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2024-06-19 14:13

#15 柔軟な思考を持つこと

🧘‍♂️ 柔軟な思考を持つことの重要性

こんにちは、今日は「柔軟な思考を持つこと」についてお話しします。
先日、私のお寺で法事があり、その後の食事会で施主の方から「お坊さんって肉を食べても大丈夫なんですか?」という質問を受けました。
僧侶が肉を食べることに対する一般的なイメージや、その歴史的背景についてお話ししながら、現代における柔軟な思考の重要性についても考えてみたいと思います。

仏教の歴史を振り返りながら、托鉢の習慣や中国から伝わった精進料理、日本における肉食の変遷など、多岐にわたるトピックをカバーします。
また、現代社会でどのように柔軟な思考を持つことが有益かについても具体例を挙げて説明します。

固定観念に囚われず、状況や環境に応じて適切な対応をすることの大切さを一緒に考えてみませんか?
質問やコメントがあれば、ぜひお寄せください。お楽しみに!

#仏教 #柔軟な思考 #精進料理 #仏教の歴史 #現代仏教 #托鉢 #排仏棄釈 #肉食妻帯 #思考の柔軟性 #禅
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どうも、コウブンです。座禅をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではAI漫画にチャレンジしたりしています。
さて、本日は柔軟な思考を持つことというテーマでお話をしたいと思います。
今日、昼間、私のお部屋で法事をやったんです。その法事をやった後に、お坊さん、お食事行きませんかと、副住職、食事どうですか、みたいな話になったんです。
私の住んでいる栃木県だと、法事の後に親族同士で食事をする。そこにお坊さんを呼ぶということがたまにあるんですね。
私は、基本的にそういったお話をいただいたときは、必ず参加するようにしているんですね。
やはり、もしかしたら社交事例で言っているのかもしれませんけれども、そういった気持ちがほんの少しでもあるのであれば、それになるべく応えたいと考えているからなんですけれども、
その食事の際に、施主の方から、「お坊さんに肉って大丈夫ですか?お坊さんって肉を食べても大丈夫なんですか?」というふうに聞かれたんです。
確かに、僧侶が、お坊さんが肉を食べるというのは、あまり良いイメージは持っていないのかなというふうに思うので、
そのお坊さんが肉を食べることについてを通じて、柔軟な思考を持つことについてお話をしていきたいなと思います。
一般的には、お坊さんがベジタリアン、肉とかお魚、そういったものは食べるというのは堕落しているというような見方があるように思います。
ですが、結論から言いますと、肉、魚を食べても問題はありません。
仏教は基本的に達食なんですよね。
お釈迦様がいた時代、託発で各家庭を回って余った食べ物をいただいていた。
託発というのは、最近ではあまり見ないかもしれませんが、駅の近く、あるいは公園のところでお坊さんが黒い鉢を持って、食器を持って立っていて、そこにお捨てしてもらう。
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お金が一般的に多いですけど、食べ物であったり、そういったものを入れてもらって、食をつなぐという。
それを託発と言うんですけど、お釈迦様がいた時代はそうやって食べ物を得ていたということなんです。
託発というのは、各家庭の余ったものをいただくというわけなので、食材を指定するということはできないんですよね。
でも仮に肉料理を出されたとしても、それはそれで、その家庭の余り物であれば問題ありません。
ただし、例外として、不正のために、託発に来るお坊さんのために家畜を殺して提供するという場合は、肉は受け取らなかったそうなんです。
お坊さんが来るって知っていて、お坊さんのために肉を提供したいから殺したと。
そういった場合は、そういったことを聞いたら、もう食べないというようなことがあったそうです。
これはなぜかと言いますと、仏教に戒律というのがありまして、要はお坊さんとしていくための心得ですね。
こういったことはなるべくしないようにしようと。
そういった心構え、そういったものの中に不摂生戒という、生き物を殺さないという戒律があるんです。
その教えに基づいて、肉、自分のために殺された家畜の肉は受け取らなかったということらしいんです。
つまり、自発的に肉や魚を食べるのは避けるべきだったんですけれども、奢られた場合、奢りだった場合は問題ないということなんです。
であればお坊さんは肉を食べてもいいじゃないかということなんですけれども、どこかで肉食NGになったんですよね。
そのイメージはどこからかというと、それは中国に仏教が伝わった時期からだというふうに言われております。
中国はもともと、肉や五穀、五つの穀物が血を濁らせるというような考え方があったそうです。
で、悟りを目指す者、つまり修行している者は清らかな血でなければならないというような考えがありましたので、お坊さんが肉を食べることを禁じられていました。
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そしてそのお坊さんたちが食べていた料理、肉や魚を除いた野菜中心の料理を精進料理と呼ぶようになったそうです。
その中国式の仏教、それと精進料理というものは日本に輸入されました。
そして日本でもだいたい江戸時代頃までは、そういった精進料理をいただくということをきちんと守っていたそうです。
だけども明治時代頃に、明治時代頃じゃなくて明治時代に、廃物希釈という運動と肉食祭帯という宗教変革があったんです。
廃物希釈というのは仏教というものを全部やめて神道、いわゆる神社とかのそういったものに一本化しようという動機です。
だけども実際は仏教はもう長い間日本に根付いていたわけですから、簡単に捨てることはできずに結局のところ残ったわけですけれども、
その時に同時に肉食祭帯というものを明治政府が中共の指導者の方に命令したそうなんです。政府の方からですね、国からですね。
肉食祭帯ってどういうことかというと、お坊さんは肉を食べること、また奥さんを持つことということを明治たらしい、明治たというか許したという形ですかね。
実質的に明治たに近いのかなというか私は思ってますけど、そのような形で仏教の存在というものを少しでも弱体化なんでしょうかね、狙いは。
仏教というものが当時江戸時代頃までは各市町村の住民のお団家さんという形で住民がどういう人が住んでいるかというのを把握していたわけですから、お寺というのはおそらくそれなりに力を持っていたということだと思います。
情報をいっぱい持ってますからね。なので明治政府としては国がそういった住民を管理するためには少々仏教が邪魔だったのかなというようなところもあったようです。
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この廃物規約に関しては私も知識が曖昧な部分がありますので、参考程度に聞いていただければと思います。
ともかくですね、そういった廃物規約、肉食斎退という動きがあって、お坊さんはそこからお肉を食べるということが一般的になっていった。
また奥さんを持つことも一般的になっていったということなんですね。
だけどもですね、修行道場、いわゆるお坊さんが集まって修行するようなお寺では精進料理というものは続けられております。
なのでちょっとね、うやむやになっていった部分っていうのはあるんですよね。
現代の状況なんですけれども、現代では積極的に肉を食べることは推奨はしてないと思います。
おそらくはっきりとは誰かが言っているわけではないんですけれども、堂々と肉を食べるぞみたいなふうにはなっていないのかなというところはあるんです。
実際にちょっとね、やっぱり私もお坊さんとして僧侶の格好をしているときにステーキを食べるかというか食べないですよね。
本当は食べたいですよ、けどいろんな事情でね。
やっぱり一番は衣を着て、そういった格好でレストランに行くと目立つっていうのは一番の理由ですね。
あとは匂いがつくっていうのもありますけれども、ともかく積極的に食べることは推奨はしてないんですけどNGではないというような感じですよね。
ですので、お坊さんが肉料理を食べているところをどこかレストラン等で見かけたら、現代にマッチした方なんだなというような温かい目で見ていただければ幸いです。
はい、それで本日皆さんにお伝えしたかったことは何かと言いますと、柔軟な思考の重要性ということについてお伝えしたかったんです。
固定関連に囚われないでですね、状況や環境に応じて適切な対応する姿勢というのはやっぱり大切なんだと思います。
例えるのであれば会社で会議で紙で資料をお配りするというような場面、まだまだ多いのかなと思います。
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だけどもですね、現代はいろんな道具、いろんなガジェットがありますから、そういったものに変えていく、そういったものを変えるという提案をしていくということですね、大事なのかなと思います。
やっぱりコストが削減できる、紙のコストであったり印刷コストであったり、また時間であったり、そういったものを削減できるんだというところをですね、きちんと自分がもし感じていれば先輩から言われたことをただただ行うんじゃなくてですね、より良い改善をすることで会社に貢献していく、
そういったですね、姿勢というのが大事なのかなと思います。
あとですね、仏教は歴史とか、時々国の文化といったものに対しても柔軟に対応してきたという歴史があります。
それと同じように、自分がですね、いろんな状況に応じたら、いろんな環境に応じてですね、その都度考え方というのを変えてみるというのも大事なのかなと思います。
もちろん新しいことを取り入れるというのも大事なんですけれども、それまで行ってきたこともまた大事です。
そのバランスを取るというのがやっぱり重要なんだということをですね、意識しながら人間関係がより良いものになっていくことを願っております。
本日は柔軟な思考についてお話をさせていただきました。
質問やコメントがあればぜひお聞かせくださいますようよろしくお願いいたします。
ではでは、またね。
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