966-1967 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#7-1 『野生のしっそう(猪瀬浩平)』読書会 / あなたの物語でもある【ゲスト:りおさん】
今回は『野生のしっそう 障害、兄、そして人類学とともに(猪瀬浩平)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、りおさんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、りおさんに来ていただきました。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 パンデミックでの制限 / ミカンの旅 / 90歳の移動は大冒険 / “はじめに”で提示された物語 / ドキッとする語りかけ / ニヒリズムへの違和感 / 触れたという感触 / ミカンには何が付随していたのか / 渡すことで母数を増やす / うしろめたさの余地 / 食アンチ / 断ると怒る / 食べ物の役割 【登場した作品】 ・武器としての土着思考(青木真兵) ・オムライスラヂオ ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・贈与論(マルセル・モース) ・食べることと出すこと(頭木弘樹) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#6-3 『武器としての土着思考(青木真兵)』読書会 / “誠実になるゲーム”をしていないだろうか【ゲスト:山田さん】
今回は『武器としての土着思考 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由(青木真兵)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、山田さんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、山田さんに来ていただきました。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 共存人類学研究会を始めたきっかけ / 同族嫌悪 / 違和感を表明してみる / 自分の感覚に正直になる / 誠実になるゲームの呪い / ケアの時期 / 喋り切る場所 / 技術で聞く・ハートで聞く / 聞くことはモラルなのか / アウトなことを入れ替えていくだけの構造 / 現代アートと存在肯定 / 自分”たち”の声を聞く / 右手と左手を目一杯伸ばして掴んだのが中庸 / 存在してるからしょうがない / 黙って撮りたい / 土着というアート 【登場した作品】 ・訂正可能性の哲学(東浩紀) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#6-2 『武器としての土着思考(青木真兵)』読書会 / 話半分で聞いてみる【ゲスト:山田さん】
今回は『武器としての土着思考 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由(青木真兵)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、山田さんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、山田さんに来ていただきました。全3回に分かれており、その2回目です。 【ハイライト】 立ち位置をスイッチする / ベビーフェイスかつヒール / フォトグラファーの語る哲学が嫌い / 他者との違いの確立 / 良いように言わないといけない呪い / 嫌いでも仲良くできる / ミランダでいたいのか / 美は見出すもの / 楽しくなさそうなプロレス / 苦しさが伝わっちゃってるのかも / 個の体験から伝えること / 実際は楽しそう / コンテクストに触れている / 総体として読む / 何かと戦っている証拠 / 話半分で聞く / とある結果がその人だと思いすぎない / 作品とのギャップがある人たち 【登場した作品】 ・プラダを着た悪魔 ・オムライスラヂオ ・夜と霧(ヴィクトール・フランクル) ・人生があなたを待っている 『夜と霧』を越えて(ハドン・クリングバーグ・ジュニア) ・沈黙(遠藤周作) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#6-1 『武器としての土着思考(青木真兵)』読書会 / 10%の違和感を探求する【ゲスト:山田さん】
今回は『武器としての土着思考 僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由(青木真兵)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人とゲストである、山田さんを加えた4人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、代役ゲストとして、山田さんに来ていただきました。全3回に分かれており、その1回目です。 【ハイライト】 存在意義 / アシタカの例 / 二項対立の捉え方 / やっつけるための武器ではない / 余地のある話 / 過剰なまでの節度 / 葛藤の繰り返し / 90%の同意と10%のモヤモヤ / 苦しさの正体 / 正しさの主張なのか / まとめられない話 / 個人的な積み重ね / 矛盾の中の本質 / メタファーとしての格闘 / プロレスの脚本 【登場した作品】 ・手づくりのアジール(青木真兵) ・もののけ姫 ・マザーツリー(スザンヌ・シマード) ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・心はどこへ消えた?(東畑開人) ・野生のしっそう(猪瀬浩平) ・オムライスラヂオ ・オードリーのオールナイトニッポン 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
#5-3 『マザーツリー(スザンヌ・シマード)』読書会 / わたしたちは木々【3人の回】
今回は『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険(スザンヌ・シマード)』という本を題材に、共存人類学研究会のメンバー3人で対話をしていく読書会の様子をお届けします。 メンバーの前沢さんがお休み中のため、3人だけで話してみました。全3回に分かれており、その3回目です。 【ハイライト】 返す宛先 / 恩送り / しょうもない瞬間に支えられる / クリスタルパスと野生の猫 / “暴”の解放 / 踊り散らす白Tキッズ / 植物に目的はあるか / 前回の歩み寄りの話 / 生き延びるための目的思考 / 栄養を与え合っている我々 / あえて無駄をする違和感 / ティムさん / この世界しかない / のびのびした木であるには / 傷をくるむ 【登場した作品】 ・コンパッション・マインド・ワークブック(クリス・アイロン、エレイン・バーモント) ・日向坂ちゃんねる(日向坂46) ・チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学(小川さやか) ・人類学とは何か(ティム・インゴルド) ・PERFECT DAYS ・木(幸田文) 【メンバー】 ・ヒロ:https://lit.link/hirohasuike ・にしじー:https://open.spotify.com/show/5iqpWbY7jayznKpOZhCAIE ・ほしまど:https://www.instagram.com/sava_chi ・前沢:https://www.instagram.com/yasushimaezawa 【お便りフォーム】 https://forms.gle/3qZwRAseXyAabowSA 【活動へのサポート】 https://ko-fi.com/kyozon
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